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令和4年度補正 再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金(系統用蓄電システム・水電解装置導入支援事業)

基本情報

補助金額
25億円
補助率: 1/2以内、1/3以内、2/3以内
0円25億円
募集期間
2023-02-06 〜 2023-02-27
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金(系統用蓄電システム・水電解装置導入支援事業)は、再生可能エネルギーの大量導入に伴う課題(余剰電力の吸収・系統安定化)を解決するため、系統用蓄電池と水電解装置の導入を支援する補助金です。上限25億円・補助率1/2〜2/3以内という大型支援体制で、電力系統の調整力確保と再エネ有効活用の両立を目指します。本補助金は、太陽光・風力等の変動性再生可能エネルギーが大量に系統に接続される中で、電力系統の安定性を維持しながら再エネ利用率を最大化するための重要インフラ整備を促進することを目的としています。系統用蓄電システムによる余剰再エネの吸収・放電や、水電解装置による再エネ由来の水素製造を通じた脱炭素社会の実現に貢献する事業者を広く支援します。

この補助金の特徴

1

上限25億円の大型設備投資支援

系統用蓄電池・水電解装置は1基あたり数億〜数十億円規模の設備投資が必要です。上限25億円という補助規模は、大規模なシステム導入を可能にする十分な水準であり、メガワット級の系統安定化設備の整備を後押しします。補助率1/2〜2/3の範囲で設定され、事業規模・内容により適用率が決まります。

2

系統用蓄電システムと水電解装置の両対応

本補助金は系統用蓄電システムと水電解装置の2種類の設備を対象としており、事業者のビジネスモデルや立地条件に応じて選択・組み合わせが可能です。蓄電池は電力系統の周波数調整・ピークカットに、水電解装置は再エネ由来水素の製造・貯蔵に活用できます。

3

余剰再エネの有効活用と系統安定化の同時実現

太陽光・風力の急増により発生する余剰電力の系統への影響を緩和しながら、その電力を蓄電・水素化して有効活用するという、エネルギー政策の2つの重要課題を同時解決する事業を支援します。

4

全国対象の公募制度

北海道から沖縄まで全国を対象とした公募制度であり、再エネポテンシャルの高い地域(九州・東北・北海道等)における大規模な余剰再エネ吸収事業に特に活用しやすい制度です。

5

脱炭素・GX推進との連動

国のGX(グリーントランスフォーメーション)推進政策、2050年カーボンニュートラル目標と完全に連動した補助金です。系統安定化投資として社会的意義が高く、ESG・サステナビリティ評価の観点からも事業価値が高い事業です。

ポイント

上限25億円・補助率1/2〜2/3で系統用蓄電池・水電解装置の導入を支援する大型補助金です。余剰再エネの有効活用と系統安定化を同時に実現する設備投資に最適な制度です。

対象者・申請資格

申請主体要件

  • 法人格を有する企業・法人(株式会社、合同会社、電力会社、新電力、エネルギー事業者等)
  • 系統用蓄電システムまたは水電解装置の導入・運用を行う事業者
  • 系統接続が確保されている(または確保見込みがある)事業者

設備要件

  • 系統用蓄電システム:電力系統と接続して調整力等のサービスを提供する蓄電池システム(リチウムイオン等)
  • 水電解装置:再生可能エネルギー電力を活用して水を電気分解し水素を製造する装置(アルカリ型・PEM型等)
  • いずれも国内で運用される設備であること
  • 設備の仕様・規模が補助金の対象要件を満たすこと

事業内容要件

  • 余剰再エネの吸収・調整力確保という目的に沿った事業計画であること
  • 設備導入後の運用計画(系統サービス提供、水素販売等)が具体的であること
  • 補助事業期間内に設備の設置・稼働が可能なスケジュールであること

除外要件

  • 家庭用・産業用(需要家側)の蓄電池(系統用ではないもの)
  • 再エネとの連携がない独立型蓄電システム

ポイント

電力事業者・エネルギー事業者・新電力・大規模再エネ事業者等が主な対象です。系統用途(調整力・余剰吸収)であることが必須要件で、家庭用・産業用蓄電池は対象外です。

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申請ガイド

1

STEP1: 系統接続・事業立地の確認

設備を設置する地域の電力系統の状況(余剰電力発生状況・接続可能容量)を確認します。送配電事業者との事前相談・系統接続申請の準備を進めます。立地選定が事業計画の基盤となります。

