ここからは、制度の目的と背景を確認していきます。
室谷さん、今日の補助金は名前がすごく長いですね。何て呼べばいいですか?
正式名称は「【第二回公募】令和8年度災害時に備えた社会的重要インフラへの自衛的な燃料備蓄の推進事業費補助金」です。長いので、ここでは「自衛的な燃料備蓄の推進事業費補助金」と呼びます。
なるほど。第二回公募ということは、第一回もあったんですね。
その通りです。今回の第二回公募は2026年8月4日から2026年8月25日までです。締切までに申請準備を終わらせなければいけません。
そもそも、なぜ自治体が燃料備蓄の補助金を受けるんですか?
大規模災害時などに系統電力や都市ガスの供給が途絶えたとき、自治体の防災拠点施設へ石油製品等を安定的に供給するのが目的です。自家用発電設備等を設置して、住民の避難や災害対応を確実にできるようにするための補助金です。
なるほど。防災拠点が動かなくなると、避難所の運営も難しくなりますからね。
jGrantsのページにはキャッチコピーが載っていて、「大規模災害時に備え、自治体の防災拠点施設への石油製品等の安定供給を支える自家発電設備等の整備を支援する補助金」とあります。ここを読めば全体像はつかみやすいです。
つまり、防災拠点施設に自家発電設備を整えるための補助金、と。
そのイメージでいいです。もう少し整理すると、次の4つが特徴です。
この補助金の特徴防災拠点施設の自家発電設備等を支援
系統電力や都市ガスが止まった際の電力確保を目的とします
申請主体は地方公共団体
都道府県、市町村等が対象です
補助率は定額補助(10/10)
補助上限額は公募ページ上「—」表記です
第二回公募
2026年8月4日から2026年8月25日まで受け付けます
補助率10/10で全額補助、というのは大きいですね。ただし上限額が「—」というのが気になります。
そこは後でしっかり確認しましょう。まずは誰が申請できるのかを見ていきます。
ここからは、申請資格を具体的に確認していきます。
主な申請資格には「日本国内の地方公共団体(都道府県、市町村等)」とあります。民間企業だけでは申請できない、自治体向けの補助金です。
そうなります。自治体が行う事業に対しての補助なので、民間事業者は、自治体の防災拠点施設の整備に関わることがあっても、申請主体はあくまで自治体になると考えてください。
はい。大規模エネルギー供給施設、具体的には発電所、製油所、ガス供給施設等が区域内に立地していて、大規模な複合災害が発生する可能性がある自治体、またはその影響を受ける自治体が対象です。
対象地域は全国とありましたけど、条件が付いているんですね。
対象地域は全国となっていますが、エネルギー供給施設の立地や複合災害の影響という観点が入ります。このあたりは公募要領で確認してください。
jGrantsのページには対象業種がずらっと並んでいますよね。漁業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業……。なんでこんなにあるんですか?
確かに多いですね。他にも複合サービス事業、サービス業、公務、医療、福祉、教育、学習支援業などが出ています。ただ、申請資格の本文には地方公共団体が対象と明記されています。
そういうことです。制度の目的・概要には「自治体が行う」事業への補助と書かれています。業種欄はjGrantsの表示上の区分として並んでいるものと捉え、具体的にどの施設が対象になるかは公募要領で確認するのが確実です。
では、代表的な業種の一覧だけでも見ておきたいです。
jGrantsのページに表示されている対象業種を表にしておきます。
| jGrantsに表示されている対象業種 |
|---|
| 農業、林業 |
| 漁業 |
| 鉱業、採石業、砂利採取業 |
| 建設業 |
| 製造業 |
| 電気・ガス・熱供給・水道業 |
| 情報通信業 |
| 運輸業、郵便業 |
| 卸売業、小売業 |
| 金融業、保険業 |
| 不動産業、物品賃貸業 |
| 学術研究、専門・技術サービス業 |
| 宿泊業、飲食サービス業 |
| 生活関連サービス業、娯楽業 |
| 教育、学習支援業 |
| 医療、福祉 |
| 複合サービス事業 |
| サービス業(他に分類されないもの) |
| 公務(他に分類されるものを除く) |
| 分類不能の産業 |
こうして見ると、本当に幅広い分野が並んでいますね。
ただ、繰り返しになりますが、申請資格の本文は地方公共団体です。病院や福祉施設が単独で申請するというより、自治体の防災拠点施設に関係する分野としてリストに載っている、と考えるのが妥当でしょう。詳細は必ず公募要領で確認してください。
わかりました。次のセクションでは、お金の話を教えてください。
ここからは、補助額と補助率を確認していきます。
補助率は**定額補助(10/10)**です。国から見て対象経費の全額を補助する形式です。ただし、注意書きがあります。
「採択額については、第三者の有識者による審査等を踏まえた上で決定し、事業全体予算の上限等により、採択額は申請額と異なる場合がある」と書かれています。10/10と言っても、申請した金額がそのまま必ず満額もらえるとは限らないんです。
公募ページの「補助上限額」欄は**「—」表記**です。上限額が数値で明記されていない、というのが現状です。
ただ、事業全体予算の上限等を踏まえて採択額が決まるとありますから、予算の範囲内で調整される可能性があります。申請額が大きければ必ず通るわけではない点は意識しておきましょう。
