募集中全国対象難しい準備目安: 約60

2026年度「二国間クレジット制度(JCM)等を活用した低炭素技術普及促進事業/低炭素技術による市場創出促進事業(実証設計)」の公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2026-04-20 〜 2026-06-05
残り45
対象地域日本全国
対象業種学術研究 / 専門・技術サービス業

この補助金のまとめ

2026年度「二国間クレジット制度(JCM)等を活用した低炭素技術普及促進事業/低炭素技術による市場創出促進事業(実証設計)」は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する委託事業です。日本が主導する二国間クレジット制度(JCM:Joint Crediting Mechanism)の枠組みを活用し、パートナー国で優れた日本の低炭素技術を実証導入するための「実証設計」フェーズの実施者を広く募ります。本フェーズでは、海外での実証事業に向けた現地調査、技術適合性検討、事業スキーム設計、関係者との協議・合意形成、リスク評価などを実施します。実証設計で得られた成果は、後続の本格的な実証事業や商業展開に繋がり、日本の低炭素技術の海外展開と両国の温室効果ガス削減目標達成に寄与するものとなります。応募期間は2026年4月20日から2026年6月5日までの約1ヶ月半。受託者は民間企業・エンジニアリング会社・商社・コンサルティングファーム・大学研究機関等が想定され、JCMパートナー国(インドネシア、ベトナム、タイ、モンゴル、バングラデシュ等)での事業経験や、低炭素技術(省エネ、再エネ、廃棄物処理、交通等)の知見が強みとなります。補助金ではなく委託契約による成果物納品型の事業です。

この補助金の特徴

1

JCMを活用した海外低炭素技術普及プロジェクト

本事業は、日本のパリ協定NDC(国別削減目標)達成に不可欠な「二国間クレジット制度(JCM)」の実務を加速させるプロジェクトです。パートナー国で日本の低炭素技術を実証・導入し、削減したCO2をクレジット化して両国で分け合うスキームの事前設計を行います。

2

市場創出促進事業(実証設計フェーズ)

本公募は複数のJCMフェーズのうち「実証設計」に特化しています。後続フェーズの実証事業(設備導入・運転)に繋げるため、現地調査・技術適合性検討・事業スキーム設計・関係者合意形成などの事前準備を遂行する設計です。

3

NEDO委託事業・成果物納品型

補助金ではなく委託契約のため、NEDOが仕様書で示す調査設計項目を遂行し、成果物(実証設計報告書、事業計画書、合意書ドラフト等)を納品する必要があります。経費は精算払いで、成果不良の場合は契約解除リスクがあります。

4

JCMパートナー国での事業経験が強み

JCMは日本と合意した17か国程度のパートナー国(インドネシア、ベトナム、タイ、モンゴル、バングラデシュ、ケニア、エチオピア等)で展開されます。これらの国での事業経験・ネットワーク・規制対応能力が提案書の説得力を左右します。

5

2026年6月5日締切・約1ヶ月半の募集期間

応募期間は2026年4月20日から2026年6月5日まで。比較的長めの募集期間が設定されており、海外パートナーとの調整を含めた提案書作成に時間をかけられます。

ポイント

本事業はJCM実務の中核「実証設計」フェーズの受託者を募集するもので、海外での低炭素技術展開経験が問われます。JCMは日本の国際貢献と脱炭素技術の海外展開を同時に実現するスキームで、本事業はその橋渡しとなる重要フェーズです。

対象者・申請資格

主な応募対象

  • 民間企業(メーカー、エネルギー事業者、商社、エンジニアリング会社)
  • 大学、公的・民間の研究機関
  • コンサルティングファーム、シンクタンク
  • 公益法人、一般社団・財団法人
  • 上記の共同提案体(JV、コンソーシアム等)

求められる実績・能力

  • 低炭素技術(省エネ、再エネ、廃棄物、水処理、交通、農業等)の技術知見
  • JCMパートナー国での事業経験またはネットワーク
  • 海外事業・国際協力案件の遂行実績
  • 温室効果ガス削減効果の定量評価(MRV)能力
  • 現地語・英語での文書作成・協議遂行能力

