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令和5年度補正予算_ケーブルテレビネットワーク光化等による耐災害性強化事業(辺地共聴施設整備支援事業)

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2023-12-15 〜 2024-01-15
対象地域日本全国
対象業種情報通信業
使途設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

辺地共聴施設整備支援事業(令和5年度補正予算)は、総務省が実施する辺地共聴施設の整備・更新を支援する補助制度です。山間部や離島などの辺地地域では、地形的条件により地上デジタル放送の直接受信が困難な世帯が多く、共同受信施設(共聴施設)に頼っています。本事業は、老朽化した共聴施設の更新やケーブルテレビへの移行を支援し、辺地住民のテレビ放送受信環境を安定的に維持することを目的としています。市町村または市町村の連携主体が申請者となり、施設の改修・更新費用の一部が補助されます。放送の安定受信確保と災害時の情報伝達基盤の維持という、地域の安全・安心に不可欠な事業です。

この補助金の特徴

1

辺地住民のテレビ受信環境の維持・確保

山間部や離島などの辺地地域では、地形的条件により地上デジタル放送の直接受信が困難であり、共聴施設がテレビ視聴の唯一の手段となっている地域が少なくありません。本事業は、こうした共聴施設の老朽化による受信障害を防ぎ、辺地住民が安定してテレビ放送を視聴できる環境を確保するための施策です。放送波の安定受信は日常の情報取得だけでなく、災害時の緊急情報入手にも不可欠です。

2

老朽化施設の計画的更新を支援

全国の辺地共聴施設の多くは地上デジタル放送への移行時期に整備されたもので、設置から10年以上が経過し、機器の劣化や性能低下が進行しています。本事業の補助を活用することで、自治体や共聴組合の財政的負担を軽減しながら計画的な施設更新が可能となります。放置すれば受信不能となるリスクがある施設を早期に対処できるメリットがあります。

3

ケーブルテレビへの移行支援も対象

共聴施設の更新に加えて、共聴施設からケーブルテレビへの移行に要する経費も補助対象に含まれます。ケーブルテレビへ移行することで、テレビ放送の受信だけでなく、高速インターネット接続や多チャンネルサービスなど、辺地住民の情報通信環境を大幅に向上させることが可能です。将来的な光ファイバー化への布石としても有効な選択肢です。

4

市町村主導による地域一体の取り組み

本事業の申請主体は市町村または市町村の連携主体に限定されており、自治体が主導して地域の受信環境整備に取り組む仕組みとなっています。住民の高齢化が進む辺地地域では、共聴組合の自主的な施設管理が困難になるケースが増えており、自治体が関与することで持続可能な受信環境の維持が期待されます。

ポイント

辺地地域の共聴施設の老朽化更新やケーブルテレビへの移行を補助する制度です。市町村が主体となって申請し、地形的に放送受信が困難な地域の住民のテレビ視聴環境を安定的に維持します。

対象者・申請資格

申請主体の要件

  • 市町村であること
  • 複数の市町村が連携して実施する連携主体であること
  • 辺地共聴施設の整備・管理に責任を持てる主体であること

対象地域の条件

  • 辺地に該当する地域であること(辺地法に基づく辺地指定地域)
  • 地上デジタル放送の直接受信が困難な地域であること
  • 共聴施設による受信に依存している世帯が存在すること

対象施設の要件

  • 既存の辺地共聴施設の更新・改修であること
  • 共聴施設からケーブルテレビへの移行に係る整備であること
  • 受信障害対策として必要性が認められる施設であること
  • 施設の老朽化等により受信環境の悪化が見込まれること

ポイント

市町村または市町村の連携主体が申請者です。辺地法に基づく辺地指定地域で、地上デジタル放送の直接受信が困難な地域にある共聴施設の更新・改修、またはケーブルテレビへの移行が対象となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:施設の現状把握と更新計画の策定

管内の辺地共聴施設について、設置年数、機器の劣化状況、受信品質の現状を調査します。更新が必要な施設の優先順位を付け、整備スケジュールと概算事業費をまとめた更新計画を策定してください。

2

ステップ2:総務省総合通信局への事前相談

所管の総合通信局に事業計画の概要を説明し、補助対象の該当性や申請に必要な書類について確認します。辺地共聴施設の実態やケーブルテレビ移行の可能性についても、この段階で相談しておくと円滑に進みます。

3

ステップ3:申請書類の準備・提出

公募要領に基づき、所定の申請書に事業計画書、経費内訳書、施設の現況資料、辺地の指定を証する書類等を添付して提出します。申請期間は令和5年12月15日から令和6年1月15日です。

