募集終了
普通
準備期間の目安: 約45

令和3年度 神戸挑戦企業等支援補助金

基本情報

補助金額
400万円
補助率: 最大1/2(補助上限金額は申請枠ごとに異なります。詳細は公募要領をご確認ください)
0円400万円
募集期間
2021-05-07 〜 2021-06-04
対象地域兵庫県
対象業種製造業
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい

この補助金のまとめ

神戸挑戦企業等支援補助金は、神戸市が推進する戦略産業分野(航空・宇宙、医療・健康・福祉、農業・食糧、環境・エネルギー)において、中小企業の試作開発や新製品の実用化を後押しする補助金制度です。単独枠とコンソーシアム枠の2種類が設けられ、市内中小企業が単独で挑戦する場合と、複数企業や大学等との連携で取り組む場合の双方に対応しています。補助率は最大2分の1、上限額は400万円で、製品の試作品開発から事業化に至るまでの経費を幅広くカバーします。神戸市が「ものづくり都市」として長年蓄積してきた産業基盤と、戦略産業への投資を組み合わせることで、地域発のイノベーション創出を目指す施策です。神戸市内に事業所を持つ中小企業であれば業種を問わず応募可能ですが、戦略産業分野との関連性を明確に示す必要があります。

この補助金の特徴

1

戦略産業4分野に特化した試作開発支援

神戸市が重点的に育成する航空・宇宙、医療・健康・福祉、農業・食糧、環境・エネルギーの4分野に焦点を当てた補助金です。これらの分野は神戸市の産業ビジョンにおいて成長が見込まれる領域であり、既存の製造技術や研究資源を活かした新製品開発を強力に後押しします。自社の保有技術がこれらの分野にどう応用できるかを具体的に提示することが採択への近道です。

2

単独枠とコンソーシアム枠の2つの応募形態

単独枠は市内中小企業1社で応募する形態で、自社技術を核とした開発プロジェクトに適しています。一方、コンソーシアム枠は複数の企業や大学・研究機関と連携して応募する形態で、単独では困難な高度な技術開発にも取り組めます。プロジェクトの規模や技術要件に応じて最適な枠を選択できる柔軟な設計となっています。

3

補助率1/2・上限400万円の手厚い支援

試作開発に必要な材料費、外注加工費、機械装置費など幅広い経費が補助対象です。補助率2分の1、上限400万円は中小企業の試作品開発段階では十分な規模であり、800万円規模の開発プロジェクトを400万円の自己負担で実施できます。特に試作品の製作から性能評価まで一貫して支援を受けられる点が魅力です。

4

神戸市のものづくり産業集積を活かせる立地優位性

神戸市はポートアイランドの医療産業都市や、航空機部品製造の集積地として知られています。この産業基盤を活用し、近隣の大学や研究機関との連携、部品調達先の確保が容易である点が大きなアドバンテージです。地域の産業エコシステムを活かした開発計画を立てることで、採択可能性が高まります。

ポイント

単独で挑戦したい企業にもコンソーシアムで高度な開発に取り組みたい企業にも対応する二枠制が特徴。補助率1/2・上限400万円は試作段階の中小企業にとって実用的な規模感であり、神戸市の産業集積を活かした連携計画を組めれば採択率が上がる。戦略4分野への該当性を明確に説明できるかが鍵。

対象者・申請資格

企業要件

  • 神戸市内に事業所(本社または支社・工場等)を有する中小企業であること
  • 中小企業基本法に定める中小企業者に該当すること
  • 市税の滞納がないこと
  • 暴力団等反社会的勢力と関係がないこと

事業要件

  • 戦略産業分野(航空・宇宙、医療・健康・福祉、農業・食糧、環境・エネルギー)に関連する試作開発または新製品実用化であること
  • 開発する製品・技術に新規性があること
  • 補助期間内に試作品の完成または実用化の見通しが立つ計画であること

コンソーシアム枠の追加要件

  • 代表企業が神戸市内中小企業であること
  • 構成員に大学・研究機関または他企業を含むこと
  • 各構成員の役割分担が明確であること

ポイント

最も重要なのは「神戸市内に事業所があること」と「戦略4分野への該当性」の2点。自社技術が4分野のいずれかにどう貢献するかを論理的に説明できなければ門前払いとなる。コンソーシアム枠は代表企業が市内中小企業であれば、構成員は市外でもよいケースが多い。事前に市の窓口で該当性を確認することを強く推奨する。

