募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

令和4年度第2次補正予算 再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業(第二次公募)

基本情報

補助金額
255.0億円
補助率: 1/4以内(地域新電力特例の場合は1/3以内)※今回公募より適用
0円255.0億円
募集期間
2023-04-10 〜 2023-06-02
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業

この補助金のまとめ

FIP認定を受けた再生可能エネルギー発電設備に蓄電池を併設する事業者向けの大規模補助金です。令和4年度第2次補正予算に基づき、予算総額約255億円の内数として運用されています。補助率は原則1/4以内(地域新電力特例で1/3以内)で、再エネの出力変動を蓄電池で平準化し、市場取引による安定供給を実現する事業を支援します。FIT制度からFIP制度への移行を推進する国の政策と連動しており、大規模太陽光・風力発電事業者にとって蓄電池投資の経済性を大幅に改善できる制度です。

この補助金の特徴

1

予算規模約255億円の大型国庫補助で蓄電池導入を強力支援

令和4年度第2次補正予算に基づく大規模事業で、再エネ電源に併設する蓄電池の導入費用を補助します。補助率1/4以内(地域新電力特例1/3以内)で、メガワット級の蓄電池システムにも対応する支援規模です。

2

FIP認定設備への蓄電池併設が対象条件

再生可能エネルギー電気の利用促進に関する特別措置法に基づくFIP認定を受けた発電設備が前提条件です。市場取引で再エネ電気を供給する事業者が、出力変動の平準化と収益最大化を図るために蓄電池を新規導入する事業が対象です。

3

地域新電力特例で補助率が1/3に優遇

地域新電力事業者として一定の要件を満たす場合、補助率が通常の1/4から1/3に引き上げられます。地域のエネルギー自給率向上を目指す事業者にとって、より有利な条件で蓄電池を導入できる特例措置です。

4

JPEA太陽光発電推進センターが申請窓口として対応

専門性の高い審査体制のもと、技術面・経済面の両面から事業計画を評価します。再エネ発電事業に精通した窓口が対応するため、的確な相談・サポートが期待できます。

ポイント

FIP制度下での蓄電池併設は今後の再エネビジネスの主流となる方向性です。本補助金は国策としてのFIP移行を後押しする位置づけであり、採択基準も明確です。

対象者・申請資格

申請対象は、FIP認定を受けた再エネ発電設備を管理・運営し、蓄電池を新規に取得・設置する国内法人です。個人事業主は対象外で、法人格を有する事業者に限られます。FIP認定設備の種別は太陽光・風力・バイオマス等が想定されますが、蓄電池を発電設備の一部として接続し、市場取引による電気供給を行うことが必須要件です。みなし大企業を含め法人であれば規模の制限はありませんが、公募要領に定める財務健全性等の要件を満たす必要があります。

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申請ガイド

申請はJPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)を窓口として行います。提出書類には、FIP認定通知書の写し、蓄電池の仕様書・見積書、事業計画書(投資回収計画含む)、設置場所の図面・系統連系の計画書等が必要です。蓄電池の容量設計においては、FIP認定設備の発電パターンと市場価格の変動を踏まえた経済性分析が求められます。技術面では蓄電池のサイクル寿命・劣化特性の考慮も重要です。

審査と成功のコツ

採択されるためには、蓄電池導入による経済的メリットと再エネの有効活用効果を定量的に示すことが不可欠です。具体的には、蓄電池なしの場合と比較した市場収益のシミュレーション、出力抑制の回避効果、系統安定化への貢献度などを数値で示しましょう。また、蓄電池の20年間のライフサイクルコスト分析や、劣化を考慮した長期収益見通しも重要な評価ポイントです。地域新電力特例を狙う場合は、地域のエネルギー自給率向上への具体的な貢献計画も盛り込んでください。

対象経費

対象となる経費

蓄電池本体費(3件)
  • リチウムイオン蓄電池システム
  • 蓄電池管理システム(BMS)
  • 蓄電池収納筐体
パワーコンディショナ費(2件)
  • 蓄電池用パワーコンディショナ
  • 系統連系用変圧器
設置工事費(3件)
  • 蓄電池の据付工事費
  • 電気配線・接続工事費
  • 基礎工事費
付帯設備費(3件)
  • エネルギーマネジメントシステム(EMS)
  • 遠隔監視システム
  • 消防法対応設備
設計・申請費(2件)
  • 系統連系申請関連費用
  • 詳細設計費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 再エネ発電設備本体(太陽光パネル・風力タービン等)の費用
  • 土地の取得費・造成費・賃借料
  • 蓄電池以外の発電設備の増設・改修費
  • 消費税及び地方消費税
  • 維持管理費・運用費(ランニングコスト)
  • 既存蓄電池の更新・交換費用

