募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約30

令和3年度_潤滑油の品質確保事業等への支援事業費補助金

基本情報

補助金額
6700万円
補助率: 2/3以内
0円6700万円
募集期間
2021-02-12 〜 2021-03-05
対象地域日本全国

この補助金のまとめ

潤滑油製造業の近代化と品質向上を支援する専門性の高い補助金です。潤滑油製品の品質向上、規格整備、試験分析方法の改良、生産技術の調査研究、従業員研修会の実施等が補助対象で、補助率は2/3以内、上限約6,700万円です。少量多品種の潤滑油を供給して日本の製造業基盤を支えている潤滑油製造業を対象に、技術力の底上げと安定供給体制の確保を図ります。ニッチながらも製造業のサプライチェーンに不可欠な潤滑油産業の競争力強化を、国が直接支援する施策です。

この補助金の特徴

1

補助率2/3で手厚い支援

対象経費の2/3以内(上限約6,700万円)が補助されるため、事業者の自己負担は1/3に抑えられます。品質向上や技術開発といった将来投資に対して、資金面の負担を大幅に軽減できる制度設計です。

2

品質向上から人材育成まで幅広い活動を支援

潤滑油の品質向上、規格整備、試験分析方法の改良、生産技術の調査研究、国内外の統計調査、従業員研修会まで、業界の近代化に必要な活動を包括的にカバーしています。

3

製造業の基盤を支えるインフラ産業への支援

潤滑油は自動車、工作機械、電力設備など幅広い産業機械に不可欠な素材です。少量多品種という特性上、大量生産によるコスト削減が困難な業界であり、国の支援による品質・技術の底上げが業界全体の競争力維持に直結します。

4

エネルギー安定供給の一環としての位置づけ

本事業は資源エネルギー庁が所管しており、石油精製・備蓄政策の一環として位置づけられています。潤滑油の安定供給確保は、日本の産業活動を支えるエネルギー政策の重要な構成要素です。

ポイント

潤滑油製造業という極めてニッチな分野に特化した補助金ですが、補助率2/3と手厚く、品質向上から人材育成まで幅広い活動をカバーしています。業界団体や主要メーカーにとっては、技術革新と人材確保の両面で活用価値の高い制度です。

対象者・申請資格

組織要件

  • 日本に拠点を有する企業・団体等であること
  • 事業を的確に遂行できる組織体制・人員を有すること
  • 事業遂行に必要な経営基盤と資金管理能力を有すること

欠格事項

  • 経済産業省からの補助金交付等停止措置・指名停止措置を受けていないこと

申請形式

  • コンソーシアム形式での申請も可能(幹事者が提案書を提出)
  • 幹事者が業務の全てを再委託することは不可

ポイント

応募資格自体はシンプルですが、潤滑油の品質確保・技術向上という専門的な事業内容から、実質的には潤滑油業界に精通した企業・団体が対象です。業界団体を中心とした申請が想定される補助金です。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と問い合わせ

資源エネルギー庁のWebサイトおよびjGrantsで公募要領を確認します。不明点は石油精製備蓄課の担当者(鈴木・田中)にTEL・FAX・メールで問い合わせてください。

2

ステップ2:事業提案書の作成

品質向上計画、規格整備の方針、調査研究テーマ、研修会プログラムなど、具体的な事業内容と期待される成果を記載した事業提案書を作成します。予算計画は上限約6,700万円の範囲で合理的に策定してください。

3

ステップ3:jGrantsでの電子申請

GビズIDを取得の上、jGrants補助金申請システムから電子申請を行います。必要書類を漏れなく添付し、申請期限までに提出を完了させてください。

4

ステップ4:審査・採択

経済産業省資源エネルギー庁による審査を経て採択が決定されます。事業内容の妥当性、実施体制、潤滑油業界への波及効果などが評価されます。

5

ステップ5:交付決定・事業実施・報告

採択後、交付決定を受けて事業を開始します。事業期間中は適切な経理処理と進捗管理を行い、完了後に実績報告書を提出して補助金の確定を受けます。

ポイント

電話での問い合わせが可能な点は他の経産省補助金と異なり、担当者と直接コミュニケーションを取りやすい環境です。事業計画の方向性について事前に相談することで、より採択可能性の高い提案書を作成できます。

