えっ、ちょっと待ってください。令和8年熊本地震……って、熊本でまた大きな地震があったんですね。そこに向けた補助金が出るんですか?
そうなんです。令和8年熊本地震は、令和8年政令第260号で特定非常災害として指定されています。その地域では、生産設備や販売拠点が流出・損壊したり、顧客や販路を失ったりした小規模事業者がたくさん出ているんです。
設備が流されて、お客さんも来なくなった……。それは事業を続けるのが本当に厳しい状況ですよね。
そこで用意されたのが、**小規模事業者持続化補助金<一般型 災害支援枠(令和8年熊本地震)>**の1次公募です。今回の枠は商工会議所地区の事業者向けになります。事業再建の取組にかかる経費の一部を補助して、立ち直りを後押しする仕組みです。
なるほど! 補助金って「新しい挑戦をする人向け」というイメージでしたけど、災害からの再建にも使えるんですね。
そういうことです。しかも今回は、商工会・商工会議所の助言を受けながら、災害からの事業再建に向けた計画を事業者自らが作って、その計画に基づいて行う取組が対象になります。
自分で計画を作るって聞くと、ちょっと身構えちゃいます。文章を書くのが得意じゃない人はどうするんですか?
そこは大丈夫です。商工会・商工会議所の助言を受けながら作っていい、と制度上きちんと位置づけられています。一人で抱え込まなくていいんですよ!
あ、そっか。地元の商工会議所に相談しながら進めていいんですね。
はい。ただ、同じ災害支援枠でも地区によって窓口が分かれます。商工会議所の管轄地域で事業をしている人は商工会議所地区の事務局、商工会の管轄地域の人なら商工会地区の事務局です。自分がどちらなのかは、最初に確認しておきたいところですね。
なるほど! そこを間違えると最初からつまずきそうですね。
まさに。管轄が分からないときの相談先も案内されています。では、この制度がどんな形の支援なのか、特徴を図で見てみましょう。
この制度の特徴商工会議所の助言つき
助言を受けながら事業者自らが事業再建計画を作成
被災事業者にしぼった支援
熊本県の被災地域に所在する小規模事業者等が対象
上限は被害区分で2通り
直接的な被害は200万円、間接的な被害は100万円
jGrantsで電子申請
動作確認済みブラウザの最新バージョンで申請
で、いちばん気になるお金の話ですよ。いくらもらえるんですか?
補助上限は2つに分かれます。自社の事業用資産に損壊などの直接的な被害があった事業者は200万円。間接的、つまり売上減少の被害だった事業者は100万円です。
なるほど! 設備が壊れた人は200万円で、売上が落ちただけの人は100万円、ということですね。
そういう切り分けです。自分がどちらに当てはまるかで上限が倍変わりますから、最初にしっかり確認したいポイントです。
ほんとに? 倍は大きいですよ……。その判断って、自分で決めていいんですか?
細かい基準や必要書類は公募要領で要確認です。ただ「自社の事業用資産に損壊等の直接的な被害」か「間接的(売上減少)な被害」か、という区分が公式に示されているので、そこに自分の状況を当てはめて考えていきます。
補助上限はどう分かれる?自社の事業用資産に損壊等の直接的な被害があった?
はい補助上限は200万円
補助率は2/3、定額(一定の要件を満たす事業者のみ対象)
いいえ間接的(売上減少)な被害なら上限100万円
どちらにも当てはまらない場合は公募要領で確認
記載されている補助率は2/3、そして定額(一定の要件を満たす事業者のみ対象)です。両方が示されているので、自分の場合はどちらに当てはまるのかを公募要領で要確認してください。
2/3か……。じゃあ上限200万円を満額もらうには、いくらの経費がかかるんですか?
