室谷さん、今回取り上げるのは「再生可能エネルギー熱利用に係る導入可能性等技術動向等調査」の公募ですよね。名前が長すぎて、最初は噛みそうになりました(笑)。
そうですね、まず名前から整理しましょう。正式な制度名は**「再生可能エネルギー熱利用に係る導入可能性等技術動向等調査」の公募**。実施機関は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、いわゆるNEDOです!
NEDO! あの大きな研究開発機関ですね。で、これは補助金なんですか? それとも委託なんですか?
ここが大事なポイントです。jGrantsの掲載では事業分類が調査等、事業名はP24010_再生可能エネルギー熱の面的利用システム構築に向けた技術開発となっています。NEDOの公募ページでは「受託を希望する方は」という表現が使われていて、委託契約としての募集なんです!
なるほど、受託か。じゃあ「補助金をもらう」感覚とはちょっと違うんですね?
そうなんですよ。だからこそ公募要領と契約約款をよく読んで、契約の形を確認するのが出発点になります。NEDOのページにも契約約款を参照するよう案内が出ています!
NEDOの公募ページによると、NEDOはスケールメリットを活かした低コスト化を目指して、複数建物や熱負荷の大きい建築物の熱需要を、単一もしくは複数再エネ熱で大容量化した熱エネルギーで賄う技術開発プロジェクトに取り組んでいます。今回の公募は、そのプロジェクトの成果普及方策を検討・分析するため、政策動向・市場動向・技術動向などから日本における再エネ熱利用の導入可能性等を調査するものです!
技術を作るというより、導入の可能性を調べる調査なんですね。だから事業分類が「調査等」なんだ!
まさにそのとおりです。技術・事業分野は「地熱発電・再生可能エネルギー熱利用」、プロジェクトコードはP24010。フィールドとしては再エネ熱の面的利用が軸になります!
面的利用……建物1棟じゃなくて、複数の建物をまとめて熱を回すイメージですか?
はい、NEDOの公募ページでも「複数建物や熱負荷の大きい建築物の熱需要」という言い方がされています。1棟ずつバラバラでなく面的にまとめることで、スケールメリットを出す狙いです!
このP24010って、前からあるプロジェクトなんですか?
NEDOの2024年9月4日の発表では、「再生可能エネルギー熱の面的利用システム構築に向けた技術開発」の公募に14件の提案があり、審査のうえで実施予定先が決定されたと公表されています!
ええ。しかもそのときは3つの研究開発項目で募集されていて、1つ目が「再エネ熱利用システムに資する要素技術開発」で委託、2つ目が「再エネ熱利用システムの低コスト化・高度化技術実証」で助成、3つ目が「再エネ熱利用システムに資する共通基盤技術開発」で委託でした!
へえ、委託と助成が混ざっている。事業期間はどれくらいだったんですか?
公表されているのは2024年度から2028年度まで。今回の調査公募は、その親プロジェクトの成果普及方策を検討・分析するための調査という位置づけなんです! では次に、いちばん気になるお金の話にいきましょう。
いちばん気になるのは金額です! いくらもらえるんですか?
ここは正直にお伝えします。jGrantsの掲載では補助上限額は「-」、つまり公表されていません。補助率の記載もありません!
金額が公表されていない場合は、公募要領や仕様書の中に予算規模や契約条件として書かれていることが多いので、そちらを確認するしかありません。少なくともこの公募の掲載情報には、上限額も補助率も数字としては載っていない、というのが事実です!
なるほど。曖昧に「数百万円」とか言っちゃダメですもんね。
そう、そこは絶対にぼかさない。上限額・補助率は公募要領で要確認。これがこの公募の正しい読み方です!
金額が分からないと、判断材料が足りない気がします。
大丈夫です。上限額以外の条件はけっこう出ています。表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 補助上限額 | 公表なし(jGrantsの掲載は「-」) |
| 補助率 | 記載なし |
| 事業分類 | 調査等 |
| 事業名(プロジェクト) | P24010_再生可能エネルギー熱の面的利用システム構築に向けた技術開発 |
| 対象地域 | 全国 |
| 対象業種 | 学術研究、専門・技術サービス業 |
| 従業員数 | 制約なし |
| 代理申請 | 不可 |
おお、整理されてますね! 事業分類が「調査等」で、対象業種も書いてある。
そう。ここから先は、誰が応募できるのか、どんな経費が対象なのかを見ていきます。金額が非公表でも、応募資格やスケジュールで判断できることは多いんです!
