化学・紙パルプ・セメントの脱炭素、どこまで支援されるの?

佐藤

佐藤

編集長

室谷さん、今回のテーマは「排出削減が困難な産業におけるエネルギー・製造プロセス転換支援事業」の二次公募ですね。名前が長い!
室谷

室谷

代表取締役

長いですね(笑)。ざっくり言うと、化学・紙パルプ・セメントのように、どうしてもCO2が出てしまう産業の設備投資を国が後押しする制度です。
佐藤

佐藤

編集長

業種がかなり限定されているんですか?
室谷

室谷

代表取締役

はい。今回の二次公募は「事業Ⅱ」という区分で、対象は化学・紙パルプ・セメント等に絞られています。補助率は原則1/3以内、構造転換なら1/2以内です。
佐藤

佐藤

編集長

1/2は大きい!

そもそも何を支援する事業なの?

佐藤

佐藤

編集長

具体的に、何を買えばいいんですか?
室谷

室谷

代表取締役

大きく2つです。ひとつは自家発電設備やボイラー等の燃料を、石炭等から排出削減に資する燃料へ切り替える「燃料転換」。もうひとつが、製造プロセスそのものを変える「製造プロセス転換」ですね。
佐藤

佐藤

編集長

プロセスを変えるって、工場の作り直しみたいな話ですか?
室谷

室谷

代表取締役

近いです。化学なら、廃プラスチック等を活用してナフサ原料の使用量を低減するケミカルリサイクルへの転換や、植物等から製造されるバイオ原料への原料転換が挙がっています。
佐藤

佐藤

編集長

スケールが大きすぎて、うちの会社の話じゃないみたいです(笑)。
室谷

室谷

代表取締役

紙パルプなら、木質パルプを活用したバイオリファイナリー産業への転換。経済産業省のページにはこうしたメニューが並んでいます。ただ、どれも設備投資としては重い案件です。

鉄鋼のメニューは今回の対象?

佐藤

佐藤

編集長

経済産業省のページに鉄鋼の電炉転換って載っていましたよね。あれは今回の対象なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

そこは誤解しやすいところです。事業全体のメニューとしては、鉄鋼の高炉・転炉から革新的な電炉への転換が挙がっています。ただし今回の二次公募は「事業Ⅱ(化学・紙パルプ・セメント等)」が対象です。
佐藤

佐藤

編集長

じゃあ鉄鋼は、今回の申請では出せない可能性が高いと。
室谷

室谷

代表取締役

そう読むのが自然です。鉄鋼については別事業区分の扱いを含めて、公募要領で確認してください。
佐藤

佐藤

編集長

表示だけ見て「製造業だからOK」と飛びつくと危ないですね。
室谷

室谷

代表取締役

危ないです。jGrantsの業種欄は「製造業」ですが、事業Ⅱの対象は化学・紙パルプ・セメント等。この2つは同じではありません。

「二次公募」の位置づけを整理しよう

佐藤

佐藤

編集長

タイトルに「二次公募」とありますけど、これはどういう意味なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

経済産業省のページでは、令和6年度~令和10年度事業と令和7年度~令和11年度事業が「公募終了」、令和8年度~令和12年度事業が「公募中」と整理されています。今回の二次公募は、その公募中の枠での2回目の受付という位置づけです。
佐藤

佐藤

編集長

じゃあ、いま動けば間に合うかもしれない!
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。ただ、なぜ二次が設定されているのか、一次で採択に至らなかった案件がどう扱われるのかは、公募要領で確認が必要です。
佐藤

佐藤

編集長

そこは要領しだい、と。
室谷

室谷

代表取締役

はい。期間は令和8年10月22日から11月27日正午まで。約5週間しかないので、スケジュールは後半でがっつり触れます。

3つの事業区分、どう違うの?

