「地方就職支援金」って聞いたことがなかったんですが、どんな制度なんですか?
東京圏の大学や大学院に通っている学生が新潟県に就職・移住するときに、交通費と引越し費用の一部をもらえる制度ですよ!新潟県が実施していて、UIJターン就職を促進するための給付金なんです。
そうなんです。細かく言うと2種類あって、就職活動で新潟に来たときの交通費と、実際に引っ越すときの移転費、それぞれ支給されます。ざっくり言うと最大9万1,500円もらえる可能性があります。
9万円以上って、かなり大きいですね!ちなみにこれは国の制度ですか?
国が定めた「地方就職学生支援金」の制度に基づいて、新潟県が各市町村と連携して実施しているものです。だから申請先は新潟県庁ではなく、
転入予定先の市町村の窓口になるんですよ。
地方就職支援金の支給額まとめ
具体的にいくらもらえるか、もう少し詳しく教えてもらえますか?
支給額は2種類に分かれています。まず「就職活動の交通費」は往復交通費の2分の1以内で、上限は1万円です。新潟まで往復すると1万5千〜2万円くらいかかることが多いので、ざっくり半分バックしてもらえるイメージですね。
移転費は実際に新潟へ引っ越すときの費用で、上限81,500円支給されます。ただし注意点があって、この移転費をもらうためには「交通費支援を卒業年度に受けていること」が条件になっているんですよ。
つまり交通費を先にもらわないと移転費がもらえないってことですか?
そういうことです!ですから就職活動中に新潟に来たときは必ず交通費の申請もしておくことをおすすめします。順番が大事なんですよね。
| 支給の種類 | 対象 | 支給額 |
|---|
| 交通費支援 | 就職活動での新潟往復交通費 | 往復の1/2以内(上限10,000円) |
| 移転費支援 | 卒業後の新潟への引越し費用 | 上限81,500円 |
| 合計最大 | 両方受給した場合 | 最大91,500円 |
ちなみに企業から交通費が出る場合はどうなるんですか?
企業から交通費の一部が出た場合は、その金額を除いた残りの金額が対象経費になります。例えば企業から5,000円出て往復1万5,000円かかったなら、残りの1万円の半分の5,000円が支援対象、という計算ですね。
移転費の8万円超って、かなり助かりますね。引越し業者に払うお金に充てられる。
そうですよ!新潟への引越しは距離もあるし費用もかかりますから、この支援金は本当にありがたいと思います。では次に、誰がもらえるのかを確認しましょう。
対象者のところが少し複雑そうで…「東京圏の大学生」って具体的にはどういう意味ですか?
ここが一番大事なポイントです!まず大学の本部が「東京都内にある」こと、そしてキャンパスが「東京圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)」にあること、さらにそのキャンパスに原則4年以上在学していること、この3つが必要です。
あ、キャンパスが東京圏にあればいいんですね。本部が東京でも地方キャンパスは対象外?
正確に言うと、本部が東京都内にある大学の「東京圏のキャンパス」に在学していることが条件です。対象キャンパスの一覧は内閣官房のPDFで公開されているので、自分の大学が対象かどうかは確認が必要ですよ。
4年以上というのは学部生だけでなく大学院生も含まれますか?
大学院も含まれます!ただ院の場合は修士2年、博士5年という計算が基本になります。「原則4年以上」とあるので、短期間しか在学していない場合は対象外になることも。
- 東京都内に本部がある大学・大学院の東京圏キャンパスに原則4年以上在学していること
- 卒業・修了年度に東京圏内に継続して在住していること
- 卒業・修了後1年以内に新潟県内の企業に就職すること
- 週20時間以上の無期雇用契約で就職すること
- 申請先市町村に1年以上継続して居住する意思があること
週20時間以上の無期雇用というのは正社員ということですか?
