休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金(令和5年度)【中部監督部】
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助対象工事
中部地方の休廃止鉱山の鉱害防止工事全般","body":"岐阜・愛知・静岡・三重等の休廃止鉱山に起因する坑廃水処理施設整備・堆積場崩壊防止工事・坑道閉塞工事等が対象です。木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川水系や天竜川・矢作川など農業・工業・水道用水として重要な水系の保全が課題です。"},{"heading":"
申請窓口
中部経済産業局中部監督部(名古屋市)","body":"名古屋市に所在する中部経済産業局中部監督部が申請窓口。岐阜・愛知・静岡・三重・長野(一部)の休廃止鉱山に係る工事費補助の申請を受け付け、公募要領の配布・事前相談を行います。"},{"heading":"
地域特性
木曽三川・天竜川水系の水質保全が優先課題","body":"中部地方では木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)・天竜川・矢作川が農業・工業・都市用水の供給源として極めて重要です。これらの上流域に位置する休廃止鉱山の鉱害防止工事は、下流域の水資源安全保障に直結します。"},{"heading":"
補助率
工事種別・実施主体による補助率設定","body":"補助率は申請主体・工事種別により2分の1または3分の2。地方公共団体と坑廃水処理事業者では補助要件に差があります。中部監督部(名古屋市)への事前相談で補助率・申請要件を個別に確認することが重要です。"}]
ポイント
対象者・申請資格
地方公共団体
- 中部地域(岐阜・愛知・静岡・三重・長野等)の市区町村・都道府県
- 休廃止鉱山の鉱害防止工事を実施する計画を有すること
- 工事設計書・積算書の作成が申請時に必要
坑廃水処理事業者
- 中部地域の休廃止鉱山で坑廃水処理施設を保有・運営する民間事業者
- 施設改修・増強の必要性を客観的データで説明できること
指定鉱害防止事業機関
- 経済産業大臣指定の鉱害防止専門機関
- 中部地区での指定を受けていること
ポイント
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申請ガイド
事前相談
中部経済産業局中部監督部(名古屋市)への相談 公募開始前に名古屋市の中部監督部担当課へ連絡し、対象工事の適格性・必要書類・スケジュールを確認します。木曽三川水系・天竜川水系など重要水系への影響を事前相談時に説明すると担当者の理解が深まります。
申請書類の作成
工事設計書・積算書・鉱害状況資料の整備 工事設計書・費用積算書(複数業者見積)・鉱害状況説明資料(水質データ・現場写真・位置図)を準備します。必要に応じて地形調査・ボーリングデータも添付します。
申請書提出
公募期間内に中部監督部へ提出 中部監督部が公示する公募期間内に申請書一式を提出します。
審査・採択・工事着手
採択通知後に着工 書類審査・必要な現地確認を経て採択通知が届きます。採択通知後に工事請負契約を締結し、工事着手します。
完了報告・補助金交付
工事完了後に実績報告 工事完了後、期限内に実績報告書・工事写真・支払証明書等を提出し、補助金交付を受けます。
ポイント
審査と成功のコツ
木曽三川水系への影響を数値で示す
中部地方の地形を踏まえた設計
複数省庁との連携を意識した計画
年度内完了を確実にする工程管理
ポイント
対象経費
対象となる経費
坑廃水処理施設工事費(4件)
- 坑廃水中和処理施設の新設・補修工事費
- 薬品注入設備(石灰乳・ソーダ灰等)の整備費
- 処理水質監視設備の設置費
- 沈殿池・調整池の補修・拡張工事費
堆積場・ズリ山防災工事費(4件)
- 堆積場法面補強・安定化工事費
- 崩壊防止擁壁・土留め設置費
- 集排水施設(集水桝・排水溝)整備費
- 植生工(法面緑化)工事費
坑道・立坑閉塞工事費(3件)
- 開口坑道の閉塞・充填工事費
- 立坑の封鎖・覆蓋工事費
- 坑口周辺の安全対策フェンス設置費
調査・測量・設計費(3件)
- 地形測量・地盤調査費
- 坑廃水水質・重金属濃度調査費
- 工事設計・積算費(規定割合内)
施工管理費(3件)
- 品質管理・出来形管理費
- 安全管理費
- 施工記録作成費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 鉱山採掘・探鉱等の操業関連費用
- 坑廃水処理施設の日常運転管理費(電力・薬品・人件費)
- 補助採択前に着手した工事費
- 土地取得費・補償費
- 防災目的外の施設解体・撤去費
- 事務所等の建設費
- 汎用機材・事務用品費
- 中部地方以外の鉱山関連工事費
よくある質問
Q中部監督部(名古屋市)の管轄都道府県はどこですか?
中部経済産業局中部監督部(名古屋市)は岐阜・愛知・静岡・三重を中心に中部地方の休廃止鉱山を管轄しています。詳細な管轄範囲は中部監督部に直接確認することをお勧めします。長野県については管轄が関東監督部と分かれる場合があるため、申請前に確認が必要です。
Q木曽川上流の鉱山跡地に関わる工事も対象になりますか?