仮に補助率2/3で上限200万円だとすると、対象経費が300万円のときに補助額200万円、というイメージになります。100万円の上限なら対象経費150万円で100万円ですね。
なるほど! 3分の2だから、逆算すると1.5倍の経費が必要ってことか。
そういう計算です。ただし、これはあくまで上限と補助率から見た目安の話。どの経費が対象になるかで実際の金額は変わってきます。
さっき「定額」って出てきましたけど、どういう意味ですか? 2/3と定額が両方書いてあるのが、正直よく分からなくて。
公式の記載は「補助率 2/3、定額(一定の要件を満たす事業者のみ対象)」という形です。つまり、一定の要件を満たす事業者については定額での支援もある、という読み方になります。誰がその「一定の要件」に当てはまるのかは、公募要領で要確認です。
なるほど! 自分の場合は2/3なのか定額なのか、要領を見て確かめる必要があるんですね。
はい。ここを曖昧にしたまま計画を立てると、金額の前提がずれてしまいます。まず要領を開いて自分のケースを確認する。これが最初の一歩です。
| 区分 | 補助上限 |
|---|
| 自社の事業用資産に損壊等の直接的な被害があった事業者 | 200万円 |
| 間接的(売上減少)な被害があった事業者 | 100万円 |
補助率は2/3、定額(一定の要件を満たす事業者のみ対象)です。では、次は誰が申請できるのかを確認しましょう。
はい。まず熊本県に所在していて、令和8年熊本地震により被害を受けた小規模事業者等であることが前提です。加えて、日本国内に所在する小規模事業者、つまり日本国内に居住する個人、または日本国内に本店を有する法人であることが求められます。
要件の書き方を見ると「日本国内に居住する個人、又は日本国内に本店を有する法人」とありますから、個人の方も対象になり得ます。ここは安心していいところです。
よかった! じゃあ、ただ被災しただけでは足りなくて、ほかにも条件があるんですね。
そうなんです。5つの要件をすべて満たす必要があります。では中身を順番に見ていきましょう。
「小規模事業者」って、どのくらいの規模までなんですか?
電子申請のページの条件欄には、従業員数の上限が20名以下と掲載されています。これが一つの目安になります。
ただ、業種ごとの扱いを含め、小規模事業者の定義は公募要領で確認してください。自分の業種に当てはめて正確に見ておくべきところです。
そうですね。法人の場合は資本金の条件もあります。資本金または出資金が5億円以上の法人に、直接または間接に**100%**の株式を保有されていないことです。個人事業主には関わらない、法人だけの要件ですね。
はい。確定している(申告済みの)直近過去3年分の「各年」または「各事業年度」の課税所得の年平均額が15億円を超えていないこと、が要件です。
15億円! そんなに稼いでいたら小規模事業者じゃないですよね(笑)。
そうですね(笑)。多くの小規模事業者にとってはクリアしやすいラインですが、要件である以上は押さえておきましょう。
はい。「申告済みの直近3年分」というところがポイントですね。
そうです。確定申告が済んでいないとこの要件の確認ができないので、そこも意識しておきたいところです。
はい。補助金交付を受ける者として不適当な者に該当しないこと、という要件です。法人等が暴力団であるとき、役員等が暴力団員であるときなど、4つのケースが挙げられています。
ほかにも、自己や自社、第三者の不正の利益を図る目的で暴力団を利用しているとき、暴力団に資金等を供給するなど維持・運営に協力しているとき、暴力団員であることを知りながら社会的に非難されるべき関係を有しているとき、といったケースが挙がっています。
ふむふむ。普通に事業をやっている人には関係ない要件ですけど、確認はされるわけですね。
そういうことです。要件は5つ、すべて満たす必要があります。では次は、対象地域と業種の話に移りましょう。
対象地域は熊本県です。令和8年熊本地震で甚大な被害を受けた地域を対象にした事業になります。
熊本県内の事業者だけ、と。県外の人は出せないんですね。
はい。ただ、熊本県の中でも「被災地域」という考え方が出てきます。要件では「被災地域に所在する、令和8年熊本地震の被害を受けた事業者であること」とされています。
なるほど! じゃあ自分の場所がその被災地域に入っているかは、要領で確認しないといけないんですね。
そこは要確認です。自分の所在地を必ず照らし合わせてください。では、業種のほうも見ていきましょう。
業種の縛りはありますか? うちみたいな商売でも対象になります?