正社員が典型ですが、正社員に限らず週20時間以上の無期雇用であれば対象になります。逆に言うと、週20時間未満のパートや有期雇用(期間が決まっている契約)は対象外です。
あとは「移住先地域を中心とした勤務」という条件もありましたね。
これは重要なポイントで!リモートワークで実際には東京勤務みたいな採用形態は対象外なんです。新潟県内での勤務を基本とする採用であることが必要で、「東京圏への勤務を前提としない採用」と明記されています。
風俗営業や性風俗関連特殊営業は対象外です。また官公庁も原則として対象外(第三セクターで地方公共団体から補助を受けている法人は除く)。それから就業者にとって3親等以内の親族が経営を担っている法人も、交通費については対象外になります。
できます!永住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等、定住者、特別永住者のいずれかの在留資格を持っている外国籍の方は対象になります。
申請はどこに行けばいいんですか?新潟県庁に行けばOKですか?
それが違うんですよ!申請先は転入予定先の市町村の担当窓口なんです。新潟市なら新潟市、長岡市なら長岡市に申請する形です。
えっ、それって自分がどの市町村に住むかを先に決めないといけないってことですか?
そうですね。転入予定先を決めて、その市町村に事前に問い合わせるのが最初のステップです。実はこの事業、市町村によって実施しているかどうかが違うんです!全市町村が対象じゃないので、必ず最初に転入予定先に確認が必要です。
それは知らなかった。「新潟県で就職したからもらえる」ではないんですね。
そうなんです。予算の範囲内で実施しているので、申請受付期限より前に終了することもあります。早めに動くことがかなり重要です!
地方就職支援金の申請フロー
できます!就職活動で新潟に来た段階(内定が出て就業開始予定日前1年以内であれば)、在学中でも交通費の申請は可能です。ただし移転費は卒業後の申請が基本になります。
卒業・修了日から1年以内かつ就業開始日から1年以内が条件です。市町村によって期限が異なるので、各市町村に確認が必要ですが、就業開始日から1年以上経ってしまうと申請できなくなるので注意が必要ですね。
申請のタイミングっていつが理想ですか?卒業してから動けばいいですか?
それは遅すぎます!就職活動中から動き始めるのが鉄則です。特に交通費の申請は就職活動で新潟に訪問したタイミングでできますから、内定をもらったら速攻で転入予定先の市町村に問い合わせましょう。
そうなんです。就活→内定→交通費申請→引越し→移転費申請という流れが理想です。申請期限は就業開始日から1年以内なので時間的余裕があるように見えますが、各市町村の予算が尽きたら終わりなので早めが絶対おすすめです。
| タイミング | やること |
|---|
| 就職活動中(内定前後) | 転入予定先市町村へ事前確認の問い合わせ |
| 内定後・卒業前 | 交通費の申請書類を揃えて市町村窓口へ提出 |
| 引越し後(移住完了後) | 移転費の申請書類を揃えて市町村窓口へ提出 |
| 就業開始日から1年以内 | 全ての申請を完了させる |
市町村によって申請期限が違うので、自分で確認するのが大事ということですね。
本当にそれに尽きます!予算切れで締め切りが早まることもありますし、何もわからずに動くより先に「〇〇市でこの制度は今年実施していますか?」と一本連絡を入れるだけで全然違いますよ。
もらった後に返さないといけないケースってありますか?
あります!これは必ず理解しておいてほしいんですが、いくつかの条件に当てはまると支援金を返還しなければならないんです。
全額返還が必要になるのは、虚偽申請があった場合、就業開始日から1年以内に要件を満たす就業先を辞めた場合、申請日・転入日・就業開始日のうち一番遅い日から1年以内に申請先市町村から転出した場合、です。
- 虚偽の申請を行っていた場合(全額返還)
- 就業開始日から1年以内に就業先を辞めた場合(全額返還)
- 転入・就業開始等から1年以内に申請先市町村から転出した場合(全額返還)
- 在学中に交通費を申請し、申請から1年以内に条件を満たす就業や転入をしなかった場合(全額返還)
そうです。まあ当然といえば当然で、就職・移住を支援するための制度ですから、すぐ辞めて東京に帰ってしまうと制度の趣旨と合わなくなってしまいますよね。
就業開始から1年以上勤めて、かつ申請先市町村から転出しなければ返還義務はなくなります。新潟でしっかり腰を落ち着けることが大前提の制度ですね。
この制度を申請する人からよく出る疑問ってありますか?
