えっ、この制度、補助金を探していて見つけたんですけど……よく読んだら「監査業務」って書いてある! これ、もらえるお金の話じゃないんですか?
そこに気づいたのは大正解です。jGrantsでは制度名が「調査等」、利用目的が「研究開発・実証事業を行いたい」として登録されています。でも中身は、NEDO=国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する情報セキュリティ監査業務の実施者を公募するものなんですよ。
実施者……つまり、仕事を受ける側を募集しているってこと?
そうです。2026年度のNEDO予告ページにも「下記事業の実施者を広く一般に募集する予定」と書かれています。2025年度のページはもっと直接的で、「受託を希望する方は」という言い回しや、委託期間、調査委託契約標準契約書といった言葉が並んでいました。
なるほど! 補助金というより、NEDOから仕事を請け負う契約に近いんですね。だから補助上限額の欄が「-」なんだ。
まさにそのとおりです。金額のところは次のセクションでしっかり整理しましょう。
応募はできますが、いまは予告の段階です。2026年8月31日付で「2026年度NEDO情報セキュリティ監査業務」の公募について(予告)というページが出て、そこで初めて概要が示されました。公募開始は2026年9月中旬以降の予定、公募期間は2週間程度を予定、という書き方なんです。
予告って、まだ本番じゃないってこと? マジですか、じゃあ細かい条件は決まってないんですね。
そうなんです。公募要領や仕様書といった詳しい資料は、公募開始日にNEDOのサイトに掲載されるとされています。なので現時点で確定しているのは、事業内容の概要・実施期間・応募方法の方向性まで。細かい要件は「公募要領で要確認」が合言葉になります。
なるほど、先走って準備しすぎると空振りしちゃうかも、と。
いえ、逆です。GビズIDの準備だけは先に進める価値があります。それは後のセクションで。
この公募の3つの特徴委託事業の実施者募集
補助金ではなく、NEDOの監査業務を請け負う受託者を公募する形
2026年度は予告段階
2026年8月31日付で予告が出たところ。詳細は公募要領の掲載を待つ
対象は企業(団体等を含む)
jGrants上は対象業種が学術研究、専門・技術サービス業として登録
jGrantsの掲載情報では、補助上限額は「-」、補助率の欄は空欄、類型も空欄です。つまり、ウェブ上では金額が示されていません。
ゼロではありません。「補助上限額」という表示のしかたで表せない、というだけです。今回はNEDOの情報システム等に対する監査業務を委託するもので、金額は仕様書や積算に基づいて契約で決まるタイプ。だから「上限が何円」という書き方がされていないんです。
なるほど! そういう欄の空き方ってあるんですね。じゃあ金額はどこを見れば?
公募開始日にNEDOのサイトへ掲載される公募要領、そして仕様書です。2025年度のページでも、仕様書・公募要領・別添の提案書類などがセットで公開されていました。金額や積算の考え方はそこで確認するしかありません。公募要領で要確認、これが現時点での正確な答えです。
残念ながら、今回の情報には経費の内訳も対象外経費も書かれていません。だから「これは経費に含まれる」と断定はできません。公募要領で要確認です。
表にすると、けっこう空欄が多いですね(笑)。補助率もないし。
そうなんです。ただ手がかりはあって、2025年度のページには調査委託契約標準契約書、つまり約款や様式、別添、そして積算基準への案内がありました。NEDOの契約手続きの案内も提示されていましたから、積算の考え方そのものは公開されるタイプのようです。
じゃあ、公募要領が出る前に契約案内を眺めておくだけでも違いますね。
いい準備だと思います。補助金の「補助率○%」の感覚で計算しないことだけ、忘れないでくださいね。
はい、今わかっている範囲をまとめるとこのとおりです。空欄や「-」のところは、そのまま事実として受け取ってください。
ただ繰り返しますが、2026年度は予告段階です。この表の数字も、公募要領が出たら必ず上書きして確認してください。次は誰が応募できるかを見ていきましょう。
jGrantsの条件欄では、業種が「学術研究、専門・技術サービス業」、従業員数の上限は「従業員数の制約なし」、対象地域は全国とされています。NEDOの予告ページでは、対象者が「企業(団体等を含む)」と書かれています。
はい。情報セキュリティ監査という業務の中身を踏まえた分類だと思います。応募を検討するなら、自分の会社の業種区分がどう扱われるかを確認しておくのがおすすめです。
なるほど! 会社の業種区分って、意外とあいまいになりがちですもんね。
jGrantsでは対象地域は全国です。特定の都道府県に限るとは書かれていません。