審査と成功のコツ

潤滑油業界全体への波及効果を明確にする
個別企業の利益だけでなく、業界全体の品質向上・技術力強化につながる事業計画を示すことが重要です。規格の標準化や試験方法の共有など、業界インフラの整備に資する提案が高く評価されます。
国際競争力の観点を盛り込む
潤滑油の品質規格は国際的な整合性が求められます。ISO規格やJIS規格との関連を踏まえ、日本の潤滑油産業の国際競争力強化にどう貢献するかを示すことで、事業の意義が明確になります。
人材育成プログラムの具体化
潤滑油製造は高度な専門知識を要する分野であり、熟練技術者の高齢化が業界課題です。体系的な研修プログラムと技術伝承の仕組みを提案に盛り込むことで、事業の持続性をアピールできます。
調査研究の実用性を重視する
学術的な研究に留まらず、業界の実務に直結する調査研究テーマを設定してください。生産効率の向上、環境対応(低粘度化・生分解性等)、新素材対応など、業界の喫緊の課題解決に資するテーマが望まれます。

ポイント

潤滑油という専門分野ゆえに競合は限定的ですが、審査では事業の具体性と業界全体への波及効果が重視されます。品質規格の国際整合性や環境対応など、時代のニーズに合った事業テーマの設定が採択のポイントです。

対象経費

対象となる経費

調査研究費(4件)
  • 品質向上に関する調査研究費
  • 生産技術改良の研究費
  • 国内外の市場・統計調査費
  • 試験分析方法の開発費
規格整備費(3件)
  • 規格策定に関する会議費
  • 規格書作成・翻訳費
  • 国際規格との整合性調査費
試験・分析費(3件)
  • 試験分析用材料費
  • 分析機器の使用料
  • 外部試験機関への委託費
研修費(4件)
  • 研修会の会場費
  • 講師謝金・旅費
  • 研修資料作成費
  • 受講者の交通費
人件費(2件)
  • 事業従事者の人件費
  • 研究員の人件費
外注費(3件)
  • 専門機関への委託調査費
  • 報告書作成費
  • データ分析委託費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地・建物の取得費
  • 汎用的な事務機器・備品の購入費
  • 接待・交際費
  • 補助事業に直接関係のない一般管理費
  • 他の補助金で賄われている経費
  • 事業期間外に発生した経費
  • 潤滑油の製造・販売に直接かかる原材料費

よくある質問

Q潤滑油メーカー以外でも応募できますか?
A

応募資格は「日本に拠点を有する企業・団体等」とされており、潤滑油メーカーに限定されていません。潤滑油の品質確保に関連する事業を実施できる団体であれば、業界団体、試験・検査機関、研究機関なども対象となります。ただし、事業内容が潤滑油の品質向上・規格整備・調査研究・研修に直結する必要があるため、潤滑油業界に精通した組織が実質的な対象です。

Q補助率2/3以内とは具体的にどういう計算になりますか?
A

対象経費の2/3を上限として補助金が交付されます。例えば、対象経費が9,000万円の場合、その2/3にあたる6,000万円が補助金として支給され、残り3,000万円が自己負担となります。ただし、補助上限額が約6,700万円のため、対象経費が約1億50万円を超える場合は、補助金額は約6,700万円で頭打ちとなり、超過分は全額自己負担です。

Q研修会だけでも補助対象になりますか?
A

はい、潤滑油製造事業者等の従業員に対する研修会の実施は、本補助金の明確な補助対象事業の一つです。ただし、単独で研修会のみを実施する場合でも、潤滑油製造業の近代化と安定供給に資する内容であることが求められます。品質管理技術、新規格への対応、安全管理、環境規制対応など、業界の課題解決に直結する研修テーマが望まれます。

