令和5年度ヘルスケア産業国際展開推進事業費補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助率10/10(全額補助)の破格の支援
補助対象経費の全額が補助される極めて珍しい制度です。上限2.1億円という規模も大きく、海外市場での本格的な実証事業や大規模な市場調査を自己負担なしで実施できます。
基礎調査と実証調査の両方が対象
海外市場の規制・ニーズ調査などの基礎調査から、現地での製品・サービスの実証試験まで幅広いフェーズをカバーしています。海外展開の準備段階から実証段階まで一貫して支援を受けられます。
日本のヘルスケア技術の国際競争力を活用
日本が世界的に高い競争力を持つ医療機器、診断技術、介護ロボット、遠隔医療、予防医療、健診サービスなどの分野が対象です。日本の強みを海外市場で活かす戦略的な展開を支援します。
コンソーシアム形式で多様な連携が可能
医療機関、企業、大学、研究機関がコンソーシアムを組んで申請できます。例えば大学病院と医療機器メーカーとヘルスケアIT企業が連携し、統合的な海外展開を推進するような体制が構築可能です。
ポイント
対象者・申請資格
基本要件
- 日本に拠点を有していること
- 本事業を的確に遂行する組織・人員等を有していること
- 円滑な遂行に必要な経営基盤と資金管理能力を有していること
コンソーシアム要件
- コンソーシアム形式の場合は幹事者を定めること
- 幹事者が事業提案書を提出すること
- 幹事者が業務の全てを他の者に再委託することは不可
対象分野
- 医療・介護等のヘルスケアに関する技術・サービス・製品
- 日本が高い競争力を有する分野
欠格事項
- 経済産業省からの補助金交付等停止措置または指名停止措置を受けていないこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:対象国・分野の特定
日本のヘルスケア技術・サービスの強みを活かせる海外市場を特定します。アジアの新興国(ASEAN、インド等)は高い成長性と日本の医療に対する信頼があり、有力なターゲットです。
ステップ2:基礎調査または実証調査の設計
対象国の医療制度・規制環境の調査(基礎調査)、または現地での製品・サービスの有効性検証(実証調査)の計画を策定します。現地パートナーの確保も重要です。
ステップ3:申請書類の作成・提出
経済産業省ヘルスケア産業課(担当:児玉・田邉、E-mail: kokusai-team-ml@meti.go.jp)に事前相談の上、公募要領に沿って事業提案書を作成・提出してください。
ステップ4:審査・交付決定
日本の技術の優位性、海外市場でのニーズ、事業化の実現可能性、政策的意義等が審査されます。
ポイント
審査と成功のコツ
日本の医療・介護技術の強みを明確化
対象国の医療ニーズとの適合性
現地パートナーとの連携体制
事業化への明確なロードマップ
ポイント
対象経費
対象となる経費
調査費(4件)
- 海外市場調査費
- 規制・制度調査費
- 医療ニーズ調査費
- 競合分析費
人件費(3件)
- プロジェクト担当者の人件費
- 医療専門家の謝金
- 現地コーディネーターの人件費
実証費(3件)
- 製品・サービスの実証試験費
- 臨床データ収集費
- 現地トレーニング費
旅費(2件)
- 海外出張旅費
- 現地パートナーの招聘旅費
委託費(3件)
- コンサルティング委託費
- 翻訳・通訳費
- 現地法務・規制対応の委託費
その他経費(3件)
- 通信費
- 会議費
- 報告書作成費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 土地・建物の取得費
- 通常業務の一般管理費
- 飲食・接待費
- 補助事業に直接関係しない経費
- 他の補助金で賄われる経費
- 日本国内のみで完結する事業の費用
よくある質問
Q補助率10/10ということは自己負担ゼロですか?
はい、補助対象経費として認められた範囲内であれば、自己負担なしで事業を実施できます。ただし、補助対象外の経費(一般管理費、飲食費等)は自己負担となります。また、全額補助であるため事業の適正執行と経費の合理性が厳格に審査されます。
Q医療機関が単独で申請できますか?
はい、日本に拠点を有し、本事業を遂行する組織・人員・経営基盤を有する医療機関であれば単独申請が可能です。ただし、海外展開には多様な専門知識が必要なため、医療機器メーカーやIT企業とコンソーシアムを組んで申請する方が実効性の高い提案になります。
Qどの国・地域が有望ですか?
一般的に東南アジア(タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー等)やインドが有望市場とされています。経済成長に伴う医療需要の拡大、日本の医療への高い信頼、政府間の医療協力枠組みの存在が追い風です。ただし、対象国の規制環境や市場特性を個別に調査した上で判断してください。
Q介護分野でも申請できますか?
はい、「医療や介護等のヘルスケア」と明記されており、介護分野も対象です。日本の介護サービスモデルや介護ロボット技術は海外でも注目されています。特に高齢化が進むアジア各国では介護分野のニーズが急速に高まっており、有望な展開先です。
Q基礎調査だけでも申請できますか?
はい、基礎調査費用も補助対象です。海外市場の規制環境、医療ニーズ、競合状況、参入障壁等の調査事業として申請可能です。ただし、調査結果を踏まえた実証や事業化への展望を示すことで、提案の説得力が大幅に向上します。
Q既に海外で事業を行っている場合でも申請できますか?
既存事業の延長ではなく、新たな国・地域への展開や新たな製品・サービスの海外投入など、戦略的な新規展開である場合は申請可能と考えられます。詳細は経済産業省ヘルスケア産業課に確認してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省のヘルスケア産業海外展開施策であり、同一事業・同一経費に対する他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、JETRO(日本貿易振興機構)の海外展開支援サービスとの連携や、JICA(国際協力機構)の医療分野技術協力プログラムとの相互補完的な活用は検討可能です。また、AMED(日本医療研究開発機構)の国際共同研究補助金とは事業内容が異なるため、別のフェーズの取組として活用することも可能です。対象国の政府機関による助成金との組み合わせについては、相手国の規制を確認してください。
詳細説明
制度の背景
日本は医療技術、介護サービス、予防医療において世界的に高い競争力を持っています。特にアジアの新興国では経済成長に伴い医療需要が急拡大しており、日本のヘルスケア製品・サービスの海外展開は大きなビジネス機会です。本補助金は、その戦略的な海外展開を強力に後押しする制度です。
補助条件
補助上限額2.1億円、補助率10/10(全額補助)という極めて手厚い条件です。基礎調査(市場調査、規制調査等)から実証調査(現地での実証試験等)まで幅広いフェーズが対象となります。
対象となるヘルスケア分野
- 医療機器:内視鏡、画像診断装置、手術支援ロボット等
- ヘルスケアIT:遠隔医療、電子カルテ、AI診断支援等
- 介護サービス・機器:介護ロボット、見守りシステム、リハビリ機器等
- 予防医療・健診:人間ドック、特定健診のノウハウ輸出等
- 医薬品・再生医療:日本発の新薬・再生医療技術の海外展開
申請の実務
- コンソーシアム形式での申請可(幹事者を定めること)
- 問い合わせ先:経済産業省ヘルスケア産業課(担当:児玉・田邉)
- E-mail: kokusai-team-ml@meti.go.jp
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