募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

令和5年度 水力発電導入加速化事業費(既存設備有効活用支援事業)公募

基本情報

補助金額
7.4億円
補助率: 公募要領を参照
0円7.4億円
募集期間
2023-04-25 〜 2023-10-20
対象地域日本全国
対象業種電気・ガス・熱供給・水道業
使途新たな事業を行いたい / 研究開発・実証事業を行いたい / 災害(自然災害 / 感染症等)支援がほしい / 設備整備・IT導入をしたい / エコ・SDGs活動支援がほしい

この補助金のまとめ

水力発電導入加速化事業費(既存設備有効活用支援事業)は、既存の水力発電設備の増出力・増電力量を実現するための調査事業および工事等事業を支援する補助金です。新エネルギー財団が執行団体となり、最大7億4,300万円の補助を受けることができます。水力発電はCO2フリーかつ安定した電源として国のエネルギー政策上重要な位置づけにあり、既存設備のリパワリングによる発電量の底上げが政策的に推進されています。近年の激甚災害を受け、レジリエンス強化に資する事業も支援対象に加わっており、設備の老朽化対策と出力向上を同時に実現できる点が大きな魅力です。水力発電事業者にとって、設備更新のタイミングで活用を検討すべき重要な支援制度といえます。

この補助金の特徴

1

最大7億4,300万円の大型補助

水力発電設備の増出力・増電力量に向けた調査事業および工事等事業が対象です。既存設備の有効活用を通じて発電量を拡大するための費用を広くカバーしており、大規模な設備改修にも対応できる補助規模が特徴です。

2

調査事業と工事事業の2段階支援

可能性調査(フィージビリティスタディ)の段階から補助対象となるため、増出力の技術的・経済的可能性を検証する初期段階から支援を受けられます。調査で実現可能性が確認されれば、工事等事業として設備更新・改修にもシームレスに進めます。

3

レジリエンス強化も対象

近年の激甚化する自然災害を受け、水力発電設備の災害対策・レジリエンス強化に資する事業も支援対象に含まれています。発電能力の向上と防災対策を一体的に進められる点は、事業継続計画の観点からも有利です。

4

複数の申請締切で柔軟に対応

継続分、一次、二次、最終と4回の締切が設けられており、事業計画の準備状況に合わせて申請タイミングを選択できます。ただし予算額に達した場合は途中で公募終了となるため、早期申請が有利です。

ポイント

水力発電の既存設備活用は、新規開発に比べて環境アセスメントや用地確保のハードルが低く、投資回収も見通しやすい分野です。調査段階から補助対象となる点を活かし、まずは増出力の可能性調査から着手することで、リスクを抑えた段階的な事業展開が可能になります。

対象者・申請資格

事業者要件

  • 水力発電設備を保有または運営する法人・団体であること
  • 既存の水力発電設備の増出力・増電力量に取り組む意思があること
  • 新エネルギー財団の定める申請手続きに対応できること

対象事業

  • 既存水力発電設備の増出力または増電力量の可能性調査(調査事業)
  • 既存水力発電設備の更新・改修等による増出力または増電力量の実現(工事等事業)
  • 水力発電設備のレジリエンス強化に資する事業

対象設備

  • 日本国内に所在する既存の水力発電設備
  • 増出力または増電力量の可能性がある設備
  • ダム式、水路式、揚水式など水力発電の形態は問わない

ポイント

本事業は「既存設備」の有効活用が前提であり、新規の水力発電所建設は対象外です。申請にあたっては、現在の発電実績と増出力後の見込みを具体的に示す必要があるため、事前のエンジニアリング検討が重要です。初めての方は調査事業から段階的に進めることをお勧めします。

