募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

令和5年度 水力発電導入加速化事業費(初期調査等支援事業のうち水力発電の地域における共生促進等を図る事業)

基本情報

補助金額
3730万円
補助率: 1/2以内
0円3730万円
募集期間
2023-04-25 〜 2023-10-27
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい / まちづくり・地域振興支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

水力発電導入加速化事業費(地域共生促進事業)は、水力発電所の新規開発・再開発を進める事業者が、立地地域との課題解決や共生を図るために実施する事業を支援する補助金です。発電出力20kW以上30,000kW未満の水力発電所が対象で、補助率は1/2以内、上限3,730万円となっています。補助対象となる活動は、地域住民向けの説明会や広報活動の実施、自然環境・社会環境の調査・設計、さらに環境整備に必要な設備設置や工事など幅広く設定されています。再生可能エネルギーの導入拡大が国策として推進される中、地域住民との合意形成が水力発電開発の成否を左右する最大の要因であり、本補助金はまさにその課題にフォーカスした制度といえます。新エネルギー財団が事務局を務め、複数回の締切が設定されているため、計画的な準備が重要です。

この補助金の特徴

1

地域共生に特化した支援制度

水力発電開発において最もハードルが高いとされる地域住民との合意形成・共生活動を直接支援する補助金です。発電事業そのものではなく、地域との関係構築にかかる費用を補助する点が独特であり、開発前段階のリスク低減に大きく貢献します。

2

幅広い補助対象経費

住民説明会・広報活動といったソフト面の取り組みから、自然環境・社会環境の調査・設計、さらには整備工事まで、地域共生に必要な活動をハード・ソフト両面で支援します。地域の実情に応じた柔軟な事業設計が可能です。

3

複数回の締切設定で計画的に申請可能

令和5年度は1次(6月)・2次(8月)・最終(10月)の3回の締切が設定されており、準備状況に応じたタイミングでの申請が可能です。ただし予算額に達し次第公募中止の可能性があるため、早期申請が有利です。

4

充実した公募説明会

全国各地での面談形式とオンライン形式の両方で公募説明会が開催されます。札幌・大阪・東京・福岡の各拠点で対面説明会が行われるため、直接相談の機会を活用することで採択率向上が期待できます。

ポイント

水力発電の開発事業者にとって、技術面の課題よりも地域合意の形成が実際のボトルネックになるケースが多くあります。本補助金はその点を正面から支援する稀有な制度であり、開発計画の初期段階で活用を検討すべきです。説明会への参加を強くお勧めします。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 水力発電所の新規開発または再開発を計画している事業者であること
  • 対象発電所の発電出力が20kW以上30,000kW未満であること
  • 対象発電所の立地市町村等で地域共生活動を実施できること

対象活動

  • 会議等の運営や広報活動(住民説明会、パンフレット作成等)
  • 自然環境・社会環境の整備等を行うための調査・設計
  • 自然環境・社会環境の整備等を行うための設備設置や工事

申請要件

  • GビズIDプライムアカウントを取得済みであること
  • jGrants電子申請システムからの申請が必要

ポイント

「水力発電の開発事業者」が対象ですが、地方公共団体も申請可能です。自治体が主体となって地域合意形成を先行させ、その後に民間事業者と連携するスキームも有効です。発電出力の下限が20kWと比較的低いため、小規模水力発電プロジェクトでも活用の余地があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募説明会への参加

まずは公募説明会に参加し、事業内容と審査基準を正確に把握します。面談形式では個別相談も可能なため、自社の計画についてフィードバックを得ることができます。

2

ステップ2:事業計画の策定

地域共生活動の具体的な計画を策定します。対象発電所の概要、立地地域の課題、共生活動の内容・スケジュール・予算を明確にまとめます。

3

ステップ3:申請書類の作成

公募要領に従い、事業計画書・経費明細書等の必要書類を作成します。地域課題と共生活動の因果関係を論理的に説明することがポイントです。

4

ステップ4:jGrantsでの電子申請

GビズIDプライムアカウントでjGrantsにログインし、電子申請を行います。締切は3回設定されていますが、予算消化により早期終了の可能性があるため早めの申請を推奨します。