よくある質問

QFIT認定の設備でも申請できますか?
A

いいえ、本補助金はFIP認定を受けた発電設備が対象です。FIT認定のみの設備は対象外となります。ただし、FIT認定からFIP認定への移行手続きを行い、FIP認定を取得した後であれば申請可能です。移行手続きには一定の期間を要するため、早めの対応をお勧めします。

Q蓄電池の種類に制限はありますか?
A

リチウムイオン蓄電池が主な対象ですが、蓄電池の種類自体に厳密な制限はありません。ただし、FIP認定設備との接続に適した仕様・容量であること、安全基準を満たすこと、メーカー保証があることなどが求められます。技術的な適合性については事前にJP-PCに相談してください。

Q地域新電力特例の要件は何ですか?
A

地域新電力特例は、地域のエネルギー自給率向上に貢献する新電力事業者を対象とした優遇措置です。具体的な要件は公募要領に記載されていますが、地方自治体との連携や地域内での電力供給実績などが評価ポイントとなります。該当する可能性がある場合はJP-PCに確認してください。

Q個人事業主でも申請できますか?
A

いいえ、本補助金は国内において事業活動を営んでいる法人が対象です。個人事業主は申請できません。法人を設立したうえでFIP認定を取得し、蓄電池導入事業を計画する必要があります。

Q既に稼働中のFIP発電所に蓄電池を追加する場合も対象ですか?
A

はい、既にFIP認定を受けて稼働中の発電設備に対して、蓄電池を新規に追加導入する事業も補助対象です。ただし、蓄電池の「新規取得・設置」が条件のため、既存蓄電池の更新・交換は対象外となります。

Q申請から採択までどのくらいかかりますか?
A

公募期間終了後、審査を経て概ね1〜2ヶ月で採択結果が通知されます。本事業は第二次公募であり、公募期間は約2ヶ月間設定されています。交付決定前に着工した事業は対象外となるため、スケジュール管理に十分注意してください。

Q太陽光以外の再エネ発電設備でも申請できますか?
A

はい、FIP認定を受けた発電設備であれば、太陽光に限らず風力・バイオマス等の再エネ発電設備も対象です。ただし、蓄電池の容量設計は各発電設備の出力特性に応じて最適化する必要があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省の需要家主導型太陽光発電及び再エネ電源併設型蓄電池導入支援事業の一環であり、同一設備に対して他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、再エネ発電設備本体の導入については別途の補助制度(自家消費型太陽光発電補助金等)を活用し、蓄電池部分のみ本補助金を申請する形での棲み分けは可能な場合があります。また、地方自治体独自の再エネ導入支援制度との併用可否は個別に確認が必要です。J-クレジット制度との連携で蓄電池導入後のCO2削減価値を収益化することも、投資回収の有力な手段です。

詳細説明

再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業の概要

本事業は、FIP制度のもとで再生可能エネルギー電気を市場取引により供給する事業者を対象に、発電設備に併設する蓄電池の導入費用を補助する制度です。令和4年度第2次補正予算に基づき、予算総額約255億円の内数として運営されています。

制度の背景と意義

2022年4月に導入されたFIP(Feed-in Premium)制度は、再エネ電気の市場統合を促進する仕組みです。しかし、太陽光や風力は天候により出力が変動するため、蓄電池による出力平準化が安定供給と収益最大化の鍵となります。本補助金は、この蓄電池投資の経済的ハードルを下げることで、FIP制度への移行を加速させる狙いがあります。

補助率と対象

  • 補助率1/4以内(通常):FIP認定設備に蓄電池を新規併設する事業が対象
  • 補助率1/3以内(地域新電力特例):地域新電力事業者として要件を満たす場合に優遇
  • 補助対象は蓄電池本体、PCS、設置工事費、付帯設備費、設計費など

申請のポイント

審査では、以下の観点が重点的に評価されます。

  • 蓄電池容量の設計根拠と経済性分析の妥当性
  • 市場取引における充放電戦略の具体性
  • 出力抑制の回避効果や系統安定化への貢献
  • 蓄電池のライフサイクルコストと長期収益見通し

今後の展望

FIT制度からFIP制度への移行は国の重点政策であり、蓄電池併設型の再エネ発電所は今後のスタンダードとなる見込みです。本補助金を活用して早期に蓄電池を導入し運用ノウハウを蓄積することが、再エネ事業の競争力強化につながります。

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