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やや難しい
準備期間の目安: 約45

令和3年度低炭素技術を輸出するための人材育成支援事業費補助金

基本情報

補助金額
8.5億円
補助率: 2/3、定額
0円8.5億円
募集期間
2021-01-21 〜 2021-02-19
対象地域日本全国

この補助金のまとめ

低炭素技術を輸出するための人材育成支援事業費補助金は、経済産業省が日本の省エネ技術のアジア展開を促進するため、海外生産拠点の現地人材育成を支援する制度です。上限8.5億円、補助率は2/3または定額と手厚い設定で、中堅・中小企業のアジア拠点における省エネ技術の導入・定着に必要な人材育成を包括的にカバーします。具体的には、海外拠点の中核人材を日本国内に受け入れて行う実務研修、日本法人の指導者を海外に派遣して行う技術指導、さらにポストコロナ対応としてリモートでの技術指導・研修も対象です。温室効果ガスの排出削減というグローバルな課題と、日本企業の海外事業強化という経営課題を同時に解決する戦略的な補助金であり、カーボンニュートラルへの関心が高まる中、活用価値が非常に高い制度です。

この補助金の特徴

1

省エネ技術×人材育成の二重メリット

本補助金は単なる人材育成支援ではなく、日本が誇る省エネ技術のアジア展開を通じて温室効果ガスの排出削減に貢献することを目的としています。企業にとっては海外拠点の生産効率向上と、環境貢献によるESG評価の向上という二重のメリットがあります。

2

上限8.5億円・補助率2/3または定額

補助上限額が8.5億円と大規模で、補助率も2/3または定額と非常に手厚い設定です。特に定額補助が適用される場合は自己負担なしで事業を実施でき、海外拠点への省エネ技術移転のハードルを大幅に下げます。

3

受入研修・専門家派遣・リモート指導の3手法

従来の受入研修と専門家派遣に加え、ポストコロナ対応としてインターネットを介したリモートでの技術指導・研修も補助対象となっています。渡航制限下でも人材育成を継続できる柔軟な制度設計です。

4

中堅・中小企業に特化した支援設計

大企業ではなく、アジアに生産拠点を持つ中堅・中小企業を主な対象としています。省エネ技術の導入には専門知識を持つ人材が不可欠ですが、中小企業では自力での育成が困難なケースが多く、本補助金はその課題を直接解決します。

ポイント

類似の補助金(技術協力活用型・新興国市場開拓事業)と比較して、本補助金は「低炭素・省エネ」に特化している点が最大の差別化ポイントです。カーボンニュートラルが国際的な潮流となる中、省エネ技術の海外展開は日本の成長戦略の柱の一つです。リモート研修が対象に含まれているのもDX時代に即した特徴で、渡航コストの削減と研修頻度の向上を両立できます。

対象者・申請資格

基本要件

  • 日本に拠点を有する企業・団体等であること
  • 本事業を的確に遂行する組織・人員等を有していること
  • 事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤と資金管理能力を有すること
  • 経済産業省から補助金交付等停止措置・指名停止措置を受けていないこと

コンソーシアム申請の場合

  • 幹事企業・団体等を決定し、幹事が事業提案書を提出すること
  • 幹事企業・団体等が業務の全てを他の法人に再委託することは不可

想定される申請者像

  • アジア地域に生産拠点を持つ中堅・中小企業
  • 省エネ技術の海外展開を推進する企業・団体
  • 製造業を中心とした海外事業展開企業

ポイント

本補助金は「低炭素技術の輸出」を目的としているため、申請にあたっては省エネ技術・低炭素技術との関連性を明確に示す必要があります。単なる海外人材育成ではなく、省エネ性能の高い機械装置の導入や日本式の生産工程見直しなど、エネルギー利用効率化に資する人材育成であることが求められます。コンソーシアム形式は、同業種の中小企業が共同で省エネ研修プログラムを運営する際に特に有効です。

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申請ガイド

1

ステップ1:省エネ人材育成計画の策定

アジア拠点のエネルギー利用状況を分析し、省エネ改善ポイントを特定した上で、受入研修・専門家派遣・リモート指導を組み合わせた人材育成プログラムを設計します。

2

ステップ2:提案書の作成

事業提案書に、省エネ技術の移転内容、育成対象人材の規模、期待されるCO2削減効果、事業実施体制を具体的に記載します。コンソーシアムの場合は幹事の決定と役割分担の明確化が必要です。

