募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約45

水力発電の事業性評価に必要な調査及び設計等を行う事業(令和4年度 二次公募)

基本情報

補助金額
2000万円
補助率: 「補助金のサマリー」参照
0円2000万円
募集期間
2022-10-26 〜 2022-11-28
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい / 災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

水力発電の事業性評価に必要な調査及び設計等を行う事業(令和4年度 二次公募)は、資源エネルギー庁が所管する水力発電の新規開発促進のための調査・設計費用を補助する制度です。令和4年度の二次公募として、令和4年10月から11月にかけて公募が実施されました。水力発電所の新設または増出力に向けた事業性評価のため、地点調査(流量調査、地質調査、環境調査等)や概略設計・詳細設計に要する経費を補助対象とし、補助上限額は2,000万円です。再生可能エネルギーの主力電源化に向けて、未開発の包蔵水力を活用した水力発電の導入拡大を図ることが目的であり、発電事業者、自治体、土地改良区等の幅広い主体が活用できます。令和5年度版(65815)と基本的な事業内容は同じですが、公募期間とスケジュールが異なります。

この補助金の特徴

1

令和4年度二次公募としての特徴

本事業は令和4年度の二次公募として10月から11月にかけて募集されたものです。一次公募で採択されなかった事業者や、一次公募の期間に準備が間に合わなかった事業者にとっての追加機会として位置づけられます。予算の残枠に基づく募集のため、一次公募と比べて採択件数が限られる可能性がありますが、応募件数も少ない傾向があり競争率は必ずしも高くありません。

2

事業性評価段階に特化した支援

水力発電所の建設そのものではなく、建設の可否を判断するための事前調査・設計段階を支援する補助金です。流量調査、地質調査、環境影響調査、概略設計・詳細設計等の費用が対象であり、事業化の初期リスクを低減します。

3

補助上限2,000万円の調査費支援

水力発電の事業性評価には数百万円から数千万円の調査費が必要であり、この初期投資が開発の障壁となっています。本事業はこの障壁を取り除くため、最大2,000万円の補助を提供します。

4

幅広い申請主体に対応

発電事業者のみならず、地方自治体、土地改良区、水利組合等の幅広い主体が申請可能です。地域の水資源を活用した小水力発電の検討にも活用できます。

ポイント

二次公募は年度後半のため事業完了までのスケジュールがタイトですが、一次公募を逃した事業者にとっては貴重な追加機会です。調査・設計段階に特化している点が重要で、この補助金で事業性を確認した後に、建設段階の補助金(水力発電の導入加速化補助金等)に進むという段階的なアプローチが取れます。

対象者・申請資格

申請主体の要件

  • 発電事業を行う者または行おうとする者
  • 地方公共団体(都道府県、市区町村)
  • 土地改良区、水利組合等の水資源管理団体
  • 上記に準ずる者として認められた法人

対象事業の要件

  • 水力発電所の新設または増出力に向けた事業性評価であること
  • 調査・設計の結果を踏まえた事業化判断を行う計画があること
  • 日本国内の地点で実施される調査であること

調査内容の要件

  • 流量調査、地質調査、環境影響調査等の地点調査
  • 概略設計、詳細設計、経済性評価
  • 系統連系に関する調査・検討

ポイント

発電事業の経験がない自治体や土地改良区でも申請可能な点が重要です。地域の水資源を活用した小水力発電の検討段階で本補助金を活用し、事業性が確認できた段階で発電事業者との連携に進むというステップが多く見られます。二次公募は一次公募の残枠での募集となるため、事前に資源エネルギー庁への相談をお勧めします。

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申請ガイド

1

ステップ1:候補地点の選定

水力発電の適地として見込まれる地点を選定します。既存の包蔵水力調査データや地形図を参考に、落差と水量が確保できる地点を特定してください。

2

ステップ2:調査計画の策定

選定した地点で実施する調査の内容(流量調査、地質調査、環境調査等)とスケジュール、必要経費を計画します。二次公募は年度後半のため、年度内に完了できる調査スケジュールの設計が重要です。

3

ステップ3:申請書の作成・提出

公募要領に基づき、申請書類を作成します。候補地点の概要、調査計画、経費積算、事業化の見通し等を記載します。令和4年10月から11月の公募期間内に提出してください。

