令和4年度当初予算「Beyond 5G研究開発促進事業(電波有効利用型)」に係る補助事業者の公募
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助上限100億円・定額補助の超大型支援
補助率が定額(全額補助)という非常に手厚い条件で、最大100億円までの研究開発費が支援されます。国家戦略としてのBeyond 5G技術確立への強い意志が反映された補助金です。
執行機関を通じた間接補助方式
本補助金は、研究開発を直接行う企業・大学等ではなく、それらへの委託事務を行う「執行機関」を補助事業者として公募する構造です。独立行政法人または一般社団法人・一般財団法人が対象で、執行機関が民間企業等への公募型研究開発を実施します。
電波有効利用に特化した3技術領域
周波数効率化、周波数共同利用促進、高周波数帯への移行促進という電波の有効利用に直結する3つの技術領域に特化しています。テラヘルツ帯の活用やダイナミック周波数共用など、最先端の無線通信技術が対象です。
Beyond 5G研究開発基金との連携
既存のBeyond 5G研究開発基金による取組と密接に連携する前提で設計されており、国の通信技術戦略全体の中で位置づけられた補助金です。
ポイント
対象者・申請資格
補助事業者(執行機関)の要件
- 独立行政法人であること、または一般社団法人・一般財団法人であること
- 公募型研究開発の委託事務を遂行する組織・人員を有すること
- Beyond 5G研究開発基金との連携体制を構築できること
研究開発の対象技術
- 周波数を効率的に利用する技術
- 周波数の共同利用を促進する技術
- 高い周波数への移行を促進する技術
注意事項
- 本公募は執行機関の選定であり、研究開発を行う企業・大学等の直接公募ではない
- 採択された執行機関が、別途研究開発実施者を公募する
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募要領と研究開発方針の確認
総務省Webサイトで公募要領と「研究開発方針」を確認します。対象となる3つの技術領域の詳細な定義と、Beyond 5G研究開発基金との連携要件を把握することが重要です。
ステップ2:執行機関としての体制整備
公募型研究開発の企画・管理・評価を行う組織体制、資金管理体制、研究成果の管理体制等を整備します。過去の類似事業の実績があれば大きなアドバンテージになります。
ステップ3:提案書の作成・提出
研究開発プログラムの運営計画、研究テーマの設定方針、評価基準、資金配分計画等を取りまとめた提案書を作成し、提出します。
ステップ4:審査・採択
総務省による厳格な審査が行われます。執行機関としての運営能力、研究開発プログラムの質、Beyond 5G基金との連携の実効性等が評価されます。
ステップ5:研究開発プログラムの運営
採択後は執行機関として、民間企業・大学等への公募型研究開発の委託を実施し、プログラム全体を管理・運営します。
ポイント
審査と成功のコツ
Beyond 5G戦略との整合性を明示
研究開発マネジメント能力の証明
国際競争力の視点を盛り込む
産学官連携エコシステムの設計
ポイント
対象経費
対象となる経費
研究開発委託費(3件)
- 民間企業への研究開発委託費
- 大学・研究機関への研究開発委託費
- 技術評価・分析委託費
プログラム管理費(3件)
- 研究開発プログラムの企画・管理費
- 評価委員会の運営費
- 進捗管理システムの構築・運用費
人件費(3件)
- プログラムマネージャーの人件費
- 事務局スタッフの人件費
- 技術評価員の人件費
その他経費(3件)
- 知的財産権管理費
- 成果普及・広報費
- 国際連携に係る経費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 執行機関の既存の一般管理費
- 補助事業に直接関係のない研究費
- 土地・建物の取得費
- 飲食費・交際費
- 他の補助金で既に支援されている経費
- 補助事業期間外に発生した経費
- 執行機関の営利活動に係る経費
よくある質問
Q一般の中小企業が直接この補助金に申請できますか?
いいえ、本補助金は研究開発プログラムを運営する「執行機関」を選定するためのものです。補助事業者になれるのは独立行政法人または一般社団法人・一般財団法人に限られます。一般企業がBeyond 5Gの研究開発費を獲得したい場合は、採択された執行機関が後日実施する公募型研究開発への応募を検討してください。
QBeyond 5Gと6Gは同じものですか?
