休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金(令和5年度)【九州監督部】
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助対象工事
九州・沖縄の休廃止鉱山の鉱害防止工事","body":"福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄の各県に所在する休廃止鉱山の坑廃水処理施設整備・堆積場崩壊防止工事・坑道閉塞工事等が対象です。三池炭鉱閉山後の環境管理・筑後川水系保全などが重要案件です。"},{"heading":"
申請窓口
九州経済産業局九州監督部(福岡市)","body":"福岡市に所在する九州経済産業局九州監督部が申請窓口。九州8県(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)と沖縄を管轄し、公募要領の配布・事前相談・申請受付を行います。"},{"heading":"
地域特性
三池・筑豊・島原など九州の近代鉱業遺産地域","body":"九州は三池炭鉱(熊本・福岡)・筑豊炭田・島原の硫黄鉱山・佐賀・長崎の石炭鉱山など近代日本の産業革命を支えた鉱山跡地が集中する地域。閉山後の坑廃水・地盤沈下・重金属汚染の継続的管理が求められています。"},{"heading":"
補助率
工事種別・実施主体により補助率が異なる","body":"補助率は申請主体・工事種別により2分の1または3分の2。九州監督部(福岡市)への早期事前相談で補助率・適格要件を確認することが重要です。熊本地震(2016年)で影響を受けた鉱山跡地については別途相談が必要な場合があります。"}]
ポイント
対象者・申請資格
地方公共団体
- 九州7県(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島)・沖縄県の市区町村・都道府県
- 休廃止鉱山の鉱害防止工事を実施する計画を有すること
- 三池炭鉱・筑豊炭田関連の工事については九州監督部との詳細な事前確認が必要
坑廃水処理事業者
- 九州・沖縄地域の休廃止鉱山で坑廃水処理施設を保有・運営する事業者
- 継続的な坑廃水処理の実績と施設の現状を客観的に示せること
指定鉱害防止事業機関
- 経済産業大臣指定の鉱害防止専門機関
- 九州・沖縄地区での指定を受けていること
ポイント
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申請ガイド
事前相談
九州経済産業局九州監督部(福岡市)への相談 公募開始前に福岡市の九州監督部担当課へ連絡し、工事の適格性・必要書類・スケジュールを確認します。三池炭鉱・筑豊炭田など歴史的な大規模鉱山跡地の案件は事前相談を特に重視してください。
申請書類作成
工事設計書・積算書・鉱害状況資料の準備 工事設計書・費用積算書(複数業者見積)・鉱害状況説明資料(水質データ・現場写真・位置図)を準備します。三池関連の場合は既存の環境管理体制との整合性を示す資料も有効です。
申請書提出
公募期間内に福岡市の九州監督部へ 九州監督部が公示する公募期間内に申請書一式を提出します。
審査・採択・工事着手
採択通知後に着工 審査・採択通知後に工事請負契約を締結し、着工します。採択前着工は補助金不交付の原因となります。
完了報告・補助金交付
工事完了後に実績報告 工事完了後に実績報告書・工事写真・支払証明書等を提出して補助金交付を受けます。
ポイント
審査と成功のコツ
三池・筑豊の産業遺産と鉱害の継続性を説明
有明海・筑後川への影響を強調
熊本地震後の地盤状況確認
台風・集中豪雨への備え
ポイント
対象経費
対象となる経費
坑廃水処理施設工事費(4件)
- 坑廃水中和処理施設の新設・補修工事費
- 薬品注入・制御設備の整備費
- 放流水質リアルタイム監視設備の設置費
- 沈殿池・貯留槽の補修工事費
堆積場・ズリ山・ボタ山防災工事費(4件)
- ボタ山・ズリ山の法面安定化工事費
- 崩壊防止擁壁・土留め工事費
- 集排水設備(集水桝・排水路)整備費
- 法面緑化・植生保護工事費
坑道・立坑閉塞工事費(3件)
- 危険坑道・立坑の充填・閉塞工事費
- 坑口防護安全柵の設置費
- 地盤空洞充填工事費(坑道陥没防止)
調査・設計費(3件)
- 地盤・地形・空洞調査費
- 坑廃水水質・重金属濃度調査費
- 工事設計・積算費(規定割合内)
施工管理費(3件)
- 品質・出来形管理費
- 安全管理費
- 台風・豪雨時の仮設保護・記録費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 炭鉱・鉱山採掘等の操業関連費用
- 坑廃水処理施設の日常運転管理費(電力・薬品・人件費等)
- 補助採択前着手の工事費
- 土地取得費・補償費
- 防災目的外の施設解体・撤去費
- 事務所等の建設費
- 汎用機材・事務用品費
- 九州・沖縄以外の鉱山関連工事費
よくある質問
Q九州監督部(福岡市)が管轄する都道府県はどこですか?
九州経済産業局九州監督部(福岡市)は福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島の九州7県と沖縄県を管轄しています。これら8県・県内の休廃止鉱山に係る工事費補助の申請窓口となっています。
Q三池炭鉱(熊本・福岡)関連の工事は補助対象になりますか?
