岡崎ものづくり支援補助金(共同研究事業)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
産学連携に特化した研究開発支援
本補助金は大学や公設試験研究機関との共同研究に特化している点が最大の特徴です。一般的なものづくり補助金と異なり、外部の学術機関が持つ先端技術や専門知識を自社の製品開発に活かすことを明確に促進しています。新製品・新技術の開発だけでなく、既存製品の高付加価値化も対象となるため、現行事業の技術的課題を解決するための研究にも活用できます。
中小企業優先の申請スケジュール
非中小企業者は12月1日からの申請開始となっており、年度前半は中小企業者が優先的に予算を活用できる仕組みです。これは資金力に限りがある中小企業に対する配慮であり、早期申請により予算枠を確保しやすいメリットがあります。中小企業は年度開始直後から速やかに申請準備を進めることをお勧めします。
依頼試験事業との合算上限制度
同じ岡崎ものづくり支援補助金の依頼試験事業と合わせて上限50万円という設計になっています。これは共同研究と依頼試験を組み合わせて段階的に研究開発を進める戦略が可能であることを意味します。例えば、まず依頼試験で技術的可能性を検証し、その結果を踏まえて本格的な共同研究に移行するといった活用法が考えられます。
対象経費の明確さ
補助対象は大学・試験研究機関へ支払う研究費および相談料に限定されており、非常にシンプルです。ただし振込手数料は対象外となるため、経費計上時の注意が必要です。対象範囲が明確であるため、申請書作成や精算の手間が比較的少なく済む利点があります。
ポイント
対象者・申請資格
企業規模・業種要件
- 中小企業者であること(非中小企業者は12月1日以降に申請可能)
- 岡崎市内でものづくりに関する事業を営んでいること
- 製造業を中心とした事業者が主な対象
所在地要件
- 岡崎市内に事業所を有すること
- 岡崎ものづくり推進協議会の支援対象地域であること
研究内容要件
- 新製品または新技術の開発に取り組む事業であること
- 既存製品の高付加価値化を目的とする事業であること
- 大学または試験研究機関等との共同研究であること
連携先要件
- 連携先が大学または公的な試験研究機関等であること
- 共同研究の契約または協定が締結されていること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:共同研究先の選定と計画策定
大学や試験研究機関の中から、自社の技術課題に最適な連携先を選定します。岡崎ものづくり推進協議会に相談すれば、研究テーマに適した機関の紹介を受けられる場合があります。研究計画は、目的・方法・期待成果・スケジュールを具体的にまとめてください。
ステップ2:共同研究契約の締結
連携先の大学・研究機関と共同研究に関する契約または協定書を締結します。研究費・相談料の内訳や支払条件を明確にし、補助金申請に必要な見積書や計画書の根拠資料としても使えるよう整備します。
ステップ3:申請書類の作成と提出
岡崎ものづくり推進協議会事務局に申請書類一式を提出します。共同研究の目的・内容・期待される成果を具体的に記載し、対象経費の見積書を添付します。依頼試験事業との合算で50万円が上限となる点に注意して経費計画を立ててください。
ステップ4:共同研究の実施と経費支払い
交付決定後に共同研究を実施します。研究費・相談料は振込手数料を除いた金額が補助対象となります。研究の進捗や成果を記録し、実績報告に備えてください。
ステップ5:実績報告と補助金受領
研究完了後に実績報告書を提出します。支払いの証憑(請求書・領収書・振込明細等)を整理し、対象経費を明確に示せるようにしてください。審査後、補助金が交付されます。
ポイント
審査と成功のコツ
研究テーマの具体性と事業化の見通し
連携先との事前すり合わせの徹底
依頼試験事業との戦略的な使い分け
年度スケジュールを意識した早期申請
成果の社内活用体制の整備
ポイント
対象経費
対象となる経費
共同研究費(4件)
- 大学への共同研究委託費
- 試験研究機関への研究委託費
- 研究に必要な試料・材料の分析費用
- 実験・試作に関する技術指導費
相談料(3件)
- 大学教員への技術相談料
- 試験研究機関の専門家への相談料
- 研究計画策定に関するコンサルティング費用
試験・分析費用(3件)
- 試験研究機関における各種試験費用
- 材料分析・成分分析費用
- 性能評価・品質試験費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 振込手数料
- 自社内で発生する人件費
- 研究に直接関係しない旅費・交通費
- 汎用的な設備・機器の購入費
- 特許出願・知的財産権に関する費用
- 交際費・接待費
- 消費税および地方消費税
よくある質問
Qどのような大学・研究機関との共同研究が対象になりますか?