さっき「親プロジェクト」って言いましたけど、同じプロジェクトの中に別の公募もあるんですか?
あります。2024年に実施体制が決まった技術開発の公募では、事業分類が「研究(委託、共同研究、補助)」で、対象者には「企業(団体等を含む)、大学等」と書かれていました!
そうなんです。表で並べると違いが分かりやすいですよ。
同じプロジェクト内の公募との違い| 項目 | 本公募 | 親プロジェクトの技術開発 |
|---|
| 事業分類 | 調査等 | 研究(委託、共同研究、補助) |
| 主な内容 | 日本における再エネ熱利用の導入可能性等の調査 | 要素技術開発・低コスト化技術実証・共通基盤技術開発 |
| 対象者 | 企業(団体等を含む) | 企業(団体等を含む)、大学等 |
| 従業員数 | 制約なし | 公募要領で要確認 |
| 代理申請 | 不可 | 公募要領で要確認 |
こうして見ると、今回の調査は「調べる仕事」に寄っているんですね。
そのとおり。開発の現場ではなく、普及の設計図を描く仕事です。だから提案の書き方も変わってきます! 次は、この公募ならではの特徴を図解で見てみましょう。
この公募の3つの特徴調査等としての募集
事業分類は調査等。NEDOの公募ページでは受託を希望する方に向けた案内
親プロジェクトの成果普及がテーマ
面的利用システム構築に向けた技術開発の成果普及方策を検討・分析
全国・従業員数の制約なし
対象地域は全国、従業員数の上限はなし。対象業種は学術研究、専門・技術サービス業
NEDOの公募ページでは、説明会の実施予定がないことも明記されています。だからこそ、資料を自分で読み込む姿勢が問われる公募なんです!
質問はメールで受け付ける形になっています。分からないことは早めに聞く、これが鉄則です!
提出する資料って、どんなものが用意されているんですか?
NEDOの公募ページには、仕様書、公募要領、そして別添として提案書、企業情報、ワーク・ライフ・バランス等推進企業に関する認定等の状況、情報管理体制の確認票が置かれています!
そう、ここがポイントです。提案内容だけでなく、会社としての体制や情報管理まで見られるということ。逆に言えば、そこを丁寧に整えておけば差がつきます!
jGrantsの掲載では対象業種が学術研究、専門・技術サービス業とされています。対象地域は全国です!
学術研究、専門・技術サービス業……調査会社やコンサルのイメージですね。
そうですね。NEDOの公募ページでは対象者が「企業(団体等を含む)」と案内されています。まずは自分の業種が該当するか、公募要領で確認してください!
そこは明確で、従業員数の制約なし。jGrantsの掲載にも「従業員数の制約なし」と書かれています!
それはありがたい! 小さな会社でも門戸が開かれているんですね。
ええ。ただし従業員数に制約がないことと、審査に通ることは別の話です。調査の実績や実施体制が問われるので、そこは後半で触れますね!
jGrantsの掲載では対象業種が学術研究、専門・技術サービス業とされていて、個人事業主を明確に排除する記載はありません。ただ、NEDOの公募ページでは対象者が「企業(団体等を含む)」という書き方なので、個人の扱いは公募要領で要確認です!
そう、慎重にいきましょう。大学等については、親プロジェクトの公募では対象者に「大学等」が入っていた実績があります。今回の募集でも応募資格の欄を必ず確認してください。では次に、お金の使い道の線引きを見ていきます。
この公募は「調査等」なので、政策動向・市場動向・技術動向等の調査と、その成果普及方策の検討・分析に必要な費用が対象になる、というのが基本的な考え方です。ただし具体的な経費区分は公募要領と仕様書に書かれているので、そこを確認する必要があります!
それは調査の範囲を超える可能性が高いので、要領で対象経費を確認してください。ものづくりや実証をしたい場合は、親プロジェクトの技術開発のほうが近いかもしれません!
そうです。目的と公募の種類を合わせるのが、いちばん遠回りに見えて近道ですよ!