三池炭鉱跡地の坑廃水処理・鉱害防止工事も要件を満たせば補助対象となり得ます。ただし既存の環境管理・補助体制との整合性が重要となるため、九州監督部(福岡市)への事前相談で個別案件の適格性と既存体制との役割分担を必ず確認してください。
Q沖縄県の鉱山跡地も九州監督部(福岡市)へ申請しますか?
はい、沖縄県の休廃止鉱山に係る工事費補助の申請も九州経済産業局九州監督部(福岡市)が窓口となります。沖縄の石灰石・マンガン採掘跡地に関わる環境保全工事について相談できます。
Q熊本地震で鉱山跡地の坑道が陥没・変形した場合も補助対象ですか?
地震被害を直接の原因とする修復工事については、別途の災害復旧補助制度(経済産業省または都道府県)が適用される場合があります。一方、地震後に顕在化した鉱害リスクへの予防的対策工事は本補助金の対象となり得ます。九州監督部(福岡市)に状況を説明し適切な補助制度を案内してもらうことをお勧めします。
Q台風シーズン中の工事着手は問題ありますか?
台風シーズン(7〜10月)の工事実施は施工リスクが高まりますが、着工時期自体に制限はありません。ただし年度内完了(3月末)に向けた工程確保が重要です。台風接近時の施工停止・仮設保護の計画を工事計画書に明記し、安全管理体制を明確にしておくことが重要です。
Q筑豊炭田のボタ山の崩壊防止工事も対象になりますか?
筑豊炭田のボタ山(石炭ずり捨て場)の崩壊防止・法面安定化工事も、申請資格を持つ主体が実施する場合は補助対象となり得ます。ボタ山の崩壊は河川汚染・道路埋没等の二次災害につながるため、緊急性の高い案件として優先評価される場合があります。九州監督部への事前相談で詳細を確認してください。
Q坑廃水が有明海・筑後川へ与える影響データはどこで入手できますか?
有明海・筑後川の水質データは環境省・国土交通省・福岡県・熊本県・佐賀県の公開モニタリングデータ(水質年報等)から入手できます。また各県・市の環境担当部署が実施している河川水質調査データも活用できます。鉱山排水の影響経路を特定するための個別調査が必要な場合は専門のコンサルタントへの相談も検討してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は鉱害防止工事への直接補助であり、同一工事への他補助金重複は原則不可です。九州地方では環境省の土壌汚染対策補助金、農林水産省の農業用水利施設補修補助金、国土交通省の砂防・河川事業等との役割分担事例があります。有明海の環境保全については環境省・農林水産省の有明海再生関連施策との連携も検討できます。熊本・福岡の三池炭鉱関連については既存の環境管理・補助体制との整合性を確認することが特に重要です。九州は石炭産業振興政策(産炭地域振興)との関連でエネルギー庁系の補助金との役割分担も考えられます。重複受給の可否は九州監督部(福岡市)への事前相談で必ず確認してください。
詳細説明
九州の休廃止鉱山と近代産業の歴史的背景
九州は日本の近代産業革命を支えた鉱山が集中する地域です。福岡・熊本にまたがる三池炭鉱(2015年世界文化遺産登録)は明治から昭和にかけて日本最大の炭鉱として稼働し、1997年の閉山後も坑廃水管理・地盤安定化の継続的対策が必要です。筑豊炭田(福岡県)は戦前の石炭産業の中心地であり、閉山後の坑道陥没・土地沈下・坑廃水問題が長期的な課題となっています。
また、長崎県の池島炭鉱、大分県・宮崎県の各種金属鉱山、鹿児島県の菱刈金山周辺など、九州各地に閉山鉱山の鉱害防止課題が存在します。沖縄県には石灰石・マンガン採掘跡地があり、珊瑚礁への影響という特殊な鉱害課題もあります。
補助対象工事と申請資格
- 坑廃水処理施設の整備・補修:酸性廃水・重金属汚染水の処理施設の新設・補修
- ボタ山・堆積場の崩壊防止工事:炭鉱廃棄物のボタ山・ズリ山の法面安定化・排水対策
- 坑道・立坑の閉塞工事:危険な坑道空洞の充填・安全対策
- 土砂流出防止工事:台風・豪雨時の鉱山廃棄物流出防止
申請窓口と手続きの流れ
九州・沖縄(福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄)の申請窓口は九州経済産業局九州監督部(福岡市)です。申請資格は地方公共団体・坑廃水処理事業者・指定鉱害防止事業機関の3者です。手続きは①事前相談→②申請書提出(公募期間内)→③審査・採択→④工事着工→⑤完了報告・補助金交付の順です。
九州特有の留意事項
九州は毎年台風が接近・上陸し、集中豪雨による土砂災害が多発する地域です。工事計画には台風シーズン(7〜10月)の施工リスクへの対応(仮設保護・施工停止基準)を明記してください。また2016年熊本地震以降、熊本・大分を中心に地盤変状が継続しているエリアがあるため、鉱山跡地の空洞・亀裂の状況確認が特に重要です。九州監督部(福岡市)への申請書には最新の地盤状況調査データを添付することを推奨します。
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