4

ステップ4:審査・交付決定の受領

総務省による審査を経て交付決定がなされます。辺地住民の受信環境改善への寄与度、事業の実現可能性、費用の妥当性などが評価ポイントとなります。交付決定前に工事に着手しないようご注意ください。

5

ステップ5:工事の実施と完了報告

交付決定後に工事を実施し、完了後は実績報告書と経費精算書を提出します。検査を経て補助金額が確定し、交付されます。施設の完成後は適切な維持管理体制を確保してください。

ポイント

管内の辺地共聴施設を調査して更新計画を策定し、総合通信局への事前相談を経て申請します。令和5年12月15日〜令和6年1月15日の期間内に書類を提出し、交付決定後に工事を実施します。

審査と成功のコツ

施設の老朽化状況を客観的データで裏付ける
共聴施設の設置年数だけでなく、受信レベルの低下データ、機器の故障頻度、補修履歴など客観的な数値を提示しましょう。「○年に設置した受信アンテナの利得が□dB低下」など具体的なデータがあると、更新の緊急性が明確に伝わり、審査での評価が高まります。
辺地住民への影響を世帯数・人口で示す
共聴施設が受信不能になった場合に影響を受ける世帯数と人口を明確に記載してください。特に高齢世帯の割合が高い地域では、テレビが唯一の情報取得手段であるケースも多く、受信環境の維持が住民の安全・安心に直結することを具体的に説明すると効果的です。
ケーブルテレビ移行の場合は将来ビジョンを提示
共聴施設の更新ではなくケーブルテレビへの移行を選択する場合は、単なる受信手段の切替にとどまらず、インターネット接続や防災情報配信など付加的なサービスの展開計画を示しましょう。移行後の維持管理体制と経営の持続可能性についても説明すると、審査担当者の理解が深まります。
災害時の情報伝達手段としての重要性を強調
辺地地域は土砂災害や孤立のリスクが高い場合が多く、共聴施設を通じたテレビ放送の受信は生命に関わる防災情報の入手手段です。地域防災計画における共聴施設の位置づけを明示し、施設更新が防災力の維持に不可欠であることを説得力を持って説明してください。

ポイント

施設の老朽化状況を客観的データで示し、受信不能時に影響する世帯数を具体的に記載することが重要です。災害時の情報伝達手段としての重要性を強調し、防災計画との連携も明示してください。

対象経費

対象となる経費

受信設備費(3件)
  • 受信アンテナの購入・設置費用
  • 受信増幅器(ブースター)の更新費
  • 受信点施設の改修費
伝送路設備費(3件)
  • 同軸ケーブル・光ファイバーケーブルの敷設費
  • 伝送路の架設・地中化工事費
  • 増幅器・分配器の設置費
端末設備費(3件)
  • 各世帯への引込線工事費
  • 保安器・端子の設置費
  • 宅内配線工事費
ケーブルテレビ移行費(3件)
  • ケーブルテレビ接続に必要な施設整備費
  • ヘッドエンド装置の設置費
  • セットトップボックスの導入費
設計・調査費(3件)
  • 受信環境調査費
  • 施設設計費
  • 電波測定調査費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 共聴施設の通常の維持管理・点検に要する経費
  • 受信障害の原因が辺地の地形条件によるものでない場合の整備費
  • 個別の世帯が自費で設置したアンテナ等の交換費用
  • 施設管理のための事務所の建設・改修費用
  • 共聴組合の運営費・会議費等の一般管理費
  • 土地の取得・賃借に要する費用

よくある質問

Q辺地共聴施設とは何ですか?
A

辺地共聴施設とは、山間部や離島などの辺地地域で、地形的条件により地上デジタル放送を個別のアンテナで直接受信することが困難な地域において、高所や見通しの良い場所に設置した共同の受信アンテナで放送波を受信し、ケーブルを通じて各世帯に配信する施設のことです。一つの共聴施設で数世帯から数百世帯のテレビ受信を支えている場合があり、辺地住民のテレビ視聴に不可欠なインフラです。

Q共聴組合(住民組織)が直接申請することは可能ですか?
A

本事業の申請主体は市町村または市町村の連携主体に限定されており、共聴組合が直接申請することはできません。ただし、共聴組合が管理する施設について市町村が事業主体となって申請することは可能です。共聴組合は施設の現況把握や住民の合意形成などで重要な役割を担いますので、市町村と共聴組合が連携して申請に臨むことが推奨されます。

Q補助金は施設全体の更新費用を賄えますか?
A

本事業の補助金は対象経費の全額を補助するものではなく、一定の補助率に基づいて算定されます。残りの費用は、辺地対策事業債や過疎対策事業債などの地方財政措置を活用して充当することが一般的です。補助率や補助上限額の詳細は公募要領に記載されていますので、事業計画策定の段階で総合通信局に確認し、財源構成を検討してください。

