募集中全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

【観光庁】観光振興事業費補助金(地域資源を活用した観光まちづくり推進事業)

基本情報

補助金額
2億円
補助率: 補助率は2分の1以内とします。
0円2億円
募集期間
2026-03-12 〜 2026-04-22
残り4
対象地域日本全国
対象業種分類不能の産業
使途新たな事業を行いたい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

観光庁が実施する本補助金は、地域の歴史的資源(古民家等)、食、自然、文化といった資源を活用し、観光まちづくりを面的に推進するための施設整備を支援する大型制度です。補助上限は2億円、補助率は1/2以内と、観光関連補助金の中でもトップクラスの規模を誇ります。特徴的なのは、単なる施設整備にとどまらず、観光客と地域住民の動線分離など「面的な環境整備」まで対象としている点です。インバウンド需要の取り込みと地方分散の促進を同時に実現することを目指しており、地域のストーリーに基づく体験型コンテンツの創出が求められます。令和8年度予算成立が前提となるため、申請スケジュールの確認が重要です。

この補助金の特徴

1

補助上限2億円の大型施設整備補助

本事業は1事業あたり最大2億円の補助が受けられる大規模な支援制度です。古民家の改修、食の体験施設、自然体験拠点、文化施設など、地域資源を活かした幅広い施設整備が対象となります。補助率は1/2以内で、自己資金の確保が前提ですが、他の地域活性化予算と組み合わせることで大規模プロジェクトの実現が可能です。

2

地域ストーリーに基づく体験型観光の推進

単なるハード整備ではなく、地域固有のストーリーに基づく「体験の創出」が重視されます。歴史・食・自然・文化の4つの資源カテゴリから、地域ならではの体験価値を設計することが採択の鍵です。

3

観光客と住民の動線分離にも対応

オーバーツーリズム対策として、観光客が回遊するエリアと住民生活圏の動線分離のための環境整備も補助対象です。この視点を計画に盛り込むことで、採択可能性が高まります。

4

幅広い事業主体が申請可能

地方自治体、DMO(観光地域づくり法人)、民間事業者、さらにこれらが連携する協議会等も申請可能です。地域の多様な関係者を巻き込んだ体制構築が求められます。

ポイント

本補助金は最大2億円という規模感に加え、ハード整備だけでなくオーバーツーリズム対策まで包括的にカバーする点が特徴です。採択を目指すなら、地域の「ストーリー性」を軸に据えた体験設計と、自治体・DMO・民間の連携体制の構築が不可欠です。

対象者・申請資格

事業主体の要件

  • 地方自治体(市区町村・都道府県)
  • 観光地域づくり法人(登録DMO)
  • 民間事業者(観光関連事業を営む法人・個人事業主)
  • 上記が連携する組織・団体・協議会等

申請の制限事項

  • 同一の者による複数申請は不可
  • 観光庁またはその他官公庁からの補助金交付等停止措置・指名停止措置を受けていないこと
  • 過去3年以内に情報管理の不備で官公庁との契約を解除されていないこと
  • 暴力団関係者が実施体制に含まれていないこと

対象事業の要件

  • インバウンド向けに地域ストーリーに基づく体験を創出する事業
  • 地域内の回遊性を高めるための施設等の整備
  • 歴史的資源・食・自然・文化のいずれかの資源に関連すること

ポイント

自治体からDMO、民間事業者まで幅広く申請できますが、連携体制が重視されます。単独の民間事業者よりも、地域の関係者を巻き込んだ協議会等の方が採択されやすい傾向があります。過去の行政処分歴がないことも重要な要件です。

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申請ガイド

1

ステップ1:jGrants上での手続き確認

本補助金はjGrants上での申請受付を行っていない場合があります。まず観光庁の公式ページ(https://www.mlit.go.jp/kankocho/kobo05_00090.html)で最新の申請方法を確認してください。

2

ステップ2:事業計画の策定

地域資源(歴史的資源・食・自然・文化)を活用したストーリーに基づく体験創出の計画を策定します。面的な整備計画と回遊性向上の視点を盛り込むことが重要です。

3

ステップ3:連携体制の構築

地方自治体、DMO、民間事業者等との連携体制を構築し、協議会等の組織化を検討します。役割分担と責任体制を明確にしておきましょう。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

