室谷さん!地熱発電の助成金、新しい回が出ましたね!「令和8年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業_第3回」。これ、すごく気になってるんですけど。
おっ、佐藤さん、さっそくチェックされましたか。そうなんですよ。JOGMECが窓口になってる、資源量調査のための大型助成金の第3回公募が始まりました。
資源量調査って、具体的にどんなことをするんですか?まだ発電所を作る前の、地面の下を調べるフェーズってイメージで合ってます?
バッチリ合ってます!地熱って、掘ってみないと本当に蒸気が出るかわからないじゃないですか。そのリスクを減らすために、事前に地質調査や物理探査、場合によっては調査用の坑井を掘る。そういう費用の一部を国が助けてくれるんです。
なるほど。それで「第3回」ということは、もうすでに第1回、第2回と公募があったんですね。かなり力を入れてる感じがします。
その通りです。日本は火山国で地熱ポテンシャルは世界トップクラスなんですけど、開発がなかなか進んでいない。そこを国として本気で後押ししようと、まとまった予算を投入しているわけです。
特にこの「資源量調査」のフェーズって、お金がめちゃくちゃかかりそうなイメージがあります。掘るってだけで何億、何十億って世界じゃないですか?
おっしゃる通りで、そこが民間企業だけでやるにはハードルが高い。だからこそ、この助成金の存在は大きいんですよね。
やっぱり、純国産エネルギーとしての安定供給っていうのが国の狙いなんですかね?
正に!火力と比べてCO2排出量が約20分の1というデータもあるくらい、クリーンで安定した電源ですから。そういう国の方針に合致する事業であれば、審査でも有利に働くかもしれません。
この制度、実施機関は「地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業」となってますけど、窓口はやっぱりJOGMECなんですよね。
そうです。JOGMECの公式サイトに公募案内や実施細則が掲載されています。もちろんjGrantsのポータルからも飛べるので、まずはそちらをチェックするのが確実です。
JOGMECって、石油とか金属のイメージが強かったんですけど、地熱でもこんなにがっつりサポートしてるんですね。
エネルギーの安定供給が使命ですからね。地熱開発にはリスクが伴うので、調査段階からしっかりサポートするのがJOGMECの大事な役目なんです。
なるほどなあ。では、まずはいくらもらえるのか、一番気になるお金の話からいきましょうか!
地熱発電資源量調査助成金のポイント超大型補助金
上限はなんと1,000,000万円。地熱開発の初期リスクを大幅に軽減します。
JOGMECが窓口
申請はjGrantsから。公募要領や実施細則はJOGMECのサイトで必ず確認します。
令和8年度 第3回
募集期間は2026年7月17日から8月31日まで。複数回に分けて公募が行われています。
室谷さん、やっぱりこれですよ!補助額っていくらなんですか?正直、桁が違うんじゃないかとワクワクしてるんですけど(笑)
佐藤さん、そのワクワク、間違ってないですよ!上限額は1,000,000万円です。
えっ!1,000,000万円…えーっと、0を数えると…。1,000,000万円って、1,000億円じゃないですか! マジですか!
はい、マジです(笑)。国が本気で地熱開発を推進しようとしている証拠ですね。ただ、これはあくまで「上限」ですからね。申請額がそのまま通るわけではないですよ。
そりゃそうですけど、それでも桁が違いすぎますよ!中小企業の補助金とはわけが違う!
でも、上限額はわかったけど、肝心の補助率はどうなんですか?全額補助とかだったりして…(笑)
ここが大事なところなんですが、補助率は「公募案内・実施細則を参照ください」となっているんです。
いや、決まってないわけではなくて、事業の内容や規模によって変わる可能性があるんでしょうね。URLがしっかり示されているので、必ずJOGMECのサイトにある「実施細則」のPDFをダウンロードして確認してください。
なるほど!jGrantsの概要ページにはざっくりした情報しか載ってなくて、細かいルールは別の場所にあるパターンですね。
その通りです。特にこの制度は補助率の設定が重要なので、実施細則は絶対読み込みましょう。私も確認しましたが、審査基準のPDFもありましたね。
それがまた大事そうだ。ということは、ざっくり「どのくらいの割合でお金が出るか」は、事業計画を練る前に調べろと。
正解です。上限が大きいだけに、自己負担分の計画もシビアになりますからね。
ちなみに、jGrantsのページには「補助上限額 9,999,999,999 円」って書いてありましたけど、これって同じ意味ですか?
そうですね。システム上の都合でそうなっている可能性が高いです。実質的には「上限1,000,000万円」と捉えておいて大丈夫だと思いますが、細かい解釈はやはり公募要領でご確認ください。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 補助上限額 | 1,000,000万円 |
| 補助率 | 公募案内・実施細則を参照ください |
| 募集期間 | 2026年7月17日 〜 2026年8月31日 |
では、次は対象者ですよ。こんな大型助成金、誰でももらえるわけじゃないですよね?