3

ステップ3:応募書類の提出

経済産業省貿易経済協力局技術・人材協力課に提出します。募集要領の確認を忘れずに行ってください。

4

ステップ4:審査・採択決定

提案内容の審査を経て採択が決定されます。質問はE-mail(tech-co-op@meti.go.jp)のみで、件名は「〇質問〇令和3年度低炭素技術を輸出するための人材育成支援事業」を指定してください。

5

ステップ5:事業実施・成果報告

計画に基づき人材育成事業を実施し、省エネ効果を含む成果を報告します。

ポイント

問い合わせ先は技術協力活用型事業と同じ貿易経済協力局技術・人材協力課ですが、メール件名の形式が異なります。「〇質問〇令和3年度低炭素技術を輸出するための人材育成支援事業」という形式を厳守してください。省エネ効果の定量的な見積もり(CO2削減量、エネルギー使用量削減率等)を提案書に盛り込むことが、採択に向けた重要なポイントです。

審査と成功のコツ

省エネ効果の定量的な見積もり
審査では、人材育成による省エネ効果の定量的な見積もりが重視されます。現状のエネルギー使用量を把握した上で、育成後の削減見込み量(CO2換算)を具体的な数値で示しましょう。
日本式生産工程の体系的な移転計画
単発の研修ではなく、日本式の生産工程管理(カイゼン、5S、TPM等)を体系的に移転するカリキュラムを設計してください。省エネ性能の高い機械装置の操作技術と、それを支える管理手法の両輪で提案すると効果的です。
リモート研修の積極的な活用
ポストコロナ対応としてリモート研修が対象に含まれています。対面研修とリモート研修のハイブリッド型プログラムを提案することで、コスト効率と研修頻度の両方を向上させる計画を示しましょう。
中堅・中小企業としての実情に即した提案
大企業のような大規模投資は不要です。自社拠点の規模に即した現実的な省エネ改善と、それを担う人材の育成を、段階的に進める計画が評価されます。

ポイント

本補助金の審査では「省エネ技術の移転」と「温室効果ガスの排出削減」という政策目的との整合性が最重要視されます。人材育成プログラムが最終的にどれだけのCO2削減につながるかという定量的なインパクトを示すことが、採択への最短ルートです。JCM(二国間クレジット制度)等との関連も示せれば、政策的な評価がさらに高まります。

対象経費

対象となる経費

受入研修費(4件)
  • 海外拠点の中核人材の渡航費・滞在費
  • 日本国内での実務研修プログラム費
  • 省エネ技術に関する研修教材・マニュアル作成費
  • 研修施設使用料・機材レンタル費
専門家派遣費(4件)
  • 日本法人の指導者の海外拠点への渡航費・滞在費
  • 現地での省エネ技術指導に要する経費
  • 派遣前の準備・調査費
  • 通訳・翻訳費
リモート研修費(4件)
  • オンライン研修システムの利用料
  • リモート技術指導用の通信環境整備費
  • eラーニング教材の開発費
  • 遠隔モニタリングツールの利用料
プログラム運営費(3件)
  • 人材育成プログラムの企画・設計費
  • 省エネ効果の測定・評価費
  • 成果報告書の作成費
外注・委託費(3件)
  • 省エネ診断の専門家への委託費
  • 研修プログラムの一部委託費
  • 通訳・翻訳の外注費

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 幹事企業が全業務を再委託する場合の費用
  • 事業に直接関連しない一般管理費
  • 応募書類の作成費用
  • 省エネ技術と無関係な渡航費・滞在費
  • 汎用性の高い備品・設備の購入費
  • 交際費・接待費
  • 補助事業者の通常業務に係る人件費
  • 省エネ設備そのものの購入費(人材育成に関連しないもの)

よくある質問

Q省エネ技術に関する人材育成であれば、どのような内容でも対象になりますか?
A

本補助金は「アジアにおける我が国中堅・中小企業の生産拠点」でのエネルギー利用効率化に焦点を当てています。日本式の生産工程への見直しや省エネ性能の高い機械装置の導入等に必要な現地人材の育成が対象です。再生可能エネルギーの技術開発や、生産拠点以外での省エネ活動は対象外となる可能性があるため、事前に確認してください。

Qリモート研修だけで申請することは可能ですか?
A

はい、ポストコロナ対応としてリモートでの技術指導・研修も正式な補助対象です。渡航制限がある場合や、コスト効率を重視する場合は、リモート研修のみでの申請も検討できます。ただし、実地での技術指導が効果的なケースもあるため、対面とリモートのハイブリッド型が最も推奨される形態です。

