募集中
やや難しい
準備期間の目安: 約60

令和8年度病院診療情報デジタル推進事業(電子カルテシステムの整備)

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 200床以上の病院:1/2 200床未満の病院:3/4
募集期間
2026-04-14 〜 2026-07-31
残り104
対象地域東京都
対象業種医療 / 福祉
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

令和8年度病院診療情報デジタル推進事業(電子カルテシステムの整備)は、東京都が病院に対して電子カルテシステムの新規導入・更新費用を補助する制度です。地域医療連携や診療情報共有を促進するための基盤整備を目的としており、対象は「病院」(医科診療所は対象外)に限定される点が特徴です。補助基準額は『605,000円×病床数』で算定され、200床以上の病院は補助率1/2、200床未満の病院は3/4と病床規模に応じて差がつきます。電子カルテ未導入施設の初期投資負担を大幅に軽減できるため、地域連携強化やDX推進を検討する病院にとって、令和8年度中の導入を後押しする中核的な財源と位置づけられます。

この補助金の特徴

1

病院限定・診療所は対象外

本事業は『病院』に限定された補助金で、医科診療所や歯科診療所は対象になりません。診療所が電子カルテ導入支援を求める場合は、姉妹事業である『令和8年度医療機関診療情報デジタル導入支援事業』(コンサル活用補助)など別制度の検討が必要です。病院かどうかで利用可否が即座に分かれる点を最初に確認してください。

2

補助基準額は『605,000円×病床数』

他の医療DX補助金と異なり、補助上限額は病床数に連動します。算定式は『605,000円×病床数』で求めた基準額と対象経費実支出額のいずれか低い方を選定し、総事業費から寄附等を控除した金額と比較して低い方に補助率を乗じます。例えば150床の病院なら基準額9,075万円が上限の目安となり、大規模病院ほど大きな金額を受け取れる設計です。

3

200床を境に補助率が1/2と3/4に分岐

200床以上の病院は補助率1/2、200床未満は3/4と、中小規模病院の自己負担を抑える設計になっています。199床と200床では負担額が大きく変わるため、病床数の正確な把握と申請時の根拠資料準備が重要です。許可病床ベースか稼働病床ベースかは交付要綱第2の規定を要確認です。

4

新規導入・更新の双方が対象

初めて電子カルテを入れる施設だけでなく、既存システムの更新(リプレース)も補助対象です。標準規格対応や地域医療連携ネットワークへの接続要件を満たす更新案件も含まれるため、保守切れ前の入替計画と合わせて活用するのが定石です。

5

申請窓口は東京都保健医療局

問合せ・申請は東京都保健医療局医療政策部医療政策課医療改革推進担当(医療改革推進担当)が一括して所管しており、jGrants経由での電子申請も整備されています。要綱・様式は参照URLから取得し、不明点は早期に窓口確認を行うのが安全です。

ポイント

本制度の最大のレバレッジは『605,000円×病床数』という病床数連動の基準額と、200床未満の病院に適用される補助率3/4にあります。中小病院ほど自己負担率が低く、初期投資数千万円規模の電子カルテ導入を実質的な後押しを受けて実行できる点が、他の医療DX補助金との明確な差別ポイントです。

対象者・申請資格

対象事業者

  • 東京都内に所在する『病院』(医療法上、20床以上の入院施設を有する医療機関)
  • 電子カルテシステムを新規導入又は既存システムを更新する病院

対象外事業者

  • 医科診療所・歯科診療所(19床以下、無床診療所を含む)
  • 国・地方公共団体・独立行政法人等が直接運営する医療機関(要綱第2の除外規定参照)
  • 暴力団排除条例上の暴力団関係者

対象事業

  • 電子カルテシステム本体の導入・更新(標準規格対応が望ましい)
  • 地域医療連携ネットワークへの接続を含むシステム整備
  • 関連するハードウェア・ソフトウェア・ライセンス費用

病床数による補助率

  • 200床以上の病院:補助率1/2
  • 200床未満の病院:補助率3/4

併用上の留意点

  • 国の電子カルテ標準化対応補助金等との重複は不可(補助対象経費の重複NG)
  • 東京都の他の医療DX系補助金(102903コンサル活用、102904人材育成、102905セキュリティ)とは経費区分が異なるため、棲み分けて併用可能