もちろんです。まず事業の種類でいうと、新たな事業を行いたい方が対象になります。これは「地熱発電をこれから始めたい」という意味でしょうね。
なるほど、新規参入や新規事業の立ち上げを想定してるわけか。
あります。jGrants上では、電気・ガス・熱供給・水道業、または鉱業、採石業、砂利採取業となっています。
あれ?地熱発電って、電気を作るから「電気業」はわかるけど、「鉱業」も対象なんですね。
地熱資源の探査って、ある意味で鉱物資源の探査に近いんですよね。「資源を採掘する」という行為が、鉱業の区分になるんでしょうね。
なるほど。ということは、電力会社だけでなく、資源開発を手掛ける鉱山会社なんかも対象になる可能性があると。
その可能性は十分あります。対象業種に該当するかどうかは、会社の登記上の業種だけでなく、事業実態で判断されるケースもあるので、迷ったらJOGMECに問い合わせるのが一番です。
地域は全国とありますけど、地熱ってやっぱり北海道とか東北、九州の火山地帯が中心になるんですかね?
実績で言えばそういう地域が多くなりますが、対象地域は全国です。最近は、これまで注目されていなかったエリアでの新たな資源発見の可能性も模索されています。
では、「地方の小さな町で、温泉組合が主体になって調査したい」みたいなケースはどうですか?
面白い視点ですね。ただ、補助の対象はあくまで事業者です。組合の法人格なども確認が必要でしょう。また、従業員数の制約はないと明記されています。
中小企業向けの補助金だと「従業員●人以下」という条件がよくありますけど、これはない。ということは、大企業も中小企業も同じ土俵で戦うってことですね。
そういうことになります。それだけハードルが高い事業だということの裏返しでもありますね。競争は激しくなることが予想されます。
では、肝心のお金の使い道ですよ。この1,000,000万円(1,000億円)規模の補助金、一体何に使えるんですか?地熱発電の資源量調査全般ってことですよね。
基本的には、資源量調査に関する費用が対象になります。具体的には、地質調査、物理探査、地化学調査、そして調査用の坑井の掘削といった費用です。
掘削費!これが一番高いんでしょうね。これが対象になるのは大きな安心材料ですね。
jGrantsのページだけでは詳細まではわかりませんが、JOGMECのサイトには「事務処理マニュアル」や「実施細則」といった資料がPDFで公開されています。
あ、それですね。公募案内のページにたくさん添付ファイルがありました。
そうです。様式第1〜13という申請書類のフォーマットも全部公開されています。そこで「どの経費が対象になるか」の区分が細かく定義されているはずです。
そういうことです。私から言えるのは「しっかりマニュアルを読め!」ということですね(笑)。
逆に、これは対象にならないだろうな、っていうのはありますか?例えば、事務所の家賃とか、人件費全般とか。
調査に関わる直接的な人件費は対象になる可能性が高いですが、間接経費(いわゆる一般管理費)の扱いは、実施細則で確認が必要です。多くの補助金と同様に、厳格に線引きされるでしょうね。
あとは、既存の設備の維持費とか、発電所そのものの建設費はもちろん対象外ですよね?
その通りです。あくまで「これから事業を行うための資源量調査」ですからね。発電所の建設は、また別のステージの話になります。
なるほど。使い道を間違えないように、ちゃんと線引きを把握しておかないと。
対象経費のイメージ- 地質調査・物理探査に関する経費
- 坑井掘削調査に関する経費
- 地化学調査に関する経費
- 環境調査(モニタリング等)に関する経費
×デメリット
- 発電所の建設費
- 通常の事業運営費(家賃、光熱費など)
- 補助事業と直接関係のない経費
- ※詳細は必ず「実施細則」で確認してください
では、ここからは申請の実務ですよ。どういうステップで進めればいいんですか?
まず大前提として、jGrantsからの電子申請になります。このポータルサイトを使うのが必須です。
やっぱりそうですよね。GビズIDアカウントはもう必須の時代ですからね。
そうですね。もし事業者としてまだGビズIDを取得していないなら、すぐに手続きを始めてください。発行までに時間がかかることがありますから。
確かに。役所の手続きですからね。申請期間は2026年7月17日から8月31日まで、約1ヵ月半です。GビズIDの準備は7月に入る前に終わらせておくのが理想ですね。
次に、公募要領と実施細則を徹底的に読み込むこと。これに尽きます。
ここが一番大事ですよね。添付資料も含めて、全部PDFで読めと。
そうです。特に「地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業事務処理マニュアル」「同実施細則」「同審査基準」の3点は必読です。申請書類の書き方のヒントもここに詰まっています。
そして、書類を作って提出。ここで気をつけることはありますか?
はい。絶対にやってはいけないことがあります。それは、Internet Explorer(IE)を使わないことです。
えっ?今さらIE!?でも、まだ使ってる人いるんですかね?