対象業種として、漁業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、複合サービス事業、サービス業(他に分類されないもの)、農業・林業、鉱業・採石業・砂利採取業、運輸業・郵便業、卸売業・小売業、金融業・保険業、不動産業・物品賃貸業、学術研究・専門・技術サービス業、宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業、教育・学習支援業、医療・福祉が挙げられています。
そうですね。ただ、自分の業種がどの区分に当てはまるかは公募要領で確認してください。特に「サービス業(他に分類されないもの)」のような区分は、自分の業種がどこに入るかの見極めが必要です。
なるほど! ここは自己判断せずに要領とにらめっこですね。
それが確実です。では次は、どんなお金に使えるのかを見ていきましょう。
ここは正直に言います。この情報だけでは対象経費の一覧までは分かりません。公募要領と応募時提出資料・様式集で確認してください、という位置づけになっています。
ただ、制度の目的ははっきりしています。令和8年熊本地震で生産設備や販売拠点の流出・損壊、顧客や販路の喪失に直面した小規模事業者が、事業再建のために行う取組。その経費の一部を補助する、という建て付けです。
なるほど! じゃあ「事業再建につながる取組かどうか」が判断の軸になりそうですね。
まさにそこです。だからこそ計画づくりが大事になります。この制度を使ううえでのポイントを図にまとめておきます。
この制度のいいところと注意点- 直接的な被害なら補助上限200万円
- 間接的な被害でも上限100万円
- 商工会・商工会議所の助言を受けながら計画を作れる
- 熊本県の被災事業者にしぼった災害支援の枠
×デメリット
- 「被災地域」に所在することが前提
- 要件は5つすべてを満たす必要がある
- 対象経費・必要書類は公募要領での確認が必須
- 募集期間が2026年9月16日から10月16日までと短め
支援カテゴリーは災害支援、利用目的としては「災害(自然災害、感染症等)支援」に分類されています。被災事業者の再建にしぼった支援だということが、はっきりしています。
なるほど! じゃあ、ふだんの販路開拓の補助金とは目的が違うんですね。
そういうことです。災害からの再建に必要な取組を計画としてまとめて出す。では次は、実際の申請手続きとスケジュールを見ていきましょう。
中小企業庁のページによると、令和8年9月9日に公募要領が公開されました。そして申請の受付は令和8年9月16日(水)からです。
要領が先に出て、少し間を置いて受付開始、という流れなんですね。
そうです。募集期間は2026年9月16日から2026年10月16日まで。およそ1か月です。準備期間としては長くないので、要領を読むのは早いに越したことはありません!
まず公募要領を読む。次にjGrantsでの申請準備。この順番です。流れを図で見てみましょう。
申請までの流れ- 1
公募要領を確認
令和8年9月9日に公開。要件と対象経費を読む
- 2
商工会議所に相談
助言を受けながら事業再建計画を作成
- 3
jGrantsの利用環境を整える
動作確認済みブラウザとアカウント等の準備(詳細はJグランツ入力手引き・公募要領で確認)
- 4
応募時提出資料・様式集を入手
参照URLからダウンロードして準備
- 5
- 6
jGrantsで電子申請
2026年9月16日から10月16日まで
- 7
はい、jGrants(電子申請システム)での申請です。中小企業庁のページでも「Jグランツ入力手引き」を確認するよう案内されています。
そこは環境の指定がはっきりしています。動作確認済みブラウザの最新バージョンを使うこと、Internet Explorerなど指定外のブラウザは申請上のエラー等が生じるので使わないこと、とされています。
なるほど! 昔のIEで開いちゃダメってことですね。
そういうことです。Microsoft Edgeの「Internet Explorerモード」も申請上のエラー等が生じるので使わないでください、と明記されています。
公式に示されているのは、WindowsならGoogle ChromeとMicrosoft Edge、macOSならGoogle ChromeとSafari、iOSならSafari、AndroidならGoogle Chromeです。いずれも最新バージョンを使います。
なるほど! 自分の環境が当てはまるか確認しないといけませんね。
はい。そして、jGrantsでの電子申請にあたり必要となるアカウント等の準備は、Jグランツ入力手引き・公募要領で確認してください。推測で進めず、手引きどおりに準備するのが確実です。
分かりました。手引きを先に読んでから申請画面を開きます。
1次公募のスケジュール2026年9月9日
公募要領を公開
中小企業庁が公募要領を公開
2026年9月16日
申請受付スタート
水曜日から受付開始
2026年10月16日
応募締切
募集期間の終了日
以降
審査・採択
詳しい日程は公募要領や事務局の案内で確認
募集期間は2026年9月16日から2026年10月16日までです。締切を過ぎると受け付けてもらえないので、余裕を持って動きたいところです。
公募要領は令和8年9月9日に公開済みなので、読む時間はあります。ただ、商工会議所への相談や計画づくりを考えると、1か月はあっという間ですよ。
なるほど……。今日から動いたほうがよさそうですね。
そうですね。では次は、審査で見られるポイントと攻略のコツを確認しましょう。
制度の目的に戻ると分かりやすいです。被災した小規模事業者が、商工会・商工会議所の助言も受けながら、災害からの事業再建に向けた計画を事業者自ら作成し、その計画に基づいて行う取組を支援する、という建て付けなんです。だから計画の中身が勝負になります。
なるほど!「再建のために何をするのか」がはっきり書けているか、ということですね。
そうです。そして申請要件は5つすべてを満たす必要があります。ここでつまずくと審査以前の問題になってしまうので、先に要件をチェックです。
順番としては、要件を確認してから計画づくり、ですね。
はい。つまずきやすいポイントを図にまとめておきます。
一つは窓口です。今回の1次公募は商工会議所地区の枠です。商工会の管轄地域で事業をしている人は商工会地区の事務局に申請する形になります。中小企業庁のページでも両方が案内されています。
なるほど! 自分の地域がどっちか分からないときは?