ポイント

対象は『病院』限定であり、診療所は申請できないため、まず自院の病床数(20床以上か、200床以上か)を交付要綱の定義に照らして確認することが第一歩です。補助基準額は病床数に直結するため、許可病床数の証憑書類は申請時に必須となります。

あなたは対象?かんたん診断

8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。

申請ガイド

1

ステップ1:要綱・様式の確認

東京都保健医療局の参照URLから令和8年度交付要綱と申請様式一式をダウンロードします。基準額算定の基礎となる病床数、補助対象経費の範囲、添付書類リストを最初に把握してください。

2

ステップ2:見積取得とシステム要件整理

複数のベンダーから電子カルテシステムの見積を取得します。標準規格対応・地域医療連携機能の有無を確認し、補助対象経費(ハード・ソフト・ライセンス・初期設定費用)と対象外経費(保守費用等)を切り分けて経費明細を作成します。

3

ステップ3:jGrants申請準備

GビズIDプライムが未取得の場合は2-3週間前に申請しておきます。申請書には事業計画、経費内訳、見積書、病床数を証する書類、誓約書等を添付します。締切は令和8年7月31日のため、6月中旬までに書類を仕上げる逆算スケジュールが安全です。

4

ステップ4:jGrantsで電子申請・審査対応

jGrants経由で東京都保健医療局に電子申請します。審査期間中に追加資料や事業計画の補正依頼が来ることがあるため、メール・jGrantsポータルを毎日確認します。

5

ステップ5:交付決定後に契約・実施

交付決定通知を受けてから契約・発注に進みます。交付決定前の契約は補助対象外となるリスクがあるため厳禁です。実績報告書、領収書、納品書、稼働確認書類を整え、年度内に実績報告と精算を行います。

ポイント

申請の生命線は『交付決定前に発注しないこと』と『病床数の根拠資料を揃えること』の2点です。締切(2026年7月31日)の2週間前には全書類を仕上げ、発注は必ず交付決定通知の受領後に行ってください。

審査と成功のコツ

標準規格対応を仕様書に明記する
電子カルテの標準規格(HL7 FHIR等)対応や地域医療連携ネットワーク接続要件を仕様書に明記すると、東京都が推進する医療DX政策との整合性が高まり審査評価が安定します。ベンダー選定時にも標準規格対応の有無を必須要件として提示してください。
病床数の証拠書類を早期準備
基準額の算定根拠となる病床数は、医療法上の許可病床数を医療機関指定通知書等で証明する必要があります。許可変更があった病院は最新の許可証で申請するのが原則です。
経費の切り分けを丁寧に
初期導入費用は対象、保守費用や継続的なクラウド利用料は対象外といった経費区分の整理が審査・実績報告の双方で重要です。見積段階から内訳を細分化し、対象/対象外を一覧化しておくと実績報告が劇的に楽になります。
ベンダーとのスケジュール握り
電子カルテ導入は契約から本稼働まで通常6-12ヶ月を要します。年度内に納品・検収・稼働確認まで完了させる必要があるため、交付決定後すぐに着手できるよう、ベンダー側のリソース確保も事前に内諾を取り付けておくのが現実的です。
姉妹事業との組み合わせ設計
本事業(システム整備)と並行して、コンサル活用補助(102903)、人材育成補助(102904)、サイバーセキュリティ補助(102905)を組み合わせると、東京都医療DX政策パッケージを最大限活用できます。経費が重複しないよう設計することが条件です。

ポイント

成功の鍵は『標準規格対応を仕様化する』『病床数を正確に証明する』『経費区分を細かく切る』の3点。東京都の医療DX政策パッケージを意識して姉妹事業(102903/102904/102905)と組み合わせることで、システム整備・人材育成・セキュリティを一気通貫で進められます。