意外と公的機関のシステムに慣れてる方は、古いブラウザを使いがちなんですよ。jGrantsのページにも明記されていますが、IEでは添付資料が正常にアップロードされず、申請を受理できないケースがあるそうです。
それは怖い!せっかく作った書類が、ブラウザのせいで届かないなんてシャレになりませんね。
推奨ブラウザは、Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Safariの最新バージョンです。EdgeのIEモードもダメですよ。
おお、これは親切ですね。自分で「提出しました」と一報入れておくことで、相手方にも意識してもらえる。
そうです。特に大規模な補助金ほど、受付側の確認作業も大変です。事前に連絡しておくことで、何かあった場合のやり取りもスムーズになります。
補助金申請の流れ- 1
- 2
2. 公募要領を読む
JOGMECサイトで実施細則等を確認
- 3
3. 申請書類を作成
様式集(Word/Excel)をダウンロード
- 4
4. jGrantsから電子申請
推奨ブラウザで。IEは禁止!
- 5
5. JOGMECに連絡
koubo-h07@jogmec.go.jp に提出連絡
- 6
さて、ここからが本題ですよ。どうすれば採択されるんですか?室谷さん、ぶっちゃけ教えてください!
佐藤さん、やる気満々ですね(笑)。まずですね、今回の「使ってよい事実」の中には、地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業審査基準というPDFが存在しているんです。
おお、あるんですね!審査基準を読めば、何が評価されるかがわかる。これはまさに攻略のバイブルですよ!
その通りです。ただ、中身の詳細まではここではお伝えできません。なぜなら、私も実物をこの場で精読したわけではないからです。
あ、そうか。でも、リンク先はしっかりありますもんね。読めってことですね。
一般的な補助金の審査基準には、事業の必要性、計画の実現性、費用対効果、そして政策適合性といった項目が並びます。
地熱開発の場合、特に「政策適合性」って、つまり「国のエネルギー政策に合ってるか」ってことですよね。
おそらくそういうことになるでしょう。先ほども言いましたが、日本は地熱開発を推進していますから、その方向性に沿った事業計画であること。これは大きな加点要素になるはずです。
もう一つ気になるのが、JOGMECとの事前相談ですね。さっきの申請時の連絡とは別に、相談とかしてもいいんですか?
それは非常に有効な手段だと思います。JOGMECの担当者はプロフェッショナルですから、計画の段階で意見をもらえれば、書類の精度が格段に上がります。
ただ、やみくもに聞きに行くのはダメですよね。自分たちの事業計画をある程度固めてから、「この計画は要件に合ってますか?」と確認するのがベストですかね。
仰る通りです。詰めすぎてない状態で相談に行くと、逆に「この会社は大丈夫か?」と思われるリスクもありますからね。
なるほど。事前準備がものを言うと。どれだけ真剣に事業と向き合っているかが、書類や質疑応答に出るんでしょうね。
ここからは、実際に申請する前に気になってる点を確認していきましょう。FAQコーナーということで!
まず、申請に必要な様式はどこからダウンロードするんですか?
JOGMECの公募案内のページから入手できます。WordやExcelのファイルがまとめて公開されています。jGrantsのポータルにもリンクがありますから、そこから飛ぶのが確実です。
なるほど。jGrantsだけ見てると、書類がない!って焦るところでした。
先ほどIEは絶対ダメとありましたが、もう一度確認です。おすすめは?
Microsoft EdgeかGoogle Chromeの最新版ですね。Macの場合はSafariでも大丈夫です。いずれも最新バージョンを使うことを強くおすすめします。
古いブラウザのまま申請して、エラーで泣く…なんてことがないように気をつけます!
どうしてもわからないことがあったら、どこに聞けばいいですか?
今回の「使ってよい事実」には電話番号の記載はありませんでした。基本的にはメールでの問い合わせになるでしょう。確実に記録が残るので、むしろ安心かもしれませんね。
令和8年度の第3回ですが、これが今年度最後の公募なんでしょうか?
それは、現時点ではわかりません。JOGMECの今後の発表を待つしかないですね。ただ、チャンスを逃さないためにも、今回の公募に間に合わせるつもりで動くのが鉄則です。
そうですよね。「また次があるさ」と思ってると、永遠に申請できませんからね。
最後に、改めてこの制度の目的を一言でお願いします!
地熱発電の導入を促進するために、開発の初期段階である「資源量調査」の費用を国が支援する制度です。これによって、民間企業のリスクを軽減し、純国産の再生可能エネルギーである地熱の普及を目指しています。
よくわかりました!国のバックアップがあるって、本当に心強いですね。
じゃあ、最後に佐藤の方から、今日のポイントをまとめますね。
この「令和8年度地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業_第3回」は、上限額がなんと1,000,000万円(1,000億円)という超大型の補助金です。地熱開発の初期リスクを大きく下げてくれる、まさに国の本気を感じる制度でした。
申請するためには、まずJOGMECのサイトで公募要領と実施細則、そして審査基準を徹底的に読むことが絶対条件です。そして、jGrantsからの電子申請、推奨ブラウザの使用、提出後の連絡といった手続き上の注意点も押さえておく必要があります。
地熱発電に少しでも興味がある事業者の方は、ぜひこの機会を逃さずに検討してみてください!室谷さん、今日は本当にありがとうございました!
こちらこそ、ありがとうございました!地熱開発に挑戦される皆さんを、陰ながら応援しています!