大学および公的な試験研究機関等との共同研究が対象です。具体的には、国公立大学・私立大学の研究室や、愛知県産業技術研究所などの公設試験研究機関が典型的な連携先となります。まだ連携先が見つかっていない場合は、岡崎ものづくり推進協議会事務局に相談することで、研究テーマに適した機関を紹介してもらえる場合があります。民間の研究機関が対象になるかどうかは事前に事務局への確認をお勧めします。
Q依頼試験事業と共同研究事業の違いは何ですか?
依頼試験事業は、試験研究機関に特定の試験・分析を依頼する場合の費用を補助するものです。一方、共同研究事業は大学や研究機関と共同で研究開発に取り組む場合の費用を支援します。依頼試験は比較的短期間の試験・分析が中心であるのに対し、共同研究はより長期的・本格的な研究開発を想定しています。両事業の補助金額は合算で50万円が上限となるため、プロジェクトの性質に応じて使い分けることが重要です。
Q補助率2分の1以内とは具体的にいくら補助されますか?
対象経費の2分の1(50%)が補助上限率です。例えば、大学への共同研究費が80万円の場合、その2分の1の40万円が補助金額となります。ただし、依頼試験事業との合算で50万円が上限のため、対象経費が100万円を超えても補助金は最大50万円です。また、依頼試験事業で既に補助を受けている場合は、その分が差し引かれた残額が上限となります。
Q非中小企業者でも申請できますか?
はい、非中小企業者も申請可能ですが、申請開始時期が12月1日以降に限定されています。これは中小企業者を優先する措置であり、年度前半の予算が潤沢な時期は中小企業者が優先的に活用できる仕組みです。非中小企業者の方は12月以降の申請となるため、その時点での予算残額によっては採択が難しくなる可能性があります。早めに事務局に予算状況を確認することをお勧めします。
Q振込手数料が対象外とのことですが、他に対象外の経費はありますか?
明記されている対象外経費は振込手数料です。補助対象はあくまで大学・試験研究機関へ支払う研究費および相談料に限定されているため、自社側で発生する人件費、研究に使用する機器・設備の購入費、旅費・交通費、消耗品費などは原則として対象外となります。対象経費の範囲について不明点がある場合は、申請前に岡崎ものづくり推進協議会事務局に確認してください。
Q申請から補助金を受け取るまでどのくらいの期間がかかりますか?
申請から交付決定までの審査期間は通常数週間程度ですが、年度や申請状況により変動します。交付決定後に共同研究を実施し、研究完了後に実績報告書を提出、確定検査を経て補助金が交付されます。研究期間は案件により異なりますが、年度内完了が基本です。全体として、申請から補助金受領まで数か月から年度末までの期間を見込んでください。大学の年度スケジュールとの調整も必要となるため、余裕を持った計画が重要です。
Q過去にこの補助金を利用したことがありますが、再度申請できますか?