Qアジア以外の地域(アフリカ、南米等)での人材育成も対象ですか?
A

本補助金はアジアの産業分野におけるエネルギー利用の効率化を目的としており、対象地域はアジアが中心です。アジア以外の地域での人材育成については、募集要領を確認するか、担当課にメールで問い合わせてください。アジア以外の地域については、技術協力活用型・新興国市場開拓事業(ID:65765)の方が適している可能性があります。

Q省エネ設備の購入費用も補助対象に含まれますか?
A

本補助金は人材育成支援に特化しており、省エネ設備そのものの購入費用は原則として対象外です。設備導入は経済産業省の省エネ補助金やJCM設備補助事業など、設備投資向けの別制度を活用してください。本補助金では、設備を運用・管理するための人材育成(操作研修、メンテナンス技術指導等)が対象となります。

Q技術協力活用型・新興国市場開拓事業との違いは何ですか?
A

両事業とも海外人材育成を支援する補助金ですが、本事業は「低炭素・省エネ技術」に特化しています。技術協力活用型事業は幅広い分野の人材育成を対象としますが、本事業は省エネ技術の移転と温室効果ガスの排出削減に明確な目的があります。省エネ・環境技術の海外展開を主目的とする場合は本事業、より広範な事業展開人材の育成が目的の場合は技術協力活用型事業が適しています。

Q大企業でも申請できますか?それとも中堅・中小企業に限定されていますか?
A

募集要領には「我が国中堅・中小企業の海外生産拠点を担う現地人材を育成する」と記載されており、中堅・中小企業が主な対象です。ただし、応募資格には企業規模の明確な制限は記載されていません。コンソーシアム形式で大企業と中小企業が共同申請するケースも想定されます。詳細は担当課にメールで確認してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は省エネ人材育成に特化しているため、設備導入や事業化は他の補助金で補完する組み合わせが効果的です。省エネ設備の導入費用は経済産業省の省エネ補助金(エネルギー使用合理化等事業者支援事業)でカバーし、本補助金でその設備を運用する人材を育成するという棲み分けが理想的です。また、JICAの民間連携事業やJCM(二国間クレジット制度)設備補助事業との組み合わせも有効で、人材育成と設備導入を一体的に進められます。海外展開全般の支援としては、JETROの新輸出大国コンソーシアムや、中小企業庁のJAPANブランド育成支援事業との併用も検討に値します。同じ経済産業省の技術協力活用型事業(ID:65765)とは対象が重複する可能性があるため、どちらが自社の目的により適合するか事前に確認することをお勧めします。

詳細説明

低炭素技術を輸出するための人材育成支援事業の概要

本補助金は、経済産業省貿易経済協力局が所管する省エネ技術の海外展開支援制度です。我が国中堅・中小企業の海外生産拠点を担う現地人材を育成することにより、省エネ技術の海外展開を促進し、アジアの産業分野におけるエネルギー利用の効率化と温室効果ガスの排出削減に貢献することを目的としています。

事業内容

以下の3つの人材育成手法が補助対象となっています。

  • 受入研修:アジアの海外拠点の中核人材を日本国内に受け入れて行う実務研修。日本式の生産工程や省エネ技術を実地で学ばせます。
  • 専門家派遣:日本法人の指導的立場にある者を海外に派遣して行う技術指導。現地の実情に即した省エネ改善を推進します。
  • リモート研修:ポストコロナ時代のデジタル化対応として、インターネットを介した遠隔での技術指導・研修。渡航不要で継続的な指導が可能です。

補助率・補助上限額

補助率は2/3または定額で、補助上限額は8.5億円(850,000,000円)です。定額補助が適用される場合は自己負担なしで事業を実施できます。

応募資格

以下の要件をすべて満たす企業・団体等が対象です。

  • 日本に拠点を有していること
  • 本事業を的確に遂行する組織・人員を有していること
  • 必要な経営基盤と資金管理能力を有すること
  • 経済産業省から停止措置を受けていないこと

コンソーシアム形式での申請も可能で、幹事企業・団体等を決定して事業提案書を提出します。

対象となる省エネ技術の例

  • 日本式の生産工程管理手法(カイゼン、5S等)による省エネ推進
  • 省エネ性能の高い機械装置の導入と運用技術
  • エネルギーマネジメントシステムの構築・運用
  • 工場のエネルギー利用効率化に関する技術指導

問い合わせ先

経済産業省 貿易経済協力局 技術・人材協力課(E-mail: tech-co-op@meti.go.jp)。問い合わせはE-mailのみで受け付けており、件名は「〇質問〇令和3年度低炭素技術を輸出するための人材育成支援事業」を指定してください。

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