対象になりやすい経費・注意したい経費- 政策動向・市場動向・技術動向等の調査に必要な費用
- 成果普及方策の検討・分析に必要な費用
- 調査を実施するための体制づくりに関わる費用
×デメリット
- 調査の範囲を超える設備投資は対象外の可能性
- 具体的な経費区分は公募要領・仕様書で要確認
- 委託契約のため補助金とは契約の考え方が異なる
なるほど、調査に紐づくかどうかが判断の軸なんですね。
まさにそこです。「この経費は調査の目的に直結しているか」を自問しながら積み上げてください!
まず仕様書と公募要領をダウンロードして、対象経費の項目と契約形態を確認します。NEDOのページでは、資料が一覧でまとめて置かれているので迷いにくいですよ!
資料の数が多いと、どれから読めばいいか分からなくなりそう。
順番としては、公募要領で全体像、仕様書で業務の中身、別添で提出物の形式。この3段階で読むとスムーズです!
jGrantsの掲載では募集期間が2026年9月15日から2026年10月15日までです!
短いです。しかもNEDOの公募ページの注意書きには「応募状況等により、公募期間を延長する場合があります」とありました。締切は動く可能性があるので、最新情報を追ってください!
募集スケジュール(jGrantsの掲載ベース)2026年9月15日
募集開始
jGrantsの掲載による募集期間の開始日
2026年10月15日
応募締切
約1か月。延長される場合があるとNEDOページに記載
締切後
審査・契約
日程の詳細は公募要領で要確認
あれ、ちょっと待ってください。NEDOの公募ページには2025年9月10日から9月24日正午って書いてありますよね?
よく気づきました! 今回取得したNEDOの公募ページには、公募日が2025年9月10日、受付期間が2025年9月10日から9月24日正午と書かれています。jGrantsの掲載とは時期が違うんです!
これは別のラウンドの公募が混在している可能性があります。確実なのは、応募前に必ず最新の公募ページと公募要領を開いて、自分が応募する回の日付を確認すること。日程は公募要領で要確認です!
NEDOの公募ページには、事業期間がNEDOが指定する日から2026年5月31日までと記載されています。ただし、これがどの募集回の記載かは公募要領で要確認です!
そう、調査なのでダラダラ長くはならない。逆に言えば、短期間で成果を出す計画を提案書で示す必要があります! 次は具体的な応募の流れです。
NEDOの公募ページによると、必要な書類をダウンロードして、受付期間内にWeb入力フォームから必要情報を入力し、提案書類と関連資料をアップロードする、という流れです。持参・郵送・FAX・メールでの応募は受け付けていません!
えっ、郵送もメールもダメなんですね。完全にオンライン!
完全オンラインです。しかも提出期限直前は混雑する可能性があるので、余裕をもって出すようにと案内されています。ギリギリは危険ですよ!
応募から契約までの流れ- 1
公募要領・仕様書を確認
対象経費と応募資格をチェック
- 2
必要書類をダウンロード
提案書・企業情報などの別添資料
- 3
- 4
Web入力フォームで応募
受付期間内にアップロード。持参・郵送・FAX・メール不可
- 5
- 6
契約・事業開始
NEDOが指定する日から事業期間が始まる
jGrantsのページには「ログインして申請する」ってボタンがありますよね。あれを押せばいいんですか?
jGrantsの掲載では代理申請は不可とされています。つまり申請者は自分で手続きをする必要がある、ということです。jGrantsの申請に必要なID等の手続きは、jGrantsの案内で確認してください!
なるほど、勝手に「これが必要」って決めつけないほうがいいんですね。
そう。要件は一次情報で確認する。これが公募の基本中の基本です!
大きいのは、公募要領を読まずに書き始めてしまうこと。それと、別添の書類の出し忘れです。企業情報や情報管理体制の確認票など、本体の提案書以外にも提出物があります!
それとNEDOのページには「審査の経過等に関する問い合わせには応じられません」と明記されています。提出後の確認はできない前提で、出す前に詰める。これが大事です!
資料の構成から読み取れるのは、提案内容だけでなく、企業としての情報、ワーク・ライフ・バランス等推進企業に関する認定等の状況、情報管理体制まで提出が求められている点です。調査の中身と、実施体制の両方が見られるということです!
そう。調査の目的は、親プロジェクトの成果普及方策を検討・分析すること。だからこそ「どう普及につなげるか」の視点が提案に入っていると強いと思います!
