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【愛知県】2023年度 新あいち創造研究開発補助金

基本情報

補助金額
2億円
補助率: 中小企業 2/3以内、大企業 1/2以内
0円2億円
募集期間
2023-03-15 〜 2023-04-04
対象地域愛知県
対象業種分類不能の産業

この補助金のまとめ

新あいち創造研究開発補助金(2023年度)は、愛知県が県内で実施される先端的な研究開発・実証実験を支援する補助制度です。中小企業だけでなく大企業も対象となる全国的にも珍しい研究開発補助金であり、中小企業は補助上限1億円(補助率2/3)、大企業は補助上限2億円(補助率1/2)の手厚い支援を提供します。さらにトライアル枠(上限500万円)も設けられており、研究開発の初期段階にある企業も活用しやすい設計となっています。自動車産業をはじめとする愛知県の産業集積を活かし、次世代モビリティ、ロボット、AI・IoT、航空宇宙、環境・エネルギー等の幅広い分野での研究開発が対象です。製造業の強みを持つ愛知県ならではの補助金として、基礎研究から実用化までの幅広いフェーズの研究開発を包括的に支援します。

この補助金の特徴

1

大企業も対象の珍しい研究開発補助金

多くの自治体の補助金は中小企業に限定されていますが、本補助金は大企業も申請可能です。大企業は補助上限2億円(補助率1/2)、中小企業は補助上限1億円(補助率2/3)と、いずれも大規模な研究開発を支援できる水準です。大企業と中小企業の共同研究も対象となり、産業クラスター全体の競争力強化につながります。

2

トライアル枠で初期段階の研究も支援

研究開発の構想段階やフィージビリティスタディに活用できるトライアル枠(上限500万円)が設けられています。本格的な研究開発に進む前の予備実験や市場調査、技術検証を低リスクで実施でき、中小企業やスタートアップにとって活用しやすい枠組みです。

3

愛知県の産業強みを活かした幅広い分野

愛知県は自動車産業を核とした世界有数の製造業集積地であり、本補助金はその強みを活かした幅広い研究開発分野を対象としています。次世代モビリティ、航空宇宙、ロボティクス、AI・IoT、環境・エネルギー、ヘルスケア等、愛知県の産業ビジョンに沿った分野が優先的に支援されます。

4

愛知県内での実施が要件

研究開発の実施場所が愛知県内であることが要件であり、県外企業でも愛知県内に研究拠点を設けて実施する場合は対象となる可能性があります。愛知県内の大学・研究機関との連携も推奨されています。

ポイント

大企業も対象で補助上限2億円という点は、全国の自治体補助金の中でも突出した水準です。愛知県は製造品出荷額等全国1位の産業県であり、その産業基盤を活かした研究開発の活性化に県が本腰を入れていることの表れです。トライアル枠の存在も見逃せないポイントで、スタートアップや新分野参入を検討する中小企業にとって最初の一歩を踏み出しやすい制度設計です。

対象者・申請資格

中小企業の要件

  • 愛知県内に事業所を有する中小企業者
  • 中小企業基本法に定める中小企業に該当すること
  • 愛知県内で研究開発を実施すること

大企業の要件

  • 愛知県内に事業所を有する大企業
  • 愛知県の産業振興に資する研究開発であること
  • 愛知県内で研究開発を実施すること

共通要件

  • 県税の滞納がないこと
  • 暴力団等反社会的勢力と関係がないこと
  • 過去に本補助金で重大な不正がないこと

トライアル枠の追加要件

  • 研究開発の初期段階(構想段階・フィージビリティスタディ)であること
  • 本格的な研究開発への移行を計画していること

ポイント

大企業も対象という点が最大の特徴です。中小企業は県内に事業所があれば比較的広く申請できますが、大企業の場合は「愛知県の産業振興に資する」研究であることがより厳格に審査されます。県外本社の企業でも愛知県内に研究開発拠点(支店、工場、研究所等)があれば申請可能ですので、自社の拠点状況を確認してください。

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申請ガイド

1

ステップ1:対象分野・枠の確認

自社の研究開発テーマが本補助金の対象分野に該当するか、また一般枠・トライアル枠のどちらが適切かを検討します。愛知県の産業ビジョンとの整合性を意識してテーマを設定してください。