4

ステップ4:採択・交付決定後の調査実施

採択・交付決定後に調査を開始します。流量調査は季節変動を考慮する必要がありますが、二次公募のスケジュールでは冬季の流量データ取得が中心となります。

5

ステップ5:成果報告・事業性評価の取りまとめ

調査結果を取りまとめ、水力発電事業としての経済性評価を実施します。実績報告書とともに事業性評価の結果を提出してください。

ポイント

二次公募は令和4年10月から11月の短期間での募集となるため、公募開始前から候補地点の選定と調査計画の策定を進めておくことが不可欠です。特に流量調査は長期間のデータが必要ですが、既存の水文データを活用しつつ補完的な現地調査を計画することで、年度内の完了が可能です。電力系統への連系可能性の事前確認も忘れずに行ってください。

審査と成功のコツ

候補地点の有望性の客観的提示
既存の包蔵水力データ、水文データ、地形データを活用して候補地点の水力発電ポテンシャルを客観的に示してください。想定出力や年間発電量の概算値を予備的に提示することで、調査投資の価値を説得力をもって訴求できます。
事業化への具体的ロードマップ
調査完了後の事業化スケジュール(基本設計→詳細設計→建設→運転開始)を具体的に示し、本調査が全体の事業化プロセスにおいてどの段階に位置するかを明確にしてください。
地域の合意形成状況
水力発電は地域の水利権や環境に関わるため、地元自治体や水利権者との調整状況を示すことが重要です。事前協議が進んでいることは採択の好材料となります。
調査手法の妥当性
流量調査の期間・手法、地質調査の範囲・深度等、調査計画の技術的妥当性を示してください。費用対効果の高い調査計画の策定が評価されます。

ポイント

この補助金は事業化前の調査段階を支援するものですが、審査では「調査結果を踏まえて実際に事業化に進む意志と能力があるか」が問われます。調査のための調査で終わらせず、事業化への本気度を示すことが採択の分かれ目です。二次公募は残枠での募集ですが、計画の質が高ければ十分に採択の可能性があります。

対象経費

対象となる経費

流量調査費(3件)
  • 水位・流量観測機器の設置費
  • 流量データの観測・分析費
  • 水文データの収集・整理費
地質調査費(3件)
  • ボーリング調査費
  • 地質分析・試験費
  • 地盤の安定性評価費
環境調査費(3件)
  • 動植物・生態系調査費
  • 水質調査費
  • 景観影響調査費
設計費(3件)
  • 概略設計・基本設計費
  • 詳細設計費
  • 系統連系設計費
経済性評価費(3件)
  • 建設コスト概算費
  • 運転維持費の算定費
  • 収支シミュレーション作成費
測量・調査費(3件)
  • 地形測量費
  • 路線測量費
  • 用地調査費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 水力発電所の建設工事費用
  • 発電設備・水車・発電機等の購入費
  • 用地の取得費用
  • 交付決定前に着手した調査・設計の費用
  • 人件費(申請者の常勤職員の給与)
  • 他の国庫補助金と重複する経費

よくある質問

Q令和5年度版(65815)との違いは何ですか?
A

事業内容・補助上限額・対象経費は基本的に令和5年度版と同じですが、公募期間と事業実施スケジュールが異なります。令和4年度二次公募は令和4年10月から11月に募集され、事業完了は令和4年度末(令和5年3月)が基本となります。令和5年度版は翌年度の予算で実施されるため、事業実施期間が1年程度ずれています。継続的に水力発電の開発を検討している事業者は、毎年度の公募を活用して段階的に調査を進めることも可能です。

Q小水力発電(1,000kW未満)の調査も対象ですか?
A

はい、小水力発電の事業性評価も対象です。むしろ、小水力発電は未開発の包蔵水力が多く残されている分野であり、本事業の主要なターゲットの一つです。農業用水路や上下水道施設を活用した小水力発電の検討にも活用でき、地域の水資源を最大限に活用するための調査費を確保できます。出力規模の下限は特に設けられていないため、マイクロ水力を含む幅広い規模の検討が可能です。

Q自治体(市町村)が申請することは可能ですか?
A

はい、地方公共団体(都道府県、市区町村)は申請主体として認められています。自治体が公営の水力発電事業を計画する場合や、地域の再生可能エネルギー導入計画の一環として水力発電の事業性を調査する場合に活用できます。自治体が主体となって調査を行い、事業性が確認された段階で民間発電事業者との連携に進むケースも多く見られます。