対象経費

対象となる経費

電子カルテシステム本体費(4件)
  • 電子カルテシステムソフトウェアのライセンス費用
  • サーバー機器・端末等のハードウェア購入費
  • システム構築・カスタマイズ費用
  • 初期データ移行・設定費用
周辺システム整備費(3件)
  • オーダリングシステム・看護支援システム等の連携モジュール
  • 地域医療連携ネットワーク接続用ゲートウェイ機器
  • 標準規格対応のための変換ツール導入費
インフラ整備費(3件)
  • ネットワーク機器・配線工事
  • 院内LAN増強・無線LAN整備
  • セキュリティ機器(ファイアウォール等)導入費
導入支援関連費(3件)
  • ベンダーによる初期セットアップ作業費
  • 操作研修・運用マニュアル整備費
  • リプレース時の旧システムからのデータ移行費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • システム保守・運用費用(補助対象期間後の継続費用)
  • クラウド利用料の継続課金分
  • 電子カルテと無関係なオフィスソフト・業務ソフト
  • 人件費(職員の通常業務分)
  • 交付決定前に契約・発注した経費
  • 他の補助金で既に補助対象となっている経費

よくある質問

Q医科診療所(無床診療所)は申請できますか?
A

本事業(102902)の対象は『病院』のみで、医科診療所・歯科診療所は対象外です。診療所が電子カルテ導入を検討する場合は、姉妹事業の『令和8年度医療機関診療情報デジタル導入支援事業(102903)』が医科診療所も対象に含まれているため、そちらでコンサル活用費用を申請する選択肢があります。ただし102903は本体導入費ではなくコンサル活用費が中心の補助金のため、診療所のシステム本体導入には別途国の補助金や自己資金を組み合わせる設計が必要です。

Q補助率は病床数のどの時点で判定されますか?
A

原則として申請時点の許可病床数で判定されます。199床と200床では補助率が3/4と1/2に分岐するため、申請時点での病床数を医療機関指定通知書や許可証で正確に証明する書類が必須です。年度途中で病床数を変更する予定がある場合は、申請前に東京都保健医療局医療政策課に確認してください。基準額算定(605,000円×病床数)にも病床数が直結するため、根拠資料の整合性が重要です。

Q既存の電子カルテのリプレース(更新)も対象になりますか?
A

はい、新規導入だけでなく既存システムの更新(リプレース)も対象です。ただし、保守切れに伴う単純更新ではなく、地域医療連携機能の追加や標準規格対応など、デジタル化の推進に資する更新であることが望まれます。要件定義段階から『連携機能の強化』『標準規格対応』を盛り込み、事業計画書で明記することで採択評価が安定します。

Q交付決定前に契約してしまった場合は補助対象になりますか?
A

原則として交付決定前に契約・発注した経費は補助対象外となります。これは補助金制度の根本ルールです。ベンダーとは『交付決定通知後に契約締結する』ことを事前に合意しておき、それまでは内示・内諾レベルに留めてください。年度内完了の見込みが立たない場合は、交付決定の早期取得を東京都に相談する余地もあります。

Q国の電子カルテ補助金と併用できますか?
A

同じ経費を国と都の両方の補助金で受け取ることはできません(経費の重複NG)。ただし、対象経費が異なれば併用可能なケースもあります。例えば、国の補助金で本体システムを導入し、東京都の本事業で連携機能や周辺システム整備を申請するといった経費分割の設計は可能性があります。具体的な併用可否は、両制度の所管窓口に事前確認してください。

Qコンサル費用や職員研修費用も同時に申請できますか?
A

本事業(102902)はシステム本体の整備が対象で、コンサル費用や職員研修費用は対象外です。これらは姉妹事業で別建て申請してください。コンサル活用は『令和8年度医療機関診療情報デジタル導入支援事業(102903)』、職員のIT/DX資格取得は『令和8年度東京都医療DX人材育成支援事業(102904・補助率10/10で最大50万円)』が対応します。経費を重複させなければ4事業を組み合わせて申請できます。

