令和3年度技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣事業)費補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
上限約10.8億円の大型補助
補助上限額が約10.8億円と非常に大きく、複数拠点・複数国にまたがる大規模な人材育成プログラムにも対応できます。中堅・中小企業が単独では負担しきれない規模の現地人材育成投資を国が支援する制度として、海外展開の加速に大きく貢献します。
4段階の補助率で柔軟に対応
補助率は1/3、1/2、2/3、定額の4段階が設定されており、事業の性質や企業の規模に応じた柔軟な支援が受けられます。定額補助が適用される事業では自己負担なしで実施できるため、海外展開の初期段階にある企業にとって特に活用しやすい設計です。
受入研修と専門家派遣の両輪支援
日本での受入研修(現地人材を日本に招いて実施)と現地への専門家派遣(日本から技術者を派遣)の両方を補助対象としており、人材育成の手法を事業ニーズに応じて選択・組み合わせることが可能です。
コンソーシアム形式での申請が可能
複数の企業・団体がコンソーシアムを組んで申請することが認められており、同業種や関連企業が共同で人材育成プログラムを実施することで、コスト効率と効果の最大化が図れます。
ポイント
対象者・申請資格
基本要件
- 日本に拠点を有する企業・団体等であること
- 本事業を的確に遂行する組織・人員等を有していること
- 事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤と資金管理能力を有すること
- 経済産業省から補助金交付等停止措置・指名停止措置を受けていないこと
コンソーシアム申請の場合
- 幹事を決定し、幹事が事業提案書を提出すること
- 幹事が業務の全てを他の企業・団体等に再委託することは不可
- コンソーシアム内の役割分担を明確にすること
対象外となるケース
- 海外に拠点を持たず、新興国での事業活動の予定がない企業
- 経済産業省から停止措置を受けている企業・団体
- 幹事が全業務を再委託する形態のコンソーシアム
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:人材育成計画の策定
海外拠点での事業課題を分析し、受入研修・専門家派遣のいずれか(または両方)を活用した人材育成プログラムを設計します。コンソーシアム形式の場合は参加企業と役割分担を決定します。
ステップ2:提案書の作成
事業提案書に、育成対象となる現地人材の規模、研修内容、派遣計画、期待される成果を具体的に記載します。補助率の段階(1/3、1/2、2/3、定額)に応じた予算計画を策定してください。
ステップ3:応募書類の提出
経済産業省貿易経済協力局技術・人材協力課に提出します。詳細は募集要領を確認してください。
ステップ4:審査・採択
提案内容の審査を経て採択が決定されます。質問は電子メール(tech-co-op@meti.go.jp)のみで受け付けており、件名の指定があります。
ステップ5:事業実施・報告
採択後、計画に基づいて受入研修や専門家派遣を実施し、実績報告書を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
新興国市場での具体的な事業ビジョンの提示
研修プログラムの体系性と実効性
定量的な成果指標の設定
コンソーシアムの場合は相乗効果を強調
ポイント
対象経費
対象となる経費
受入研修費(4件)
- 現地人材の渡航費・滞在費
- 研修施設の使用料
- 研修プログラムの開発・教材作成費
- 研修講師の謝金・交通費
専門家派遣費(4件)
- 派遣専門家の渡航費・滞在費
- 現地での技術指導に要する経費
- 派遣前の準備・調査費
- 通訳・翻訳費
プログラム運営費(3件)
- 人材育成プログラムの企画・設計費
- 進捗管理・評価に要する経費
- 成果報告書の作成費
設備・教材費(3件)
- 研修用機材・設備のレンタル費
- 技術マニュアル・教材の作成費
- 実習用消耗品費
外注・委託費(3件)
- 研修プログラムの一部委託費
- 通訳・翻訳の外注費
- 調査・分析の委託費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 幹事が全業務を再委託する場合の再委託費
- 事業に直接関連しない一般管理費
- 応募書類の作成費用
- 補助事業の目的と関連しない渡航費・滞在費
- 汎用性の高い備品の購入費
- 交際費・接待費
- 補助事業者の通常業務に係る人件費
よくある質問
Q受入研修と専門家派遣はどちらか一方だけでも申請できますか?
はい、受入研修のみ、専門家派遣のみのいずれかだけでも申請可能です。また、両方を組み合わせた提案も可能です。海外拠点の状況や育成ニーズに応じて、最も効果的な方法を選択してください。受入研修は日本の現場で実地に学べるメリットがあり、専門家派遣は現地の実情に即した指導ができるメリットがあります。
Qコンソーシアム形式で申請する場合、幹事の役割と責任は何ですか?