そうですね。まずは公募要領で補助対象経費の考え方を確認して、必要な設備と金額を積み上げるのが基本です。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 補助率 | 定額補助(10/10) |
| 補助上限額 | 公募ページ上は「—」表記 |
| 採択額 | 第三者の有識者による審査等を踏まえて決定 |
| 注意点 | 事業全体予算の上限等により、採択額は申請額と異なる場合がある |
この表だけでも、申請前に押さえておくべきポイントが分かりますね。
特に「申請額と異なる場合がある」という点は重要です。満額を前提に計画を組むのではなく、調整があり得ることを織り込んでおきましょう。
ここからは、補助対象経費について整理します。
制度の説明にあるのは「自家用発電設備等の設置」と「当該自家用発電設備等を設置する施設の整備」に要する経費です。要するに、防災拠点施設に自家用発電設備を入れる工事や、その設備を設置するための施設改修などが念頭にあります。
石油製品等を安定的に供給するための設備も関係してきますか?
制度の目的には「防災拠点施設に石油製品等を安定的に供給し」とありますから、燃料供給の流れを支える設備の位置づけで考えていいと思います。ただ、どこまでが補助対象になるかは、公募要領に記載されているはずです。
はい。この補助金は申請者が自治体で、対象事業も自治体が行う防災拠点施設の整備です。民間事業者が自社設備の補助対象にできる、という話ではない点に注意してください。
今回の公募ページには、対象外経費の細目が明記されていません。ですから、対象外の判断は公募要領で要確認です。
じゃあ、申請前に絶対に目を通さないといけないですね。
そうですね。jGrantsのページには「公募要領」「交付要綱」「申請様式」のダウンロードがあります。対象経費の考え方や申請要件は公募要領にまとまっているはずですから、まずはそこから確認してください。
ざっくりでも、対象になりやすい方向性はありますか?
制度で明記されているのは「自家用発電設備等の設置」と「当該自家用発電設備等を設置する施設の整備」です。この2つを軸にして、必要な書類をそろえるのが近道でしょう。
対象経費を考えるときのポイント- 自家用発電設備等の設置に要する経費
- 自家用発電設備等を設置する施設の整備に要する経費
- 防災拠点施設への石油製品等の安定供給を目的とした設備
×デメリット
- 細かい対象外経費は公募要領で確認が必要
- 申請主体は地方公共団体に限られる
- 採択額は審査を踏まえて申請額と異なる場合がある
次は、実際にどうやって申請するかを見ていきましょう。
ここからは、申請手続きの全体像を確認します。
まず公募ページを開いて、公募要領のPDFと申請様式のzipをダウンロードすることです。ページには「公募要領 R8_kobo2.pdf」「交付要綱 R8_kofu1.pdf」「申請様式 kobo_shinsei1.zip」とリンクがあります。
はい。公募要領には対象要件や申請手続きが書かれています。交付要綱は補助金の交付条件を確認するための書類です。申請様式はzip形式になっていますから、中身を展開して使います。
書類を読むだけで時間がかかりそうですが、ここを飛ばすと後で苦労しそうですね。
本当にそうです。特に「詳細は公募要領参照のこと」という備考があるので、公募要領を読まないことには話が始まりません。
この補助金はjGrantsのページから電子申請します。ページ内に「ログインして申請する」というボタンがあります。
今回はjGrants上での申請です。また、公募ページには「当サイトの代理申請 不可」とあります。代理申請ができない点も頭に入れておいてください。
そういうことです。募集期間は2026年8月4日から2026年8月25日までです。締切を過ぎると受け付けてもらえない可能性が高いので、余裕を持って準備しましょう。
申請の流れ- 1
- 2
申請様式を準備
zipを解凍して必要事項を記入します
- 3
jGrantsにログインして申請
2026年8月4日から2026年8月25日まで
- 4
有識者による審査
第三者の有識者による審査を踏まえて採択額を決定します
- 5
採択後の手続き
事業全体予算の上限等を踏まえて進みます
流れはシンプルですが、申請前に準備する書類が多そうです。
だからこそ、公募要領と申請様式を先に入手して、必要な添付資料を洗い出すのが大事です。次のセクションでは、審査のポイントを確認します。
ここからは、採択に近づくためのポイントを確認します。
公募ページには「第三者の有識者による審査等を踏まえた上で決定」とあります。つまり外部の専門家による審査を経て、採択額が決まる仕組みです。
審査項目の詳細は提示資料にありません。ただ、制度の目的が「大規模災害時に防災拠点施設への石油製品等の安定供給を確保する」ことですから、自団体の災害対応の必要性を公募要領に沿って説明できるかどうかが大事になるはずです。
そうなります。審査基準や採点項目は公募要領に記載されている可能性が高いので、申請前に必ず確認してください。
あります。「事業全体予算の上限等により、採択額は申請額と異なる場合がある」と明記されています。10/10の補助率でも、予算配分の関係で調整があり得るということです。
じゃあ、あらかじめ必要額を膨らませて申請するのは逆効果?