5

ステップ5:交付決定後の事業実施

採択後は交付決定を受け、計画に基づき事業を実施します。経費の支出管理と実績報告の準備を並行して進めてください。

ポイント

申請のカギは「地域課題の具体的な把握」と「共生活動の実効性の説明」です。形式的な住民説明会の開催だけでなく、地域が実際に抱える環境・経済・社会的な課題に対して水力発電事業者としてどう貢献できるかを具体的に示すことで、採択の可能性が高まります。

審査と成功のコツ

地域の声を事前にヒアリング
申請前に立地自治体や地域住民のキーパーソンにヒアリングを行い、地域が本当に求めている共生活動を把握します。事業者側の一方的な提案ではなく、地域ニーズに基づく計画であることが審査で高く評価されます。
定量的な成果指標の設定
「住民の理解促進」といった抽象的な目標ではなく、「説明会参加者○名」「環境調査○地点」など定量的な指標を設定します。成果が測定可能な計画は審査において説得力があります。
他の支援制度との連携を示す
水力発電の事業性評価に関する別の補助金(初期調査等支援事業)との連携や、自治体の再エネ推進計画との整合性を示すことで、事業全体の実現可能性をアピールできます。
専門家の活用を盛り込む
環境アセスメントや住民合意形成の専門家を活用する計画を含めることで、事業の質と確実性を高められます。外注費も補助対象となるため、専門家費用を経費計画に含めましょう。

ポイント

水力発電の地域共生事業は、単なる説明会開催ではなく、地域に実質的なメリットをもたらす活動設計が求められます。環境保全や地域経済への貢献を具体的に示し、発電事業と地域の「Win-Win」の関係を明確にすることが採択への最短ルートです。

対象経費

対象となる経費

会議・広報費(3件)
  • 住民説明会の会場費・運営費
  • 広報資料・パンフレットの作成費
  • 地域住民向けイベントの企画・実施費
調査・設計費(3件)
  • 自然環境調査(動植物・水質等)の委託費
  • 社会環境調査(騒音・景観等)の実施費
  • 環境整備のための設計費
設備・工事費(3件)
  • 自然環境整備に必要な設備の導入費
  • 社会環境整備のための工事費
  • 環境モニタリング機器の設置費
人件費(2件)
  • 事業実施に直接従事する人員の人件費
  • 専門家・コンサルタントへの謝金
旅費・交通費(2件)
  • 現地調査のための旅費
  • 説明会参加者の交通費支援

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 水力発電設備そのものの建設・購入費
  • 発電事業の運転・維持管理に関する経費
  • 土地の取得費・賃借料
  • 一般管理費・間接経費
  • 消費税及び地方消費税
  • 他の補助金等で補助される経費

よくある質問

Q小規模な水力発電(20kW未満)でも申請できますか?
A

いいえ、本補助金の対象は発電出力20kW以上30,000kW未満の水力発電所です。20kW未満の場合は対象外となりますが、他の再生可能エネルギー関連の支援制度を検討されることをお勧めします。なお、20kW以上であれば小規模水力発電所でも申請可能であり、地域の農業用水路や既存ダムを活用した中小水力発電プロジェクトなども対象になります。

Q地方公共団体も申請できますか?
A

はい、地方公共団体も申請可能です。自治体が水力発電所の開発計画を推進する場合、住民との合意形成や環境調査に本補助金を活用できます。特に、自治体が先導して地域共生活動を行い、その後に民間事業者と連携して発電事業を進めるスキームは、地域住民の理解を得やすく、プロジェクト全体の成功率を高める有効なアプローチです。

Q他の水力発電関連の補助金と併用できますか?
A

本事業(地域共生促進事業)と「事業性評価に必要な調査及び設計等を行う事業」は別々の補助金として併願可能です。ただし、同一の経費について二重に補助を受けることはできません。地域共生活動と事業性評価調査は性質が異なるため、経費の区分けを明確にすれば、両制度を効果的に活用してプロジェクト全体を推進できます。