コンソーシアムの幹事は、事業提案書の提出、事業全体の取りまとめ、経費の管理、実績報告書の提出など、補助事業の運営全般に責任を負います。ただし、幹事が業務の全てを他の企業・団体等に再委託することはできません。幹事は自らも実質的に事業に関与する必要があります。
Q補助率が4段階ありますが、どの補助率が適用されるかはどのように決まりますか?
補助率は事業の内容や性質によって異なります。具体的にどの補助率が適用されるかは、募集要領に詳細が記載されているほか、事前に経済産業省の担当課に確認することをお勧めします。一般的に、政策的な優先度が高い分野や中小企業が主体となる事業には、より高い補助率が適用される傾向があります。
Q新興国以外の国(先進国)での人材育成も対象になりますか?
本事業の名称に「新興国市場開拓」と明記されている通り、主に新興国市場での事業展開を担う現地人材の育成を目的としています。対象となる国・地域については募集要領で確認してください。日本での受入研修は対象ですが、派遣先は新興国が想定されています。
Q上限約10.8億円ということは、1社で10億円以上の申請も可能ですか?
制度上は上限約10.8億円までの申請が可能ですが、実際の交付額は事業内容の審査結果と国の予算状況により決定されます。大規模な申請の場合は、事業の必要性と実現可能性をより詳細に示す必要があります。コンソーシアム形式で複数企業が共同申請する場合に大規模な予算となるケースが多いです。
Q問い合わせ方法が電子メールのみとのことですが、注意点はありますか?
問い合わせは電子メール(tech-co-op@meti.go.jp)のみで受け付けており、電話やFAXでは回答されません。件名は必ず「■質問■令和3年度技術協力活用型・新興国市場開拓事業(研修・専門家派遣事業) 質問事項」としてください。他の件名では回答を得られない場合があります。複数の質問がある場合も、指定の件名形式を守って送信してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省貿易経済協力局の所管であり、同局の他の海外展開支援事業(JETRO事業等)との連携が想定されています。ただし、同一の人材育成活動に対する二重補助は認められません。一方で、JETROの海外展開支援(F/S調査、現地市場調査等)で市場参入の基盤を整えた上で、本補助金で現地人材を育成するという時系列での組み合わせは効果的です。また、中小企業庁の海外展開支援事業や、JICAの民間連携事業とも棲み分けが可能です。本補助金は「人材育成」に特化しているため、設備投資はものづくり補助金、販路開拓は海外ビジネス戦略推進支援事業など、目的別に複数の支援策を組み合わせた総合的な海外展開戦略を構築することを推奨します。
詳細説明
技術協力活用型・新興国市場開拓事業の概要
本補助金は、経済産業省貿易経済協力局が所管する海外人材育成支援制度です。日本企業が海外進出先での事業活動を担う現地人材育成のために実施する、日本での受入研修や現地への専門家派遣等の取り組みに対して補助を行います。
事業の目的
新興国市場での事業展開において、現地オペレーションを担う人材の質は事業成功の鍵を握ります。本事業は、日本企業の技術やノウハウを現地人材に移転することで、海外拠点の自立的な運営能力を高め、新興国市場の開拓を加速することを目的としています。
補助率と補助上限額
補助率は事業内容に応じて4段階が設定されています。
- 1/3:基本的な研修・派遣事業
- 1/2:一定の要件を満たす事業
- 2/3:政策的に優先度の高い事業
- 定額:特定の事業
補助上限額は約10.8億円(1,088,000,000円)です。
支援対象の取り組み
- 受入研修:海外拠点の現地人材を日本に招き、日本の技術・ノウハウを実地で学ばせる研修プログラム
- 専門家派遣:日本から技術者・専門家を海外拠点に派遣し、現地での技術指導・人材育成を実施
応募資格
以下の要件をすべて満たす企業・団体等が対象です。
- 日本に拠点を有していること
- 本事業を的確に遂行する組織・人員を有していること
- 必要な経営基盤と資金管理能力を有すること
- 経済産業省から停止措置を受けていないこと
コンソーシアム形式での申請も可能で、幹事を決定して事業提案書を提出します。
問い合わせ先
経済産業省 貿易経済協力局 技術・人材協力課(E-mail: tech-co-op@meti.go.jp)。問い合わせは電子メールのみで受け付けており、件名の指定があります。
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