管轄が分からない場合の電話番号が案内されています。「管轄地域が分からない」と伝える案内です。商工会議所地区の事務局は03-6633-2478、対応時間は9時から12時、13時から17時まで、土日祝日と年末年始を除く、とされています。
はい。もう一つのつまずきは、要件を満たしているかの確認を後回しにしてしまうことです。要件は5つ、すべて満たす必要があります。では次は、商工会議所地区と商工会地区の違いを見ていきましょう。
この災害支援枠は、商工会議所の管轄地域と商工会の管轄地域で事務局が分かれています。だから自分がどちらの地域で事業を営んでいるかで、申請先も問い合わせ先も変わるんです。
そうです。商工会議所地区の事務局は03-6633-2478、受付時間は9時から12時、13時から17時で、土日祝日と年末年始を除く。商工会地区の事務局は受付時間が9時30分から12時、13時から17時で、同じく土日祝日と年末年始を除く、という案内になっています。
商工会議所地区は9時から、商工会地区は9時30分から、と。細かい(笑)。
そうですね(笑)。いざ電話しようとして繋がらないと焦るので、時間は控えておくといいですよ。
商工会議所地区と商工会地区の窓口| 項目 | 商工会議所地区 | 商工会地区 |
|---|
| 今回の1次公募 | この記事で扱う枠 | 申請先が別の事務局になる |
| 事務局の電話番号 | 03-6633-2478 | 商工会地区 小規模事業者持続化補助金事務局の案内を確認 |
| 受付時間 | 9時から12時、13時から17時 | 9時30分から12時、13時から17時 |
| 休み | 土日祝日、年末年始 | 土日祝日、年末年始 |
| 管轄が不明なとき | 03-6634-9307で確認 | 03-6634-9307で確認 |
自分のところがどっちなのか、正直ピンとこないです。
そういうときのために、中小企業庁のページでは「管轄地域が分からない」と伝える電話番号として03-6634-9307が案内されています。
はい。そのうえで、商工会議所地区なら地域の商工会議所、商工会地区なら地域の商工会に相談する流れです。制度の目的にあるとおり助言を受けながら計画を作れるので、窓口は早めに押さえておきましょう。
分かりました。では最後に、よくある疑問を確認したいです。
もし10月16日までに準備が間に合わなかったら、どうなるんですか?
この1次公募の募集期間は2026年9月16日から2026年10月16日までです。その先の公募があるかどうかは、この情報だけでは分かりません。商工会議所地区の事務局や公募要領の案内を確認してください。
なるほど。じゃあ、間に合わせる前提で動くのが基本ですね。
そうですね。まずは要領を読んで、自分の要件チェックから始めましょう。
要件では「日本国内に居住する個人、又は日本国内に本店を有する法人」とされていますから、個人の方も対象になり得ます。ただし、ほかの要件もすべて満たす必要があります。
なるほど! 個人だから不利、というわけではないんですね。
そこは要件次第です。あわせて、小規模事業者の定義や業種の扱いは公募要領で確認してください。
商工会議所地区 小規模事業者持続化補助金 事務局、電話番号は03-6633-2478です。対応時間は9時から12時、13時から17時で、土日祝日と年末年始を除く、とされています。
公式の案内では、申請を行う前に必ず公募要領を参照・熟読してください、とされています。応募時提出資料・様式集、よくあるご質問も参照URLにまとまっているので、そこから入るのがいちばんです。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 小規模事業者持続化補助金<一般型 災害支援枠(令和8年熊本地震)>1次公募【商工会議所地区】 |
| 事業名 | 小規模事業者持続化補助金<一般型 災害支援枠> |
| 補助上限 | 200万円(直接的な被害)/100万円(間接的(売上減少)な被害) |
| 補助率 | 2/3、定額(一定の要件を満たす事業者のみ対象) |
| 募集期間 | 2026年9月16日〜2026年10月16日 |
| 対象地域 | 熊本県 |
| 対象業種 | 漁業、建設業、製造業、卸売業・小売業、宿泊業・飲食サービス業 ほか(公募要領で確認) |
| 従業員数の上限 | 20名以下(電子申請ページの条件欄) |
| 支援カテゴリー | 災害支援 |
| 利用目的 | 災害(自然災害、感染症等)支援 |
| 問い合わせ先 | 商工会議所地区 小規模事業者持続化補助金 事務局 03-6633-2478(9時〜12時、13時〜17時/土日祝日、年末年始を除く) |
| 公式URL | https://www.jgrants-portal.go.jp/subsidy/a0WJ200000CDeToMAL |