2

ステップ2:研究開発計画の策定

研究開発の目的、実施内容、スケジュール、期待される成果を具体的に計画します。技術的な新規性・独自性に加え、愛知県の産業への波及効果も重要な評価ポイントです。

3

ステップ3:経費の積算

研究開発に必要な経費(人件費、設備費、材料費、外注費等)を積算します。補助上限額と補助率を踏まえ、自己負担分の資金計画も策定してください。

4

ステップ4:申請書の作成・提出

愛知県の公募要領に従い、申請書類を作成します。電子申請システムまたは郵送での提出となります。提出先は愛知県経済産業局の担当部署です。

5

ステップ5:審査・採択後の事業実施

書面審査およびプレゼンテーション審査を経て採択が決定されます。交付決定後に研究開発を開始し、中間報告・成果報告を行います。

ポイント

プレゼンテーション審査が実施されるため、研究開発の技術的な新規性と事業化の見通しを簡潔かつ説得力をもって説明する準備が重要です。審査員は技術の専門家と行政関係者で構成されるため、専門的な内容をわかりやすく伝える工夫が求められます。愛知県の産業振興への貢献度を具体的に数値で示すことが採択のポイントです。

審査と成功のコツ

技術的新規性の明確化
既存技術との差異を明確にし、研究開発の技術的ブレークスルーの可能性を具体的に示してください。特許出願の予定や先行技術調査の結果を添付することで、技術的新規性の客観性が高まります。
愛知県産業への波及効果
愛知県の産業集積(自動車、航空宇宙、工作機械等)との関連性を具体的に示し、研究成果が県内産業にどう波及するかのシナリオを提示してください。県内企業との連携や県内でのサプライチェーン構築の計画があれば高評価につながります。
事業化への道筋
研究開発の成果を製品・サービスとしていつまでに市場投入するかの具体的なロードマップを示してください。市場規模の試算、想定顧客、競合優位性の分析を含めると説得力が増します。
実施体制の充実
研究開発チームの構成と各メンバーの専門性を明示し、プロジェクト遂行能力を示してください。大学・研究機関との共同研究体制がある場合は連携の具体的な内容と役割分担を記載します。

ポイント

愛知県は製造業のメッカであり、審査委員も技術力に対する目が厳しい傾向があります。机上の空論ではなく、製造現場の課題に根差した研究テーマの設定と、実用化までの具体的な道筋を示すことが採択率向上の鍵です。大企業は特に、県内中小企業への技術波及効果を訴求することが重要です。

対象経費

対象となる経費

人件費(2件)
  • 研究開発に直接従事する従業員の人件費
  • 研究補助者・臨時雇用者の人件費
設備・機器費(3件)
  • 研究開発に必要な機器・装置の購入費
  • 試験装置の製作費
  • 計測機器のリース料
材料・消耗品費(3件)
  • 試作品の材料費
  • 実験用薬品・試薬の購入費
  • 研究開発用消耗品の購入費
外注・委託費(3件)
  • 試験分析の外部委託費
  • 試作品の外注加工費
  • 専門家への技術指導委託費
知的財産関連費(2件)
  • 特許出願・登録に係る費用
  • 先行技術調査の委託費
旅費・交通費(2件)
  • 研究開発に関連する出張旅費
  • 共同研究先への訪問交通費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地・建物の取得費用
  • 汎用性のある事務機器(パソコン、プリンター等)の購入費
  • 光熱水料・通信費等の一般管理費
  • 販売促進・マーケティングに係る費用
  • 交付決定前に着手した経費
  • 飲食費・接待費・慶弔費
  • 他の補助金等と重複する経費

よくある質問

Q県外に本社がある企業でも申請できますか?
A

本社が県外にある企業でも、愛知県内に事業所(工場、研究所、支店等)があり、研究開発を愛知県内で実施する場合は申請可能です。愛知県内に拠点がない場合は、新たに県内に研究開発拠点を設置する計画を含めて申請する方法もあります。ただし、研究開発の主要な活動が県内で行われることが要件であり、形式的に県内事業所を設けるだけでは認められません。

Qトライアル枠から一般枠へのステップアップは可能ですか?
A

はい、トライアル枠で予備研究や技術検証を行った後、その成果を踏まえて翌年度以降に一般枠(中小企業枠または大企業枠)に申請するステップアップが想定されています。トライアル枠での実績は一般枠の審査で有利に働くため、研究開発の初期段階ではまずトライアル枠を活用し、実現可能性を確認してから本格的な研究開発に進むという戦略が効果的です。

Q大企業の補助率1/2は中小企業と比べて不利ではないですか?
A

大企業の補助率は1/2で中小企業の2/3より低いですが、補助上限額は2億円と中小企業の1億円の倍額です。大企業の研究開発は一般的に規模が大きいため、2億円の補助を活用して大規模な先端研究に取り組むことが可能です。そもそも大企業が自治体の補助金を活用できること自体が全国的にも珍しく、自己負担分を含めた4億円規模の研究開発投資を県の支援のもとで実施できる点は大きなメリットです。