Q国際規格(ISO)への対応も補助対象ですか?
A

はい、規格の整備は本補助金の主要な補助対象事業です。ISO規格との整合性確保、国際規格に対応した試験方法の導入、国際標準化活動への参画に要する経費も補助対象となりえます。潤滑油は国際的に流通する製品であり、品質規格の国際整合性は業界の競争力維持に不可欠です。

Qコンソーシアム形式の申請はどのような場合に有効ですか?
A

潤滑油の品質確保事業は、メーカー単独では取り組みにくい業界横断的なテーマ(規格策定、試験方法の標準化、業界統計の整備等)が多いため、コンソーシアム形式が有効です。例えば、業界団体が幹事者となり、複数のメーカーや試験機関が参画するコンソーシアムであれば、業界全体への波及効果を高めることができます。

QEV化の影響で潤滑油需要が変化する中でも活用できますか?
A

むしろそのような環境変化への対応こそ、本補助金の重要な活用場面です。EV向けの新しい潤滑油(ギヤオイル、グリース等)の品質規格策定、電動化に対応した試験方法の開発、従業員の技術転換研修など、需要構造の変化に対応するための事業は高い意義があります。業界の将来を見据えた先進的な取り組みとして評価される可能性があります。

Q事業の成果はどのように報告・公開されますか?
A

事業完了後、実績報告書を資源エネルギー庁に提出する必要があります。報告書には事業の実施内容、成果、収支決算を記載します。また、調査研究や規格整備の成果は、業界全体の品質向上に資するよう、業界団体を通じた共有や報告会での発表が期待されます。具体的な公開範囲は事業内容により異なりますので、採択後に所管課と協議してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は資源エネルギー庁所管の支援事業であり、同一事業内容での他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、事業内容が異なる場合、経済産業省のものづくり補助金(設備投資向け)や事業再構築補助金(事業転換向け)との組み合わせは検討可能です。特に、本補助金で品質規格を整備した上で、ものづくり補助金で製造設備を更新するといった段階的な活用は効果的です。また、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の省エネルギー技術研究開発や、産業技術総合研究所との共同研究制度も、潤滑油の技術革新に関連する支援として併用を検討できます。地方自治体の産業振興補助金についても、補助対象経費が重複しない範囲で活用が可能です。

詳細説明

事業の背景

潤滑油は自動車エンジン、工作機械、電力設備、船舶、航空機など、あらゆる産業機械の動作に不可欠な素材です。日本の潤滑油製造業は少量多品種という特性を持ち、多種多様な用途に最適化された高品質な製品を供給することで、日本の製造業基盤を支えています。

事業の目的

本補助金は、潤滑油製造業の近代化を促進し、潤滑油の安定供給の確保を図ることを目的としています。品質向上、規格整備、試験分析方法の改良、生産技術の調査研究、従業員研修などを通じて、業界全体の技術力と競争力の底上げを支援します。

補助率と補助上限

補助率は2/3以内、補助上限額は約6,700万円(66,997千円)です。事業者の自己負担は対象経費の1/3に抑えられるため、品質向上や技術開発への積極的な投資が可能です。

補助対象となる事業活動

  • 品質向上:潤滑油製品の性能改善、新製品開発のための研究
  • 規格整備:JIS規格やISO規格に対応した品質基準の策定・更新
  • 試験分析方法の改良:より精度の高い品質検査手法の開発
  • 生産技術の調査研究:製造工程の効率化、省エネルギー化の研究
  • 統計調査:国内外の潤滑油市場の動向調査・分析
  • 従業員研修:潤滑油製造技術者の育成・スキルアップ研修の実施

所管と問い合わせ

本事業は経済産業省資源エネルギー庁 資源・燃料部 石油精製備蓄課が所管しています。石油精製・備蓄政策の一環として潤滑油産業を支援する位置づけであり、エネルギー安定供給に資する産業基盤の維持・強化を図る施策です。

業界の現状と課題

潤滑油製造業は、自動車のEV化に伴う需要構造の変化、環境規制の強化(低粘度化・生分解性への対応)、熟練技術者の高齢化と後継者不足など、複数の構造的課題に直面しています。本補助金は、これらの課題に対応するための技術開発と人材育成を支援し、業界の持続的な発展を後押しします。

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