申請期間(令和8年3月12日~4月22日)内に必要書類を作成し提出します。事業の具体性、地域への波及効果、実施体制の充実度がポイントです。

5

ステップ5:審査・採択後の事業実施

採択後は計画に基づき事業を実施し、実績報告を行います。補助金は事後精算のため、事業費の全額を一旦立て替える資金計画が必要です。

ポイント

jGrantsでの電子申請ではなく観光庁HPからの申請となる点に注意が必要です。事業計画では地域のストーリー性と体験価値の具体性が審査のポイントとなるため、地域関係者との綿密な計画策定期間を確保しましょう。2億円規模の事業は資金繰り計画も重要です。

審査と成功のコツ

地域ストーリーの独自性を明確に
採択のカギは「その地域にしかないストーリー」です。一般的な観光施設整備ではなく、地域の歴史・文化に根差した独自の体験価値を具体的に示しましょう。先行事例の模倣ではなく、オリジナリティが評価されます。
面的整備と回遊性の設計
点ではなく面での整備計画が求められます。複数の施設やスポットを結ぶ回遊ルートの設計、サインの整備、動線管理まで含めた包括的な計画にすることで評価が高まります。
インバウンド対応の具体性
多言語対応、決済環境、情報発信方法など、インバウンド旅行者への対応策を具体的に記載しましょう。訪日外国人の行動データに基づくターゲティングも効果的です。
地域住民との共存計画
オーバーツーリズム対策として、観光客と住民の動線分離や生活環境への配慮を計画に盛り込むことが差別化につながります。住民説明会の実施記録なども添付すると説得力が増します。

ポイント

審査では「地域資源の独自性」「面的整備の一体性」「インバウンド対応」「住民との共存」の4つの視点が重要です。特に地域のストーリーに基づく体験設計の具体性と、事業完了後の持続可能性を示すことが採択への近道です。

対象経費

対象となる経費

建築工事費(5件)
  • 建造物の新築工事費
  • 改修工事費
  • 除却工事費
  • 設計費
  • 監理費
設備整備費(3件)
  • 体験施設の設備導入費
  • 展示設備の設置費
  • 照明・音響設備費
環境整備費(4件)
  • 街並み整備費
  • 案内サインの設置費
  • 動線分離のための設備費
  • バリアフリー整備費
外構工事費(3件)
  • 広場・園路の整備費
  • 植栽・緑化工事費
  • 駐車場・駐輪場整備費
多言語対応費(3件)
  • 多言語案内板の設置費
  • 多言語パンフレットの制作費
  • 音声ガイドシステムの導入費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 土地の取得費用
  • 既存施設の通常の維持管理費
  • 人件費(常勤職員の給与)
  • 他の補助金で補填される経費
  • 事業に直接関係のない備品・消耗品費
  • 飲食に係る経費(接待・会議費等)

よくある質問

Q個人事業主でも申請できますか?
A

はい、民間事業者として個人事業主も申請可能です。ただし、本事業は地域の面的な観光まちづくりを推進する大型事業であるため、自治体やDMOとの連携体制を構築することが実質的に求められます。個人事業主単独での採択は難しく、地域の関係者と協議会等を組織して共同で申請するケースが一般的です。

Q補助金の上限2億円は1事業あたりですか?
A

はい、1事業あたりの補助上限額が2億円です。補助率は1/2以内のため、総事業費4億円規模のプロジェクトまで対応可能です。ただし、同一の申請者による複数申請は認められていないため、1事業者につき1事業の申請となります。事業の範囲と規模を適切に設計することが重要です。

Q既存施設の改修だけでも対象になりますか?
A

はい、既存施設の改修も対象です。古民家のリノベーションや歴史的建造物の観光活用のための改修など、地域資源を活かした施設整備であれば新築・改修を問わず対象となります。ただし、通常の維持管理や修繕は対象外であり、観光体験の創出・価値向上につながる改修であることが条件です。