そうですね。しかも従業員数の上限は「従業員数の制約なし」とされています。何十人という大所帯でなくても、応募自体はできる書き方です。
とはいえ監査業務なので、それなりの体制は求められますよね。
そこは提案の世界です。要員を何人張れるか、専門性を持った人がいるか。書類上の要件として明記されているかは公募要領で要確認ですが、提案で見られるのは間違いありません。
ここは明確です。jGrantsの掲載情報で当サイトの代理申請は不可とされています。さらに応募受付はJグランツ上で行う予定で、GビズIDプライムまたはGビズIDメンバーのアカウントが必要です。
えっ、自分で取らないといけないんですか。面倒そう……。
しかもNEDOの予告ページには、GビズIDの取得に2週間以上かかる場合もあるので、未取得なら余裕をもって登録手続きを、と書かれています。公募期間が2週間程度とされているので、IDがないまま公募開始を迎えると、あっという間に締切です。
そうなんです。応募するか迷っている段階でも、IDだけは取っておく。これがこの公募の最初の分岐点です。
GビズIDの準備から応募までGビズIDプライム/メンバーを持っている?
持っていないGビズIDを取得(2週間以上かかる場合あり)
公募開始後にJグランツで応募
予告ページの概要では、2026年度にNEDO内の情報システム等に対する情報セキュリティ監査の業務を行うもの、と説明されています。ひと言でいえば、NEDO自身の情報セキュリティを外からチェックする仕事です。
自社のシステムを守るのではなく、NEDOの中を見る、と。
はい。2025年度のページにはもう少し詳しく書かれていて、NEDOでは技術面・制度面・教育面など様々な観点から情報セキュリティ対策の維持・向上に取り組んでいるけれど、それら対策の実効性や適正性を適宜評価する必要がある、という背景が示されていました。
2025年度のページには、NEDOの各種規程類の準拠性・妥当性及び改訂に係る提案に加えて、対象システムの情報セキュリティ対策実施状況等の各種監査を実施する、と書かれています。規程を見て、守られているかを見て、さらに改訂案まで出す。なかなか踏み込んだ内容です。
提案まで含むんですね。ただ調べて報告するだけじゃないんだ。
そういうことです。だから提案書類では、監査の進め方や体制、規程類への理解が問われるはずです。2025年度は仕様書・公募要領に加えて、提案書類、企業情報、ワーク・ライフ・バランス等推進企業に関する認定等の状況、情報管理体制の確認票といった別添資料が公開されていました。
ワーク・ライフ・バランスの認定状況まで出すんですか!
2025年度にはそういう項目があった、という事実です。2026年度に同じ別添が出るかは公募要領で要確認ですが、提出書類のセットを先にイメージしておくと動きやすいですよ。
2026年度の予告ページでは、NEDOが指定する日から、2027年3月末の予定とされています。
年度をまたがずに終わるんですね。意外とコンパクト。
そうですね。2025年度のページでは委託期間がNEDOが指定する日から2026年3月6日(金)までとされていました。どちらも年度内に収める形です。
なるほど! 長期の研究開発というより、1年ごとの業務契約なんですね。
その理解でいいと思います。では次に、応募の具体的な手順へ進みましょう。
この公募に応募するメリットと注意点- 国立研究開発法人NEDOの監査業務を受託できる
- 対象地域は全国、従業員数の制約なし
- 年度内で区切られた業務で見通しを立てやすい
×デメリット
- 補助上限額は「-」、補助率も空欄で金額は公募要領で要確認
- 代理申請は不可。GビズIDが必須
- GビズID取得に2週間以上かかる場合がある
- 2026年度は予告段階で詳細が未公表
予告ページにはGビズIDプライムまたはGビズIDメンバーのアカウントが必要、と書かれています。どちらでも応募受付は行える書き方です。
そこは会社の状況で変わります。法人として代表者情報を登録するのか、担当者単位で発行するのかで違いが出ます。どちらが必要かは公募要領やJグランツの案内で要確認です。ただ共通しているのは、取得に2週間以上かかる場合があるという点。迷っている時間がもったいないです。
2026年度は応募受付はJグランツ上で行う予定とされています。jGrantsのページにも代理申請は不可と書かれています。ログインして申請する形ですね。
方向性としてはそうなります。ただ2025年度のページでは、応募方法がWeb入力フォームで、資料をダウンロードして必要情報を入力し、提案書類及び関連資料をアップロードする形でした。持参・郵送・FAX・メール等による応募は受け付けない、と明確に書かれています。
郵送で送ればいいってもんじゃないんですね。うっかりやりがちだ。