Q申請から交付決定までどのくらいかかりますか?
A

東京都保健医療局所管の医療系補助金は、申請から交付決定まで概ね1-3ヶ月程度かかります。締切(2026年7月31日)ギリギリの申請だと交付決定が秋以降にずれ込み、年度内の事業完了が困難になるリスクがあります。電子カルテ導入は契約から本稼働まで6-12ヶ月を要するため、6月中の申請完了を目標に逆算スケジュールを組むのが安全です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業(102902 電子カルテシステム整備)は、東京都が同時展開する医療DX系補助金パッケージの中核です。姉妹事業との組み合わせは経費の重複がない限り併用可能で、戦略的に活用すべきです。具体的には、電子カルテ導入の上流工程(要件定義・ベンダー選定)の費用は『令和8年度医療機関診療情報デジタル導入支援事業(102903・コンサル活用補助)』、職員のIT/DX資格取得は『令和8年度東京都医療DX人材育成支援事業(102904・補助率10/10で最大50万円)』、システム導入後のセキュリティ対策強化は『令和8年度医療機関診療情報サイバーセキュリティ対策支援事業(102905)』で別建て申請するのが定石です。一方、国の電子カルテ標準化対応補助金や厚労省所管の同種補助金とは補助対象経費が重複するため併用不可となります。同一の経費を複数補助金に計上することは原則禁止のため、見積段階から経費を分割して、どの補助金にどの経費を申請するか事前に設計してください。

詳細説明

制度の位置づけ

令和8年度病院診療情報デジタル推進事業(電子カルテシステムの整備)は、東京都保健医療局が所管する医療DX推進パッケージの中核事業です。地域医療連携と診療情報共有を実現する基盤として、病院への電子カルテ導入・更新費用を直接補助します。『病院』限定(診療所は対象外)であり、補助基準額が『605,000円×病床数』で算定される点が他の医療DX系補助金と大きく異なります。

補助率と上限額の構造

補助率は病床規模で2段階に分かれます。

  • 200床以上の病院:補助率1/2
  • 200床未満の病院:補助率3/4

補助上限額は『605,000円×病床数』で算定した基準額と対象経費実支出額のうち低い方を選定し、総事業費から寄附等を除いた金額と比較して低い方に補助率を乗じて算出します。例えば100床(200床未満)の病院で対象経費が8,000万円かかる場合、基準額は6,050万円となり、これに補助率3/4を乗じた約4,537万円が補助上限の目安です。

対象経費の範囲

電子カルテシステム本体(ソフトウェア・ハードウェア・ライセンス)、周辺システム連携費、ネットワーク機器、初期セットアップ・データ移行費が中心です。標準規格対応や地域医療連携ネットワークへの接続を含む整備が望ましい設計とされています。一方、保守費用や継続的なクラウド利用料は対象外のため、ベンダー見積を取得する段階で初期費用と運用費用を明確に切り分けてください。

申請スケジュールと注意点

申請受付期間は2026年4月14日から7月31日までです。電子カルテ導入は契約から稼働まで6-12ヶ月を要するため、年度内の事業完了を確実にするには早期申請が不可欠です。交付決定前に契約・発注した経費は補助対象外となるため、申請から交付決定までのリードタイムを織り込んでベンダーとスケジュールを握っておくのが鉄則です。GビズIDプライムが未取得の場合は2-3週間前に取得手続きを始めてください。

姉妹事業との組み合わせ戦略

東京都は令和8年度に4つの医療DX系補助金(102902/102903/102904/102905)を同時展開しています。経費が重複しなければ併用可能のため、以下の役割分担で組み合わせると効果的です。

  • 102902(本事業):電子カルテシステム本体の整備
  • 102903:導入前のコンサルタント活用費用(要件定義・ベンダー選定支援)
  • 102904:職員のIT/DX資格取得(最大50万円・補助率10/10)
  • 102905:サイバーセキュリティ対策設備の導入

申請成功のポイント

採択を確実にするには、(1)病床数の正確な証明(医療機関指定通知書等の最新版)、(2)標準規格対応・地域医療連携への接続要件を仕様書に明記、(3)対象経費と対象外経費を見積段階から細かく切り分けることが重要です。実績報告時の経費精算も同様の粒度で求められるため、申請時の経費明細を実績報告まで一貫して使えるよう設計しておくと、年度末の事務負担を大幅に削減できます。

東京都の給付金・支援金もチェック

子育て・医療・住宅など、東京都で受けられる補助金・給付金を探せます。

東京都の補助金・給付金一覧を見る →