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申請ガイド

1

ステップ1:戦略分野への該当性確認

まず自社の開発テーマが戦略産業4分野(航空・宇宙、医療・健康・福祉、農業・食糧、環境・エネルギー)のいずれかに該当するか確認します。判断に迷う場合は、神戸市産業振興財団に事前相談することで方向性を確認できます。

2

ステップ2:事業計画書の作成

開発目標、技術的課題、スケジュール、予算計画、期待される成果を具体的に記載した事業計画書を作成します。審査では技術的新規性と市場性が重視されるため、競合製品との差別化ポイントや想定市場規模を明示することが重要です。

3

ステップ3:申請書類の準備と提出

申請書、事業計画書、会社概要、決算書類、市税の納税証明書等を準備し、募集期間内に提出します。コンソーシアム枠の場合は連携協定書も必要です。

4

ステップ4:審査・採択

書類審査およびプレゼンテーション審査が行われます。事業の実現可能性、技術の新規性、神戸市産業への波及効果が評価ポイントとなります。

5

ステップ5:交付決定後の事業実施

採択後、交付決定通知を受けてから事業を開始します。経費の支出は交付決定日以降のものが対象となるため、先走って発注しないよう注意が必要です。事業完了後に実績報告書を提出し、検査を経て補助金が支払われます。

ポイント

プレゼンテーション審査が設けられる可能性が高いため、計画書作成だけでなくプレゼン準備も並行して進めるべき。交付決定前の経費は一切補助対象にならない点は厳守。事前相談で市の担当者と方向性を擦り合わせておくと、計画書の精度が格段に上がり採択率が向上する。

審査と成功のコツ

戦略分野との結びつきを具体的に説明する
単に「医療分野に関連する」と書くだけでは不十分です。「既存の精密加工技術を応用し、医療用内視鏡の先端部品を試作する」のように、自社の強みと戦略分野がどう結びつくかを具体的かつ技術的に記述してください。審査員が納得する因果関係の構築が採択の分水嶺となります。
市場性と事業化の道筋を明示する
試作開発で終わらず、その先の量産化や事業化までの道筋を示すことが高評価につながります。想定顧客、販路、競合との差別化、売上見込みなど、ビジネスとしての実現性を裏付けるデータや根拠を盛り込みましょう。
神戸市産業への波及効果をアピールする
地域の補助金である以上、神戸市の産業振興への貢献が評価されます。地元企業への発注計画、雇用創出の見込み、産学連携による技術移転の可能性など、地域経済への好影響を具体的に記載してください。
実現可能な開発スケジュールを設定する
過大な計画は逆効果です。補助事業期間内に確実に成果を出せるスケジュールを組み、各マイルストーンで何を達成するかを明確にします。特に試作品の完成時期と性能評価のスケジュールは具体的に記載しましょう。

ポイント

採択される計画書の共通点は「技術的新規性の明確な説明」「事業化の具体的道筋」「地域への波及効果」の3点が揃っていること。逆に落ちる計画書は戦略分野との関連性が曖昧、または事業化の見通しが不透明なケースが多い。プレゼン審査対策も必須で、3分で要点を伝える練習を事前に行うべき。

対象経費

対象となる経費

原材料費(3件)
  • 試作品製作用の素材・部品購入費
  • 加工用消耗品費
  • 試験用サンプル材料費
機械装置費(2件)
  • 試作開発に必要な機械・装置の購入費
  • 設備のリース・レンタル費
外注加工費(3件)
  • 専門業者への試作品加工委託費
  • 性能試験・分析の外部委託費
  • 金型・治工具の製作委託費
技術導入費(2件)
  • 特許権・実用新案権等の取得に要する経費
  • 技術指導を受けるための謝金・旅費
その他経費(3件)
  • 産業財産権の出願・登録費用
  • 展示会出展費用
  • 専門家への謝金

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 人件費(自社社員の給与・賞与)
  • 事務所の賃借料・光熱水費
  • 汎用性のある備品(パソコン、プリンター等)の購入費
  • 交際費・接待費
  • 交付決定日より前に発生した経費
  • 他の補助金等で手当てされている経費

