室谷さん、今回もよろしくお願いします!今日はえらく長い名前の制度ですよね。タイトルだけで一息で読めないんですけど(笑)。
確かに(笑)。正式名称は**「ディープテック・スタートアップ支援基金/大企業等のスタートアップ連携・調達加速化事業/市場創出及び本格調達・購買の実現可能性の検証(CPP)」の公募**です。長いですね!
ちょっと待ってください。スラッシュが3つも入ってますよ。これ、どれが制度名なんですか?
全部まとめて1つの公募の名前です。ただ、構造で捉えると分かりやすいですよ。まず「ディープテック・スタートアップ支援基金」という大きな基金があって、その中の「大企業等のスタートアップ連携・調達加速化事業」という事業があり、さらにその中で今回募集しているのが「市場創出及び本格調達・購買の実現可能性の検証(CPP)」です。
なるほど、入れ子構造なんですね。で、ディープテック・スタートアップ支援基金というのは何をするものなんですか?
一言で言うと、ディープテック領域のスタートアップを支援するための基金です。今回の公募は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、つまりNEDOが実施者を広く一般に公募しています。
NEDOが出してるんですね。あの省エネとか新エネルギーの技術開発をやってる組織ですよね?
はい、そのNEDOです。正式には「国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構」ですね。今回の公募もNEDOが実施しているので、応募する際はNEDOのホームページから情報を確認することになります。
応募はNEDOのHPで行う感じですか?じグランツのサイトには載ってますけど。
そうですね。jGrantsのページにも掲載されていますが、**「当サイトの代理申請は不可」**となっています。つまり、じグランツから直接申請するのではなく、NEDOのホームページに記載された方法で応募する必要があります。
じゃあ、次の階層の「大企業等のスタートアップ連携・調達加速化事業」っていうのは何でしょう?
ここが今回の制度のポイントです。大企業がスタートアップの技術やサービスを調達・購買することで、スタートアップの市場創出を後押しする事業です。つまり、単に研究開発を助成するのではなく、大企業が実際に買ってくれるところまで持っていくのが目的です。
ああ、なるほど。研究開発だけじゃなくて、実際に売れるところまで見据えてるっていうことですね。
そうです。しかも今回の公募は、名前の最後に「市場創出及び本格調達・購買の実現可能性の検証(CPP)」とあります。いきなり本格的な調達まで行くのではなく、まずは実現可能性を検証する段階の事業なんです。
で、最後に出てくる「CPP」というのは何の略なんですか?
それが私も気になって調べたんですけど、公式ページには詳しい説明が載っていないんですよ。正式名称から類推するのは避けたいので、正確なところは公募要領で確認してください。
あら、そうなんですか。なんだかミステリアスですね(笑)。少なくとも「市場創出及び本格調達・購買の実現可能性の検証」というのが事業の中身であることは伝わります。
そうです。簡潔に言うと、スタートアップが作った製品や技術を、大企業が本格的には調達・購買する前に、その可能性を検証するための事業です。この「可能性の検証」の部分が大事ですね。
では、誰が応募できるんですか?「スタートアップ支援」と聞くと、ベンチャー企業じゃないとダメなのかなと思うんですけど。
ここは意外に思われるかもしれませんが、対象業種が**「学術研究、専門・技術サービス業」**になっています。いわゆる研究開発型の企業や技術サービスを提供する企業が想定されているようです。
学術研究、専門・技術サービス業というと、どんな会社が該当するんでしょう?
具体的には、研究機関やコンサルティング会社、エンジニアリング系の会社などですね。製造業そのものよりは、研究開発や技術的な専門サービスを提供する企業がメインになります。
ということは、ディープテックのスタートアップで、研究開発を自社でやっている会社は当然対象になる感じですか?