2

STEP2: 設備仕様の確定と費用積算

導入する系統用蓄電システムまたは水電解装置の仕様(容量・出力・メーカー)を具体化し、設備費・工事費・運用費等の費用積算を行います。補助対象経費と自己負担分を明確に区分します。

3

STEP3: 事業計画・運用計画の策定

設備導入後の運用計画(市場取引、調整力提供、水素販売等)を含めた事業計画を策定します。事業採算性・収益モデルも審査されるため、補助後の自立経営の見通しを示します。

4

STEP4: 公募要領の確認と申請書類準備

経済産業省・NEDOの公募要領を確認し、所定の申請書類(事業計画書・設備仕様書・収支計画等)を整備します。

5

STEP5: 申請・審査・交付決定・設備導入

申請提出後、審査・採択・交付決定を経て設備の調達・設置を開始します。大型設備のため、リードタイムを考慮したスケジュール管理が重要です。

ポイント

系統接続・立地確認と設備仕様の確定が申請の前提です。設備導入リードタイムが長いため(1〜2年)、早期に準備を開始することが重要です。運用計画・収益モデルの具体化も審査の重要項目です。

審査と成功のコツ

系統への貢献度を定量的に示す
「何MWh の余剰再エネを吸収できるか」「どの程度の調整力を提供できるか」といった系統安定化への貢献を具体的な数値で示します。地域の再エネ導入拡大への貢献度が審査の重要ポイントです。
設備の技術的信頼性と実績の証明
採用する蓄電システム・水電解装置の技術仕様・安全性・メーカーの実績を明確に示します。未実証の新技術より、一定の実績がある技術・メーカーを選定することで審査リスクを低減できます。
補助後の自立経営モデルの明確化
補助期間終了後に事業として成立するビジネスモデル(電力市場での収益、調整力市場での収益、水素販売収益等)を具体的に示します。補助金頼みの収支計画は評価されません。
地域の再エネポテンシャルとの整合性
設置地域で実際に大量の余剰再エネが発生しているか(または将来発生見込みがあるか)を、地域の電力需給データ・再エネ導入量データを用いて証明します。
環境貢献・脱炭素効果の定量化
CO2削減量、再エネ利用率の改善効果など、環境面の貢献を定量的に示します。国のカーボンニュートラル目標への貢献を数値で表現することが審査で有効です。

ポイント

系統への定量的貢献・技術的信頼性・補助後の自立経営モデル・地域再エネポテンシャルとの整合性の4点が採択の鍵です。CO2削減効果の定量化も忘れずに盛り込みましょう。

対象経費

対象となる経費

設備費(系統用蓄電システム)(4件)
  • 蓄電池本体(セル・モジュール)
  • PCS(パワーコンディショナー)
  • BMS(バッテリーマネジメントシステム)
  • 蓄電池架台・収納設備
設備費(水電解装置)(4件)
  • 水電解スタック
  • 水素精製装置
  • 水素貯蔵・圧縮設備
  • 制御システム
工事費(4件)
  • 設備設置・建設工事費
  • 系統連系工事費
  • 電気工事・配線費
  • 基礎・土木工事費
システム設計・エンジニアリング費(3件)
  • 詳細設計費
  • システムインテグレーション費
  • 試運転・調整費
運用・監視システム費(3件)
  • 遠隔監視システム費
  • 制御・最適化ソフトウェア費
  • データ管理システム費
その他附帯費(3件)
  • フェンス・防護設備費
  • 消防設備費
  • 保険費用(工事期間中)

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 家庭用・産業用(需要家側)蓄電池の設備費
  • 系統接続を伴わない独立型(オフグリッド)蓄電システム
  • 土地取得費・不動産購入費
  • 系統安定化と無関係な一般事業費
  • 既設設備のリプレイス(新規導入に該当しない更新)
  • 消耗品・定期メンテナンス費(運用後の維持費)
  • 他の補助金で計上済みの設備費
  • 補助事業期間外の工事費

よくある質問

Q系統用蓄電池とは具体的にどのようなものですか?
A

系統用蓄電池とは、電力の送配電網(系統)に直接接続され、余剰再エネ電力を吸収して貯蔵し、電力需要の高い時間帯に放電する大型蓄電池システムです。一般的な産業用・家庭用蓄電池と異なり、系統全体の周波数・電圧の安定化に貢献する機能を持ちます。容量は通常数MW〜数百MWH規模であり、大規模な設備投資が必要です。