応募要件

  • NEDOが定める公募要領の要件を満たすこと
  • 単独応募または共同提案体での応募が可能
  • 提案書に対象国・技術・実証設計内容・体制・経費計画を明記
  • 過去の類似事業での不正経理・実績不良がないこと

除外される主体

  • 事業遂行能力がないと判断される主体
  • NEDO・関連省庁との契約上の制限がある主体
  • 反社会的勢力との関係がある主体

ポイント

JCM案件は日本の技術をパートナー国に展開する国際プロジェクトのため、海外ネットワーク・言語対応能力・現地規制対応が必須条件となります。単独応募では体制が不足することが多く、日本側メーカー+現地パートナー+コンサルの共同提案体が主流です。

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申請ガイド

1

ステップ1:NEDO公式HPでの公募要領入手

NEDO公式サイト(https://www.nedo.go.jp/koubo/GI2_100001_00020.html)から公募要領・仕様書・応募様式一式をダウンロードし、対象国・対象技術分野・成果物要件・評価基準を詳細に確認します。

2

ステップ2:対象国と技術テーマの選定

JCMパートナー国の中から、自社の技術適合性と市場性が高い国を選定します。省エネ(高効率ボイラー、産業用モーター等)、再エネ(太陽光、バイオマス等)、廃棄物処理(メタン回収、食品廃棄物活用等)、交通(EV、水素車両等)のいずれかに的を絞ります。

3

ステップ3:現地パートナーとの事前協議

対象国の民間企業・政府機関・金融機関等と事前協議を行い、実証設計への協力意向を確認します。可能であればLOI(Letter of Intent)やMOU(Memorandum of Understanding)を取得し提案書に添付します。

4

ステップ4:実証設計内容の具体化

現地調査、技術適合性検討、MRV(測定・報告・検証)方法設計、事業スキーム(投資主体・運営主体・クレジット配分)、関係者合意形成、リスク評価などの設計項目を具体化します。

5

ステップ5:実施体制・経費計画の作成

日本側の技術者・コンサル、現地パートナー、MRV専門家などの実施体制を設計します。人件費、海外出張費、外注費(現地調査委託等)、翻訳費、会議費などNEDO経費区分で見積を作成します。

6

ステップ6:提案書の作成

仕様書要件に完全対応した提案書を作成します。特に「対象国の選定根拠」「技術の適合性」「現地パートナーの信頼性」「MRV方法の妥当性」「後続実証事業への展開可能性」を重点的に記述します。

7

ステップ7:応募書類の提出

2026年6月5日までに、指定された提出方法でNEDOへ提案書一式を提出します。期限厳守のため、数日前には提出作業を完了させる計画で進めます。

ポイント

海外案件の提案書は「現地の実現可能性」を具体的データで示せるかが鍵です。現地パートナーのコミットメント、許認可・規制対応の見通し、MRV実施可能性、クレジット発行までの道筋を具体的に描ける提案が採択されやすくなります。

審査と成功のコツ

観点1:対象国とJCMスキームへの理解
JCMはパートナー国ごとに合意書・方法論・クレジット配分ルールが異なります。対象国固有のJCMスキームを正確に理解し、適切な方法論(Methodology)を選定することが提案書の信頼性を左右します。
観点2:現地パートナーの質とコミットメント
現地の実施パートナー(設備導入者・運営者)の信頼性とコミットメントが事業成功の最重要要素です。LOI/MOUを提案書に添付できると説得力が大幅に増します。
観点3:MRV方法論の具体性
JCMでは温室効果ガス削減量のMRV(測定・報告・検証)が不可欠です。どの計測機器で何を測定し、どのように削減量を算定するかの方法論を具体的に提示します。
観点4:後続実証フェーズへの展開戦略
実証設計フェーズの成果が、次の実証事業フェーズ・商業展開フェーズにどう繋がるかのロードマップを示します。JCMクレジット発行までの時間軸も含めたストーリーが重要です。
観点5:リスク評価と緩和策
海外事業特有のリスク(政治・規制変更、為替、現地パートナー与信、技術的トラブル等)を洗い出し、それぞれの緩和策を提案書に盛り込みます。リスク管理能力の高さは評価に直結します。