Q申請から補助金交付までどのくらいかかりますか?
A

申請受付期間終了後に審査が行われ、採択決定まで数か月程度かかります。採択後は交付申請を経て事業実施となり、事業完了後に実績報告・検査を経て補助金が交付されます。全体で1年以上のスパンを想定しておく必要があります。事業費は先に自己負担で支出するため、つなぎ資金の確保が重要です。

QDMO(観光地域づくり法人)の登録は必須ですか?
A

DMO登録は申請の必須条件ではありません。地方自治体や民間事業者、またはこれらの連携組織でも申請可能です。ただし、観光庁はDMOを中心とした観光地経営を推進しているため、DMOとの連携体制を構築している方が採択に有利になる傾向があります。

Qオーバーツーリズム対策の具体例は何がありますか?
A

観光客と住民の動線を物理的に分離するための歩道整備、案内サインの設置、時間帯別のエリア管理システム導入、観光客向け駐車場の分離整備などが対象となります。また、混雑状況をリアルタイムで把握するセンサーやカメラの設置、分散を促すデジタルサイネージの導入なども対象となる可能性があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は観光庁の大型事業であるため、同一事業への他の国庫補助金との併用は原則として認められません。ただし、事業の一部について地方自治体独自の補助制度を活用することは可能な場合があります。例えば、施設整備本体は本補助金で、周辺の道路整備は国土交通省の社会資本整備総合交付金で対応するなど、事業の切り分けによる活用が考えられます。また、完成後の運営段階では、観光庁の「観光コンテンツ造成支援事業」や各地方運輸局の観光関連補助金の活用も検討できます。注意点として、補助対象経費の重複計上は厳禁であり、各補助金の対象範囲を明確に区分けする必要があります。申請前に観光庁の担当窓口に併用の可否を確認することを強くお勧めします。

詳細説明

観光振興事業費補助金(地域資源を活用した観光まちづくり推進事業)の概要

本事業は、観光庁が実施する地域観光の面的整備を支援する大型補助金です。地域の歴史的資源(古民家等)、食、自然、文化といった固有の資源を活用し、旅行者向けの体験を創出するための施設整備を包括的に支援します。

事業の目的と背景

日本の観光政策は、インバウンド需要の回復・拡大とともに、大都市への集中から地方への分散を重要課題としています。本事業は、地方に眠る観光資源を「体験」として磨き上げ、旅行者の訪問動機を高めることで地方分散を促進することを目指しています。

同時に、観光客の増加に伴うオーバーツーリズムの問題にも対応するため、観光客と地域住民の動線分離など、持続可能な観光地づくりの視点も盛り込まれています。

補助内容の詳細

  • 補助上限額:2億円
  • 補助率:1/2以内
  • 対象経費:建築工事費、改修工事費、設計費、監理費、設備整備費、環境整備費等

対象となる4つの資源カテゴリ

本事業では以下の4つの地域資源カテゴリに関する施設整備が支援対象です。

  • 歴史的資源:古民家、城郭、寺社仏閣、歴史的建造物等の活用
  • 食:地域の食文化体験施設、農漁業体験拠点等
  • 自然:自然体験施設、エコツーリズム拠点等
  • 文化:伝統工芸体験施設、祭り・芸能の体験拠点等

申請にあたっての重要ポイント

採択されるためには、以下の点を計画に盛り込むことが重要です。

  • 地域固有のストーリーに基づく体験設計の具体性
  • 複数施設・スポットの面的な連携と回遊性の確保
  • インバウンド旅行者への対応策(多言語、決済、情報発信)
  • オーバーツーリズム対策と地域住民との共存方策
  • 事業完了後の自立的な運営体制と収支計画

申請スケジュール

令和8年度の申請受付期間は令和8年3月12日から4月22日までです。なお、本事業はjGrants上での申請受付ではなく、観光庁HPからの申請となる場合がありますので、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

注意事項

本事業は令和8年度の予算成立が前提です。予算の状況によって事業内容や補助条件が変更される可能性があります。また、補助金は事後精算方式のため、事業実施に必要な資金を一旦自己資金で確保する必要がある点にも注意が必要です。

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