燃料転換・製造プロセス転換・構造転換

佐藤

佐藤

編集長

事業区分が3つあると伺いました。それぞれ何が違うんですか?
室谷

室谷

代表取締役

公募要領の概要では「燃料転換」「製造プロセス転換」「構造転換」の3つに分かれています。燃料転換は燃料の置き換え、製造プロセス転換は工程そのものの変更。構造転換はさらに踏み込んだ転換で、補助率が1/2以内になる点が大きな違いです。
佐藤

佐藤

編集長

補助率が変わるなら、どの区分で出すかは超重要じゃないですか!
室谷

室谷

代表取締役

まさにそこが申請戦略の肝です。ただ、構造転換の具体的な定義や、どの経費がどの区分に対応するかは公募要領の本文で確認してください。
佐藤

佐藤

編集長

はい、要領は必ず開きます。
室谷

室谷

代表取締役

それと注意点。区分をまたぐような申請は基本できません。自分の投資がどの区分に当たるかを最初に決めるのがスタート地点です。

区分の選び方で補助率が変わる

佐藤

佐藤

編集長

区分の選び方で、具体的にどれくらい差が出るんですか?
室谷

室谷

代表取締役

たとえば対象経費が1億円だったとします。燃料転換・製造プロセス転換なら1/3以内なので、ざっくり3,300万円前後。構造転換なら1/2以内で5,000万円前後。大きな差です。
佐藤

佐藤

編集長

同じ1億円の投資で、1,700万円も変わる可能性があると!
室谷

室谷

代表取締役

ただしこれは補助率の上限の話で、実際に満額通るとは限りません。それに**補助上限額はjGrantsの掲載が「-」**で、金額の記載がありません。ここは公募要領で要確認です。
佐藤

佐藤

編集長

上限が読めないのは、予算組み的に怖いですね……。
室谷

室谷

代表取締役

ですので、申請前に必ず要領と問い合わせ窓口で確認を。問い合わせは平日に受け付けています。

補助率はどう決まる?対象経費を徹底チェック!

対象になる経費は4つだけ

佐藤

佐藤

編集長

経費の話をもう少し。何が対象になるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

補助対象経費は4つです。設計費、建物等取得費、設備費、システム整備費。この4つに入らないものは原則対象外と考えてください。
佐藤

佐藤

編集長

設備費がメインですよね、やっぱり。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。ただ、設備を入れるには設計が要るし、建屋も要る。システム整備費が入っているのは、プロセス転換にデジタル制御が絡むからでしょう。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、セットで見る必要があると。
室谷

室谷

代表取締役

ええ。逆に言うと、この4分類にどう振り分けるかで申請書の見え方が変わります。費目は最初にきれいに分けておくのがおすすめです。

対象外になりやすいものは?

佐藤

佐藤

編集長

逆に、これは入らない、みたいなものはありますか?
室谷

室谷

代表取締役

制度の概要に挙がっている4つの費目以外は、原則として対象外と考えるのが安全です。人件費や旅費、消耗品費といった経費が対象になるとは、少なくとも概要には書かれていません。
佐藤

佐藤

編集長

じゃあ「ついでにこれも」は通らないと。
室谷

室谷

代表取締役

通らない可能性が高いですね。認められない経費を積むと、審査の場でも説明が苦しくなります。公募要領で対象経費の細目を必ず確認してください。
佐藤

佐藤

編集長

わっかりました。
室谷

室谷

代表取締役

あと、交付のタイミングや精算の方法も要領で確認しておきましょう。資金繰りの計画に入れておかないと、設備を入れた後に苦しくなります。
対象になる経費と注意点
メリット
  • 設計費
  • 建物等取得費
  • 設備費
  • システム整備費
×デメリット
  • 上記4費目以外は原則対象外
  • 補助上限額は公募要領で要確認
  • GX関連の体制要件が重い

補助率1/3・1/2の計算イメージ

佐藤

佐藤

編集長

計算のイメージをもう一度お願いします。
室谷

室谷

代表取締役

対象経費が3,000万円なら、1/3以内で最大1,000万円。1億5,000万円なら最大5,000万円です。構造転換の1/2以内なら、3,000万円で最大1,500万円ですね。
佐藤

佐藤

編集長

大きい!
室谷

室谷

代表取締役

ただし繰り返しになりますが、上限額は公募要領で要確認です。計算上の1/3と、制度上の上限のどちらか低い方が実際の補助額になります。
佐藤

佐藤

編集長

上限が読めないまま積むのは危険だと。
室谷

室谷

代表取締役

そういうことです。まず要領で上限を確認して、そこから逆算して投資計画を組む。この順番が大事です。

誰が申請できる?応募資格のハードルを確認!

