宮城県に住んでいる知り合いから「私立高校の授業料が思ったより安くなった」って話を聞いたんですよ。就学支援金って制度があるって言ってたんですが、これって何ですか?
ああ、それは高等学校等就学支援金制度のことですね!国が設けた制度で、私立高校に通う生徒の授業料を国費で補助するんですよ。
そうです。国公私立を問わず、所得要件を満たす世帯の生徒が対象です。宮城県の場合は、国の制度に加えて宮城県独自の「上乗せ補助」もあるので、該当する家庭はさらにお得になりますよ!
二重で補助が受けられるんですね。えっ、これ知らないとかなり損しそう!
そうなんです。知らないと損する制度の典型例です。家庭の年収によって受けられる支援の内容が変わるので、まずは自分がどの段階に当てはまるかを確認することが大事です。
就学支援金 年収別対象早見表
じゃあまず、どんな学校に通っている人が対象なんですか?
就学支援金の対象校はけっこう幅広いですよ。具体的には、高等学校の全日制・定時制・通信制、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、そして専修学校や各種学校の高等課程に在学する生徒が対象です。
実は国の就学支援金は国公私立を問わず対象なんですよ。ただ、今回の宮城県のページで紹介されている制度は主に私立高校の生徒向けの内容です。公立の場合は授業料が原則無料になる仕組みもあるので、実質的に私立が恩恵を受けやすい制度です。
国の就学支援金は年収目安が約910万円未満の世帯が対象です。これは両親・高校生・中学生の4人家族で、片方の親が働いている場合の目安です。家族の人数や年齢、働いている人の数で実際の基準額は変わります。
年収目安が約910万円以上の場合はそうなりますね。でもそれ以外のほとんどの家庭は対象になります。宮城県の上乗せ補助については、就学支援金の認定結果が「加算なし」(年収目安が約590万円以上)で、かつ年収目安が約620万円未満の世帯が対象です。
ちょっと待って、「加算なし」の世帯が対象ってことは、ある意味中間層向けの補助なんですね!
まさにそうです!年収が低い世帯は国の制度で加算がつくので、宮城県の上乗せ補助は年収590万円〜620万円未満という中間帯を手厚くカバーする仕組みです。国と県の制度を合わせると、年収600万円前後の世帯にとっては特に助かる内容ですよ。
- 県内の私立高等学校等に在籍し、就学支援金を受給していること
- 生徒の保護者等が宮城県内に住所を有していること
- 就学支援金の認定結果が「加算なし」(年収目安が約590万円以上)
- 生徒の保護者等の収入が基準を下回る(年収目安が約620万円未満)
上乗せ補助は宮城県内の私立高校限定なんですね。国の就学支援金はどこの私立でも使えるのに。
その通りです。国の制度は全国共通ですが、宮城県の上乗せ補助は宮城県内の私立高校等に在籍する生徒のみ対象です。転居や転校の際は注意が必要です。
国の就学支援金の支給額は学校の種類と授業料体系によって異なります。私立高校の全日制・定時制の場合、基本的には月額9,900円(年間で約11万8,800円)です。
月1万円弱の補助が3年間つくわけですね。ざっくり36万円くらいか!
そうです。支給期間は36ヶ月です。さらに所得が低い世帯には加算があって、年収目安が約590万円未満の場合は月額33,000円(年間で約39万6,000円)という上乗せになります。
ただし就学支援金は「授業料相当額」が上限です。授業料が支給限度額より少ない学校では、授業料を超えては支給されません。その点は注意が必要です。
| 世帯の年収目安 | 支給内容 | 月額 | 3年間の支給額(目安) |
|---|
| 年収910万円以上 | 支給なし | 0円 | 0円 |
| 年収590万円〜910万円未満 | 就学支援金のみ | 9,900円 | 約35万7,600円 |
| 年収590万円〜620万円未満 | 就学支援金+宮城県上乗せ補助 | 9,900円+α | 約35万7,600円以上 |
| 年収590万円未満 | 就学支援金+加算 | 33,000円 | 約118万8,000円 |
この表の年収目安はどんな家族構成を想定しているんですか?
両親・高校生・中学生の4人家族で、片方の親が就労している場合の目安です。家族の人数や年齢、働いている人の数によって実際の基準額は変わります。
通信制高校の場合は単位制なので、1単位あたり4,812円が支給されます。年間30単位まで、通算74単位までという上限があります。全日制と計算方法が異なるので、通信制の方は在学している学校に確認してみてください。
いろいろ複雑なんですね。でも受け取り方については、直接現金でもらえるわけじゃないんですか?
そうなんです。就学支援金は学校が生徒に代わって受け取り、授業料の一部に充当される仕組みです。ですから請求書の金額がすでに減額された状態で届くイメージです。
就学支援金 申請の流れ
申請はどうやってすればいいんですか?自分で窓口に行く?
基本的には在学または入学予定の私立高校等を通じて申請します。学校が窓口になっているので、まず学校に問い合わせるのが最初のステップです。
在学中または入学予定の私立高校等に就学支援金について問い合わせる
マイナンバーカードのコピーまたはマイナンバーが記載された住民票の写し等を準備する
申請をe-Shien(オンライン)または紙の書類で提出する
認定後、学校が就学支援金を受け取り授業料に充当される
e-Shienってオンラインで申請できるんですか?それは楽そう!
文部科学省が「e-Shien」というオンライン申請システムを整備しています。手続きのデジタル化が進んでいるので、学校の指示に従ってオンラインで申請できるケースが多いです。
原則として入学時の4月に申請します。ただし所得基準の判断方法や書類の提出期限については学校や都道府県によって異なりますので、必ず学校に確認してください。
年の途中に転校したり、家族が増えたりした場合はどうなるんですか?