Beyond 5Gは5Gの次世代通信技術の総称で、6Gとほぼ同義で使われることが多いです。2030年代の実用化を目指しており、5Gの100倍の通信速度、1ミリ秒以下の超低遅延、同時接続数の大幅増加などが期待されています。本補助金は特に「電波有効利用型」として、周波数の効率的活用に焦点を当てた技術開発を支援します。
Q研究開発の成果は公開されますか?
公的資金による研究開発の成果は、原則として広く社会に還元されることが求められます。ただし、企業の競争力に直結する知的財産については、日本版バイ・ドール制度に基づき研究実施者に帰属させることが可能です。成果の公開方法や時期については、執行機関が定める委託研究契約において規定されます。
Q海外の研究機関との共同研究は可能ですか?
Beyond 5Gは国際標準化と密接に関わる分野であり、国際連携は重要視されています。ただし、補助金の直接的な交付先は日本国内の機関に限られます。海外機関との連携費用が補助対象となるかは個別の判断となりますので、執行機関に確認が必要です。
Q定額補助ということは自己負担ゼロですか?
定額補助は補助対象経費の全額が補助される仕組みですが、補助対象外の経費が発生する場合は自己負担となります。また、補助上限額(100億円)を超える部分は自己負担です。経費の適正性については厳格な審査・監査が行われ、不適切な支出は返還を求められます。
Q採択後のスケジュールはどうなりますか?
採択された執行機関は、速やかに研究開発プログラムの詳細設計を行い、民間企業・大学等への公募を開始します。研究開発の委託期間は通常複数年にわたり、年度ごとの進捗評価と中間評価が実施されます。Beyond 5Gの実用化目標である2030年代に向けて、段階的に技術成熟度を高めていく計画が求められます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は総務省所管の大型国家プロジェクトであり、同一の研究開発テーマに対して他の国庫補助金との重複は認められません。特にBeyond 5G研究開発基金(NICT運営)との関係が密接であり、基金事業との「密接な連携」が求められる一方で、同じ研究内容の重複は避ける必要があります。経済産業省のポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業やSIPプログラムとは補完的な関係にあり、技術領域を明確に区分した上での連携が期待されています。学術研究の面では、科研費(文部科学省)との経費区分が必要です。なお、本補助金は執行機関への補助であるため、執行機関から委託を受ける個別の研究者・企業が他の資金を併用する場合のルールは、執行機関が定める委託研究契約に基づきます。
詳細説明
Beyond 5G研究開発促進事業とは
本事業は、総務省が推進する次世代情報通信技術Beyond 5G(いわゆる6G)の実現に向けた研究開発を支援する大型補助金です。2030年代にあらゆる産業・社会の基盤となると想定されるBeyond 5Gについて、その実現に必要な要素技術を早期に確立することを目的としています。
補助金の特殊な構造
本補助金は一般的な補助金とは大きく異なる構造を持っています。補助事業者は研究開発を直接行う企業ではなく、研究開発プログラムを運営する「執行機関」です。
- 総務省 → 執行機関(独立行政法人or一般社団・財団法人)に補助金交付
- 執行機関 → 民間企業・大学等に研究開発を委託(公募型)
対象となる技術領域
本事業では、電波の有効利用に資する以下の3つの技術領域が対象です。
- 周波数を効率的に利用する技術:限られた周波数帯域でより多くのデータを伝送する技術
- 周波数の共同利用を促進する技術:複数のシステムが同じ周波数帯を効率的に共用する技術
- 高い周波数への移行を促進する技術:ミリ波やテラヘルツ帯など未開拓の高周波数帯を活用する技術
補助条件
補助上限額は100億円、補助率は定額(全額補助)です。Beyond 5G研究開発基金を活用した取組と密接な連携を図ることが求められます。
問い合わせ先
総務省 国際戦略局 技術政策課 調査係
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