はい、ディープテックスタートアップの中心的な業種ですから、当てはまるケースが多いと思います。ただ、あくまで書類上の業種区分の話なので、詳しい対象範囲は公募要領を確認したほうがいいですよ。
従業員数の条件はどうなってますか?中小企業だけとか、逆に大企業はダメとかあります?
jGrantsの公式ページには**「従業員数の制約なし」**と明記されています。ですから、従業員数での線引きはないですね。
ただ、ひとつ注意したいのが「大企業等のスタートアップ連携・調達加速化事業」という名前です。この事業の趣旨が「大企業がスタートアップの製品・技術を調達する」ことなら、応募するのはスタートアップ側なのか、それとも大企業側なのか、どちらなのか。ここは公募要領をチェックしないと判断できないですね。
あ、確かに。それは重要なポイントです。スタートアップが「私たちの技術を買ってください」と売り込むのか、大企業が「こういう技術を探してます」と名乗り出るのか、どちらなんでしょう。
そこは私は勝手に決められません。ただ、地域に関しては対象地域が全国なので、場所による制限はなさそうです。
それはありがたいですね。どこにいてもチャンスがあるっていうことですから。
そうですね。まずは公募要領を読んで、自社が対象になり得るかを確認するところから始めましょう。
やっぱり気になるのがお金の話です!この制度、補助上限額はいくらなんですか?
ちょっと待ってくださいね。公式ページを確認すると、補助上限額の欄が「-」になっているんですよ。
空欄、つまり**「上限額の記載なし」**ですね。補助率の欄も空欄です。ざっくり「記載なし」と理解してください。
上限額の記載がないって、どういうことですか?普通、補助金には上限がありますよね。
そうですね。じグランツのページでは上限額を機械的に表示できないタイプの事業なんだと思います。この事業は補助金というより「委託事業」の色が強いので、予算の範囲内で事業内容に応じて金額が決まるのかもしれません。
ええ。補助金は「自社の事業をやるのを手伝いますよ」という性質ですが、委託事業は「国の事業をあなたに委ねますよ」という性質です。NEDOからの委託という形になれば、採択者の事業に対して費用が支払われることになります。
だから上限額の記載がないんですね。だとしたら、正確な金額のイメージはどこで掴めばいいんですか?
補助率のほうも空欄でしたよね。補助率って「2分の1」とか「3分の2」とか書いてあるのが普通だと思うんですけど。
ですが、この案件は補助率の欄も空欄です。こちらも「公募要領で要確認」とするのが正確な答えです。
え〜、そこはちゃんと知りたいところなんですけど、仕方ないですね。実際に応募を検討する人は、NEDOの公募要領を徹底的に読み込む必要がありそうです。
そうですね。特に委託事業の場合、間接費の扱いとか、費目ごとの積算方法とか、補助金とは違うルールが多いです。勝手に「何割補助」と思い込むと後でびっくりすることになりますよ。
確かに。私も編集長として記事を書くときは、数字がないからといって適当に書くわけにはいきませんしね。ここは正直に「要確認」と伝えるのが正しい態度だと思います。
では、この制度で行う事業は、どんなものにお金を使えるんですか?
jGrantsの記載では、利用目的が**「研究開発・実証事業を行いたい」**となっています。つまり、研究開発や実証事業に関する費用が対象になると考えられます。
研究開発・実証事業といっても、形は様々ですよね。実験設備を買うのもそうですし、人件費もありますし。
はい。ただ、この事業の名前には「CPP」、つまり「市場創出及び本格調達・購買の実現可能性の検証」とあります。ということは、単なる研究開発ではなくて、作った技術が実際に市場で受け入れられるか、大企業が実際に調達してくれるかを検証する事業だと考えられます。
つまり、製品化したものを特定の大企業に試してもらって、その結果を評価する、みたいなイメージですかね?
多分そんな感じでしょう。ただし、具体的な費目の範囲や割合は公募要領を見ないと分かりません。私の想像を事実として書くわけにはいかないので、ここでは「研究開発・実証事業」という目的を確認しましょう。
対象経費と対象外経費の区別は、どうやって知るんですか?