NEDOの公募ページが政策動向、市場動向、技術動向という3つの動向を挙げているので、この3軸で調査設計を組み立てるのが素直です!
そして対象が「日本における再エネ熱利用の導入可能性等」であること。地域や業種を絞りすぎず、面的利用という切り口を軸に据えるとぶれません!
どうしても分からないことは、どこに聞けばいいですか?
NEDOの公募ページに問い合わせ先が載っています。再生可能エネルギー部 熱利用・地熱発電ユニット、担当は再生可能エネルギー熱公募担当、メールは
REHU@ml.nedo.go.jpです!
ただし審査の経過などは答えてもらえません。質問は要領を読んだうえで、募集内容に関することに絞るのがマナーです!
| 問い合わせ先 | 内容 |
|---|
| 部署 | 再生可能エネルギー部 熱利用・地熱発電ユニット |
| 担当 | 再生可能エネルギー熱公募担当 |
| メール | REHU@ml.nedo.go.jp |
| 注意 | 審査の経過等に関する問い合わせには応じられない |
重複申請の扱いは、この掲載情報には書かれていません。公募要領で要確認です。NEDOの契約手続きについてのページも案内されているので、契約面のルールはそちらも確認してください!
分かりました。勝手に「大丈夫」とは言えないですね。
そう、そこは慎重に。委託の場合は契約の考え方が補助金と違うので、二重契約にならないかの確認が欠かせません!
これを眺めるだけでも、応募するかどうかの一次判断ができますね。
そう。ただ公式URLのほかにもNEDOの公募ページが案内されているので、両方を開いて最新の公募要領を確認してください!
はい。正式名は「再生可能エネルギー熱利用に係る導入可能性等技術動向等調査」の公募、実施機関はNEDO、事業分類は調査等。募集期間はjGrantsの掲載で2026年9月15日から10月15日まで、対象地域は全国、対象業種は学術研究、専門・技術サービス業、従業員数の制約はなし。そして上限額と補助率は公表されていない、ここが最大のポイントです!
金額が非公表でも、ここまで整理できるんですね! 最初は名前の長さにびっくりしましたけど、だいぶ見えてきました。
NEDOの公募ページと最新の公募要領を必ずセットで確認して、早めに動いてください。応募期間は約1か月、準備はお早めに!
「調査等」だからこそ、短期集中で成果を出す計画が大事なんですね。
そのとおりです。まずは要領を開いて、自分の業種と経費が合うかを確かめるところから始めましょう!
FAQ_JSON [{"question":"この公募は補助金ですか、それとも委託ですか?","answer":"jGrantsの掲載では事業分類が「調査等」、事業名が「P24010_再生可能エネルギー熱の面的利用システム構築に向けた技術開発」とされています。NEDOの公募ページでは「受託を希望する方」という表現が使われており、委託契約としての募集です。契約条件は公募要領と契約約款で確認してください。"},{"question":"補助上限額と補助率はいくらですか?","answer":"jGrantsの掲載では補助上限額は「-」で、補助率の記載もありません。具体的な金額や割合は公募要領と仕様書で要確認です。"},{"question":"募集期間と締切はいつですか?","answer":"jGrantsの掲載では募集期間が2026年9月15日から2026年10月15日までです。NEDOの公募ページには別の時期の記載があるため、応募前に最新の公募要領で自分の応募する回の日程を確認してください。"},{"question":"個人事業主や大学でも応募できますか?","answer":"対象業種は学術研究、専門・技術サービス業とされ、従業員数の制約はありません。一方でNEDOの公募ページでは対象者が「企業(団体等を含む)」と記載されています。個人事業主の扱いは公募要領で要確認です。なお親プロジェクトの公募では対象者に「大学等」が入っていました。"},{"question":"説明会は開催されますか?","answer":"NEDOの公募ページに、本公募における公募説明会の実施予定はないと記載されています。質問はメールで受け付けています。"},{"question":"応募方法を教えてください。","answer":"NEDOの公募ページによると、受付期間内にWeb入力フォームから必要情報を入力し、提案書類と関連資料をアップロードします。持参・郵送・FAX・メールでの応募は受け付けていません。jGrantsの掲載では代理申請は不可とされています。"}]