TSMC進出で変わる熊本の設備投資需要
2024年2月に開所したTSMC第1工場(菊陽町)と2027年末稼働予定の第2工場(3ナノ品対応)により、熊本・九州の半導体サプライチェーンへの投資は23兆円規模の経済波及効果が見込まれている。県内では半導体関連企業の工場新増設に対する補助金認定が2025年3月時点で13件・投資予定額263億円に達した。
直接の恩恵を受けるのはTSMCの1次・2次サプライヤーだけではない。精密加工・表面処理・物流・食品加工・宿泊といった周辺産業でも、人材不足を補う省力化投資や生産能力拡張のための設備更新需要が高まっている。こうした需要に対応できる国の補助金として、ものづくり補助金(最大4000万円)と大規模成長投資補助金(最大50億円)が特に使いやすい。前者は幅広い設備投資に対応し、後者は投資額10億円以上の案件に限定されるが補助上限が格段に大きい。