そこはなんとも言えませんが、必要な根拠を整理せずに金額だけ大きくするのはリスクです。有識者審査が入る以上、「なぜこの設備が必要か」を説明できる申請書が求められるでしょう。
そうですね。設備の見積もりや施設の現状、災害時の役割などを整理しておくと、申請を組み立てやすいと思います。
なるほど。申請書を出す前に、事業の必要性を丁寧に説明できる状態にしておくことが大事ですね。
そういうことです。ここまで来たら、残りは基本情報の確認です。
ここからは、締切や基本情報をまとめます。
2026年8月4日から2026年8月25日までです。第二回公募という位置づけなので、この期間を逃すと次があるかどうかはわかりません。
はい。公募要領を見てもわからない点は、締切前に問い合わせるのがおすすめです。
| 項目 | 内容 |
|---|
| 制度名 | 【第二回公募】令和8年度災害時に備えた社会的重要インフラへの自衛的な燃料備蓄の推進事業費補助金 |
| 募集期間 | 2026年8月4日〜2026年8月25日 |
| 対象地域 | 全国 |
| 補助率 | 定額補助(10/10) |
| 補助上限額 | 「—」表記 |
| 主な申請資格 | 日本国内の地方公共団体(都道府県、市町村等) |
| 対象業種 | 農業、林業、漁業、鉱業、採石業、砂利採取業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、運輸業、郵便業、卸売業、小売業、金融業、保険業、不動産業、物品賃貸業、学術研究、専門・技術サービス業、宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業、教育、学習支援業、医療、福祉、複合サービス事業、サービス業(他に分類されないもの)、公務(他に分類されるものを除く)、分類不能の産業 |
| 公式URL | https://www.jgrants-portal.go.jp/subsidy/a0WJ200000CDdR2MAL |
コンパクトにまとまっていますね。ただ、やっぱり補助上限額の「—」が気になります。
数字が明記されていない以上、公募要領と審査の案内を確認するしかありません。記事内で勝手に数字を補うわけにはいきませんから、ここは正確に「—」と受け止めてください。
公募スケジュール2026年8月4日
第二回公募開始
公募要領を確認して書類を準備します
2026年8月25日
応募締切
jGrantsから電子申請します
締切後
有識者による審査
第三者の有識者による審査等を実施します
採択決定時
採択額の決定
事業全体予算の上限等により申請額と異なる場合があります
この流れは頭に入れておきます。最後に、よくある質問を確認させてください。
ここからは、申請前に確認したい疑問をQ&A形式で見ていきます。
民間企業が自社の防災設備のために申請することはできませんよね?
申請資格の本文では、日本国内の地方公共団体(都道府県、市町村等)が対象です。民間企業が単独で申請する補助金ではありません。
それはjGrantsのページに表示されている対象業種です。ただ、制度の目的・概要には「自治体が行う」事業への補助とあります。ここは公募要領で確認してください。
なるほど。対象業種の並びだけで判断しないほうがよさそうですね。
補助上限額は数値で出ていませんでしたが、実際はどう考えればいいですか?
公募ページの「補助上限額」欄は「—」です。そこに加えて、採択額は有識者審査等を踏まえて決定され、事業全体予算の上限等により申請額と異なる場合がある、と明記されています。
今回の関連補助金リストには他制度が載っていませんでした。ですから、この記事で併用の可否を断定することはできません。各補助金の条件と合わせて、公募要領で確認するのが安全です。
最後に、申請前にやるべきことを確認させてください。
公募要領と交付要綱をダウンロードし、募集期間内にjGrantsから申請する。そして、問い合わせ先に不明点を聞いてから提出する。この流れを守れば、基本的には大丈夫だと思います。
記事全体を振り返る形で、確認しておきたいポイントをまとめます。
ありがとうございます。これで申請の全体像がつかめました!
ぜひ公募要領をダウンロードして、次のアクションにつなげてください。特に締切の2026年8月25日は絶対に外さないようにしましょう。