募集中全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約60

「地熱ポテンシャル高度利活用技術開発」の公募

基本情報

補助金額
金額未定
募集期間
2026-03-30 〜 2026-05-12
残り42
対象地域日本全国
対象業種学術研究 / 専門・技術サービス業

この補助金のまとめ

国立研究開発法人NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募する地熱エネルギーの高度利活用に関する技術開発事業です。日本が世界第3位の地熱資源量を持ちながら十分に活用できていない現状を打開するため、地熱ポテンシャルの評価・探査・開発に関する革新的技術を募集しています。受託研究の形式で、採択された実施者にはNEDOから委託費が全額支出されます。応募期限は2026年5月12日で、約1ヶ月半の公募期間。地熱発電や地中熱利用の技術革新を目指す研究機関・企業が対象で、日本のエネルギー自給率向上と脱炭素に直結する国家戦略的な研究開発事業です。

この補助金の特徴

1

地熱資源の「ポテンシャル」に焦点を当てた技術開発

既存の地熱発電技術の改良ではなく、地熱資源のポテンシャル評価・探査技術の高度化に焦点を当てています。地下の熱資源をより正確に把握し、開発リスクを低減する技術が求められています。

2

NEDO全額委託による安定した研究環境

補助金と異なりNEDOの委託研究は原則全額負担です。人件費・設備費・調査費等の研究開発コストがカバーされ、研究者は資金面の心配なく技術開発に集中できます。

3

日本のエネルギー安全保障に直結する重点テーマ

日本は世界第3位の地熱資源国でありながら、地熱発電の導入量は資源量に比べて著しく少ない状況です。この技術開発は資源開発のボトルネックを解消する国家戦略的な位置づけです。

4

約1ヶ月半の公募期間で十分な準備が可能

2026年3月30日から5月12日までの約1ヶ月半の公募期間があり、水素サプライチェーン事業(約1ヶ月)と比べてやや余裕のあるスケジュールです。

ポイント

地熱は太陽光・風力と異なり24時間安定的に発電できるベースロード電源です。しかし開発初期の探査リスクが大きく、民間投資が進みにくい分野。本事業はその探査・評価技術を革新することで、地熱開発の経済性を根本から改善しようとする取り組みです。

対象者・申請資格

対象者

  • 地熱エネルギーに関する技術開発を実施できる研究機関・大学・企業
  • 学術研究、専門・技術サービス業が主な対象分野
  • 地質調査・資源工学・エネルギー工学等の専門性を有する組織

技術要件

  • 地熱ポテンシャルの高度利活用に資する技術開発であること
  • 探査・評価・開発のいずれかのフェーズに関する革新的技術であること
  • NEDOが定める研究開発テーマに合致すること

実施体制

  • 研究開発を遂行するための十分な設備・人材・ノウハウを有すること
  • フィールド調査を伴う場合は現地での実施体制が確保できること

ポイント

地熱関連の技術開発は地質学・資源工学の高度な専門性が必要です。大学の研究室単独よりも、地熱開発企業やコンサルティング会社とのコンソーシアムで実用化を見据えた体制を構築することが採択への近道です。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認

NEDO HP(https://www.nedo.go.jp/koubo/FF2_100454.html)から公募要領・提案書様式を入手し、研究テーマの詳細を確認します。

2

ステップ2:提案書の作成

研究開発計画、技術的アプローチ、実施体制、スケジュール、予算計画等を記載した提案書を作成します。地熱分野特有のフィールド調査計画も重要です。

3

ステップ3:提案書の提出

NEDOの電子公募システムを通じて提案書を提出します。締切は2026年5月12日です。

4

ステップ4:審査・採択

外部有識者による技術審査(書類審査・ヒアリング審査)を経て採択が決定されます。

5

ステップ5:契約・研究開始

採択後にNEDOとの委託契約を締結し、研究開発を開始します。

ポイント

提案書にはフィールド調査の具体的な計画と地元自治体・地権者との調整見通しを盛り込むことが重要です。地熱開発は地域との合意形成が大きな課題であり、この点への配慮が審査でも評価されます。

審査と成功のコツ

NEDOの地熱関連ロードマップを熟読する
NEDOは地熱発電の導入拡大に向けた技術ロードマップを公開しています。提案内容がロードマップ上のどの技術課題を解決するのかを明確に示すことが採択の鍵です。
産学官連携による実施体制の構築
地熱開発には地質調査、掘削技術、発電設備、環境評価など多分野の知見が必要です。大学の基礎研究力、企業の実用技術、自治体の地域調整力を組み合わせたコンソーシアムが理想的です。
社会実装への道筋を明確にする
NEDO事業では研究成果の実用化見通しが重視されます。開発した技術が実際の地熱開発プロジェクトにどう適用されるか、コスト削減効果はどの程度か、具体的な社会実装シナリオを示しましょう。
環境・地域共生の視点を忘れない
地熱開発は温泉事業者や自然環境との共存が重要な課題です。提案の中に環境影響の低減策や地域共生の方策を盛り込むことで、技術の社会受容性をアピールできます。

ポイント

地熱技術は探査→掘削→発電というプロセスの初期段階(探査)のリスク低減が最大の課題です。本事業では特にこの「ポテンシャル評価」の革新が求められており、AIやリモートセンシングなど異分野技術の応用が差別化のポイントになります。

