介護テクノロジー補助金って何ですか?

佐藤
編集長
最近「介護ロボット補助金」って聞くことが増えたんですが、愛媛県の「介護テクノロジー定着支援事業費補助金」って具体的にどんな制度なんですか?

室谷
代表取締役
いい質問ですね!ざっくり言うと、愛媛県内の介護事業所や老人ホームが介護ロボットやICT機器を導入するときの費用を、最大4分の3(補助率75%)補助してくれる制度です。県がお金を出すから、事業所側は4分の1の自己負担で最新機器を揃えられるんですよ。

佐藤
編集長
へえ!介護ロボットって高そうですよね。それを75%補助してくれるの?

室谷
代表取締役
そうなんです!移乗支援ロボット(職員が利用者を抱え上げるのを助ける機器)や入浴支援ロボット、介護業務の記録を自動化するソフト、夜中に利用者を見守るセンサーシステムなど、かなり幅広い機器が対象です。

佐藤
編集長
「定着支援」ってタイトルに入ってるのが気になりました。導入だけじゃないってこと?

室谷
代表取締役
そこ大事なポイントですね!この補助金の特徴は「導入して終わり」じゃなくて、「ちゃんと職員が使いこなせるまで支援する」ことに重点を置いているんです。機器を買ってもうまく使えなければ宝の持ち腐れ、という反省から生まれた制度です。だから業務改善支援のコンサルティング費用も補助対象に含まれています!

佐藤
編集長
なるほど、それは実用的ですね。背景として、なんで愛媛県はこういう補助金を作ったんですか?

室谷
代表取締役
介護業界は全国的に人手不足が深刻ですよね。愛媛県も例外じゃなくて、介護職員が不足する中で質の高いケアを維持しなきゃいけない。テクノロジーで職員の身体的・精神的な負担を減らして、「介護の仕事ってきつい」というイメージを変えて人材確保につなげたいという狙いがあります。
補助対象機器と補助上限額


佐藤
編集長
具体的にいくらもらえるか教えてほしいんですが、補助額はどうやって決まるんですか?

室谷
代表取締役
機器の種類と職員数によって変わってきます。わかりやすく整理しましょう!
| 機器・事業の種類 | 補助上限額 |
|---|---|
| 移乗支援・入浴支援ロボット等 | 100万円/台 |
| 介護業務支援ソフト(職員1〜10名) | 100万円/事業所 |
| 介護業務支援ソフト(職員31名以上) | 250万円/事業所 |
| 見守りセンサー・その他機器 | 30万円/台 |
| 情報端末(タブレット等) | 10万円/台 |
| パッケージ型一括導入 | 1,000万円以内/事業所 |
| 業務改善支援(コンサルティング等) | 45万円/事業所 |

佐藤
編集長
パッケージ型って何ですか?

室谷
代表取締役
介護業務支援ソフトと、それと連動させると効果が高まる機器(見守りセンサーとかタブレットとか)を複数まとめて導入するパターンです。バラバラに申請するより上限が大きくなって、最大1,000万円まで補助を受けられます! 大規模施設だと機器を一気に揃えたいケースが多いので、このパッケージ型を選ぶ事業所も多いです。

佐藤
編集長
1,000万円!それは大きいですね!自己負担は4分の1だから、250万円で1,000万円分の機器が揃う計算?

室谷
代表取締役
そういうことです!ただ、1,000万円は上限なので、実際には導入する機器の費用の4分の3が出るイメージです。1,200万円の機器を導入しようとすると、補助上限の1,000万円が出て、残り200万円プラス自己負担分が事業所持ちという計算ですね。

佐藤
編集長
それでもかなりお得ですね。ちなみに令和8年度の補助率は変わるって聞いたんですが?

室谷
代表取締役
鋭いですね!令和8年度(2026年度)の国の方針として、補正予算ベースでは補助率が5分の4(80%)に引き上げられる見通しです。これは国が「今年こそ介護テクノロジーを一気に普及させる」という強い意志の表れです。愛媛県の令和8年度の実施要綱は2026年5月時点では未定ですが、国の方針に沿った形で近々公募が始まる予定です!
令和8年度の注目ポイント
- 補助率が最大5分の4(80%)に引き上げられる見通し(国補正予算ベース)
- 見守り機器・介護記録ソフト・インカムが重点支援対象
- パッケージ型一括導入でケアプランデータ連携を5事業所以上と行う場合に加算あり
- 愛媛県の令和8年度公募開始は2026年6月以降の見通し
対象者・対象事業所の要件

佐藤
編集長
どんな介護事業所が申請できるんですか?介護の仕事をしていれば全部OK?

室谷
代表取締役
対象は愛媛県内の介護サービス事業所か老人ホームです。具体的には、通所介護(デイサービス)、訪問介護、特別養護老人ホーム、老人保健施設、グループホームなど多様なサービス種別が対象です。

佐藤
編集長
でも申請要件は結構厳しそうですよね?

