募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約30

ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金(令和3年度‐執行団体公募)

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 定額
募集期間
2021-02-10 〜 2021-03-08
対象地域日本全国

この補助金のまとめ

本補助金は、経済産業省が推進する「コネクテッドインダストリーズ」の実現に向け、ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金の執行団体を公募するものである。重要な注意点として、これは中小企業が直接応募する補助金ではなく、補助金事業を運営・管理する執行団体(事務局)を選定する公募である。採択された執行団体は、複数の中小企業が連携して行う設備投資を間接補助する事業を運営する。間接補助の補助率は中小企業1/2〜2/3で、複数企業の連携によるサプライチェーン強化やデータ共有基盤の構築等が支援対象となる。令和3年度の公募期間は2021年2月10日から3月8日までで、執行団体としての体制整備と事業運営能力が審査される。一般的なものづくり補助金とは異なり、企業間連携を必須とする「高度連携」版であり、執行団体には複雑な連携プロジェクトを管理する高い事務処理能力が求められる。

この補助金の特徴

1

執行団体(事務局)の公募

本公募は中小企業への直接補助ではなく、補助事業全体を運営・管理する執行団体を選定するものである。執行団体は公募・審査・交付・管理・報告の全プロセスを担い、国と中小企業の間に立って補助事業の適正な執行を保証する。執行団体の運営費は定額(全額)補助で賄われるため、安定的な事業運営が可能だ。

2

複数企業連携による高度な設備投資支援

通常のものづくり補助金と異なり、本事業は複数の中小企業が連携して行うプロジェクトを対象とする。サプライチェーン全体の最適化、企業間データ連携基盤の構築、共同での生産プロセス革新等が想定される。間接補助の補助率は中小企業2/3、それ以外1/2で、連携する企業数や連携の高度さによって上限額が変動する。

3

コネクテッドインダストリーズの具体化

経済産業省が掲げる「コネクテッドインダストリーズ」政策の具体的な実行手段として位置づけられている。IoT・AI・ロボット等を活用した企業間連携による生産性向上が主目的であり、デジタル化を通じた製造業の高度化を推進する。

4

高い事務処理能力の要求

執行団体には、複数企業が連携する複雑なプロジェクトの審査・管理能力が求められる。通常の補助金事務局以上に、連携プロジェクトの妥当性評価、進捗管理、成果検証のノウハウが必要であり、参入障壁は高い。

ポイント

これは「補助金をもらう側」ではなく「補助金を配る側」の公募だ。執行団体の運営費は定額補助のため収益は安定するが、複数企業連携プロジェクトの管理は通常の補助金事務局より格段に複雑。過去のものづくり補助金の事務局経験がないと実質的に参入は難しい。

対象者・申請資格

法人格要件

  • 民間団体等であって、法人格を有すること
  • 補助金適正化法に基づく間接補助事業の運営実績があること
  • 十分な事務処理体制を有すること

事業運営能力

  • 中小企業支援事業の運営実績があること
  • 公募・審査・交付決定・管理・報告の一連の事務を遂行できる体制があること
  • 全国規模での事業運営が可能な拠点・人員体制を有すること

ガバナンス要件

  • 適切な内部管理体制(コンプライアンス、利益相反管理等)を有すること
  • 会計監査等の第三者によるチェック体制があること
  • 補助金の適正執行を担保する管理システムを有すること

ポイント

実質的には過去にものづくり補助金や類似の国庫補助事業の事務局を務めた実績のある団体に限られる。新規参入は理論上可能だが、全国規模の事務局体制・審査ノウハウ・管理システムの構築を短期間で行うのは極めて困難。既存の事務局実績が最大の参入要件だ。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の精読と体制確認

公募要領を詳細に確認し、求められる事業運営体制、人員配置、システム要件を把握する。自団体の既存体制と照合し、不足する部分を特定する。

2

ステップ2:事業実施計画の策定

補助事業の運営計画を策定する。公募スケジュール、審査体制、交付決定プロセス、進捗管理方法、成果検証手法等を具体的に設計する。複数企業連携プロジェクトに対応した審査基準の策定も必要。