過去に利用実績がある場合でも、新たな共同研究テーマであれば再度の申請は可能と考えられます。ただし、年度ごとの予算状況や審査基準により判断が異なる場合があるため、具体的な条件については岡崎ものづくり推進協議会事務局に事前確認をお勧めします。前回の研究成果を発展させる形での新たな共同研究であれば、実績があることがプラスに評価される可能性もあります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
岡崎ものづくり支援補助金(共同研究事業)は、同じ岡崎ものづくり支援補助金の依頼試験事業と併用が可能ですが、両事業の補助金額を合算して50万円が上限となる点に注意が必要です。例えば、依頼試験事業で20万円を利用した場合、共同研究事業では最大30万円までの補助となります。 国や愛知県の補助金との併用については、同一の経費に対して二重に補助金を受けることは原則として認められません。ただし、研究開発プロジェクト全体の中で経費を明確に切り分けられる場合は、異なる経費項目に対してそれぞれ別の補助金を活用することが検討可能です。例えば、共同研究費は本補助金で、その成果を活用した試作品製造費は国の「ものづくり補助金」で申請するといった使い分けが考えられます。 具体的な併用の可否については、必ず岡崎ものづくり推進協議会事務局に事前確認を行ってください。補助金の財源(国費・県費・市費)によって併用ルールが異なる場合があります。コンサルタントの立場からは、本補助金を研究段階の費用に、他の補助金を事業化段階の費用に充てる「フェーズ別活用」が最も効率的な戦略と考えます。
詳細説明
岡崎ものづくり支援補助金(共同研究事業)とは
本補助金は、愛知県岡崎市が地域のものづくり企業の技術力向上と競争力強化を目的として設けた支援制度です。大学や公設試験研究機関との共同研究に取り組む企業に対し、研究費用の一部を補助することで、産学連携による技術革新を促進しています。
岡崎ものづくり推進協議会が事務局を務めており、補助率は対象経費の2分の1以内、上限額は依頼試験事業との合算で50万円となっています。
制度の背景と目的
製造業を取り巻く環境は、デジタル化の進展やグローバル競争の激化により急速に変化しています。中小企業が単独で先端技術を研究開発することは資金面・人材面で大きな負担となりますが、大学や研究機関の専門知識を活用することで、効率的に技術課題を解決できる可能性があります。
本補助金は、こうした産学連携のハードルを下げ、岡崎市のものづくり企業が持続的に成長できる環境を整備することを目指しています。
補助対象となる研究開発テーマ
- 新製品の開発:市場ニーズに応える新しい製品の研究開発
- 新技術の開発:製造工程の革新や新たな加工技術の確立
- 既存製品の高付加価値化:現行製品の機能向上・品質改善・コストダウンにつながる技術開発
対象経費の詳細
補助対象となる経費は、大学または試験研究機関等へ支払う研究費および相談料です。具体的には、共同研究に関する委託費、技術相談料、試験・分析費用などが該当します。ただし、振込手数料は対象外となるため、経費積算時には注意が必要です。
依頼試験事業との関係
同じ岡崎ものづくり支援補助金には「依頼試験事業」もあり、こちらは試験研究機関への依頼試験費用を補助するものです。共同研究事業と依頼試験事業の補助金額は合算で50万円が上限となります。両制度を戦略的に組み合わせることで、研究開発の各段階に応じた効率的な支援を受けることができます。
中小企業者の優遇措置
本補助金では、中小企業者が優先的に申請できる仕組みが設けられています。非中小企業者の申請は12月1日以降に限定されているため、中小企業者は年度前半の予算が潤沢な時期に申請できるアドバンテージがあります。予算は先着順で消化されていく傾向があるため、早期の申請がお勧めです。
申請から補助金受領までの流れ
申請にあたっては、まず大学や試験研究機関との共同研究計画を策定し、連携先との契約・協定を締結する必要があります。申請書類一式を岡崎ものづくり推進協議会事務局に提出し、審査を経て交付決定を受けた後に研究を開始します。研究完了後は実績報告書を提出し、確定検査を経て補助金が交付されます。
産学連携を成功させるポイント
産学連携は、企業と大学の文化や目的の違いから、コミュニケーション不足によるトラブルが発生しやすいものです。成功のためには以下の点を意識してください。
- 研究ゴールの明確化:学術的な成果だけでなく、事業化の出口を見据えた目標設定
- 定期的な進捗共有:月1回以上の進捗報告会を設定し、方向性のズレを早期に修正
- 知的財産の事前取り決め:研究成果の帰属や利用条件を契約段階で明確にする
- 社内体制の整備:研究成果を製品化するための開発・製造チームとの連携体制を構築
活用事例のイメージ
本補助金は、例えば以下のような活用が想定されます。
- 自動車部品メーカーが大学の材料工学研究室と連携し、軽量化素材の共同研究を実施
- 精密機器メーカーが公設試験研究機関と協力し、新たな計測技術を開発
- 食品関連機器メーカーが大学の食品科学研究室と連携し、製品の衛生性能を高付加価値化
いずれの場合も、自社の事業課題と研究機関のシーズを適切にマッチングさせることが成功の鍵となります。
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