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申請ガイド

1

ステップ1:公募要領の確認と準備

新エネルギー財団のホームページから公募要領をダウンロードし、申請要件・対象経費・補助率を確認します。公募説明会(オンライン開催)への参加も推奨されます。

2

ステップ2:申請書類の作成

様式第1(申請概要)および様式第2(事業計画書)を作成します。既存設備の現状、増出力計画、事業費の積算根拠を詳細に記載します。

3

ステップ3:jGrantsでの電子申請

jGrants上で様式第1と様式第2本文をPDF化してアップロードします。ファイル容量制限(16MB)があるため、ZIPにまとめて登録します。

4

ステップ4:別紙・添付資料の提出

様式第2の別紙1以降は、jGrantsとは別にメールまたは電子媒体(CD-R等)で新エネルギー財団に直接提出します。

5

ステップ5:審査・採択

提出書類に基づき審査が行われ、採択結果が通知されます。採択後は交付規程に基づく手続きに進みます。

ポイント

jGrantsでの電子申請と別途メール・電子媒体での提出の2系統が必要な点に注意が必要です。特に別紙資料の提出漏れは不採択の原因になりえます。申請締切は複数回設定されていますが、予算消化状況により早期終了の可能性もあるため、準備が整い次第速やかに申請することを推奨します。

審査と成功のコツ

増出力の技術的根拠を明確に
単なる設備更新ではなく、具体的にどの程度の増出力・増電力量が見込めるのかを、技術的データに基づいて明示しましょう。過去の発電実績データと改修後の予測値を対比させることで、事業の効果が審査員に伝わりやすくなります。
コスト対効果の定量的提示
補助金額に対する発電量増加分のkWh単価や、投資回収年数を明示的に算出することで、費用対効果の高さをアピールできます。特に長期運転が見込める水力発電では、ライフサイクルコストの優位性を示すことが重要です。
地域への波及効果の訴求
水力発電は地域の重要なエネルギーインフラです。増出力による地域の電力自給率向上、災害時のレジリエンス強化、地域雇用への貢献など、地域経済への波及効果を具体的に記載することで、公共性の高さを示せます。
レジリエンス要素の盛り込み
近年の自然災害の激甚化を受け、レジリエンス強化は政策的に重視されています。増出力計画に防災・減災の要素を組み込むことで、審査での評価が高まる可能性があります。

ポイント

水力発電の補助金審査では、技術的な実現可能性と経済合理性の両立が求められます。特に増出力量の根拠となるエンジニアリングデータと、それに基づく費用便益分析を丁寧に作成することが採択への近道です。専門コンサルタントの活用も検討してください。

対象経費

対象となる経費

調査費(4件)
  • 増出力可能性調査の委託費
  • 水理解析・水文調査費
  • 測量・地質調査費
  • 環境影響調査費
設計費(2件)
  • 基本設計・詳細設計費
  • 施工計画策定費
工事費(4件)
  • 水車・発電機の更新工事費
  • 取水設備・導水路の改修工事費
  • 制御システムの更新費
  • 土木工事費
設備費(3件)
  • 水車ランナー等の機器購入費
  • 発電機・変圧器の調達費
  • 制御盤・監視装置の購入費
その他(2件)
  • 申請関連事務費
  • 現地管理費

対象外の経費

対象外の経費一覧(5件)
  • 新規水力発電所の建設費
  • 用地取得費・土地購入費
  • 既存設備の通常の維持管理費
  • 一般管理費のうち補助事業に直接関係しない経費
  • 消費税及び地方消費税

よくある質問

Q水力発電導入加速化事業費の補助上限額はいくらですか?
A

本事業の補助上限額は最大7億4,300万円です。ただし、事業の種類(調査事業・工事等事業)や規模によって適用される補助率が異なるため、実際の補助金額は公募要領に記載された補助率に基づいて算定されます。大規模な設備更新プロジェクトにも対応できる補助規模ですが、具体的な補助率は申請前に公募要領で必ず確認してください。

Q新規の水力発電所建設も対象になりますか?
A

いいえ、本事業は「既存設備有効活用支援事業」であり、既に稼働している水力発電設備の増出力・増電力量を目的とした事業のみが対象です。新規の水力発電所建設は対象外となります。新規建設を検討している場合は、別途「水力発電導入加速化事業費」の他の事業メニューや、各自治体の再生可能エネルギー導入支援制度を確認してください。

Q調査だけでも補助の対象になりますか?
A

はい、増出力・増電力量の可能性調査(フィージビリティスタディ)の段階から補助対象となります。調査事業として申請し、水理解析、水文調査、地質調査、経済性評価などの費用について補助を受けることができます。まずは調査で実現可能性を確認し、その結果に基づいて工事等事業に進むという段階的なアプローチが可能です。