これも公募要領と交付要綱に書かれています。じグランツのページには「公募要領」「交付要綱」「申請様式」という欄がありますから、そちらを参照することになります。
経費の考え方- 研究開発・実証事業に直接必要な費用は対象
- 委託事業としてNEDOが認めた費目は支払い対象
- 全国どこからでも応募できる
×デメリット
- 上限額・補助率がじグランツ上では未記載
- 対象外経費の細則は公募要領を確認しないと不明
- 当サイトからの代理申請は不可
ざっくりした図にしてもらいましたけど、やっぱり詳細は要領確認ですね。
そうなります。ただ、全く何も分からないわけではなくて、使途が「研究開発・実証事業」と明記されているので、事業の根幹に関わる費用は認められる可能性が高いです。
逆に、営業活動とか販売促進だけの費用はダメそうですね。
事業の名前が「本格調達・購買の実現可能性の検証」ですから、もし販売や営業が関わるとしても、あくまで「検証」の一部として位置づけられる必要があるでしょう。細かい線引きは公募要領で確認してください。
では、申請の流れを教えてください。じグランツのページを見て「申請する」ボタンを押せばいいんですか?
いえいえ、そこがこの制度のポイントです。じグランツのページには「当サイトの代理申請: 不可」と明記されています。つまり、じグランツから直接申請するのではなく、NEDOが指定する方法で応募します。
なるほど。公募要領を読んで、応募要件や提出書類を把握するわけですね。
そして、多くの行政手続きと同じように、GビズIDも必要になる可能性が高いです。じグランツ自体を利用する場合もGビズIDが必要ですから、まだ持っていない人は早めに取得しておくのがおすすめです。
申請の流れ(目安)- 1
GビズIDを取得
電子申請に必要なアカウント。まだなら早めに
- 2
NEDOのHPで公募要領を確認
対象要件・経費・提出書類を把握
- 3
申請様式を入手して作成
公募要領に記載の方法で様式を取得
- 4
必要書類をそろえて応募
NEDOが指定する方法で提出
- 5
ステップで見ると分かりやすいですね。GビズIDから始まるんですね。
そうですね。GビズIDは国が運営する法人向けのIDで、じグランツでの申請にも必要です。今回の案件はじグランツ経由でなくても、いずれにせよ電子申請の基盤として必要になることが多いので、先に取得しておくとスムーズです。
公募要領と申請様式がじグランツのページの詳細欄にありますから、それを確認することになります。また、NEDOのホームページにも関連情報が掲載されています。
仕方ないです。私が勝手に「この書類が必要です」と決めつけると、実際の公募と食い違って読者の方を混乱させてしまいますから。正確な情報を伝えるためには、公式の公募要領がすべての基準です。
それは大事な姿勢ですね。室谷さんがAIのように適当なことを書かないから、この記事が信頼できるんですよ(笑)。
嬉しいような複雑なような(笑)。でも本当に、公募関連の情報は一次情報を確認するのが一番です。
ここからは中身の話です。審査ではどんなところが見られるんでしょうか?
事業名を分解すると見えてきます。「市場創出」と「本格調達・購買の実現可能性の検証」です。つまり、市場を創り出せるかどうか、大企業が実際に調達・購買してくれるかどうかの実現可能性が審査の中心になりそうです。
やっぱり、審査ポイントは公募要領に書いてありますか?
