令和4年度 水力発電の導入加速化補助金(初期調査等支援事業のうち水力発電の地域における共生促進等を図る事業)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助率1/2・上限2,500万円の手厚い支援
水力発電の地域共生に係る事業費の1/2以内、最大2,500万円が補助されます。会議運営から環境整備工事まで幅広い経費が対象となるため、地域共生に必要な包括的な取り組みを一つの補助金でカバーできるのが特徴です。
対象となる発電規模が幅広い
発電出力20kW以上30,000kW未満の水力発電所が対象です。小水力発電から中規模の発電所まで幅広くカバーしており、地域の河川特性に応じた多様な開発計画に適用できます。新規開発だけでなく既存設備の再開発計画も対象となります。
地域共生に特化した支援メニュー
一般的な設備投資補助とは異なり、地域住民との合意形成プロセスに焦点を当てた支援です。説明会やワークショップの開催費用、環境影響の調査・設計費用、さらに自然環境の保全・復元工事まで対象となり、開発と地域の共存を実現するための活動を総合的に支援します。
複数回の締切で柔軟に申請可能
公募期間中に一次・二次・最終の3回の締切が設定されており、事業計画の進捗に合わせて最適なタイミングで申請できます。ただし国庫補助金のため予算上限に達し次第締め切られる点には注意が必要です。
ポイント
対象者・申請資格
事業者要件
- 水力発電所の新規開発計画または再開発計画を有する事業者であること
- 対象発電所が立地する市町村等において共生促進事業を実施すること
- jGrants(電子申請システム)でのGビズIDプライムアカウントを保有していること
発電所要件
- 発電出力が20kW以上30,000kW未満の水力発電所であること
- 新規開発計画または再開発計画に基づくものであること
事業内容要件
- 地域との課題解決や共生を図るための事業であること
- 会議等の運営・広報活動、環境調査・設計、環境整備工事のいずれかに該当すること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:事前準備と情報収集
新エネルギー財団のWebサイトで公募要領を入手し、公募説明会(東京・大阪・福岡・札幌・オンライン)に参加して制度の詳細を確認します。GビズIDプライムアカウントの取得も並行して進めてください。
ステップ2:事業計画の策定
対象発電所の立地地域における共生促進の具体的な計画を策定します。会議運営、環境調査、整備工事など、実施する事業内容と必要経費を明確にし、事業の目的・効果を整理します。
ステップ3:申請書類の作成
申請様式書類(Word/Excel/PDF)と添付資料を電子データで作成します。ファイルは一つのZIPファイルにまとめ、jGrantsの16MB制限に注意してください。超過する場合は別途メールまたはCD-R等で提出します。
ステップ4:jGrantsでの電子申請
jGrantsのシステムから必要書類をアップロードして申請します。一次・二次・最終の各締切日を確認し、余裕を持って提出してください。
ステップ5:審査・交付決定
申請内容に基づき審査が行われ、採択された場合は交付決定通知が届きます。交付決定後に事業を開始してください。
ポイント
審査と成功のコツ
地域ニーズの徹底調査
環境影響への具体的な対応策
地域経済への波及効果の明示
段階的な事業計画の設計
ポイント
対象経費
対象となる経費
会議運営・広報費(4件)
- 地域住民説明会の開催費用
- ワークショップ・意見交換会の運営費
- 広報資料・パンフレットの作成費
- 会場借上費
調査・設計費(4件)
- 自然環境の調査費用
- 社会環境の調査費用
- 環境整備に関する設計費用
- 生態系影響評価費用
工事費(3件)
- 自然環境の整備・保全工事費
- 社会環境の整備工事費
- 環境復元に関する工事費
外注費・委託費(3件)
- 環境コンサルタントへの委託費
- 専門家への調査委託費
- 広報制作の外注費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 水力発電設備本体の建設・購入費用
- 土地の取得費用
- 事業者の人件費(常勤職員の給与)
- 交付決定前に着手した事業の経費
- 汎用性のある備品・消耗品の購入費
- 他の補助金で助成を受けている経費
- 間接経費・一般管理費
よくある質問
Q水力発電の導入加速化補助金(地域共生促進事業)はどのような事業が対象ですか?
水力発電所の新規開発または再開発に伴い、立地地域との共生を促進するための事業が対象です。具体的には、①地域住民との合意形成のための会議運営・広報活動、②自然環境・社会環境の調査・設計、③環境整備のための工事の3カテゴリが対象となります。発電設備そのものの建設費は対象外で、あくまで地域共生に関する「ソフト面」と「環境面」の取り組みが支援対象です。
Q補助率と上限額はいくらですか?
補助率は対象経費の1/2以内で、補助上限額は2,500万円です。例えば、地域共生事業の総経費が4,000万円の場合、その1/2の2,000万円が補助額となります。総経費が6,000万円の場合は1/2が3,000万円ですが、上限の2,500万円が適用されます。なお、国庫補助金のため予算枠に限りがあり、申請額が予算を超える場合は公募が早期終了する可能性があります。
Qどのような事業者が申請できますか?