よくある質問

Q神戸挑戦企業等支援補助金の戦略産業分野に自社の事業が該当するか判断がつきません。どうすればよいですか?
A

戦略産業4分野(航空・宇宙、医療・健康・福祉、農業・食糧、環境・エネルギー)への該当性は、直接的な製品だけでなく、これらの分野で使用される部品・素材・技術・サービスも含まれます。例えば、精密金属加工業の企業が航空機部品向けの新しい加工技術を開発する場合や、IoTセンサー企業が農業用の環境モニタリング装置を試作する場合なども対象となり得ます。判断に迷う場合は、神戸市産業振興財団に電話やメールで事前相談ができますので、開発テーマの概要を伝えて該当性を確認されることをお勧めします。事前相談は審査に影響しないため、気軽に活用してください。

Q単独枠とコンソーシアム枠のどちらで申請すべきか迷っています。選択のポイントは何ですか?
A

選択の基準は「開発に必要な技術リソースを自社だけで賄えるか」です。自社の既存技術を応用・発展させる開発であれば単独枠がシンプルで管理負担も少なく適しています。一方、自社にない専門知識や設備が必要な場合、大学の研究室や異業種企業と組むコンソーシアム枠が有利です。コンソーシアム枠は審査においても「連携による相乗効果」が評価対象となるため、各構成員の役割分担と連携の必然性を明確に説明できることが重要です。ただし、コンソーシアム枠は調整コストが大きくなるため、連携先との事前の信頼関係構築が不可欠です。

Q補助金の上限400万円で足りない場合、他の補助金と併用できますか?
A

同一の経費に対して複数の補助金を重複して受けることは原則できません。ただし、開発プロジェクト全体を工程ごとに分割し、異なる経費項目を別の補助金で手当てするアプローチは可能です。例えば、試作開発の材料費・外注費を本補助金で賄い、量産化に向けた設備投資をものづくり補助金で申請するといった時系列での使い分けが効果的です。また、知的財産に関する費用は兵庫県の知財関連支援制度を活用できる場合があります。併用を検討する際は、必ず各補助金の交付要綱を確認し、重複排除の規定に抵触しないか事前に確認してください。

Q申請書類の事業計画書で特に重視されるポイントは何ですか?
A

審査で最も重視されるのは「技術的新規性」と「事業化の実現可能性」の2点です。技術的新規性については、既存製品・技術との違いを明確に示し、なぜその技術が必要とされるのかを市場ニーズと結びつけて説明する必要があります。単なる改良ではなく、技術的なブレークスルーや独自のアプローチがあることを強調してください。事業化の実現可能性については、試作完了後の量産計画、想定顧客、販売チャネル、売上見込みを具体的な数値で示すことが重要です。また、開発スケジュールは無理のない現実的な計画とし、各マイルストーンでの成果物を明示してください。

Qプレゼンテーション審査ではどのような準備をすべきですか?
A

プレゼンテーション審査では、限られた時間内に開発テーマの意義と計画の妥当性を伝える必要があります。構成としては、①市場課題と開発の背景(なぜこの製品が必要か)、②技術的アプローチの独自性(既存技術との違い)、③開発計画とスケジュール、④事業化の見通しと市場規模、⑤神戸市産業への波及効果の5点を柱にすると説得力が増します。審査員は技術専門家だけでなく、経営面の評価者も含まれるため、専門用語を多用せず平易な言葉で説明することも大切です。試作品やプロトタイプがあれば持参し、実物で技術の優位性を示すのも効果的です。

Q交付決定前に開発を始めてしまった場合、経費は補助対象になりますか?
A

原則として、交付決定日より前に発生した経費は補助対象になりません。これは補助金制度全般に共通するルールであり、神戸挑戦企業等支援補助金でも厳格に適用されます。見積り取得や市場調査などの準備行為は交付決定前でも問題ありませんが、材料の発注や外注先との契約締結は交付決定後に行う必要があります。やむを得ない事情で事前着手が必要な場合は、事前着手届を提出して承認を得る手続きが設けられている場合もありますが、補助金ごとに取り扱いが異なるため、必ず事前に事務局に相談してください。