通常、NEDOの公募要領には審査基準や採択の考え方が記載されています。今回も必ず書いてあるはずなので、「どこが評価されるのか」を見極めるために、まずは要領を精読しましょう。
審査基準の項目を拾い出して、自分の提案書がその項目にどう対応するかを意識するのがコツです。「研究開発の技術的な新規性」と「市場での実現可能性」と「大企業の本格調達につながる具体的な計画」このあたりが問われそうです。
なるほど。技術だけじゃなくて、市場の目線が大事なんですね。
ええ。この事業は「ディープテック・スタートアップ支援基金」の中の「大企業等のスタートアップ連携・調達加速化事業」ですから、スタートアップの技術をいかに大企業に届けるかという視点が重要です。
「市場創出」はどうやって示せばいいんですか?事業計画書に市場規模を書く、みたいなイメージですか?
それもひとつでしょうね。ただ、より重要なのは「本格調達・購買」につながる具体的な検証内容です。例えば、特定の大企業に製品を試用してもらい、その結果を踏まえて購入の意思決定につなげるプロセスを計画として示せると説得力が増します。
なるほど。机上の市場調査だけでなく、実際の調達の可能性を検証する、というのがこの制度の肝なんですね。
まさにその通りです。ただし、これはあくまで事業名と公式情報から読み取れる話で、審査の細かい基準は公募要領に従ってください。私がここで断言してしまうと、的外れな対策をしてしまう人も出るかもしれないので。
はい、そのスタンスでお願いします!やっぱり、補助金・委託事業の攻略は「正確な情報に基づいて、本質を理解する」ことが一番ですからね。
2026年8月26日から2026年9月30日までです。つまり、8月末に始まって9月末に締め切られる、約1ヶ月の募集期間ですね。
そう思います。特にGビズIDをまだ持っていない場合は、取得に数日から数週間かかることもあるので、応募を考えるなら今すぐ準備を始めたほうがいいです。
8月26日開始で9月30日締切。カレンダーで言うと、夏の終わりから秋の始まりですね。
まさにその時期です。この期間はNEDOの他の公募と時期が重なっている可能性もありますから、要領の入手は早めが吉です。
公募スケジュールの目安2026年8月26日
公募開始
NEDOのHPで要領が公開され、応募受付が始まる
2026年9月30日
応募締切
この日までに必要書類を提出する
2026年秋〜冬
書類審査・採択
審査を経て採択者が決定。時期は公募要領で要確認
ここは公式ページに記載がないので、はっきりとはお伝えできません。「公募要領で要確認」というのが正確な回答です。
確かにもう9月末締切ですから、結果は早くても秋から冬にかけてってところですかね。
おそらくですが、NEDOの他の事業と同様に、書類審査を経て採択が決まる流れだと思います。ただ、その後の委託契約の手続きまで考えると、実際に事業を開始できるのは年明け以降になる可能性もあります。
事業開始までに社内の準備も必要ですから、その辺りも見越してスケジュールを組むといいですね。
そうですね。9月30日の締切までの準備と、採択後の事業開始までの2段階でスケジュールを考えましょう。
では、最後にこの制度の全体像をまとめていただけますか?
今回は数字の公開が少なくて「公募要領で要確認」という言葉が多くなってしまいましたが、それでも制度の輪郭は見えたと思います。ディープテック領域の研究開発・実証事業をやっていて、大企業に技術を採用してもらいたいと考えている企業には、可能性のある公募です。
もちろんです。まず「基本情報の要点まとめ」として表にしておきます。
こうして見ると、全体的に「公募要領を読んでね」というスタイルの制度なんですね。
そうなんです。特に上限額や補助率がじグランツ上では未記載なので、金額面の情報はNEDOの公募要領で必ず確認してください。ここに書いてあるURLがすべての出発点です。
応募を検討している人に向けて、最後にチェックリストを出してもらえますか?
すっきりしました!この制度の特徴は「研究開発だけで終わらせず、大企業の実際の調達・購買につなげる検証を行う」という点ですね。
その通りです。ディープテックスタートアップにとっては、売り先を見据えた開発ができるチャンスです。ぜひ公募要領を読んで、自社の技術がマッチするか検討してみてください。
室谷さん、今日はありがとうございました!また次の制度でもお願いします!