募集終了全国対象
非常に難しい
準備期間の目安: 約21

令和5年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業

基本情報

補助金額
1億円
補助率: 1/2、定額のいずれか
0円1億円
募集期間
2023-04-21 〜 2023-05-16
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

分散型エネルギーリソース(DER)の活用拡大と再生可能エネルギーの有効活用を目指す実証事業補助金です。需給調整市場や容量市場等の電力市場において、DER制御技術の高度化を実証することで、アグリゲーション関連ビジネスの発展とカーボンニュートラル達成への貢献を目的としています。補助上限1億円、補助率は1/2または定額で、基盤整備事業(A事業)とアグリゲーター実証事業(B事業)の2類型があります。蓄電池・EV・エネファーム等の分散型リソースを束ねて電力市場に参画するビジネスモデルの実証に最適な大型支援制度です。

この補助金の特徴

1

補助上限1億円の大型エネルギー実証事業

DER制御技術の高度化に対し最大1億円の補助が受けられる大規模実証支援です。補助率は1/2または定額のいずれかが適用され、基盤整備と実証の両面を手厚く支援します。電力市場の制度変革に対応した先端技術の開発・実証に注力できます。

2

A事業(基盤整備)とB事業(実証)の2類型

基盤整備事業(A事業)はDER制御の共通基盤・訓練環境の整備を担い、B事業はアグリゲーションコーディネーターによる実証を行います。A事業者はB事業者に実証環境を提供する連携構造となっており、エコシステム全体の底上げを図る設計です。

3

需給調整市場・容量市場等の実市場を見据えた実証

単なる技術開発ではなく、実際の電力市場(需給調整市場・容量市場等)での参画を想定した実証です。市場制度の変化に対応したDER制御技術を実環境で検証でき、事業化に直結する成果が得られます。

4

サイバーセキュリティ対策の重視

エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドラインへの準拠が求められ、JIS Q27001相当の第三者認証取得が望ましいとされています。セキュリティ投資も補助対象に含まれる実践的な制度設計です。

ポイント

この補助金の本質は「電力市場の自由化・分散化に対応するビジネス基盤の構築支援」です。技術開発だけでなく市場参画の実証まで含む点が特徴で、補助期間中に実際の市場で収益を上げるモデルの検証まで到達できるかが成果の分かれ目になります。

対象者・申請資格

A事業(基盤整備事業)の対象は、DER制御の共通基盤を整備する事業者で、日本国内で事業活動を営む法人であること、B事業者との連携体制を構築できることが必須です。B事業の対象はアグリゲーションコーディネーターとして実証を行う事業者です。いずれも経営基盤が安定し事業継続性が認められること、情報セキュリティ対策が実施されていること(JIS Q27001相当が望ましい)、成果報告データの提供に同意できることが条件です。特別目的会社(SPC)の場合は出資者等からの確約書が必要です。

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申請ガイド

申請は令和5年4月21日〜5月16日の公募期間内にSII(環境共創イニシアチブ)に所定の様式で提出します。事業計画書では、実証対象とするDERの種類と規模、制御技術の内容、対象とする電力市場、期待される成果(調整力の確保量、市場取引額等)を定量的に記載します。A事業の場合はB事業者との連携計画、B事業の場合はA事業者との協力体制を明確にする必要があります。

審査と成功のコツ

採択後は、実証計画に基づきDERの制御システム構築、リソースの確保・接続、市場参画テスト、データ収集・分析を段階的に進めます。成果報告書は国・SII・分析機関に提供され、公開版の作成も求められるため、知的財産の保護と公開のバランスに注意が必要です。実証期間中は定期的な進捗報告と、技術的課題の早期共有が円滑な事業遂行のカギとなります。

対象経費

対象となる経費

設備費・機器費(4件)
  • DER制御システムの開発・構築費
  • 蓄電池・パワーコンディショナー等の機器購入費
  • 通信機器・IoTデバイスの購入費
  • サーバー・クラウド環境の構築費
工事費(3件)
  • DER機器の設置・接続工事費
  • 通信回線の敷設工事費
  • 電気工事費
人件費(2件)
  • 実証事業に従事する研究者・技術者の人件費
  • プロジェクトマネジメント人件費
委託費(3件)
  • 制御アルゴリズムの開発委託費
  • セキュリティ監査・認証取得の委託費
  • データ分析・評価の委託費
旅費・諸経費(2件)
  • 実証サイトへの出張旅費
  • 学会・報告会への参加旅費
その他経費(3件)
  • 電力市場参画に係る手数料・登録費
  • 保険料
  • 消耗品費

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 土地・建物の取得費
  • 実証事業に直接関係しない汎用設備の購入費
  • 既存の通常業務に係る人件費
  • 飲食・接待・交際費
  • 他の補助金と重複する経費
  • 事業完了後の運用・保守に係る経費
  • 個人情報保護法に抵触するデータ取得に係る経費