Q公募説明会に参加しないと不利になりますか?
A

説明会への参加は必須ではありませんが、強くお勧めします。説明会では事業内容の詳細な解説に加え、質疑応答の時間が設けられており、審査のポイントや過去の採択事例について直接情報を得ることができます。面談形式の説明会では個別相談の機会もあるため、自社の計画についてフィードバックを得ることで、申請書の質を大幅に向上させることが可能です。

Q補助事業の期間はどのくらいですか?
A

補助事業の期間は交付決定日から年度末までが基本です。年度をまたぐ複数年事業については公募要領で確認が必要です。地域共生活動は一度の取り組みで完了するものではなく、継続的な関係構築が重要であるため、本補助金を活用しつつ、中長期的な地域との関係構築計画を併せて策定されることを推奨します。

Q再開発(リプレース)の場合も対象になりますか?
A

はい、新規開発計画だけでなく再開発計画の水力発電所も対象です。既存の水力発電所をリプレースする際にも、地域住民への説明や環境影響の調査が必要となるケースが多いため、本補助金を活用して地域との合意形成を円滑に進めることができます。再開発の場合は既存の地域関係をベースにできるため、新規開発と比較して共生活動の成果が出やすい傾向があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

水力発電導入加速化事業費には、本事業(地域共生促進事業)のほかに「事業性評価に必要な調査及び設計等を行う事業」があり、両者は別々の補助金として併願が可能です。地域共生活動と並行して事業性評価調査を進めることで、水力発電プロジェクト全体を効率的に推進できます。ただし、同一の経費に対して二重に補助を受けることはできないため、経費の明確な区分けが必要です。また、地方自治体が独自に実施している再生可能エネルギー推進補助金との併用も検討すべきですが、補助対象経費が重複しないよう注意してください。環境省の「地域脱炭素推進交付金」など国の他の支援制度とも組み合わせることで、プロジェクト全体の資金計画を最適化できます。

詳細説明

水力発電導入加速化事業費(地域共生促進事業)の概要

本補助金は、経済産業省が所管する水力発電導入加速化事業の一環として、水力発電所の立地地域における共生促進活動を支援する制度です。一般財団法人新エネルギー財団(NEF)が事務局を務めています。

制度の背景と目的

日本のエネルギー政策において、水力発電は安定的かつクリーンな再生可能エネルギーとして重要な位置を占めています。しかし、新規開発地点の確保には地域住民の理解と協力が不可欠であり、環境への影響や景観の変化に対する懸念から、開発が困難になるケースも少なくありません。本補助金は、こうした地域との合意形成プロセスを財政面から支援し、水力発電の新規開発・再開発を促進することを目的としています。

補助対象事業の詳細

補助対象となるのは、発電出力20kW以上30,000kW未満の水力発電所(新規開発または再開発)の立地地域で実施される共生促進事業です。具体的には以下の活動が対象です。

  • 会議等の運営・広報活動:住民説明会の開催、広報資料の作成・配布、地域住民との意見交換会の実施など
  • 自然環境・社会環境の調査・設計:動植物調査、水質調査、騒音・振動調査、景観シミュレーション等の環境アセスメント関連業務
  • 環境整備のための設備・工事:自然環境の保全・復元に必要な設備の導入や工事の実施

補助率と補助上限額

補助率は対象経費の1/2以内、補助上限額は3,730万円です。事業規模に応じた適切な予算計画の策定が求められます。

申請スケジュール

令和5年度の公募では、以下の3回の締切が設定されています。

  • 一次締切:令和5年6月9日(金)17:00
  • 二次締切:令和5年8月18日(金)17:00
  • 最終締切:令和5年10月27日(金)17:00

予算額に達し次第、公募期間中であっても中止される可能性があるため、早期の申請が推奨されます。

申請のポイント

採択のためには、地域が抱える具体的な課題を明確にし、共生活動によってどのような解決が図れるかを論理的に説明することが重要です。単なる形式的な説明会開催ではなく、地域に実質的なメリットをもたらす活動計画を策定してください。公募説明会は全国各地で開催されるため、積極的に参加し、事業内容や審査基準について事前に情報を収集することをお勧めします。

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