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やや難しい
準備期間の目安: 約90

令和5年度【2次公募】 系統用蓄電池等導入・配電網合理化等再生可能エネルギー導入加速化事業費補助金(系統用蓄電池等導入支援事業)

基本情報

補助金額
7.6億円
補助率: 1/2以内、1/3以内、2/3以内
0円7.6億円
募集期間
2023-08-09 〜 2023-09-29
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

再生可能エネルギーの導入拡大に向け、系統用蓄電池や水電解装置の導入を支援する補助金です。電力系統に直接接続する大規模蓄電池や水素製造用の水電解装置を対象とし、最大7.6億円の補助が受けられます。北海道や九州など再エネ導入先進地域では変動再エネのシェアが全需要の7割を超える場面もあり、余剰再エネの有効活用と調整力の確保が喫緊の課題です。各種電力市場での取引を通じて再エネの吸収や調整力を供出できるリソースの導入を支援し、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献することを目的としています。2次公募として実施され、補助率は事業内容に応じて1/2、1/3、2/3のいずれかが適用されます。

この補助金の特徴

1

最大7.6億円の大型補助

系統用蓄電池や水電解装置の導入に対し、最大7.6億円の補助を受けられます。大規模な設備投資を伴う蓄電池ビジネスの初期コストを大幅に軽減でき、再エネ関連の新規事業参入を後押しする強力な資金支援です。補助率は1/2、1/3、2/3の3段階から事業内容に応じて決定されます。

2

電力市場取引を前提とした収益モデル

本補助金は単なる設備導入支援ではなく、各種電力市場(容量市場、需給調整市場等)での取引を通じた調整力の供出を前提としています。補助を受けた蓄電池等を活用して市場収入を得るビジネスモデルの構築が求められ、持続可能な事業運営が期待されます。

3

再エネ余剰の有効活用

太陽光や風力発電の出力変動を吸収し、出力制御で捨てられていた再エネ電力を有効活用できます。特に九州や北海道など再エネ導入が進む地域では出力制御が頻発しており、系統用蓄電池の需要は今後さらに高まる見通しです。

4

水電解装置も対象

蓄電池に加えて、水素製造を行う水電解装置も補助対象です。余剰再エネを利用したグリーン水素の製造に取り組むことで、蓄電池とは異なるアプローチで再エネの有効活用を実現できます。水素社会の到来を見据えた先行投資として注目されています。

ポイント

系統用蓄電池市場は急速に成長しており、本補助金は早期参入のための重要な資金調達手段です。電力市場取引による収益化を前提としたビジネスモデルの構築が採択の鍵となるため、市場動向の分析と収支シミュレーションの精度を高めることが重要です。水電解装置の併設も視野に入れた複合的な事業計画が差別化につながります。

対象者・申請資格

企業要件

  • 日本国内で事業活動を営む法人であること
  • 一般送配電事業者は補助対象外
  • 補助対象設備の所有者かつ使用者であること
  • リース等で所有者と使用者が異なる場合は2者共同申請

設備要件

  • 電力系統に直接接続する系統用蓄電池
  • 需要側設置で同様の活用をする蓄電池も対象
  • 水素製造を行う水電解装置
  • 一般送配電事業者の変電所や発電所への併設は対象外

事業要件

  • 各種電力市場での取引等を通じた活用を計画していること
  • 余剰再エネの吸収や調整力の供出が可能なリソースであること
  • 事業継続性が認められること

ポイント

一般送配電事業者が対象外である点に注意が必要です。発電事業者、新電力、エネルギーサービス事業者などが主な申請対象となります。リース方式の場合は所有者と使用者の共同申請が必要であり、契約スキームの事前整理が重要です。発電所への併設蓄電池は対象外のため、独立型の系統接続が求められます。

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申請ガイド

1

ステップ1:事業計画の策定

蓄電池または水電解装置の導入計画を策定し、設置場所、容量、接続先系統、電力市場での活用方法を具体化します。収支シミュレーションを作成し、事業の採算性を明確にします。

