令和5年度 都市ガス分野の災害対応・レジリエンス強化に係る支援事業費補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
バルブ開閉器の補助率2/3
災害時に応援事業者が形式の異なるバルブを操作できるよう、汎用性の高いバルブ開閉器一式の導入費用の2/3が補助されます。応援体制の実効性を飛躍的に高める装備です。
ガバナ遠隔監視システムの補助率1/2
ガバナの遠隔監視により、災害発生時にガス供給すべき範囲の迅速な特定や遠隔でのガス遮断が可能となります。導入費用の1/2が補助され、監視体制のデジタル化を推進できます。
中小ガス事業者に特化した支援
資本金3億円以下または従業員300人以下の中小規模の一般ガス導管事業者が対象です。大手事業者では自前で整備できる防災設備を、中小事業者でも確実に導入できる仕組みです。
災害時連携計画の実効性向上
ガス事業法に基づく災害時連携計画の効果を高める設備に絞った補助制度であり、法的義務の履行と防災力強化を同時に実現できます。
ポイント
対象者・申請資格
申請対象は一般ガス導管事業者のうち中小企業者に限定されます。私営事業者の場合は資本金3億円以下または従業員300人以下、公営事業者の場合は従業員300人以下が要件です。ただし、みなし大企業は除外されます。導入する設備はバルブ開閉器またはガバナ遠隔監視システムに限られ、いずれもガス事業法に定める災害時連携計画の効果を高め、災害時の二次災害防止と復旧作業の迅速化に資するものである必要があります。
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申請ガイド
jGrants(電子申請システム)での申請が原則です。動作環境はChrome、Firefox、Edge(最新版)に限定されており、Internet Explorerは使用不可です。やむを得ずjGrantsが使用できない場合は、事前にセンターに連絡の上、承認を得た場合のみ電子メールでの申請が認められます。公募期間は2023年7月20日から2024年2月28日と長期間設定されています。また、2023年8月にオンライン(Zoom)での公募説明会が計4回開催されます。
審査と成功のコツ
採択に向けては、導入する設備が災害時連携計画の実効性をどのように高めるかを具体的に説明することが重要です。バルブ開閉器であれば、管内のバルブ形式の種類数や応援事業者との連携実績を示し、ガバナ遠隔監視システムであれば、現状の監視体制の課題と導入後の改善効果を定量的に提示しましょう。また、地域の防災計画との連動性や、過去の災害対応から得た教訓に基づく必要性の説明が審査員の理解を深めます。
対象経費
対象となる経費
バルブ開閉器(2件)
- 各種形式対応バルブ開閉工具一式
- 工具収納ケース・運搬機材
ガバナ遠隔監視システム(通信機器)(3件)
- 遠隔監視用通信端末
- 無線通信モジュール
- 通信アンテナ設備
ガバナ遠隔監視システム(監視装置)(3件)
- ガバナ圧力センサー
- 流量計測装置
- 遠隔監視制御装置
ガバナ遠隔監視システム(中央設備)(3件)
- 中央監視サーバー
- 監視画面・ディスプレイ
- 警報発報システム
設置工事費(3件)
- 通信機器設置工事
- センサー類設置工事
- 配線・接続工事
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 既存設備の撤去・廃棄費用
- 日常的な保守・点検に係る費用
- システムの運用・通信ランニングコスト
- 補助対象外の附帯設備の購入費
- 人件費・旅費・交通費
- 消費税および地方消費税
よくある質問
Qバルブ開閉器とは具体的にどのような工具ですか?
災害時に他地域の応援事業者が、被災事業者の本支管バルブや供給管バルブの開閉等を行う際に使用する汎用的な工具一式です。ガス事業者ごとにバルブの形式が異なるため、様々な規格のバルブを操作できる開閉器を整備することで、相互応援の実効性が大幅に向上します。
Qガバナ遠隔監視システムで何ができるようになりますか?
ガバナ(整圧器)の圧力・流量データを遠隔でリアルタイムに監視できるようになります。災害発生時に現場へ行かずともガス供給状況を把握でき、供給継続すべき範囲の特定や遠隔でのガス遮断が可能になります。被害状況の迅速な把握と、復旧作業の優先順位付けに大きく貢献します。
Q補助率と上限額を教えてください。
バルブ開閉器は補助率2/3、ガバナ遠隔監視システムは補助率1/2です。補助額の上限は合計で約1億8,928万円ですが、詳細な補助額上限は設備ごとに異なりますので、公募説明会資料をご参照ください。
QjGrantsが使えない場合はどうすれば良いですか?
やむを得ない理由によりjGrantsを利用できない場合は、必ず申請前にセンター(都市ガス振興センター)へご連絡ください。センターが認めた場合に限り、電子メールでの申請が可能となります。事前連絡なしの電子メール申請は受け付けられませんのでご注意ください。
Qみなし大企業とは何ですか?対象外になりますか?
みなし大企業とは、資本金や従業員数は中小企業の基準を満たしていても、大企業が実質的に経営を支配している企業を指します。例えば、大企業が株式の過半数を所有している子会社などが該当します。本補助金ではみなし大企業は対象外となりますので、親会社との資本関係を事前にご確認ください。
Q公募説明会に参加しないと申請できませんか?
公募説明会への参加は申請の必須要件ではありません。ただし、補助対象設備の詳細な要件や補助額上限、申請書の記載方法など重要な情報が説明されますので、参加を強くお勧めします。2023年8月に計4回(8/1、8/2、8/8、8/9)オンライン(Zoom)で開催されます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省所管の資源エネルギー庁系の制度ですが、地方自治体が独自に実施する防災設備導入支援との併用は可能な場合があります。また、中小企業庁の「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」とは対象経費が重複しなければ併用可能なケースもあります。ただし、同一設備への国庫補助金の重複受給は不可ですので、他の国の補助金との併用は避けてください。都道府県の防災関連助成金については、個別に確認することをお勧めします。
詳細説明
都市ガス分野の防災力強化を支援
本補助金は、中小規模の一般ガス導管事業者が災害時の復旧作業を迅速化するための設備投資を支援する制度です。近年の大規模自然災害の教訓を踏まえ、都市ガスインフラの防災・レジリエンス強化が急務となっています。
2つの補助対象設備
本事業で補助される設備は以下の2種類です。
- バルブ開閉器(補助率2/3):災害時に他地域から駆けつけた応援事業者が、形式の異なるバルブを操作できるようにする汎用工具一式。ガス事業者ごとにバルブの規格が異なるため、この工具なしでは相互応援が困難になります。
- ガバナ遠隔監視システム(補助率1/2):ガバナ(整圧器)を遠隔で監視し、災害時にガスの供給継続範囲の特定や遠隔遮断を可能にするシステム。現場に行かずとも状況把握ができ、復旧の優先順位付けに威力を発揮します。
申請要件と手続き
対象者は一般ガス導管事業者のうち中小企業者で、私営は資本金3億円以下または従業員300人以下、公営は従業員300人以下が条件です。みなし大企業は対象外です。
申請はjGrants(電子申請)で行います。やむを得ない場合のみ電子メール申請が認められますが、事前にセンターの承認が必要です。
コンサルタントからのアドバイス
災害時のガス供給停止は市民生活に直結する深刻な問題です。特にバルブ開閉器は補助率2/3と手厚く、自己負担を大幅に抑えて導入できます。公募期間は2024年2月末までと長期間ですが、予算に達し次第終了の可能性があるため、早めの申請をお勧めします。まずは公募説明会に参加し、自社の状況に合った申請内容を固めましょう。
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