3

ステップ3:実施体制の構築

事業運営に必要な人員体制、全国拠点、コールセンター、申請管理システム等の準備計画を策定する。外部委託先との連携体制も含めて計画する。

4

ステップ4:申請書類の作成・提出

事業実施計画書、体制図、過去の実績資料、収支計画書等の申請書類を作成し、公募期間内に提出する。

5

ステップ5:審査・採択

経済産業省による審査を経て、執行団体が採択される。審査では事業運営能力、実施体制の充実度、過去の実績等が総合的に評価される。

ポイント

執行団体の公募は通常1団体のみ採択される競争入札に近い構造だ。過去の類似事業での事務局実績が決定的に重要で、実績なしでの採択はほぼ不可能。逆に言えば、実績を持つ団体にとっては継続受託の好機であり、前年度の改善点を反映した提案が有効。

審査と成功のコツ

過去の事務局運営実績の最大活用
ものづくり補助金や類似補助金の事務局経験は最強の武器。過去の運営で培ったノウハウ、申請管理システム、全国拠点ネットワーク、審査委員との関係等を具体的にアピールする。
企業間連携プロジェクトへの対応力
通常のものづくり補助金とは異なる「高度連携」の審査・管理ノウハウを示す。複数企業にまたがるプロジェクトの進捗管理、成果配分の監視、連携効果の検証手法等を具体的に提案する。
デジタル化された事務処理体制
申請受付・審査・交付管理のデジタルシステムを整備していることを示す。オンライン申請、電子審査、デジタル進捗管理等の仕組みがあると評価が高い。
コスト効率の高い運営計画
執行団体の運営費は税金で賄われるため、コスト効率の高さが重視される。過去の実績に基づく適正な人件費・システム費の積算を示し、無駄のない運営計画を提案する。

ポイント

審査の本質は「この団体に任せて事故が起きないか」に尽きる。補助金の不正受給防止、適正な審査体制、効率的な事務運営の三位一体を示すことが最重要。過去に事務局運営でトラブルなく完了した実績が最大の説得材料だ。

対象経費

対象となる経費

執行団体運営費(3件)
  • 事務局人件費
  • 事務所賃借料
  • 通信費・郵送費
審査関連費(3件)
  • 外部審査委員謝金
  • 審査会場費
  • 審査関連システム運用費
管理システム費(3件)
  • 申請管理システムの構築・運用費
  • データベース管理費
  • セキュリティ対策費
広報・周知費(3件)
  • 公募告知の広告費
  • 説明会開催費
  • ウェブサイト構築・運用費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 執行団体自身の設備投資費用
  • 補助事業に直接関係しない一般管理費
  • 執行団体の利益相当額
  • 間接補助先企業への直接的な設備購入費(間接補助金として別途計上)
  • 飲食費・接待費
  • 海外出張費(国内事業のため)

よくある質問

Q中小企業が直接応募できる補助金ですか?
A

いいえ、本公募は中小企業が直接応募する補助金ではありません。補助事業全体を運営・管理する執行団体(事務局)を選定する公募です。採択された執行団体が後日、中小企業向けの間接補助の公募を実施します。中小企業が設備投資等の補助を受けるには、執行団体が決定した後に実施される間接補助の公募に申請する必要があります。この二段階構造を正しく理解し、中小企業は間接補助の公募開始を待って申請してください。

Q執行団体として採択されるとどのような業務を行いますか?
A

執行団体は、補助事業の運営に関する一連の業務を担当します。具体的には、間接補助の公募要領策定、申請受付、外部審査委員を含む審査会の運営、交付決定通知、補助事業の進捗管理、完了検査、補助金の支払い、成果報告書の取りまとめ等です。さらに、本事業特有の業務として、複数企業の連携プロジェクトの妥当性評価、連携効果の検証、企業間のトラブル対応等も含まれます。全国規模で事業を運営するため、地方拠点やコールセンターの設置も求められます。

Q執行団体の運営費はどのように賄われますか?
A

執行団体の運営費は、経済産業省から定額(全額)補助として交付されます。事務局人件費、事務所賃借料、審査関連費、システム運用費、広報費等の事業運営に必要な経費が対象となります。ただし、執行団体の利益相当額は補助対象外です。運営費の積算は公募申請時に詳細な計画を提出し、審査の対象となります。コスト効率の高い運営計画を示すことが採択時の評価ポイントの一つです。

Q間接補助を受ける中小企業の補助率はどの程度ですか?
A

間接補助の補助率は、中小企業の場合は補助対象経費の2/3、中小企業以外(中堅企業等)の場合は1/2です。通常のものづくり補助金と同等の補助率ですが、本事業は複数企業の連携が要件であるため、連携する企業の数や連携の高度さによって上限額が変動する場合があります。間接補助の具体的な条件は、採択された執行団体が策定する公募要領で詳細に規定されます。