よく聞かれるのが「UIターン学生就職面接等交通費助成事業と重複申請できますか?」という質問です。同一経費については重複受給はできないんです。どちらか一方の制度を選ぶ必要があります。
2つの制度を両方使って二重取りはできないってことですね。
そうです。ただし地方就職支援金の移転費は「UIターン学生就職面接等交通費助成事業」とは別経費なので、交通費をUIターン制度で申請して、移転費をこの地方就職支援金で申請することはできます。
なるほど!使い分けが大事なんですね。もう1つ聞きたいのですが、大学4年生で就活中に新潟企業に内定をもらった場合、卒業前に申請を始めていいんですか?
できます!在学中の申請は、就業開始予定日前1年以内であれば交通費の申請が可能です。内定が出たタイミングで動き始めるのが一番スムーズですよ。
- 申請先は「新潟県庁ではなく転入予定の市町村窓口」
- 全市町村が実施しているわけではない(必ず事前確認)
- 移転費をもらうには交通費支援を先に受けていることが条件
- 就業開始から1年以内に辞めると返還義務が発生する
- 同一経費でUIターン交通費制度との重複受給は不可
そういえば、申請するときに大学側の証明書が必要なんですよね?
卒業・修了証明書が必要です。あとは就職先企業が発行する証明書も必要になるので、就職先にもお願いする書類があります。写真付き身分証明書、交通費の領収書は必ず保管しておいてください。
新潟に就職・移住するなら他にも使える制度はありますか?
いくつかありますよ!まず
住居確保給付金は、離職や収入減少で住居を失うリスクがある方向けに家賃を補助してもらえる制度です。引越し後の家賃が心配な方はチェックしてみてください。
結婚と同時に移住するカップルに使える制度もありますか?
結婚新生活支援補助金(新潟市)があります!新潟市内での新生活スタートに最大30万円が補助されます。新潟市に就職・移住するカップルなら一緒に検討してみてください。
移住後に資格取得を考えている人向けの制度もありますか?
制度を組み合わせて活用できるんですね!移住費用の不安がかなり解消できそうです。
そうですよ。新潟県はUターン・Iターン就職の支援制度が充実しているので、移住を検討している方はぜひ積極的に活用してください!
- 市町村から突然電話で個人情報や口座番号を求められることはありません
- ATMを操作して手続きをする給付金はありません
- 公式の申請は必ず転入予定先の市町村窓口で行います
- 「代行申請で給付金をもらわせてあげる」などの勧誘は詐欺の可能性があります
- 不審な連絡を受けた場合は、直接市町村または警察に相談してください
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 地方就職支援金(新潟県) |
| 対象者 | 東京圏大学・大学院生(東京都内本部の東京圏キャンパスに4年以上在学) |
| 給付額 | 交通費 上限10,000円 / 移転費 上限81,500円(最大91,500円) |
| 申請先 | 転入予定先の市町村担当窓口 |
| 申請期限 | 市町村により異なる(就業開始から1年以内が基本) |
| 就業条件 | 週20時間以上の無期雇用・新潟県内勤務が基本 |
| 問い合わせ先 | 新潟県しごと定住促進課 Tel 025-280-5635 |
| 公式ページ | 新潟県公式ページ |
- 新潟県しごと定住促進課
- Tel: 025-280-5635
- 公式ページ: 新潟県地方就職支援金
- ※申請は転入予定先の市町村窓口へ。各市町村の連絡先は転入先に直接お問い合わせください。
改めてまとめると、東京の大学生が新潟で就職・移住するときに最大9万円超もらえる制度なんですね。
まさにそうです!ただ申請先の市町村が実施しているかどうかをまず確認すること、そして予算切れになる前に早めに動くこと。この2点が成功のカギです。新潟での新生活を支援してもらいながら、ぜひ第一歩を踏み出してみてください!
新潟への就職・移住を考えている学生さんにとって、すごく参考になりました。ありがとうございました!
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