ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業費補助金(2次公募)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
デュアルユース設備の整備支援
平時は企業のニーズに応じたバイオ医薬品(抗体医薬等)を製造し、感染症パンデミック発生時にはワクチン製造に迅速に切り替えられる設備の整備を支援します。平時の事業採算性と有事の公的使命を両立する革新的なコンセプトです。
国内ワクチン生産能力の確保
新型コロナウイルスの経験から、国内でのワクチン生産能力確保が国家的課題となっています。本補助金は、海外依存度を下げ、パンデミック時に国民へ迅速にワクチンを届けるための生産基盤を構築します。
大規模な設備投資への対応
バイオ医薬品の製造設備は数十億〜数百億円規模の投資が必要です。本補助金は、民間企業単独では困難な大規模投資を国が支援することで、産業基盤の構築を加速します。
公募説明会・個別相談会の充実
応募検討者向けに、オンラインでの公募説明会(Zoom)と個別相談会(Teams)が用意されています。複雑な申請要件について事前に疑問を解消できる体制が整っています。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者
- バイオ医薬品の製造能力を持つ、または構築する意欲のある企業
- ワクチン製造への切替能力を有する設備整備が可能な事業者
- 日本国内に製造拠点を整備できること
技術要件
- デュアルユース対応のバイオ医薬品製造設備の設計・建設能力
- パンデミック時にワクチン製造に切り替える技術的基盤
- GMP(医薬品製造管理基準)に適合した製造体制の構築
事業要件
- 平時のバイオ医薬品製造事業としての事業計画
- 有事のワクチン製造切替計画の策定
- 公募要領に定める詳細要件を全て満たすこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:公募説明会への参加
2023年4月の公募説明会(Zoom)に参加し、事業の詳細と要件を理解します。応募を検討している場合は積極的な参加が推奨されています。
ステップ2:個別相談会の活用
2023年4月17日〜19日の個別相談会(Teams、1コマ30分)で、自社の計画について具体的な相談が可能です。2営業日前の12時までに申込みが必要です。
ステップ3:応募書類の作成・提出
jGrantsを通じて電子申請を行います。デュアルユース設備の設計、平時の事業計画、有事のワクチン製造切替計画などを詳細に記載します。
ステップ4:審査・採択・事業実施
外部有識者による審査を経て採択が決定されます。採択後は計画に基づき設備整備を進め、定期的な進捗報告が求められます。
ポイント
審査と成功のコツ
平時の事業採算性を明確に示す
ワクチン製造切替の実現可能性を証明する
GMP対応の確実な計画を策定する
人材確保・育成計画を含める
ポイント
対象経費
対象となる経費
設備整備費(4件)
- バイオ医薬品製造設備の建設費
- デュアルユース対応設備の設計・導入費
- クリーンルーム整備費
- 培養装置・精製装置等の製造装置
施設整備費(3件)
- 製造拠点の建物建設費
- GMP対応の施設改修費
- 品質管理ラボの整備費
付帯設備費(3件)
- 空調・排水処理等のユーティリティ設備
- 安全管理設備
- 原材料・製品保管設備
試運転・検証費(3件)
- 設備の試運転費用
- バリデーション費用
- 技術検証・実証費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 土地の取得費
- 既存設備の維持・補修費(新規整備を伴わないもの)
- 一般管理費・人件費(公募要領に定める範囲を超えるもの)
- 消費税
- 事業に直接関係のない備品・消耗品
- 他の補助金で支援を受けている経費
- 公募開始前に発注・契約した経費
よくある質問
Qバイオ医薬品の製造実績がない企業でも応募できますか?
公募要領に定める要件を満たす必要がありますが、新規参入を完全に排除するものではありません。ただし、GMP対応の製造設備の設計・運営には高度な専門知識が必要であるため、製薬企業やCDMO(医薬品受託製造機関)としての実績や、関連する技術基盤があることが実質的に求められます。詳細は個別相談会で確認することをお勧めします。
Qデュアルユース設備の切替にはどのくらいの時間がかかりますか?
切替時間は設備の設計や対象とするワクチンの種類によって異なりますが、数週間〜数ヶ月程度を想定するのが一般的です。申請時には具体的な切替手順とタイムラインを示す必要があり、迅速な切替が可能な設計ほど評価が高くなります。
Q補助金の上限額はいくらですか?
公募要領で詳細が定められていますが、バイオ医薬品製造拠点の整備は数十億〜数百億円規模の事業であり、それに応じた大規模な補助が想定されています。具体的な補助率・上限額は公募要領をご確認ください。
Q平時に製造するバイオ医薬品の種類に制限はありますか?
公募要領に定める範囲内であれば、企業のニーズに応じたバイオ医薬品を製造できます。抗体医薬、バイオシミラー、細胞治療製品など、市場ニーズのある製品を想定した計画が望ましいです。重要なのは、有事にワクチン製造に切り替えられる設備設計であることです。
Q公募説明会に参加しないと不利になりますか?
公募説明会への参加は必須ではありませんが、応募を検討している方には積極的な参加が推奨されています。事業の詳細な要件や審査基準についての理解を深められるため、参加することで申請書の質を高められます。説明会当日の質疑応答はありませんが、個別の問い合わせは受け付けています。
Q地方自治体の企業誘致補助金と併用できますか?
他の国庫補助金との重複は原則不可ですが、地方自治体独自の補助金については、自治体ごとにルールが異なります。製造拠点の立地を検討する際は、候補地の自治体に企業誘致制度の有無と併用可否を確認することをお勧めします。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は大規模な設備投資を対象とするため、同一の設備・経費について他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、対象経費が明確に異なる場合は、研究開発段階ではAMED(日本医療研究開発機構)の研究開発補助金、人材育成面では厚生労働省の人材開発支援助成金などとの組み合わせが考えられます。また、本事業で整備した拠点での製造活動に対して、各種税制優遇(研究開発税制等)を活用することも可能です。地方自治体の企業誘致補助金との併用については、自治体ごとにルールが異なるため個別に確認が必要です。
詳細説明
ワクチン生産体制強化事業の背景
新型コロナウイルスのパンデミックにおいて、日本は海外製ワクチンに依存せざるを得ない状況となりました。この教訓を踏まえ、国内でのワクチン生産能力を確保するため、本補助金制度が創設されました。
デュアルユースとは
本事業の核心はデュアルユース(二重用途)の概念です。整備する設備は、平時には企業が自社のバイオ医薬品(抗体医薬、バイオシミラー等)を製造し、パンデミック発生時にはワクチン製造に切り替えられる設計とします。これにより、平時の事業採算性と有事の国民保護を両立します。
2次公募の位置づけ
本公募は2次公募であり、1次公募での採択状況を踏まえた追加募集です。1次公募で採択されなかった事業者の再挑戦や、新たな計画を持つ事業者の参入が期待されています。
支援体制
- 公募説明会:2023年4月6日・12日にZoomで開催(各回500名定員)
- 個別相談会:2023年4月17日〜19日にTeamsで開催(1コマ30分)
- 質疑応答は説明会当日ではなく、公募要領記載の問い合わせ先で対応
産業への波及効果
本事業は単なるワクチン生産体制の整備にとどまらず、日本のバイオ医薬品産業全体の競争力強化につながります。世界的に成長するバイオ医薬品市場において、国内製造基盤を持つことは産業政策上も極めて重要です。
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