木曽川上流域(岐阜・長野)の休廃止鉱山に係る鉱害防止工事も、要件を満たせば補助対象となり得ます。下流の水道・農業用水への影響という観点から申請の根拠を整理し、中部監督部への事前相談で適格性を確認してください。
Q坑廃水処理事業者が申請する場合、地元自治体の協力は必要ですか?
法的に必須ではない場合でも、地元市区町村・都道府県の理解・協力を得ておくことで申請が円滑に進む場合があります。特に工事区域の使用許可や道路占用許可が必要な場合は、関係自治体との事前調整が不可欠です。
Q静岡県の鉱山は中部監督部(名古屋市)と近畿支部(大阪市)のどちらに申請しますか?
静岡県は中部経済産業局の管轄であるため、中部監督部(名古屋市)が申請窓口となります。ただし管轄の詳細は経済産業局の組織変更等により変わる場合があるため、申請前に中部監督部へ直接確認することを推奨します。
Q工事費が高額になる場合、分割申請は可能ですか?
単一の工事対象を複数年度に分けて申請(分割申請)する場合は、事前に中部監督部へ相談が必要です。年度ごとに独立した工事として整理できる場合は複数年度での申請も可能なケースがありますが、個別に判断が必要です。
Q地方公共団体と坑廃水処理事業者が連携して申請することはできますか?
申請主体は1者である必要がありますが、市区町村と坑廃水処理事業者が連携して工事を実施する場合、役割分担を明確にしたうえでいずれかが主体として申請することが一般的です。連携形態については中部監督部(名古屋市)に事前相談してください。
Q補助金採択後に工事内容を変更することはできますか?
採択後の工事内容・金額の変更は、軽微な変更を除き変更申請が必要です。設計変更・工法変更・費用増減が発生した場合は速やかに中部監督部へ連絡し、変更承認を受けてから変更後の工事を実施してください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は鉱害防止工事への直接補助であり、同一工事への他補助金との重複は原則不可です。中部地方では環境省の土壌汚染対策補助金、農林水産省の農業用水利施設補修補助金、国土交通省の砂防事業等との役割分担事例があります。木曽三川水系の上流保全については水資源機構や流域自治体との連携補助制度との組み合わせも検討余地があります。また中部地方は自動車産業をはじめとする製造業が盛んであり、工業用水水質保護の観点から経済産業省の他の水質管理関連施策との連携も考えられます。申請前に中部監督部(名古屋市)へ必ず重複受給の可否を確認してください。
詳細説明
中部地方の休廃止鉱山と鉱害防止の重要性
中部地方は木曽山脈・飛騨山脈・赤石山脈(南アルプス)に囲まれた山岳地帯に多くの金属鉱山が存在しました。岐阜県の神岡鉱山(富山県との境界近く)・明宝鉱山、愛知県や三重県の石灰石鉱山、静岡県の各種金属鉱山など、明治から昭和にかけて日本の産業を支えた鉱山が閉山後も鉱害を発生させています。
中部地方で特に重要なのは木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)水系の保全です。これらの河川は愛知・岐阜・三重・静岡にまたがる流域で農業・工業・水道用水を供給し、下流の名古屋大都市圏の水資源としても極めて重要です。鉱山由来の重金属汚染が水源に流入した場合の影響は甚大であり、坑廃水処理施設の維持・強化は地域の水安全保障に直結します。
補助対象工事と申請資格
- 坑廃水処理施設の整備・補修:坑道から流出する酸性水・重金属汚染水の処理施設の新設・補修
- 堆積場崩壊防止工事:選鉱滓・ズリ堆積場の法面安定化・排水処理
- 坑道・立坑の閉塞工事:危険な開口部の安全対策
- 土砂流出防止工事:台風・豪雨時の鉱山廃棄物による河川汚染防止
申請窓口と手続きの流れ
中部地方(岐阜・愛知・静岡・三重等)の申請窓口は中部経済産業局中部監督部(名古屋市)です。申請資格は地方公共団体・坑廃水処理事業者・指定鉱害防止事業機関の3者です。手続きの流れは①事前相談→②申請書類提出(公募期間内)→③審査・採択→④工事着工→⑤完了報告・補助金交付です。採択前の着工は厳禁です。
中部地方特有の留意事項
中部地方の山岳地帯は台風・豪雨の影響を受けやすく、天竜川・矢作川などの河川では洪水時の流量変動が大きい特徴があります。工事計画には梅雨・台風シーズン(6〜10月)の施工リスクを考慮してください。また静岡・長野の高標高地域では冬季(12〜3月)の施工制限もあります。中部監督部(名古屋市)への申請書には地域の気候・地形条件に対応した施工計画を明記することを推奨します。
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