Q共同研究は対象になりますか?
A

大学・研究機関や他企業との共同研究は対象となります。むしろ、愛知県内の大学や公的研究機関との連携は審査で高く評価されます。「知の拠点あいち」をはじめとする県内の研究基盤を活用した共同研究体制を構築することで、技術的な信頼性と実現可能性を高められます。ただし、申請主体は一つの企業であり、共同研究先との役割分担と経費の配分を明確にする必要があります。

Qどのような研究開発テーマが採択されやすいですか?
A

技術的な新規性・独自性が高く、かつ愛知県の産業振興への波及効果が明確なテーマが採択されやすい傾向にあります。愛知県の基幹産業である自動車産業のCASE対応(Connected, Autonomous, Shared, Electric)や、航空宇宙、ロボティクス等の成長分野が重点テーマです。また、カーボンニュートラルやDX推進に関連する研究開発も近年注目されています。実用化への道筋が明確で、事業化により県内の雇用創出や経済波及が期待できるテーマが有利です。

Q研究開発の途中で計画変更は可能ですか?
A

研究開発は予定通り進まないことが多いため、一定の範囲内での計画変更は認められています。ただし、研究テーマの本質的な変更や大幅な経費の配分変更については、事前に愛知県の担当部署に相談し、変更承認を得る必要があります。軽微な変更(実験手法の修正、スケジュールの微調整等)は実績報告時に説明すれば足りますが、重要な変更は必ず事前協議を行ってください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は愛知県独自の研究開発支援制度であり、国の補助金との組み合わせにより研究開発の各フェーズを効率的にカバーできます。基礎研究段階ではNEDOの技術開発プロジェクトや科研費と棲み分けが可能であり、実用化段階では経済産業省の「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」と連携できます。中小企業であれば、愛知県の他の支援制度(あいち産業科学技術総合センターの技術支援、知の拠点あいちの共用設備利用等)を併用することで、研究開発環境をさらに充実させられます。国のSBIR制度(中小企業技術革新制度)を活用した研究費の追加確保や、JSTのA-STEPによる産学連携支援との組み合わせも有効です。ただし、同一の経費に対して複数の補助金を重複して受けることはできないため、経費項目の明確な切り分けが必要です。大企業の場合は、NEDO事業との連携で研究開発フェーズを分担する戦略が効果的です。

詳細説明

新あいち創造研究開発補助金の全体像

本補助金は、愛知県が「あいちビジョン2030」に基づき、県内の研究開発力を強化し、次世代の成長産業を創出するために設けた大型の研究開発支援制度です。2023年度の公募として実施され、中小企業から大企業まで幅広い企業規模の申請を受け付けています。

大企業も対象とする先進的な制度設計

全国の自治体補助金の多くは中小企業に限定されていますが、本補助金は大企業も対象に含める先進的な制度設計を採用しています。その背景には以下の理由があります。

  • 大企業の研究開発投資を県内に呼び込む:トヨタ自動車をはじめとする大企業の研究開発拠点が集積する愛知県の強みを活かし、大企業の研究開発投資を県内に集中させる狙いがあります。
  • 中小企業への波及効果:大企業の研究開発は県内中小企業への発注や技術移転を通じて、サプライチェーン全体の技術力向上につながります。
  • 産学連携の加速:大企業と県内大学・研究機関との共同研究が促進され、オープンイノベーションが加速します。

3つの支援枠

本補助金は企業規模と研究開発の段階に応じて3つの支援枠が設けられています。

  • 中小企業枠(補助上限1億円、補助率2/3):中小企業が行う本格的な研究開発・実証実験を支援。愛知県の主力産業に関連する幅広いテーマが対象です。
  • 大企業枠(補助上限2億円、補助率1/2):大企業の先端的な研究開発を支援。県内産業への波及効果が重視されます。
  • トライアル枠(補助上限500万円):研究開発の初期段階(フィージビリティスタディ、予備実験等)を支援。中小企業・スタートアップが活用しやすい枠組みです。

重点分野

愛知県の産業特性を踏まえ、以下の分野が重点的に支援されます。次世代自動車・モビリティ、航空宇宙、ロボット・AI・IoT、環境・エネルギー、ヘルスケア・医療機器、新素材等の分野が中心ですが、これらに限定されるものではなく、愛知県の産業振興に資する革新的な研究開発であれば広く対象となります。

審査のポイント

採択審査では、技術的新規性・独自性、実現可能性、事業化の見通し、愛知県産業への波及効果、研究開発体制の充実度等が総合的に評価されます。書面審査に加えてプレゼンテーション審査が行われるため、研究の魅力と実現可能性を簡潔に伝える力が問われます。

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