法人であること・国内に事業場所があること

佐藤

佐藤

編集長

ここからは応募資格ですね。まず誰でもいいわけじゃない?
室谷

室谷

代表取締役

まず、日本国内に登記された法人であること、そして国内に事業実施場所を有していることが要件です。加えて、事業を的確に遂行する組織・人員、経営基盤と資金の管理能力も求められます。
佐藤

佐藤

編集長

個人事業主はどうなんですか?
室谷

室谷

代表取締役

概要には「日本国内に登記された法人」とあるので、個人事業主が対象になるとは書かれていません。ここは公募要領で確認が必要です。
佐藤

佐藤

編集長

なるほど、法人前提で考えたほうがよさそうですね。
室谷

室谷

代表取締役

ええ。従業員数については上限の制約がないとjGrantsに出ています。規模の小さい法人でも門戸は開かれている、という見方はできます。
事業Ⅱの検討対象になりそう?
日本国内に登記された法人で、化学・紙パルプ・セメント等の事業を行っていますか?
はい
事業Ⅱの検討対象
GX関連の体制要件を確認
いいえ
事業Ⅱの対象外の可能性
公募要領で対象範囲を確認

GXリーグ関連の要件が最大の関門

佐藤

佐藤

編集長

さっき「温室効果ガス排出削減の取組」という要件がありましたよね。あれが一番きつそうなんですが。
室谷

室谷

代表取締役

おっしゃるとおりで、ここが実質的な関門です。まず、2030年度のScope1・Scope2排出削減目標を設定すること。そして第三者検証による毎年の実績報告・公表。目標未達時にはクレジットを調達する。これを実施するか、GXリーグに参加している必要があります。
佐藤

佐藤

編集長

クレジット調達まで約束するんですか!
室谷

室谷

代表取締役

さらに、2026年度以降のGXフューチャー・リーグに参加して、排出量実績を報告することも求められます。設備投資の前に、会社としての脱炭素ガバナンスが整っているかを見られているわけです。
佐藤

佐藤

編集長

これは事前準備なしには無理ですね……。
室谷

室谷

代表取締役

そうですね。申請書を書く前に、社内の目標設定・第三者検証の体制を確認する。ここが最短ルートです。

欠格事由と共同申請という選択肢

佐藤

佐藤

編集長

ほかに引っかかりやすい条件はありますか?
室谷

室谷

代表取締役

欠格事由ですね。経済産業省からの補助金交付等停止措置や指名停止措置を受けていないこと、暴力団排除要件に該当しないことが求められます。
佐藤

佐藤

編集長

当たり前といえば当たり前ですが、確認は必要ですね。
室谷

室谷

代表取締役

ええ。それから、単独では事業実施が成立しない場合など、一定の条件を満たせば複数事業者による共同申請も可能です。
佐藤

佐藤

編集長

じゃあ、自社だけでは設備を持てない場合でも道がある?
室谷

室谷

代表取締役

可能性はあります。ただし共同申請は、代表者・経費の按分・成果の帰属などを決めておかないと後で揉めます。公募要領の共同申請の定めを先に読んでください。

申請はどう進める?流れを追いかけよう!

GビズIDプライムの取得が最初の関門

佐藤

佐藤

編集長

ここから実務です。まず何から始めればいいですか?
室谷

室谷

代表取締役

最初はGビズIDプライムの取得です。申請はJグランツを通じた電子申請のみで、郵送・持参・メール等での提出は受け付けていません。そしてJグランツの申請にはGビズIDプライムが必要です。
佐藤

佐藤

編集長

郵送ダメなんですね!
室谷

室谷

代表取締役

ダメです。しかもGビズIDの取得には時間がかかることがあるので、要領を読みながら並行して進めるのが現実的です。
佐藤

佐藤

編集長

締切1か月前から動くと、ここで詰まりそうですね。
室谷

室谷

代表取締役

まさに。だからこそ、この記事を読んだ時点で動き出すのがいちばん安全です。

公募要領と申請様式をそろえる

佐藤

佐藤

編集長

書類は何が必要なんですか?
室谷

室谷

代表取締役

jGrantsのページに、公募要領「2026_HtA事業Ⅱ_化学・紙パルプ・セメント等(二次公募)│公募要領_v1.0.pdf」と、申請様式のzip「hta2026_2_2_shinsei_yoshiki.zip」が掲載されています。まずこれをダウンロードしてください。
佐藤

佐藤

編集長

要領と様式、両方ですね。
室谷

室谷

代表取締役

はい。そして大事なのが、代理申請ができないという点。jGrantsのページに「当サイトの代理申請:不可」と明記されています。自分たちで申請する必要があります。
佐藤