2

ステップ2:系統接続の確認

一般送配電事業者に対し、系統接続申込みの手続きを行います。接続可能な系統容量の確認と接続工事の見積もりを取得しておくことが重要です。

3

ステップ3:jGrants電子申請

GビズIDプライムアカウントでjGrantsにログインし、申請書類一式をオンラインで提出します。公募期間は令和5年8月9日から9月29日までです。

4

ステップ4:審査・採択

外部有識者による審査を経て採択が決定されます。技術的実現可能性、事業採算性、再エネ導入拡大への貢献度などが評価されます。

5

ステップ5:交付決定・設備導入

採択後、交付申請を行い交付決定を受けてから設備の発注・導入を進めます。補助事業期間内に設備の設置と運転開始を完了する必要があります。

ポイント

系統接続の確保が事業成否を左右します。接続申込みから工事完了まで数年を要する場合もあるため、補助金申請と並行して系統接続の手続きを早期に開始してください。また、SII(環境共創イニシアチブ)が事務局を務めるため、不明点は公募説明会や事前相談で確認することをお勧めします。

審査と成功のコツ

電力市場の理解と活用戦略
容量市場、需給調整市場、卸電力市場など、蓄電池で収益を得るための市場メカニズムを十分に理解し、複数市場での収益最大化戦略を提示することが重要です。単一市場に依存せず、マルチユースの活用計画が高く評価されます。
技術的信頼性の担保
蓄電池や水電解装置の技術仕様、耐久性、安全性について、メーカーの保証や第三者認証のデータを提示しましょう。特にリチウムイオン蓄電池の場合、サイクル寿命と容量劣化のシミュレーションが事業採算性の根拠となります。
再エネ導入効果の定量化
本補助金の目的は再エネ導入の加速です。蓄電池の導入により回避できる出力制御量(kWh)や、吸収可能な余剰再エネ量を定量的に示すことで、事業の社会的価値を明確にできます。
財務計画の緻密さ
設備投資額、運転維持費、市場収入の見通し、投資回収期間を詳細に試算し、事業の持続可能性を証明します。感度分析により、電力価格変動リスクへの耐性も示すと説得力が増します。

ポイント

採択のポイントは「事業として成立する収益モデル」の提示です。補助金依存の事業計画ではなく、電力市場での自立的な収益確保を前提とした計画が求められます。特に需給調整市場の活用や、再エネ発電事業者との相対契約など、具体的な収入源の多様化が評価されます。

対象経費

対象となる経費

設備費(4件)
  • 系統用蓄電池本体
  • パワーコンディショナー(PCS)
  • 水電解装置本体
  • 蓄電池管理システム(BMS)
工事費(4件)
  • 系統接続工事費
  • 蓄電池設置工事費
  • 電気工事費
  • 基礎工事費
設計費(3件)
  • 詳細設計費
  • 系統連系設計費
  • 安全設計・評価費
その他経費(3件)
  • 監視制御システム費
  • 遠隔監視装置費
  • 試運転調整費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 土地の取得費・賃借料
  • 一般送配電事業者の変電所への併設に係る費用
  • 発電事業者の発電所に併設する蓄電池の費用
  • 一般的な事務経費・管理費
  • 既に他の補助金で支援を受けている設備の費用
  • 事業に直接関係しない備品・消耗品

よくある質問

Q一般送配電事業者でも申請できますか?
A

いいえ、一般送配電事業者は補助対象外です。これは本事業が一般送配電事業者以外の事業者による系統用蓄電池の導入を促進する目的で設計されているためです。発電事業者、新電力事業者、エネルギーサービス事業者、一般企業等が申請対象となります。