Q申請はどのように行うのですか?
A

申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行います。ただし、jGrantsのファイル容量制限(16MB)があるため、様式第1と様式第2の本文はjGrantsでPDF提出し、別紙1以降の詳細資料はメールまたはCD-R等の電子媒体で新エネルギー財団に直接提出する2段階の手続きが必要です。複数のPDFは1つのZIPにまとめてアップロードしてください。

Qレジリエンス強化だけの事業も対象ですか?
A

はい、近年の激甚化する自然災害への備えとして、水力発電設備のレジリエンス(災害耐性)強化に資する事業も支援対象に含まれています。具体的な対象範囲は公募要領に記載されていますが、災害に対する設備の防護・補強工事などが該当します。増出力事業と組み合わせて災害対策も同時に実施することも可能です。

Q公募期間中に複数回の締切がありますが、いつ申請すべきですか?
A

4回の締切(継続分、一次、二次、最終)が設定されていますが、予算額以上の申請があった場合は公募期間中でも公募が終了する可能性があるため、準備が整い次第、できるだけ早い締切での申請をお勧めします。一方で、申請内容の完成度も重要ですので、無理に早い締切に合わせるのではなく、十分な準備のうえで最も近い締切を目指すのが現実的です。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

水力発電導入加速化事業費は、同一の設備・工事に対して他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、水力発電に関連する他の支援制度との組み合わせは検討の余地があります。例えば、FIT(固定価格買取制度)やFIP(フィードインプレミアム)による売電収入と本補助金を組み合わせることで、設備投資の回収計画を有利に設計できる場合があります。ただし、FIT/FIP認定設備との関係については個別に確認が必要です。また、地方自治体独自のエネルギー関連補助金が併用可能な場合もあるため、所在地の都道府県・市区町村の支援策もあわせて調査することをお勧めします。なお、環境省のグリーンボンド支援事業など、資金調達面での公的支援と組み合わせることも資金計画の選択肢として検討できます。

詳細説明

水力発電導入加速化事業費(既存設備有効活用支援事業)の概要

本事業は、経済産業省が所管し新エネルギー財団が執行する補助金で、既存の水力発電設備の増出力・増電力量を実現するための調査および工事を支援します。2050年カーボンニュートラルの実現に向け、CO2フリーかつ安定電源である水力発電の更なる導入拡大を目指す政策に基づいています。

支援の背景と意義

水力発電は、エネルギー自給率の向上、CO2排出ゼロ、ベースロード電源としての安定性、長期運転による低コスト化など、多くの優れた特性を持つ再生可能エネルギーです。しかし、日本の水力発電設備の多くは高経年化が進んでおり、設備更新のタイミングで増出力を実現する「リパワリング」が重要な政策課題となっています。

加えて、近年の気候変動に伴う自然災害の激甚化を受け、水力発電設備のレジリエンス(災害耐性)強化も喫緊の課題です。本事業では、こうした災害対策も支援対象に含めることで、電力の安定供給体制の強化を図っています。

対象事業の内容

  • 調査事業:既存水力発電設備の増出力または増電力量の可能性を調査・評価するフィージビリティスタディ
  • 工事等事業:調査結果に基づく設備の更新・改修工事(水車ランナーの交換、発電機の更新、取水設備の改良等)
  • レジリエンス強化事業:自然災害への備えとして、既存設備の防災・減災対策工事

補助金額・補助率

補助上限額は最大7億4,300万円です。補助率の詳細は公募要領に定められていますが、事業の種類(調査事業・工事等事業)や規模によって異なります。具体的な補助率は公募要領を必ず確認してください。

申請手続きのポイント

申請はjGrants(電子申請システム)を通じて行いますが、ファイル容量の制限(16MB)があるため、大容量の技術資料は別途メールまたは電子媒体で提出する必要があります。この2系統の提出が必要な点は特に注意が必要です。

また、公募期間中に複数回の締切が設定されていますが、予算額に達した時点で公募が終了する場合があるため、早期の申請が推奨されます。

活用のポイント

本事業は既存設備の「有効活用」に特化しているため、新規建設ではなくリパワリングを検討している水力発電事業者にとって最適な支援制度です。調査段階から補助対象となるため、まずは増出力の可能性を検証し、実現可能性が確認できた段階で工事に進むという段階的なアプローチが可能です。設備の経年劣化による効率低下を感じている事業者は、本事業を活用した設備更新を積極的に検討してください。

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