室谷
代表取締役
そうなんです、いくつか満たしておかないといけない条件があります。リストにしますね。
1生産性向上への取り組みと、収益改善時に賃金へ適切に還元することを職員に周知する
2IPAの「Security Action」で「一つ星」または「二つ星」を宣言する(情報セキュリティ対策の証明)
3コンサルティング会社等による業務改善支援を受ける、または愛媛県介護生産性向上総合相談センターでの研修・相談を行う
4科学的介護情報システム「LIFE」を利用している
5介護テクノロジー定着推進委員会を事業所内に設置する
6ケアプランデータ連携システムを利用開始する(居宅サービス事業所等の場合)
7介護サービスの情報公表に参加している

佐藤
編集長
「Security Action」って初めて聞きました。むずかしそう…

室谷
代表取締役
実は全然難しくないんです!IPAというIT機関のウェブサイトで、「うちはちゃんと情報セキュリティ対策をします」と宣言するだけ。費用は無料で、オンラインで5分あればできます。宣言したメールを保存しておけば申請書類になります!

佐藤
編集長
「LIFE」っていうのは何ですか?

室谷
代表取締役
LIFEは「科学的介護情報システム」の略で、利用者の心身の状態とケアの内容を記録して国に送信するシステムです。実はすでにLIFEを活用している事業所はかなり多いので、この要件で引っかかることは少ないですよ。
個人事業主の介護事業所も申請できます
法人番号を持っていない個人事業主でも、Security Actionへの申し込みは個人事業主として申し込めます。愛媛県内で介護事業所を運営していれば、法人格の有無は問いません。
申請の流れと必要書類


佐藤
編集長
じゃあ申請の手順を教えてください。何から始めればいいですか?

室谷
代表取締役
まず機器を選ぶところから始めます。順番に説明しますね。
1補助対象となる介護テクノロジー機器を選定し、販売業者から見積書を取得する
2IPAのサイトでSecurity Actionの宣言手続きを行い、申請確認メールを保存する
3コンサルティング会社または県の相談センターに業務改善支援を依頼または研修を受ける
4申請書類(交付申請書・別紙・見積書の写しなど)を法人単位でまとめる
5愛媛県保健福祉部 生きがい推進局 長寿介護課(長寿政策係・介護研修係)へ持参または郵送で提出する
6審査後に交付決定通知を受け取る(先着順ではなく予算範囲内で決定)
7交付決定後に機器を導入・支払いを行い、令和8年1月31日までに事業完了する
8完了報告書等を提出し、補助金の交付を受ける

佐藤
編集長
「先着順ではない」というのがポイントですね。

室谷
代表取締役
そうなんです!この補助金は予算の枠内で、申請内容を総合的に審査して交付が決まります。早く出せばいいわけじゃなくて、要件を満たしているかが大事。ただ予算には上限があるため、申請が集中すると全員には通らない可能性もあります。早めの準備は大切ですよ!

佐藤
編集長
必要書類を教えてもらえますか?

室谷
代表取締役
主な必要書類はこちらです。
| 書類名 | 備考 |
|---|---|
| 補助金交付申請書(様式第1号・別紙含む) | 愛媛県のページからダウンロード |
| 導入予定機器の見積書の写し | 販売業者から入手 |
| 指定・許可を証する書類 | 介護事業所の指定証など |
| 機器カタログ | メーカー提供 |
| 職員数がわかる資料(勤務形態一覧表) | 常勤換算数を記載 |
| Security Action宣言申込メールの写し | IPA宣言時に届くメール |
| LIFEを利用していることが確認できる資料 | 利用登録の証明 |
| 委員会設置が確認できる資料 | 設置議事録等 |
| ケアプランデータ連携システム利用開始確認資料 | 該当者のみ |

佐藤
編集長
書類は多いですが、ほとんどは既存の資料や手続きが中心なんですね。

室谷
代表取締役
そうですよ。新しく用意する書類はSecurity Actionのメール写しくらいで、あとはすでに持っているものがほとんどです。介護事業所の実務に即した申請設計になっていますね。
申請期間・スケジュール

佐藤
編集長
申請はいつまでにしなきゃいけないんですか?

室谷
代表取締役
令和7年度(2025年度)の申請は、2025年7月10日から2025年8月8日で締め切られています。令和8年度(2026年度)については、2026年5月時点ではまだ公募開始の日程が公表されていません。

佐藤
編集長
じゃあ今年(2026年)の申請はいつ始まるの?

室谷
代表取締役
愛媛県の介護分野の生産性向上ページに「令和8年度愛媛県介護テクノロジー定着支援事業費補助金のセミナー」が2026年6月2日〜5日のオンライン開催で案内されています。セミナーが公募前に開催されることが多いため、2026年6月以降に公募が始まる可能性が高いです。

佐藤
編集長
セミナーに参加した方がいいですか?