離婚・死別、養子縁組などで保護者が変更になった場合は、速やかに収入状況届出書を提出する必要があります。また、税額の修正申告などがあった場合も変更手続きが必要です。手続きを怠ると就学支援金の返納が発生する可能性があるので注意してください。
- 離婚・死別・養子縁組など保護者変更があった場合は速やかに収入状況届出書を提出
- 税額の修正申告があった場合は変更通知を受け取った翌日から15日以内に学校経由で届出
- 手続きを怠ると就学支援金の返納が発生する場合があります
一度高校を辞めてしまった人は対象外になるんですか?
それが、そういう方向けの制度もあるんです!「学び直し支援金制度」といって、高等学校等を退学して再度入学した方を対象にした支援制度があります。基本的な支給要件は就学支援金と同じです。
えっ、それは助かる人も多そう!知らない人が多そうだけど。
そうですよね。学び直しへのハードルを下げようという趣旨の制度です。詳しくは在学または入学予定の私立高校等に問い合わせてみてください。
あります!「専攻科支援金制度」といって、高等学校等の専攻科に通う方向けの支援もあります。通常の就学支援金の対象校から専攻科・別科は除かれていますが、別途支援制度が用意されています。こちらも学校への問い合わせが最初のステップです。
| 制度名 | 対象者 | 概要 |
|---|
| 高等学校等就学支援金 | 高校等に在学中の生徒 | 授業料相当額を国費で補助 |
| 宮城県上乗せ補助 | 県内私立高校で年収590〜620万円の世帯 | 県独自の追加補助 |
| 学び直し支援金 | 退学後に再入学した生徒 | 就学支援金と同要件 |
| 専攻科支援金 | 高等学校等の専攻科在学生 | 専攻科専用の支援制度 |
こうして見ると、さまざまな状況をカバーしているんですね。
経済的な理由で教育機会が失われないようにするという理念が制度全体に貫かれています。使える制度を組み合わせることで、家庭への負担を大きく減らせますよ。それを踏まえてよくある疑問にも答えておきましょうか。
就学支援金って申請しなくても自動的にもらえるんですか?
いいえ、申請が必要です。プッシュ型ではなく、申請した人が受給できる仕組みです。入学時に学校から案内があるはずですが、確認しておくと安心ですよ。
私立高校を受験する前に、対象かどうか確認できますか?
受験前でも、在学予定の学校に問い合わせることで概算の確認はできます。ただ正確な認定は入学後の申請を経てからになります。
就学支援金は生徒一人ひとりに対して支給されます。ただし所得判定の対象となる家族の構成によって年収基準額が変わります。兄弟の年齢や人数によって対象になる年収の目安が変わるので、詳しくは学校や宮城県総務部私学・公益法人課に確認してみてください。
就学支援金は学校が代わりに受け取り授業料に充てる性質上、生徒・保護者の収入にはなりません。確定申告の対象外です。ただし、税制については毎年確認することをおすすめします。
わかりました。それでも制度をちゃんと理解しておかないといけないですね。
- 就学支援金の手続きでATMを操作するよう求められることはありません
- 自治体や学校が電話でマイナンバーや口座番号を聞くことはありません
- 不審な電話・メール・ハガキを受けたら宮城県総務部私学・公益法人課(TEL 022-211-2261)またはお近くの警察署に連絡してください
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 宮城県私立高等学校等就学支援金 |
| 対象者 | 私立高等学校等に在学する生徒(年収目安910万円未満の世帯) |
| 支給額 | 月額9,900円〜33,000円(学校種別・所得により異なる) |
| 宮城県上乗せ対象 | 年収目安590万円以上〜620万円未満の世帯(県内私立高校限定) |
| 申請方法 | 在学する私立高校等を通じて申請(e-Shienまたは紙) |
| 申請時期 | 原則として入学時の4月 |
| 問い合わせ先 | 宮城県総務部私学・公益法人課(調整班・私立学校班) |
| 電話 | TEL 022-211-2261(調整班)/ TEL 022-211-2264(私立学校班) |
| 公式ページ | 宮城県公式ウェブサイト |
- 申請窓口: 在学中または入学予定の私立高校等を通じて手続き
- 制度全般の相談: 宮城県総務部私学・公益法人課 調整班 TEL 022-211-2261
- 私立学校に関する相談: 宮城県総務部私学・公益法人課 私立学校班 TEL 022-211-2264
- 所在地: 仙台市青葉区本町3丁目8番1号
- FAX: 022-211-2296
就学支援金のほかにも、宮城県で子育て・教育に関する給付金ってありますか?
もちろんあります!子育て世帯を支援する制度は国と県・市町村が重なり合って整備されています。たとえば
児童手当は子どもが18歳になるまで毎月受け取れますし、
児童扶養手当はひとり親家庭の強い味方です。
就学支援金は「授業料」に特化した制度でしたが、生活費全般の支援もあるんですか?
ひとり親の家庭が高校進学後も支援を受けられる制度はありますか?
知らなかった制度がこんなにあったとは!まずは自分の子どもが高校に入ったら、就学支援金の申請をしっかりやっておかないといけないですね。
そうです!申請を忘れると受け取れなくなってしまうので、入学時に学校から案内があったら必ず確認してください。宮城県内の他の市区町村の給付金も合わせて見ておくといいですよ。
宮城県の全給付金・補助金一覧もチェックしてみてください。