水力発電所(発電出力20kW以上30,000kW未満)の新規開発計画または再開発計画を有する事業者が対象です。電力会社、地域の発電事業者、自治体出資の第三セクターなど、水力発電の開発を行う幅広い主体が申請可能です。申請にはjGrantsでの電子申請が必要なため、GビズIDプライムアカウントを事前に取得しておく必要があります。
Q申請書類の提出方法を教えてください。
申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。申請様式書類(Word/Excel/PDF)と添付資料を電子データで作成し、一つのZIPファイルにまとめてアップロードしてください。jGrantsのファイル容量制限は16MBです。添付資料を含めると16MBを超える場合は、jGrantsでの申請に加えて、超過分を電子メールまたはCD-R等で新エネルギー財団に別途提出してください。
Q水力発電の設備購入費もこの補助金で賄えますか?
いいえ、水力発電設備本体の建設費や購入費は本補助金の対象外です。本補助金は「地域共生促進」に特化しており、地域との合意形成活動、環境調査・設計、環境整備工事が対象です。発電設備自体への補助は、同じ「水力発電の導入加速化補助金」の別事業メニュー(事業性評価調査等)や、他の再エネ設備補助金を検討してください。
Q他の補助金と併用することはできますか?
同一の経費項目について、複数の国庫補助金から重複して支援を受けることはできません。ただし、経費項目が異なれば、同じ水力発電計画について本補助金と他の支援制度を組み合わせて活用することは可能です。例えば、地域共生関連は本補助金、事業性評価は別の支援事業を活用するといった使い分けが考えられます。地方自治体の独自補助金との併用については、各制度のルールを事前にご確認ください。
Q公募説明会に参加しないと申請できませんか?
公募説明会への参加は任意であり、不参加でも申請は可能です。ただし、説明会では制度の詳細、審査のポイント、申請書類の記載方法などが説明されるため、申請を検討している場合は参加を強くお勧めします。東京・大阪・福岡・札幌の会場開催に加え、オンライン(Google Meet)でも開催されますので、遠方の方もアクセスしやすい環境が整っています。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は水力発電の「地域共生促進」に特化した支援であり、同じ「水力発電の導入加速化補助金」の他の支援事業(事業性評価調査、初期調査等)とは別枠の制度です。同一の水力発電計画について、地域共生促進事業と事業性評価調査等を併せて活用することで、開発計画の初期段階から包括的な支援を受けられる可能性があります。ただし、同一の経費項目について複数の補助金から重複して支援を受けることはできません。また、地方自治体が独自に実施する再生可能エネルギー導入支援制度との組み合わせも検討に値しますが、都道府県・市町村の補助金と国庫補助金の併用ルールは各制度により異なるため、事前に確認が必要です。環境省のグリーンイノベーション関連補助金や農林水産省の農業用水路を活用した小水力発電支援等、他省庁の関連制度との役割分担も整理しておくとよいでしょう。
詳細説明
水力発電の地域共生促進事業とは
本補助金は、経済産業省が推進する水力発電の導入加速化施策の一環として、水力発電所の開発に伴う地域との共生を促進するための事業を支援する制度です。一般財団法人新エネルギー財団が執行団体として運営しています。
再生可能エネルギーの主力電源化が求められるなか、水力発電は安定した発電が可能な重要な電源ですが、河川環境への影響や地域住民との合意形成が開発のハードルとなるケースが少なくありません。本補助金は、こうした地域共生の課題に取り組む事業者を資金面から支援することで、水力発電の新規開発・再開発を加速させることを目的としています。
補助対象と支援内容
対象となるのは、発電出力20kW以上30,000kW未満の水力発電所における新規開発計画または再開発計画に関連する地域共生事業です。補助率は対象経費の1/2以内、補助上限額は2,500万円となっています。
具体的な対象事業は以下の3つのカテゴリに分類されます。
- 会議等の運営・広報活動:地域住民への説明会、ワークショップ、合意形成のための会議運営、広報資料の作成・配布など
- 自然環境・社会環境の調査・設計:水力発電所の建設・運営が周辺環境に与える影響の調査、環境保全のための設計業務など
- 自然環境・社会環境の整備等工事:調査・設計に基づく環境整備や保全工事の実施など
申請手続きの流れ
申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。申請にはGビズIDプライムアカウントが必要です。申請書類は電子データで作成し、ZIPファイルにまとめてアップロードします。
なお、jGrantsのファイル容量制限(16MB)を超える場合は、jGrantsでの申請に加えて、超過分を電子メールまたはCD-R等で別途提出する必要があります。
公募スケジュール
公募期間中に複数回の締切が設定されています。令和4年度は一次(6月)、二次(8月)、最終(10月)の3回でした。国庫補助金のため、各締切時点で予算上限に達した場合は公募が中止される可能性があります。
公募説明会は全国主要都市およびオンラインで開催されます。制度の詳細や審査のポイントを確認できる機会ですので、申請を検討する場合は積極的に参加することをお勧めします。
活用のポイント
本補助金を効果的に活用するためには、単なる形式的な住民説明にとどまらず、地域の課題解決と水力発電事業の両立を戦略的に計画することが重要です。地域の雇用創出や観光資源としての活用など、発電事業がもたらす地域への波及効果を具体的に示すことで、事業の社会的意義をアピールできます。
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