ポイント

JCM事業の採択は「現地実現可能性」と「MRVの定量性」の2軸で評価されます。対象国・パートナー・技術の三者が高いレベルで噛み合う提案を組み立てられるか、そしてそれを説得力のある文書で示せるかが勝負の分かれ目です。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • 日本側担当者の直接人件費
  • 間接人件費(法定福利費等)
  • 現地対応スタッフの人件費
海外出張費(3件)
  • 現地調査・協議のための渡航費
  • 宿泊費・日当
  • 現地移動費
外注費(3件)
  • 現地調査の再委託費
  • MRV専門家への委託費
  • 法務・規制対応の現地弁護士費用
翻訳・通訳費(3件)
  • 提案書・合意書の翻訳費
  • 現地協議の通訳費
  • 報告書翻訳費
その他経費(3件)
  • 会議費(ワークショップ・キックオフ等)
  • 資料購入費(現地規制資料等)
  • 通信運搬費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 委託契約期間外に発生した経費
  • 対象国以外での事業関連経費
  • 設備購入費(実証設計フェーズでは原則対象外、実証事業フェーズで対応)
  • NEDO仕様書で認められていない費目
  • 他の公的資金で既に支援を受けた経費
  • 交際費・贈答費等の業務関連性が不明確な経費

よくある質問

Qこれは補助金ですか、それとも委託事業ですか?
A

委託事業です。NEDOと受託者との間で委託契約を締結し、仕様書で定められた実証設計作業を遂行し、成果物(報告書等)を納品する構造です。補助金のような定率・定額の補助ではありません。

QJCMパートナー国はどこですか?
A

2024年時点で約28か国です。主な国にはインドネシア、ベトナム、タイ、モンゴル、バングラデシュ、ケニア、エチオピア、メキシコ、チリ、パラオなどがあります。公募要領で対象国が限定されている場合があるため、最新情報を確認してください。

Q設備導入費は補助されますか?
A

本「実証設計」フェーズでは設備導入費は原則対象外です。設備導入・運転を伴う段階では、後続の「実証事業」フェーズや環境省JCM設備補助事業に応募する必要があります。

Q現地パートナーは必須ですか?
A

事実上必須です。JCM案件は現地での実証導入を前提としているため、現地実施パートナー(設備導入者・運営者)との連携が提案書の信頼性を大きく左右します。LOI/MOUを取得して提案書に添付できると有利です。

Q応募期限はいつですか?
A

2026年6月5日が応募期限です。海外パートナーとの調整に時間がかかるため、余裕を持って準備し、締切1週間前には提案書をほぼ完成させておくのが安全です。

QMRVとは何ですか?
A

MRV(Monitoring, Reporting, Verification:測定・報告・検証)は、温室効果ガスの削減量を定量的に把握・証明するための仕組みです。JCMクレジット発行の前提となるため、実証設計段階で具体的なMRV方法論を設計することが求められます。

Q採択後のスケジュールは?
A

提案書審査・ヒアリング・採択候補者決定を経て、NEDOと委託契約を締結します。通常は単年度で実証設計を実施し、年度末までに成果物を納品します。成果を受けて後続の実証事業フェーズに進む流れが一般的です。