室谷
代表取締役
ぜひ参加してください!補助金の要件説明や申請手続きを丁寧に解説してくれます。オンライン開催なので松山から離れた事業所でも参加しやすいですし、補助金の要件確認と申請準備を同時に進める絶好の機会です。
2026年度 主なスケジュール目安
- 2026年6月2日〜5日: 介護テクノロジー補助金セミナー(オンライン、愛媛県主催)
- 2026年6月以降: 令和8年度の公募開始(予定。公式案内を確認してください)
- 2026年1月31日まで(予定): 事業完了(機器導入・支払いを含む)
補助金詐欺にご注意ください
給付金・補助金詐欺にご注意ください
補助金を装った詐欺が増えています。以下のことは絶対にありません。
- ATMや電話で補助金の手続きを求めることはありません
- 愛媛県や行政機関が電話で口座番号・暗証番号を聞くことはありません
- 「補助金を代わりに受け取ってあげる」「手数料を払えばもらえる」という話は詐欺です
申請・問い合わせは必ず愛媛県庁公式ホームページまたは下記の公式窓口へ直接連絡してください。
よくある質問

佐藤
編集長
ちょっと気になったことを聞いていいですか。昨年度に申請して使った機器が今年度も補助対象になりますか?

室谷
代表取締役
はい、過去に愛媛県が補助金対象として承認した機器は、令和8年度でも引き続き補助対象になります。新しい機器だけが対象というわけじゃないので安心してください!

佐藤
編集長
複数の事業所を同じ法人で運営しているとき、まとめて申請できますか?

室谷
代表取締役
申請書類は「法人単位」でまとめて提出できますが、補助上限額は「事業所単位」で設定されています。つまり、3事業所を持つ法人なら、それぞれの事業所分の機器を一括申請して、各事業所の上限額内で補助を受けられます。

佐藤
編集長
交付決定が出る前に機器を買っちゃってもいいですか?

室谷
代表取締役
それは絶対ダメです!交付決定通知が届く前に機器を購入してしまうと、補助の対象外になります。必ず「交付決定通知 → 機器購入・支払い → 事業完了報告」の順番を守ってください。見積もりを先に取っておくのはOKですが、発注・購入は交付決定後に行うのが鉄則です。

佐藤
編集長
補助金をもらった後も何かしなきゃいけないことはありますか?

室谷
代表取締役
あります!補助金を受けた機器についての「活用実績報告」を提出する義務があります。機器が実際に使われているか、職員の負担が軽減されているかを県が確認します。また、収益が改善した場合は職員の賃金に適切に還元することも求められています。「もらったらおしまい」じゃなくて、継続的な改善が条件なんです。
基本情報まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 愛媛県介護テクノロジー定着支援事業費補助金 |
| 運営主体 | 愛媛県(保健福祉部 生きがい推進局 長寿介護課) |
| 対象者 | 愛媛県内の介護サービス事業所・老人ホームを運営・開設する事業者 |
| 補助率 | 補助対象経費の4分の3(令和7年度実績) |
| 補助上限額 | 1,000万円/事業所(パッケージ型の場合) |
| 令和7年度申請期間 | 2025年7月10日(木)〜2025年8月8日(金)(消印有効) |
| 令和8年度申請期間 | 2026年6月以降開始見込(2026年5月時点で未定) |
| 問い合わせ先 | 愛媛県保健福祉部 生きがい推進局 長寿介護課 長寿政策係・介護研修係 |
| 電話 | Tel 089-912-2446 / 089-912-2338 |
| Fax | 089-935-8075 |
| メール | choujukaigo@pref.ehime.lg.jp |
| 公式情報ページ | 愛媛県 介護分野における生産性向上について |
お問い合わせ先
- 担当窓口: 愛媛県保健福祉部 生きがい推進局 長寿介護課 長寿政策係・介護研修係
- 電話: 089-912-2446 / 089-912-2338
- Fax: 089-935-8075
- メール: choujukaigo@pref.ehime.lg.jp
- 公式情報ページ: 愛媛県 介護分野における生産性向上について

佐藤
編集長
まとめると、愛媛県の介護事業所なら介護ロボットやICTソフトの導入費用の75%を補助してもらえるんですね。しかも1,000万円まで!これは活用しない手はないですね。

室谷
代表取締役
そうですよ!人手不足が深刻な介護業界で「テクノロジーでカバーする」という流れは国全体の政策としても強まっています。令和8年度は補助率が80%に引き上げられる見通しで、今がまさに介護テクノロジー導入のチャンスです。申請前にまず2026年6月のセミナーに参加して、要件を確認してみてください!
愛媛県の介護・医療関連の補助金・支援策

佐藤
編集長
愛媛県で他に介護・医療施設が使える支援策はありますか?

室谷
代表取締役
いくつかあります!介護施設の経営に役立つものをご紹介しますね。

室谷
代表取締役
まず愛媛県医療施設等生産性向上・職場環境整備等支援事業給付金は医療・介護施設の職場環境整備を支援する給付金です。

室谷
代表取締役
医療・福祉施設等物価高騰対策応援金は物価高騰の影響を受けた施設向けの支援です。食材費高騰には医療・福祉施設等食材費高騰対策応援金もあります。

室谷
代表取締役
DX推進なら愛媛県産業DXモデル横展開事業費補助金、外国人介護人材の受け入れには愛媛県外国人材受入環境整備事業費補助金も検討してみてください!

佐藤
編集長
愛媛県内の他の市区町村のページもありますか?

室谷
代表取締役