Qケーブルテレビへの移行と施設の更新、どちらが有利ですか?
A

どちらが有利かは地域の状況によって異なります。世帯数が少なく将来的な人口減少が見込まれる地域では、共聴施設の更新がコスト面で有利な場合があります。一方、ケーブルテレビ事業者のサービスエリアに近い地域や、インターネット環境の向上も求められる地域では、ケーブルテレビへの移行が長期的に合理的な選択となります。総合通信局や専門業者に相談し、コスト比較と将来展望を踏まえて判断することをお勧めします。

Q事業完了後の施設管理はどのように行えばよいですか?
A

事業完了後の施設管理については、補助事業の完了報告時に維持管理計画を示す必要があります。共聴組合による管理が困難な場合は、市町村が直接管理する体制への移行や、近隣のケーブルテレビ事業者への管理委託も検討してください。住民の高齢化に伴い自主管理が難しくなるケースが全国的に増えていますので、長期的に持続可能な管理体制を構築することが重要です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

辺地共聴施設整備支援事業は、辺地地域の受信環境改善に特化した補助制度ですが、関連する他の施策と組み合わせることで、地域の情報通信環境を総合的に向上させることができます。 同じく総務省が実施する「ケーブルテレビネットワーク光化等による耐災害性強化事業」は、ケーブルテレビの光ファイバー化を支援する制度です。共聴施設からケーブルテレビへの移行と、そのケーブルテレビの光化を段階的に進めることで、辺地地域にも高速通信インフラを整備できる可能性があります。ただし、同一経費への重複補助は認められないため、対象経費を明確に区分する必要があります。 辺地対策事業債(地方債)の活用も有力な選択肢です。辺地対策事業債は辺地における公共施設の整備に充当できる地方債で、共聴施設の整備にも活用可能です。国庫補助と地方債を組み合わせることで、自治体の一般財源からの持ち出しを最小限に抑えられます。また、過疎対策事業債が利用可能な地域では、過疎法に基づく財政支援も活用できます。これらの制度を総合的に検討し、最適な財源構成を組み立てることが重要です。

詳細説明

辺地共聴施設整備支援事業とは

辺地共聴施設整備支援事業は、総務省が令和5年度補正予算で実施する、山間部や離島などの辺地地域における共同受信施設(共聴施設)の整備を支援する補助制度です。地形的条件により地上デジタル放送を直接受信できない辺地住民のテレビ視聴環境を安定的に維持することを目的としています。

辺地共聴施設の現状と課題

全国には多数の辺地共聴施設が存在し、地上デジタル放送への完全移行時(2011年〜2012年)に多くの施設が整備・更新されました。設置から10年以上が経過し、受信アンテナや増幅器、ケーブル等の劣化が進行しています。

  • 機器の経年劣化:受信レベルの低下、映像の乱れ、受信不能が頻発
  • 維持管理の担い手不足:住民の高齢化により共聴組合の運営が困難に
  • 修繕費用の増大:部品の製造中止による調達困難と費用高騰
  • 災害リスク:老朽化した施設は災害時の損壊リスクが高い

補助対象となる整備内容

本事業では、以下の整備が補助の対象となります。市町村または市町村の連携主体が申請者となり、地域の実情に応じた整備方法を選択できます。

  • 既存共聴施設の受信設備(アンテナ、増幅器等)の更新
  • 伝送路(ケーブル、分配器等)の改修・張替え
  • 共聴施設からケーブルテレビへの移行に必要な施設整備
  • 受信環境調査、施設設計等の事前準備

申請手続きの流れ

申請受付期間は令和5年12月15日から令和6年1月15日です。申請にあたっては、施設の現況調査結果、更新計画、経費内訳書等の書類を準備し、総務省に提出します。事前に所管の総合通信局に相談しておくと、申請手続きが円滑に進みます。

ケーブルテレビへの移行という選択肢

共聴施設の更新にあたり、老朽化した共聴施設を個別に更新するだけでなく、地域のケーブルテレビネットワークへ移行する方法も補助対象となっています。ケーブルテレビへの移行により、安定したテレビ受信に加えて高速インターネットや多チャンネルサービスも利用可能となり、辺地住民の情報通信環境を飛躍的に向上させることができます。

防災面での重要性

辺地地域は山間部や離島に位置することが多く、土砂災害や暴風雨による被災リスクが高い地域です。テレビ放送は災害時の緊急情報を住民に伝達する最も基本的な手段であり、共聴施設の機能維持は地域防災の観点からも極めて重要です。本事業を活用した施設の適切な更新が、住民の安全・安心の確保に直結します。

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