佐藤

編集長

代行会社に丸投げはできないと。
室谷

室谷

代表取締役

少なくとも申請操作は自社で行う前提です。書き方の相談はできても、提出は自分たち。そこは覚悟しておきましょう。

提出から採択までの流れ

佐藤

佐藤

編集長

全体の流れを図で見せてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

はい、こちらです。6ステップで考えると整理しやすいですよ。
二次公募の申請フロー
  1. 1
    GビズIDプライムを取得
    Jグランツ申請に必須。早めに着手
  2. 2
    公募要領と申請様式を入手
    jGrantsページからダウンロード
  3. 3
    応募資格をセルフチェック
    業種・法人格・GX関連要件を確認
  4. 4
    事業計画と経費を積み上げ
    設計費・建物等取得費・設備費・システム整備費
  5. 5
    Jグランツで電子申請
    郵送・持参・メールは不可
  6. 6
    締切は11月27日正午
    余裕を持って数日前に提出
佐藤

佐藤

編集長

シンプルに見えて、それぞれ重いですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。特に様式記入は、投資計画と排出削減効果の説明がセットになります。数字の根拠を用意しながら書く必要があります。
佐藤

佐藤

編集長

提出後のやり取りはどうなるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

問い合わせ先は平日の受付です。審査に関する連絡に備えて、平日に電話が取れる体制を整えておきましょう。なお、根拠法令は補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律、同施行令、そして交付規程です。

審査のポイントはどこ?攻略のカギを聞く!

見られるのは「削減効果」と「実現性」

佐藤

佐藤

編集長

審査で見られるポイントを教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

制度の目的が「CO2排出削減効果等の要件を満たす」設備投資の支援なので、削減効果の説明は外せません。加えて、事業を遂行する組織・人員・資金管理能力も要件に入っています。
佐藤

佐藤

編集長

夢物語じゃダメだと。
室谷

室谷

代表取締役

ええ。どれだけ減るのか、それをどう測るのか、誰が実行するのか。この3点が説明できるかどうかです。
佐藤

佐藤

編集長

具体的な審査基準は要領に書いてあるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

審査の配点や細目は公募要領で確認してください。少なくとも、目的に照らした削減効果と、遂行能力の2軸は外せないと考えておくのが安全です。

提出前チェックリスト

佐藤

佐藤

編集長

提出前に確認すべきことをまとめてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

まず、GビズIDプライムは取れているか。次に、2030年度のScope1・Scope2目標と第三者検証の体制、GXフューチャー・リーグへの参加と報告。ここが抜けていると土台から崩れます。
佐藤

佐藤

編集長

制度の話じゃなくて、会社の体制の話なんですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんですよ。この補助金は「設備を買う人」ではなく「脱炭素を経営に組み込んでいる人」に出す設計になっています。
佐藤

佐藤

編集長

そこが一番の落とし穴か……。
室谷

室谷

代表取締役

そして最後に、締切が11月27日正午であること。ここを勘違いすると全部終わります(笑)。

スケジュールはどうなってる?間に合う?

募集期間は10月22日から11月27日正午

佐藤

佐藤

編集長

スケジュールを整理してください。
室谷

室谷

代表取締役

募集期間は令和8年10月22日から令和8年11月27日正午まで。約5週間です。
佐藤

佐藤

編集長

5週間!
室谷

室谷

代表取締役

しかもその間にGビズID取得、要領読み込み、様式作成、社内決裁。相当タイトです。
佐藤

佐藤

編集長

今日から動いてもギリギリですね。
室谷

室谷

代表取締役

ギリギリです。だから、まず要領を開いて、対象経費と応募資格の該当チェックを今日中にやる。それが第一歩です。
令和8年度 二次公募のスケジュール
  1. 令和8年10月22日
    公募開始
    募集期間の起点
  2. 令和8年11月27日 正午
    応募締切
    Jグランツによる電子申請のみ
  3. 締切後
    審査・採択
    日程の詳細は公募要領で確認

締切は「正午」、深夜ではない

佐藤

佐藤

編集長

締切が正午っていうのが、地味に怖いですね。
室谷

室谷

代表取締役

怖いですよ。11月27日の正午です。23時59分ではありません。
佐藤

佐藤

編集長

前日深夜に駆け込むつもりだと詰むと。
室谷

室谷

代表取締役

詰みます(笑)。しかも電子申請なので、システムの混雑や入力エラーも想定しないといけない。遅くとも数日前には提出を終える計画にしてください。
佐藤

佐藤

編集長

逆算すると、いつまでに様式を完成させるべきですか?
室谷

室谷

代表取締役

提出の3営業日以上前に社内決裁まで終える。そこから逆算して、要領読み込みとGビズID取得を最優先で。とにかく順番を間違えないことです。

よくある質問にまとめて答えます!