ここは典型的なつまずきポイントです。2026年度も同じ運用になるかは公募要領で要確認ですが、電子申請が前提だと考えて準備しておくのが安全です。
2025年度のページには「提出期限直前は混雑する可能性がありますので、余裕をもって提出してください」と書かれていました。これはもう、そのまま受け取るべきメッセージです。
ですよね……。日付だけ覚えてたら痛い目を見るやつだ(笑)。
加えて2025年度は、受付期間が2025年9月10日(水)~2025年9月29日(月)正午と、正午締めでした。日付だけでなく時刻まで見ておく必要があります。2025年度のページには、応募状況等により公募期間を延長する場合がある、という記載もありました。
正午! 夕方までにあると思ってたら終わってた、のパターンだ。
そうならないように、公募要領が公開されたら、まず締切の時刻だけメモしておきましょう。
応募までの流れ(2026年度・予告段階の情報より)- 1
GビズIDを取得
プライムまたはメンバー。取得に2週間以上かかる場合あり
- 2
NEDOの公募ページを確認
公募開始日に公募要領・仕様書が掲載される予定
- 3
公募要領・様式をダウンロード
2025年度は仕様書・公募要領・別添資料が公開されていた
- 4
- 5
Jグランツ上で応募
必要情報の入力と資料のアップロード。持参・郵送・FAX・メールは不可
まず2026年8月31日にNEDOが予告ページを公開しました。そこで2026年9月中旬以降に公募開始、公募期間は2週間程度と予告されています。jGrantsの掲載情報では、募集期間が2026年9月14日から2026年10月2日です。
予告では「9月中旬以降」、jGrantsでは9月14日から。ほぼ重なってますね。
ただ表現には幅がありますし、正式な日程は公募要領の掲載を待つしかありません。公募要領で要確認です。締切は時刻まで見る。ここは繰り返しておきたいポイントです。
2025年度は2025年9月10日に公募ページが出て、受付期間が2025年9月10日から9月29日正午まで。さらに2025年9月17日13時00分から14時00分にオンラインの説明会が予定されていて、出席希望者は9月16日正午までにメールで登録する形でした。
説明会があるんですね! Microsoft TEAMSで。
2025年度はMicrosoft TEAMSでのオンライン開催でした。出席登録のメールには、所属機関名・出席者氏名・連絡先を書いて送る形式です。しかも、登録のない方への接続URL転送はご遠慮ください、とまで書かれていました。
情報管理が厳しい! で、2026年度も説明会はあるんですか?
2026年度については記載がありません。あるかどうかは公募要領の掲載を待ちましょう。もしあるなら、出る価値は大きいと思います。
2026年度公募のスケジュール(予告・jGrants掲載情報)2026年8月31日
予告ページ公開
事業内容・実施期間・公募予定が示される
2026年9月14日〜10月2日
jGrantsの募集期間
予告では9月中旬以降開始・2週間程度とされていた
公募開始日
公募要領・仕様書を掲載
応募方法の詳細はこの日に公開予定
NEDOが指定する日〜2027年3月末
実施期間(予定)
年度内に収める形
2025年度の資料構成を見ると、提案書類、企業情報、情報管理体制の確認票、ワーク・ライフ・バランス等推進企業に関する認定等の状況が提出物として並んでいました。つまり、やり方の提案と、会社としての信頼性の両方を見る形です。
監査する側が管理体制を聞かれるって、ちょっと緊張しますね(笑)。
でも当然です。加えて2025年度は、NEDOの各種規程類の準拠性・妥当性・改訂提案まで業務に含まれていました。規程類を読み込んで改善案を出せるか、という視点は外せません。
なるほど! 監査の技術と、規程を読む力。両方いるんですね。
3つに絞るなら、まずGビズIDを先に取る。次に公募要領と仕様書を公開初日に読み切る。そして提案書類の別添を早く埋める。公募期間が2週間程度とされているので、読み込みに3日使うと、提案づくりに残るのは10日ほどです。
10日! 短い……。しかも平日だけと考えたら、もっと短いですね。
そうなんです。だからこそ、予告段階でできる準備を進めておく。業種区分の確認、自社の実績整理、監査に携われる要員の洗い出し。このあたりは公募開始を待たずに動けます。
なるほど! 情報を集める段階と、手を動かす段階を分けて考えるわけですね。
そのとおりです。あわせて、NEDO公式X(@nedo_info)で公募情報が随時配信されると予告ページに書かれていました。見落としを減らしたいなら、チェックしておくのも手です。次は2025年度との違いを整理しましょう。
2026年度と2025年度って、何が同じで何が違うんですか?