対象経費

対象となる経費

人件費(3件)
  • 研究員の人件費
  • フィールド調査スタッフの人件費
  • 研究補助者の人件費
設備費(3件)
  • 地質調査機器の購入・借用費
  • 計測・分析装置の購入費
  • データ処理用計算機設備費
材料・消耗品費(3件)
  • 実験材料費
  • 分析試薬費
  • フィールド調査用消耗品費
旅費(3件)
  • フィールド調査出張旅費
  • 研究打合せ旅費
  • 学会参加旅費
外注費(3件)
  • 掘削作業の外注費
  • 分析・試験の外注費
  • 地質コンサルティング費
その他経費(3件)
  • 特許出願費
  • 論文投稿料
  • データベース利用料

対象外の経費

対象外の経費一覧(5件)
  • 既存設備の維持管理費
  • 研究開発に直接関係しない一般管理費
  • 飲食を伴う接待費
  • 土地の取得費用
  • 他の公的資金で賄われている経費

よくある質問

Q地熱の「ポテンシャル」とは何を指しますか?
A

地熱ポテンシャルとは、ある地域の地下に存在する熱エネルギー資源の潜在的な利用可能量を指します。地表の温泉や噴気孔から推定される「表層的な資源」だけでなく、深部の高温岩体や未発見の地熱貯留層を含む、より広範な地熱資源の総量を評価・活用する技術が本事業のテーマです。

Q企業単独でも応募できますか?
A

単独での応募も可能ですが、地熱関連の技術開発は地質学・資源工学・環境科学など多分野の知見が必要です。大学や研究機関、地熱開発企業とのコンソーシアム形成により、技術の多面性と実用化への道筋を示す方が採択に有利です。NEDOも産学連携を推奨しています。

Q地熱発電の事業者でなくても応募できますか?
A

はい、地熱発電事業者である必要はありません。地質調査会社、IT企業(AI・データ分析)、計測機器メーカー、大学の研究室など、地熱ポテンシャル評価に資する技術を持つあらゆる組織が応募対象です。異分野の技術を地熱分野に応用する革新的な提案も歓迎されます。

Q過去のNEDO地熱事業との違いは何ですか?
A

NEDOは地熱に関する複数の研究開発事業を実施していますが、本事業は特に「ポテンシャルの高度利活用」に焦点を当てています。既存の地熱開発支援が実際の掘削や発電に近いフェーズを対象とするのに対し、本事業はより上流の資源評価・探査技術の革新を目指すもので、開発リスクの根本的な低減が目標です。

Q研究期間はどのくらいですか?
A

具体的な研究期間は公募要領で定められています。NEDO委託研究は通常3-5年程度の研究期間が設定されることが多いですが、テーマによって異なります。年度ごとに中間評価が行われ、研究の進捗状況によって継続・中止が判断されます。公募要領で必ず確認してください。

Qフィールド調査(現地調査)は必須ですか?
A

テーマによっては室内実験やシミュレーション中心の研究提案も可能です。ただし地熱資源の評価技術を開発する以上、フィールドでの検証は最終的に必要になるケースが多いです。提案段階ではフィールド調査の計画と実施可能性を示すことが評価されますが、全期間を通じて現地調査が必須というわけではありません。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

NEDO委託研究は原則として全額がNEDOから支出されるため、同一のテーマ・経費で他の公的資金と重複受給はできません。 ただし、関連する基礎研究を科研費で、応用研究を本NEDO事業で実施するといった資金源の使い分けは可能です。文部科学省の科研費で地球科学の基礎研究を進めつつ、本事業で応用技術の開発に取り組むなどの役割分担が考えられます。 地熱開発の実証フェーズでは、経済産業省の「地熱資源開発費補助金」(地表調査・掘削調査への補助)や、JOGMEC(石油天然ガス・金属鉱物資源機構)の地熱資源開発支援制度との連携が見込めます。本事業で開発した探査・評価技術を実際の地熱開発プロジェクトに適用する段階で、これらの制度を活用できます。 地方自治体の再生可能エネルギー支援制度も確認する価値があります。地熱資源の豊富な東北・九州地域の自治体は独自の地熱開発支援策を持っている場合があります。

詳細説明

「地熱ポテンシャル高度利活用技術開発」とは

国立研究開発法人NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募する地熱エネルギー関連の技術開発事業です。日本が持つ豊富な地熱資源のポテンシャルをより高度に評価・活用するための革新的技術開発を募集しています。

日本の地熱資源の現状

日本は世界第3位の地熱資源量(約2,300万kW)を有しながら、実際の地熱発電設備容量は約60万kWにとどまっています。この大きなギャップの主因は、地下の地熱資源の探査・評価に伴うリスクとコストの高さです。本事業はこのボトルネックを技術革新で突破することを目指しています。

事業の枠組み

委託研究の形式で実施されます。採択された実施者はNEDOから委託費の支出を受け、研究開発を遂行します。補助金と異なり、原則として研究開発費の全額がNEDOから支出されます。

公募期間

  • 公募開始:2026年3月30日
  • 応募締切:2026年5月12日

対象となる技術領域

地熱ポテンシャルの高度利活用に資する技術開発が対象です。想定される技術領域例:

  • 探査技術:AI・機械学習を活用した地熱資源探査、高精度な物理探査手法
  • 評価技術:地熱貯留層の3Dモデリング、資源量評価手法の高度化
  • 開発技術:低コスト掘削技術、貯留層管理技術
  • 利活用技術:地中熱利用システム、温泉共生型開発技術

応募方法

NEDO HPの公募ページから公募要領・提案書様式を入手し、電子公募システムを通じて提案書を提出します。詳細はNEDO HPをご確認ください。

注意事項

  • 研究開発テーマの詳細はNEDO公募要領を必ず確認してください
  • 外部有識者による技術審査が実施されます
  • 地域との共生・環境配慮に関する記述も評価対象となります

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