補助上限額はいくら?

佐藤

佐藤

編集長

よくある質問をいくつか。まず、補助上限額はいくらですか?
室谷

室谷

代表取締役

jGrantsの掲載では補助上限額が「-」、つまり記載がありません。ですので公募要領で要確認です。ここで推測の数字を出すのは危険なので、必ず要領を見てください。
佐藤

佐藤

編集長

はい、絶対に要領を見ます。
室谷

室谷

代表取締役

なお、補助率は原則1/3以内、構造転換なら1/2以内と明記されています。上限と補助率は別物なので、両方確認が必要です。

共同申請はできる?

佐藤

佐藤

編集長

共同申請は可能なんですよね?
室谷

室谷

代表取締役

可能です。単独での事業実施が成立しない場合など、一定の条件を満たせば複数事業者による共同申請ができます。詳細は公募要領で確認してください。
佐藤

佐藤

編集長

代表者はどう決めるんですか?
室谷

室谷

代表取締役

そこは要領の定めに従うことになります。経費の按分や設備の帰属も含めて、共同申請者間の取り決めを文書化しておくのが安全です。
佐藤

佐藤

編集長

仲良しグループでも、書面は必要だと。
室谷

室谷

代表取締役

必要です(笑)。補助金は後から第三者に見られるお金ですから。

問い合わせ先はどこ?

佐藤

佐藤

編集長

問い合わせ先も教えてください。
室谷

室谷

代表取締役

制度の詳細はjGrantsのページと、参照URLとして示されている事務局サイト(https://hta2026.jp)で確認できます。経済産業省のGXグループ GX投資促進課が電話03-3501-1511(内線3367)として案内されていますが、これは執行団体の公募ページに載っている番号です。
佐藤

佐藤

編集長

じゃあ、本事業Ⅱの申請者向け窓口とまったく同じとは限らないと。
室谷

室谷

代表取締役

そういうことです。本事業Ⅱの申請者向け窓口は公募要領およびjGrantsページで確認してください。受付時間は平日です。

応募前にもう一度!要点まとめ

この制度の特徴をひとことで

佐藤

佐藤

編集長

最後に、この制度の特徴を整理してもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

3つです。対象が化学・紙パルプ・セメント等に絞られていること。燃料転換・製造プロセス転換・構造転換の3区分があり、構造転換だけ補助率が1/2以内になること。そしてGXリーグ関連の体制要件が重いことです。
佐藤

佐藤

編集長

設備の話かと思ったら、体制の話だったと。
室谷

室谷

代表取締役

そこがこの制度のいちばんの特徴ですね。お金を出す相手を、脱炭素のコミットメントで選んでいる。そう読むのが自然です。
この制度の3つの特徴
対象業種が絞られている
事業Ⅱは化学・紙パルプ・セメント等
3つの事業区分
燃料転換・製造プロセス転換・構造転換
GXの体制要件が重い
2030年度目標・第三者検証・GXフューチャー・リーグ参加

基本情報を表で確認

佐藤

佐藤

編集長

最後に、基本情報を表で見せてもらえますか?
室谷

室谷

代表取締役

はい、こちらです。申込前にこの表を要領と突き合わせてください。
項目内容
制度名令和8年度排出削減が困難な産業におけるエネルギー・製造プロセス転換支援事業(二次公募)
実施機関経済産業省(イノベーション環境局 GXグループ GX投資促進課)
募集期間令和8年10月22日〜令和8年11月27日正午
対象地域全国
対象業種製造業(事業Ⅱは化学・紙パルプ・セメント等)
補助率原則1/3以内(構造転換は1/2以内)
補助上限額公募要領で要確認(jGrants掲載は「-」)
申請方法Jグランツによる電子申請のみ(GビズIDプライム必須)
代理申請不可
公式URLhttps://www.jgrants-portal.go.jp/subsidy/a0WfQ000003mzyjUAA
佐藤

佐藤

編集長

上限額だけが空欄、というのがこの制度のいちばん気になるところですね。
室谷

室谷

代表取締役

そうなんです。だからこそ、要領を開くのが最初の一歩。数字は要領で確認、体制は今日から確認。この2つで動き出しましょう!