Q水電解装置はどのような用途に活用できますか?
A

水電解装置で製造したグリーン水素は、燃料電池による発電・熱供給、水素ステーションへの供給(モビリティ用途)、工業プロセスでの水素利用(製鉄・化学等)、将来的なパイプライン供給など多様な用途があります。再エネの余剰時に製造・貯蔵し、需要に応じて供給する電力貯蔵としての役割も担います。

Q補助率1/2と2/3はどのように決まりますか?
A

補助率は申請事業の内容・規模・地域・技術の革新性・政策貢献度等を総合的に評価して決定されます。一般的に、技術的革新性が高い事業、再エネ余剰量が大きい地域での事業、先駆的な実証事業等が高い補助率(2/3)を得る傾向があります。詳細は公募要領で確認してください。

Q系統接続の見通しがない状態で申請できますか?
A

系統接続は本補助金の設備導入の前提条件となるため、申請時点で系統接続の見通し(送配電事業者との事前協議状況)を示すことが重要です。完全に確定していなくても、系統接続申請中・協議中の状況であれば申請可能な場合がありますが、採択後の系統接続遅延は事業遅延リスクとなります。早期に送配電事業者との協議を開始することを強く推奨します。

Q既存の太陽光・風力発電設備に後付けで蓄電池を設置する場合も対象ですか?
A

既設の再エネ設備への後付けでの系統用蓄電システム導入も、補助要件(系統接続・系統安定化への貢献等)を満たせば対象となる場合があります。ただし、FIT/FIPの受給との関係(余剰電力の扱い)については、公募要領・関係省庁との事前確認が必要です。

Q設備の導入完了はどの程度の期間が必要ですか?
A

系統用蓄電池・水電解装置は大型設備であり、設計・調達・建設・試運転に通常1〜2年程度必要です。補助事業期間内に工事完了・稼働が求められるため、採択後は早急に設備調達・工事業者の選定を進める必要があります。繰越制度がある場合もありますが、タイトなスケジュールで計画することを推奨します。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は系統用大型設備の導入を対象としており、他の補助金との重複受給は同一設備・経費への適用が禁じられています。ただし、設備の異なる部分(例:系統側蓄電池と需要家側蓄電池)に別々の補助金を適用することは可能な場合があります。環境省の蓄電池補助金や自治体の再エネ関連補助金との重複については個別確認が必要です。なお、J-クレジット制度やFIT/FIP制度との組み合わせは、補助金とは独立した制度のため、原則として活用可能です。系統用蓄電池の収益源として電力市場・調整力市場での取引収益とJクレジット売却収益を組み合わせることで、事業採算性を高めることができます。水素製造事業者は、水素関連の別途補助金(水素サプライチェーン補助金等)との役割分担を整理した上で申請することを検討してください。具体的な併用可否は担当省庁への事前確認を必ず行ってください。

詳細説明

再生可能エネルギー導入拡大に資する分散型エネルギーリソース導入支援事業費補助金とは

本補助金は、急増する太陽光・風力発電による余剰電力問題と電力系統の安定性維持という課題を同時解決するため、系統用蓄電システムと水電解装置の導入を大規模に支援する制度です。上限25億円・補助率1/2〜2/3という規模で、メガワット級の設備整備を可能にします。

支援対象設備の概要

  • 系統用蓄電システム:電力系統に接続し、余剰再エネの吸収・放電や周波数調整・ピークカットを行う大型蓄電池システム。リチウムイオン電池、NAS電池等が対象。
  • 水電解装置:再エネ電力を使って水を電気分解し、水素(グリーン水素)を製造する装置。アルカリ水電解槽、PEM型等が対象。

事業の社会的意義

2050年カーボンニュートラル達成に向け、再エネ比率の大幅な引き上げが求められています。しかし、変動性再エネの大量導入は電力系統の不安定化・出力制御という問題を引き起こします。本補助金が支援する設備は、この課題を解決する重要インフラであり、社会インフラとしての価値が極めて高い事業です。

収益モデルの設計

採択後の自立経営のため、以下の収益源を組み合わせた事業計画の設計が重要です:

  • 電力市場(スポット市場・時間前市場)での電力売買収益
  • 需給調整市場での調整力提供収益
  • 水素(グリーン水素)の販売収益
  • Jクレジット・カーボンクレジットの創出・売却収益

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