Q共同提案体での応募は推奨されますか?
A

はい、推奨されます。日本側技術者、現地パートナー、MRV専門家、コンサルティングファームなど異なる役割を組み合わせた共同提案体のほうが、単独応募より体制の厚みと実現可能性で優位に立てます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業はNEDO委託事業のため、一般的な補助金併用ルールは適用されません。ただし、同じ対象国・技術テーマに対してJICAの技術協力プロジェクト、環境省の二国間クレジット制度資金支援事業、外務省の草の根無償等と連携した提案設計は可能であり、実際にJCM案件は複数の支援スキームを連携させて進めるのが一般的です。本実証設計の成果を踏まえて、次のフェーズとしてNEDOの「JCM実証事業」(設備導入・運転)に応募する流れが標準的なルートです。また、環境省JCM設備補助事業(JCMファイナンス支援事業)は民間投資主体が設備を導入する際の補助金で、本委託事業とは性格が異なります。設備導入段階では環境省スキームを活用し、事前調査・設計段階は本NEDO事業を活用するという役割分担が可能です。さらに、外国政府・国際機関の資金(世界銀行、ADB、GCF等)との組み合わせも視野に入れた提案は国際競争力を高めます。経費の二重計上は厳禁のため、各スキームでの経費区分を明確に分ける必要があります。

詳細説明

事業の概要

2026年度 二国間クレジット制度(JCM)等を活用した低炭素技術普及促進事業/低炭素技術による市場創出促進事業(実証設計)」は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募する委託事業です。日本の優れた低炭素技術をJCMパートナー国で実証導入するための「実証設計」フェーズを遂行する受託者を募集します。

JCM(二国間クレジット制度)とは

JCM(Joint Crediting Mechanism)は、日本が2013年から構築している二国間枠組みで、日本の優れた脱炭素技術をパートナー国に展開し、削減した温室効果ガスをクレジットとして両国で配分する制度です。パリ協定第6条の枠組みに則り、日本のNDC達成にも寄与します。

JCMパートナー国

2024年時点でJCMパートナー国は約28か国あり、主な国として以下が挙げられます。

  • 東南アジア:インドネシア、ベトナム、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、フィリピン
  • 南アジア:バングラデシュ、スリランカ、モルディブ
  • アフリカ:ケニア、エチオピア
  • 中央アジア・中東:モンゴル、サウジアラビア
  • 中南米:メキシコ、チリ、コスタリカ
  • 大洋州:パラオ

「実証設計」フェーズの位置づけ

JCMプロジェクトは通常、以下のフェーズで進行します。

  1. 実証設計(本公募):現地調査・技術適合性検討・事業スキーム設計・関係者合意形成
  2. 実証事業:設備導入・運転・MRV実施
  3. 商業展開:本格的な事業化・クレジット発行

本公募は1番目の「実証設計」フェーズに特化しており、本格的な実証事業に繋げるための綿密な事前設計が求められます。

対象技術

対象となる低炭素技術は幅広く、以下のような分野が含まれます。

  • 省エネルギー(高効率ボイラー、産業用モーター、ビル省エネ等)
  • 再生可能エネルギー(太陽光、水力、バイオマス、地熱等)
  • 廃棄物処理(メタン回収、食品廃棄物有効活用等)
  • 交通(EV、水素車両、バス高度化等)
  • 農林業(メタン削減、森林保全等)
  • 水処理(省エネ型浄水処理等)

応募可能な主体

民間企業(メーカー、商社、エンジニアリング会社)、大学・研究機関、コンサルティングファーム、公益法人、シンクタンク等が応募できます。単独応募または共同提案体での応募が可能です。

応募期間

2026年4月20日から2026年6月5日までの約1ヶ月半。提案書は指定様式に従って作成し、NEDOが定める方法で提出します。

評価のポイント

  • 対象国とJCMスキームへの深い理解
  • 現地パートナーの信頼性とコミットメント
  • 低炭素技術の適合性と市場性
  • MRV方法論の具体性と妥当性
  • 後続実証事業への展開戦略
  • リスク評価と緩和策の充実度

問合せ先と情報源

公募の詳細はNEDO公式サイトに掲載されています:https://www.nedo.go.jp/koubo/GI2_100001_00020.html

応募前に必ず最新の公募要領を確認し、不明点はNEDO担当部署に問い合わせてください。

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