Q通常のものづくり補助金との違いは何ですか?
A

最大の違いは「企業間連携」が必須要件である点です。通常のものづくり補助金は単独企業の設備投資を支援しますが、本事業は2社以上の中小企業が連携して行うプロジェクトのみが対象です。サプライチェーン全体のデジタル化、企業間データ共有基盤の構築、共同での生産プロセス革新等が想定されています。連携による相乗効果が期待できるプロジェクトが優先的に採択されます。また、本公募自体が執行団体の選定であり、中小企業への直接公募ではない点も大きな違いです。

Q新規参入の団体でも執行団体に採択される可能性はありますか?
A

制度上は新規参入も可能ですが、実際には極めて困難です。全国規模の事業運営体制、申請管理システム、審査ノウハウ、コールセンター等を短期間で構築する必要があり、これらを新規に整備するコストと時間は膨大です。過去のものづくり補助金や類似国庫補助事業の事務局経験を持つ団体が圧倒的に有利であり、実績のない団体が採択されたケースはほぼありません。新規参入を目指す場合は、まず小規模な補助金事務局の受託実績を積み上げてから挑戦するのが現実的な戦略です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本公募は執行団体の選定であるため、他の補助金との「併用」という概念は通常の補助金とは異なる。執行団体として採択された団体は、通常のものづくり補助金の事務局業務と並行して本事業を運営するケースが多い。その場合、人員・システム・拠点等のリソースを共有することで運営効率を高めることが可能だ。一方、間接補助を受ける中小企業側の観点では、本事業の間接補助と通常のものづくり補助金との重複受給は認められない。ただし、事業目的が明確に異なる別の補助金(事業承継補助金、IT導入補助金等)との組み合わせは検討の余地がある。執行団体としては、他の経産省補助金事業との連携を提案することで、中小企業にとってのワンストップ支援体制をアピールでき、採択時の評価向上につながる。

詳細説明

ものづくり高度連携促進補助金とは

ものづくり・商業・サービス高度連携促進補助金は、経済産業省が推進する「コネクテッドインダストリーズ」の実現に向け、複数の中小企業が連携して行う設備投資やシステム構築を支援する補助金である。通常のものづくり補助金が個別企業の設備投資を支援するのに対し、本事業は企業間連携による生産性向上やサプライチェーン最適化に焦点を当てている。

執行団体公募の意義

本公募は、補助事業全体を運営・管理する執行団体(事務局)を選定するものである。中小企業が直接応募する補助金公募ではない点に注意が必要だ。執行団体は国から定額補助を受けて事業運営費を賄い、中小企業には間接補助として設備投資等の費用を支援する二段階構造となっている。

間接補助の内容

採択された執行団体が実施する間接補助の概要は以下の通りである。

  • 補助率:中小企業2/3、中小企業以外1/2
  • 対象事業:複数企業が連携して行う設備投資、システム構築、技術開発
  • 連携要件:2社以上の中小企業による連携プロジェクトであること

コネクテッドインダストリーズとの関係

経済産業省が2017年に提唱した「コネクテッドインダストリーズ」は、企業間・産業間のデータ連携を通じた付加価値創出を目指す産業政策である。本事業はその具体的な実行手段として、IoT・AI・ロボット等のデジタル技術を活用した企業間連携プロジェクトを重点的に支援する。

執行団体に求められる能力

執行団体には以下の能力が求められる。

  • 全国規模の事業運営体制:全国の中小企業からの申請を受け付け、審査・管理できる拠点と人員
  • 複雑なプロジェクト管理能力:複数企業が連携するプロジェクトの進捗管理・成果検証
  • 公正な審査体制:外部審査委員を含む透明性の高い審査プロセス
  • ICTシステムの整備:オンライン申請・管理システムの構築・運用

過去の実施状況

ものづくり高度連携促進補助金は、通常のものづくり補助金の派生版として複数年度にわたり実施されてきた。企業間連携を必須要件とする点が特徴であり、サプライチェーンの上流から下流まで一気通貫のデジタル化プロジェクトや、異業種間のデータ共有による新サービス開発等が採択されている。

令和3年度の公募について

令和3年度の公募期間は2021年2月10日から3月8日までの約1ヶ月間である。新型コロナウイルスの影響によるサプライチェーンの脆弱性が顕在化した時期であり、企業間連携による強靭なサプライチェーン構築への政策的ニーズが高まっていた背景がある。

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