千葉の設備投資補助金、産業別の使いどころ
千葉県は東京隣接という立地から物流・流通業の集積が厚い。特に市川市・船橋市・習志野市にかけての湾岸エリアは大型物流倉庫が林立しており、自動仕分け機・無人搬送車(AGV)・倉庫管理システム(WMS)の導入需要が高い。これらはものづくり補助金や省力化投資補助金(カタログ型)の典型的な対象設備にあたる。
製造業では市原市の石油化学コンビナートや千葉市・柏市の金属・食品加工業が集中する。食品加工では衛生管理強化を名目にしたライン自動化設備が補助対象になりやすく、ものづくり補助金の「省力化(オーバーホール)類型」との親和性が高い。
農業については、千葉県は全国トップ3に入る農業産出額を誇り、ハウス栽培の環境制御システムや収穫ロボット、圃場IoTセンサーの需要が旺盛だ。農水省系の補助金と組み合わせることで自己負担を大幅に圧縮できるケースもある。
成田空港を擁する北総エリアでは、輸出関連の精密機械・電子部品製造業が事業再構築補助金を活用して海外向け製造ラインを新設した事例が出ている。