よくある質問

QA事業とB事業の違いは何ですか?両方に申請できますか?
A

A事業は DER制御の共通基盤・訓練環境の整備を担う基盤整備事業、B事業はアグリゲーションコーディネーターによる実証事業です。A事業者はB事業者に実証環境を提供する役割を担います。同一法人がA事業とB事業の両方に申請することは可能ですが、それぞれの事業内容と経費は明確に区分する必要があります。

Q特別目的会社(SPC)でも申請できますか?
A

はい、SPCでの申請も可能です。ただし、主たる出資者や出資表明者等による補助事業の履行に係る確約書の提出が必要です。SPCの経営基盤と事業継続性を出資者が担保する形となります。

Q情報セキュリティの第三者認証(JIS Q27001)は必須ですか?
A

公募要領上は「望ましい」との記載であり、厳密には必須ではありません。ただし、エネルギーインフラに関わる事業であるため、審査では高く評価される要素です。未取得の場合は、事業期間中の取得計画を事業計画書に明記することをお勧めします。

Q実証で取得したデータは全て公開されるのですか?
A

個人情報保護法に定める個人情報を除くデータが公開対象となります。成果報告書は公開版と非公開版に分離でき、事業のコアとなる知的財産は非公開版で保護することが可能です。ただし、国の政策分析等へのデータ活用には同意が必要です。

QどのようなDERリソースが実証対象になりますか?
A

蓄電池(定置型・車載型)、電気自動車(EV)のV2G/V2H、エネファーム(家庭用燃料電池)、ヒートポンプ給湯器、太陽光発電のパワーコンディショナー等、制御可能な分散型エネルギーリソース全般が対象です。複数種類のDERを組み合わせたアグリゲーション実証が推奨されます。

Q補助率の「1/2」と「定額」はどのように適用されますか?
A

補助率は事業内容や経費の性質に応じて適用されます。設備費や開発費等は1/2(補助対象経費の半額を補助)、特定の基盤整備業務等は定額(全額補助)が適用される場合があります。具体的な適用基準は公募要領の補助対象経費一覧で確認してください。

Q過年度の実証事業参加者は優遇されますか?
A

公募要領上、過年度参加者への明示的な優遇措置は記載されていません。ただし、過年度の実証で得られた知見や課題を踏まえた発展的な実証計画は、審査において実現可能性や技術的蓄積の観点から評価される傾向にあります。前年度の成果と今年度の改善点を明確に示すことが有効です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省所管のDER実証事業であり、環境省の「脱炭素先行地域づくり事業」や国土交通省の「ZEB化支援事業」と組み合わせることで、需要側のDER導入と供給側のアグリゲーション実証を一体的に推進できます。具体的には、ZEB化事業で導入した蓄電池やEV充放電設備を本事業のDERリソースとして活用する設計が考えられます。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の研究開発事業との連携も有効で、基礎研究はNEDO、市場実証は本事業という役割分担が可能です。ただし同一経費の二重計上は厳禁です。

詳細説明

DER実証事業の背景と目的

カーボンニュートラル達成に向け、分散型エネルギーリソース(DER)の活用が急務となっています。蓄電池、電気自動車(EV)、エネファーム、太陽光発電等の分散型リソースを束ねて(アグリゲーション)電力市場に参画するビジネスモデルの確立が本事業の目的です。

事業の2類型

  • A事業(基盤整備事業):DER制御の共通基盤・訓練環境を整備。B事業者に対して調整力実証・供給力実証と同等の訓練環境を提供します
  • B事業(実証事業):アグリゲーションコーディネーターが実際にDERを制御し、電力市場への参画を実証します

対象となる電力市場

本事業で実証対象となる電力市場は以下の通りです。

  • 需給調整市場:電力の需給バランス調整に必要な調整力の取引市場
  • 容量市場:将来の供給力を確保するための市場
  • その他、DERの活用が期待される電力市場

セキュリティ要件

エネルギーインフラへのサイバー攻撃リスクが高まる中、本事業ではセキュリティ対策の徹底が求められます。

  • JIS Q27001相当の第三者認証取得が望ましい
  • 「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネスに関するサイバーセキュリティガイドラインVer2.0」への準拠
  • 事業完了までにセキュリティ対策の検討・実装が必要

成果の公開と活用

本事業の成果は以下の形で公開・活用されます。

  • 成果報告書(公開版)の内容公開
  • 提出データの公開(個人情報を除く)
  • 国の政策分析等への活用

補助事業者は、これらの成果公開に同意することが申請の前提条件です。知的財産の保護が必要な情報は、公開版と非公開版を適切に分離して管理する必要があります。

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