Q補助金の支払いはいつ受けられますか?資金繰りに不安があります。
A

本補助金は精算払い方式を採用しており、事業完了後に実績報告書を提出し、検査を経てから補助金が支払われます。つまり、事業実施中の経費は全額自社で立て替える必要があります。交付決定から補助金入金まで半年以上かかるケースもあるため、十分な運転資金を確保しておくことが不可欠です。資金繰りに不安がある場合は、神戸市や兵庫県の制度融資(低利融資)の活用を検討してください。また、日本政策金融公庫のマル経融資や、信用保証協会の保証付き融資も補助事業と併用可能な資金調達手段です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

神戸挑戦企業等支援補助金で試作品を開発した後、事業化フェーズでは国の「ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)」との連携が有効です。試作段階を本補助金でカバーし、量産化のための設備投資をものづくり補助金で手当てする二段構えが理想的です。また、知的財産戦略に関しては兵庫県の「知的財産活用促進事業」を活用し、特許出願費用の支援を受けることも検討してください。医療分野であればAMEDの「医工連携事業化推進事業」、環境・エネルギー分野であれば環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」など、分野特化型の国庫補助金との時系列的な組み合わせが効果的です。さらに、神戸市の「スタートアップ成長支援補助金」や「中小企業設備投資等支援補助金」とも組み合わせ可能な場合があるため、市の産業振興課に重複適用の可否を事前確認することをお勧めします。

詳細説明

神戸挑戦企業等支援補助金の概要と背景

本補助金は、神戸市が掲げる「神戸2025ビジョン」に基づき、市内中小企業の技術革新と新事業創出を促進するために設けられた支援制度です。航空・宇宙、医療・健康・福祉、農業・食糧、環境・エネルギーの4つの戦略産業分野を対象とし、中小企業が持つ独自技術の試作開発から新製品の実用化までを一貫して支援します。

対象となる戦略産業分野

本補助金が対象とする戦略産業4分野は、神戸市の産業基盤と将来の成長可能性を考慮して設定されています。

  • 航空・宇宙分野:神戸は川崎重工業をはじめとする航空機関連企業の集積地であり、部品製造や素材開発の技術的な裾野が広がっています。中小企業の精密加工技術を航空部品に応用する開発が典型的な対象テーマです。
  • 医療・健康・福祉分野:ポートアイランドの神戸医療産業都市には380以上の企業・団体が進出しており、医療機器や再生医療、健康関連サービスの開発に適した環境が整っています。
  • 農業・食糧分野:フードテック、農業IoT、食品加工技術など、一次産業の高付加価値化に資する技術開発が対象です。
  • 環境・エネルギー分野:水素エネルギー、再生可能エネルギー、省エネ技術、リサイクル技術などの環境負荷低減に貢献する製品開発が該当します。

単独枠とコンソーシアム枠の違い

単独枠は神戸市内の中小企業1社で応募する形態です。自社技術を核とし、比較的シンプルな開発プロジェクトに適しています。一方、コンソーシアム枠は複数の企業・大学・研究機関が連携して応募する形態で、異分野の技術やノウハウを掛け合わせた高度な開発プロジェクトに向いています。

補助金額と補助率

補助率は対象経費の2分の1以内、補助上限額は400万円です。つまり、最大800万円の開発プロジェクトに対して400万円の補助を受けることができます。中小企業の試作開発フェーズでは、この規模の資金支援により外注加工費や材料費の負担を大幅に軽減できるため、開発リスクの低減に直結します。

申請から採択までの流れ

申請は書面による提出で行い、一次審査(書類審査)と二次審査(プレゼンテーション審査)の二段階で選考されます。審査基準は、技術的新規性市場性・事業化の見通し計画の実現可能性神戸市産業への波及効果の4点です。特にプレゼンテーション審査では、開発の背景や技術的な独自性を分かりやすく説明する能力も問われます。

採択後の義務と注意点

採択後は交付決定通知に基づいて事業を実施し、事業完了後に実績報告書を提出する必要があります。経費の支出は必ず交付決定日以降でなければならず、事前着手は原則認められません。また、補助事業で取得した資産の処分や、計画の大幅な変更には事前承認が必要です。補助金の支払いは後払い(精算払い)方式のため、事業実施中の資金繰りは自社で手当てする必要がある点にも注意が必要です。

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