同じところは、NEDOが自らの情報セキュリティについて監査業務の実施者を公募する形であること、対象が企業(団体等を含む)で全国から応募できること、Jグランツでの応募が想定されていることです。
2026年度は2026年8月31日時点で予告、つまり概要しか出ていません。実施期間も「NEDOが指定する日から2027年3月末の予定」で年度がずれます。一方の2025年度は、委託期間が2026年3月6日(金)まで、受付期間が2025年9月10日から9月29日正午、説明会が9月17日と、具体的な日付がすべて公開されていました。
なるほど! 2025年度は完成版、2026年度は予告版(笑)。
そういうことです。なお、関連する他の制度が今回の情報には挙がっていないので、ここでは他制度との比較ではなく年度で並べて整理しました。
まず応募資格と対象となる業務の範囲。次に提出書類の一覧。そして受付期間と締切時刻です。2025年度は応募方法がWeb入力フォームに限定され、その他の方法は受け付けないと明記されていました。ここを見落とすと、どんなに良い提案でも届きません。
たしかに。中身より先に、出す形式を確認しないとですね。
加えて説明会の有無も見ておきましょう。2025年度は9月17日にオンラインで開催され、9月16日正午が登録締切でした。もし2026年度にもあるなら、その締切が最優先です。
2025年度と2026年度の公募情報を並べる| 項目 | 2025年度(公募ページ) | 2026年度(予告・jGrants掲載) |
|---|
| 公募ページの公開 | 2025年9月10日 | 2026年8月31日(予告) |
| 受付期間 | 2025年9月10日〜9月29日正午 | jGrants掲載は2026年9月14日〜10月2日 |
| 説明会 | 2025年9月17日13時00分から14時00分、オンライン(TEAMS) | 記載なし。公募要領で要確認 |
| 委託期間・実施期間 | NEDOが指定する日から2026年3月6日(金)まで | NEDOが指定する日から2027年3月末の予定 |
| 応募方法 | Web入力フォーム。持参・郵送・FAX・メールは不可 | Jグランツ上での応募受付を予定 |
| 担当者 | 総務部 ITインフラ課 山本(耕)、高島 | 総務部 ITインフラ課 山本(耕)、奥平 |
jGrantsの掲載では対象者が「企業(団体等を含む)」とされ、業種は学術研究、専門・技術サービス業として登録されています。個人事業主が含まれるかどうかは、この情報だけでは判断できません。公募要領で要確認です。
はい。勝手に「大丈夫です」と言ってしまうと、応募資格のところで足切りされたときに取り返しがつきません。判断できないことは判断できないと伝えるのが、いちばん正確なんです。
これも、今回の情報には併給に関する記載がありません。そもそもこの公募は補助金ではなく、監査業務の受託者を募集する形です。受託した業務は契約に基づいて履行するもので、他の補助金と重ねて使う性質のものではありません。個別の確認は公募要領で要確認です。
2026年度の予告ページには、総務部 ITインフラ課、担当者山本(耕)、奥平、メールアドレスはinfo-kikaku[*]nedo.go.jp([*]を@に変えて使用)と記載されています。
そうですね。2025年度の説明会登録では、件名の指定や書く項目の指定がありました。2026年度の公募でも、連絡方法の指定は予告ページや公募要領をよく読んでから使いましょう。
わかりました! まずは予告ページをブックマークして、公募要領の公開を待ちます。
それがいちばん確実な一歩です。最後に、要点を図で置いておきますね。