Q発電所に併設する蓄電池も対象になりますか?
A

発電事業者等の発電所への併設蓄電池は対象外です。本事業は電力系統に直接接続する独立型の系統用蓄電池を対象としています。需要側に設置する蓄電池であっても、系統用蓄電池と同様の活用をする場合は対象に含まれます。

Qリース方式での設備導入は可能ですか?
A

はい、リース方式でも申請可能です。ただし、設備の所有者が主申請者、使用者が共同申請者として2者共同で申請する必要があります。詳細は公募要領の共同申請についてを参照してください。事前にリース会社との契約条件を整理しておくことをお勧めします。

Q補助率はどのように決まりますか?
A

補助率は1/2以内、1/3以内、2/3以内の3段階が設定されており、事業内容や導入する設備の種類によって異なります。具体的な補助率の適用条件は公募要領に記載されています。蓄電池の容量規模や活用方法、水電解装置の有無などが判断要素となります。

Q特別目的会社(SPC)でも申請できますか?
A

はい、SPCでも申請可能です。ただし、主たる出資者や出資表明者等による補助事業の履行に係る確約書の提出が必要です。SPCの設立目的と出資構成を明確にし、事業の継続性・安定性を示すことが求められます。事前にSII事務局に相談することをお勧めします。

Q申請に必要なGビズIDはどのように取得しますか?
A

GビズIDプライムアカウントが必要です。取得には書類審査があり、通常2〜3週間程度かかります。jGrantsでのオンライン申請に必須のため、公募開始前に取得を完了しておくことが重要です。GビズIDのウェブサイトから申請手続きを行ってください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は環境省・経済産業省連携の再エネ推進施策の一環であり、同一設備に対する他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、蓄電池の導入に伴って実施する再エネ発電設備の増設については、別途の再エネ関連補助金の活用が検討できます。また、自治体独自の蓄電池導入補助金や、エネルギー関連の税制優遇(グリーン投資減税等)との併用は可能な場合があります。J-クレジット制度を活用し、蓄電池運用による再エネ活用のCO2削減効果をクレジット化して追加収入を得ることも事業性向上に有効です。系統混雑緩和に関連する別事業(系統用蓄電池等実証支援事業)との棲み分けを確認し、自社の事業計画に最適な支援メニューを選択してください。

詳細説明

事業の背景と目的

2050年カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーの最大限の導入・活用が不可欠です。しかし、太陽光や風力などの変動再エネは天候に左右されるため、電力系統への大量導入には課題があります。北海道や九州では再エネのシェアが全需要の7割を超える時間帯もあり、余剰電力の処理や調整力の確保が喫緊の課題となっています。

系統用蓄電池の役割

系統用蓄電池は、電力系統に直接接続された大規模な蓄電設備です。余剰となった再エネ電力を充電し、需要が高い時間帯に放電することで、再エネの有効活用と電力系統の安定化に貢献します。また、各種電力市場での取引を通じて収益を得ることができ、ビジネスとしての持続性も期待されます。

水電解装置によるグリーン水素製造

蓄電池に加え、水電解装置も本補助金の対象です。余剰再エネ電力で水を電気分解し、グリーン水素を製造することで、電力以外のセクターでのカーボンニュートラル化にも貢献できます。水素社会の実現に向けた先行投資として重要な位置づけです。

補助対象と補助率

日本国内で事業活動を営む法人が対象です。ただし、一般送配電事業者は対象外です。補助率は事業内容に応じて1/2以内、1/3以内、2/3以内のいずれかが適用されます。リースやエネルギーサービス事業による設備導入の場合は、所有者と使用者の共同申請が必要です。

申請時の注意点

  • 系統接続:補助対象は電力系統に直接接続する蓄電池であり、発電所や変電所への併設は対象外です
  • 市場活用:各種電力市場での取引等を通じた活用計画が求められます
  • 共同申請:リース等により設備の所有者と使用者が異なる場合は共同申請が必須です
  • SPC:特別目的会社の場合は出資者等による補助事業の履行に係る確約書が必要です

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