Q二次公募は一次公募と比べて不利ですか?
A

二次公募は一次公募の残枠での募集となるため、採択可能件数が限られる場合があります。しかし、応募件数も一次公募より少ない傾向があり、競争率が必ずしも高いとは限りません。審査基準は一次公募と同じであり、計画の質が高ければ十分に採択の可能性があります。ただし、事業完了までの期間が短くなるため、年度内に完了できる実現可能性の高い調査計画を策定することが重要です。

Q流量調査は短期間でも有効ですか?
A

水力発電の事業性評価には本来、少なくとも1年間の流量データが必要です。二次公募の場合、事業期間内に1年分のデータを取得することは困難ですが、既存の水文データ(気象庁、国土交通省等のデータ)を活用しつつ、補完的な現地調査を行うことで有効な事業性評価が可能です。特に冬季の低水流量データは発電計画の基礎として重要であり、二次公募のスケジュールでも取得できます。

Q調査の結果、事業性がないと判断された場合はどうなりますか?
A

調査の結果、事業化が困難と判断された場合でも、適正に調査を実施した経費は補助対象として認められます。事業性評価は「やってみなければわからない」性質のものであり、事業化に至らない結果も調査の正当な成果です。ただし、調査の実施自体が不適切であったり、調査計画が著しく不十分であったりした場合は、補助金の返還を求められる可能性があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は水力発電の事業性評価(調査・設計)段階に特化した補助金であり、事業化の後続段階を支援する他の補助制度との連携が前提の設計です。事業性が確認された場合、建設段階では「水力発電の導入加速化補助金」や「再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業」を活用できます。また、水力発電所の建設と並行して地域との共生を図る「地域共生促進事業」(65832等)も組み合わせ可能です。自治体が主体の場合は、環境省の「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」や、総務省の「過疎対策事業債」(過疎地域の場合)も検討に値します。FIT・FIP制度による売電収入の確保を前提とした事業計画の策定も、経済性評価の一環として重要です。調査段階は本事業で、建設段階は別の補助制度で支援を受けるという段階的な活用が、水力発電事業の成功確率を高めます。

詳細説明

水力発電の事業性評価調査事業(令和4年度 二次公募)の概要

本事業は、資源エネルギー庁が再生可能エネルギーの主力電源化に向けて実施する水力発電の新規開発促進策の一環です。水力発電所の新設・増出力を検討する事業者が、事業性を判断するために必要な調査・設計の費用を補助します。令和4年度の二次公募として、令和4年10月から11月に公募が実施されました。

なぜ事業性評価段階の支援が必要なのか

水力発電の新規開発には、候補地点の地形・地質・水量の調査、概略設計、環境影響評価、経済性分析など、多岐にわたる事前調査が必要です。これらの調査には数百万円から数千万円の費用がかかるため、事業化が確定していない段階での投資判断が難しく、開発の障壁となっています。

  • 流量調査:水力発電の最も基礎的なデータである河川の水量を把握するための調査。季節変動を含む長期的な流量データの取得が必要です。
  • 地質調査:ダムや水路、発電所の建設に適した地盤条件であるかを確認するためのボーリング調査等。
  • 環境影響調査:河川生態系や周辺環境への影響を事前に把握し、環境との調和を図るための調査。
  • 設計・経済性評価:調査結果に基づく施設の概略設計と、建設コスト・運転維持費・売電収入等の経済性シミュレーション。

令和4年度二次公募の位置づけ

本事業は令和4年度の二次公募として実施されました。一次公募で予算に残枠が生じた場合や、追加の予算措置が行われた場合に二次公募が実施されます。公募期間は令和4年10月から11月と短期間であり、一次公募を逃した事業者や新たに開発計画を検討し始めた事業者にとっての追加機会となりました。

対象となる調査・設計の範囲

本事業で補助される調査・設計は以下の範囲です。河川の流量調査(水位・流量の観測、水文データの分析)、地質調査(ボーリング、地質分析)、環境調査(動植物調査、水質調査)、測量(地形測量、路線測量)、設計業務(概略設計、詳細設計、系統連系設計)、経済性評価(建設コスト概算、収支シミュレーション)が含まれます。

事業化判断と後続支援

本事業の成果は、水力発電事業の事業化判断に活用されます。事業性が確認された場合、建設段階では「水力発電の導入加速化補助金」等の別の支援制度に進むことができ、調査から建設まで一貫した公的支援のもとで事業を推進できます。

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