休廃止鉱山鉱害防止等工事費補助金(令和4年度補正第1回公募 災害対策分)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
坑廃水処理施設の災害対応力強化
休廃止鉱山の坑廃水処理施設は24時間365日稼働が必要です。台風や地震で停電が発生すると処理が停止し、重金属を含む坑廃水が河川に流出するリスクがあります。本補助金はこのリスクに対処する非常用設備の導入を支援します。
非常用発電機・燃料タンク・貯水槽の導入支援
停電時に坑廃水処理を継続するための非常用発電機、それに必要な燃料タンク、処理に使用する貯水槽等が補助対象です。処理施設の規模に応じた設備設計が求められます。
中小企業に手厚い補助率設計
中小企業等(みなし大企業を除く)は補助率1/3、大企業は1/4と、中小企業に手厚い設計です。鉱山の維持管理コストは事業収益を生まないため、補助金の活用が重要です。
金属鉱業等鉱害対策特別措置法に基づく制度
昭和48年に制定された同法に基づく制度であり、鉱害防止の法的責任を持つ採掘権者・租鉱権者を支援する仕組みです。環境保全と鉱業者の経済的負担軽減を両立します。
ポイント
対象者・申請資格
対象者
- 鉱業権が消滅している鉱山の元採掘権者・租鉱権者
- 鉱業権は存続するが長期間採掘を終了し再開見込みのない鉱山の採掘権者・租鉱権者
- 鉱山保安法第39条第2項で採掘権者等とみなされる者
基本要件
- 日本国内に拠点を有すること
- 事業を遂行する組織・人員を有すること
- 十分な経営基盤と資金管理能力を有すること
- 経済産業省の停止措置を受けていないこと
補助率
- 中小企業等(みなし大企業除く):1/3以内
- 大企業:1/4以内
ポイント
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申請ガイド
ステップ1
経済産業省産業保安グループに事前相談し、対象施設の適格性を確認
ステップ2
非常用発電機等の必要容量を算定し、設備仕様と費用見積もりを取得
ステップ3
jGrantsで電子申請(2023年2月16日〜3月13日)
ステップ4
審査・採択後、設備導入工事を実施し実績報告
ポイント
審査と成功のコツ
処理施設の電力需要を正確に把握する
停電の長期化を想定した燃料備蓄計画
遠隔監視の併設も検討
ポイント
対象経費
対象となる経費
非常用発電設備(3件)
- 非常用発電機の購入・設置費
- 自動切替装置
- 配電設備の整備費
燃料備蓄設備(3件)
- 燃料タンクの購入・設置費
- 燃料配管の整備費
- 防油堤の設置費
貯水設備(2件)
- 処理用貯水槽の設置費
- 配管・ポンプの整備費
付帯工事費(3件)
- 基礎工事費
- 電気工事費
- 設備室の整備費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 坑廃水処理施設本体の更新費
- 通常の維持管理費
- 人件費
- 土地の取得費
- 他の補助金で支援を受けている経費
- 公募前に契約済みの経費
よくある質問
Q鉱業権が消滅していても対象になりますか?
はい、鉱業権が消滅している鉱山も対象です。むしろ休廃止鉱山の多くは鉱業権が消滅しているケースであり、元採掘権者・租鉱権者が坑廃水処理の責任を負っています。
Qどのくらいの容量の発電機が必要ですか?
坑廃水処理施設の規模によって異なります。ポンプ、薬剤注入装置、攪拌装置、計測機器等の消費電力を積み上げて必要容量を算定します。一般的な中規模施設で50-200kW程度が目安です。
Q複数の鉱山を一括で申請できますか?
一つの採掘権者等が複数の休廃止鉱山を管理している場合、各鉱山ごとに申請が可能です。ただし補助上限額は鉱山ごとに適用されます。
Q坑廃水処理施設本体の更新は対象ですか?
本公募は災害対策分であり、非常用発電機等の導入が対象です。処理施設本体の更新は通常の鉱害防止工事費補助金の対象となる場合があります。
Q申請にあたり事前に経済産業省への相談は必要ですか?
必須ではありませんが、対象施設の適格性確認のため、経済産業省産業保安グループ鉱山・火薬類監理官付への事前相談を強くお勧めします。電話(03-3501-1870)またはメール(bzl-kouzan-kayaku@meti.go.jp)で対応しています。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省産業保安グループが所管する鉱害防止支援です。同一施設の同一経費について他の国庫補助金との重複は不可ですが、環境省の鉱害防止関連事業や地方自治体の環境保全補助金と、対象経費を区分して組み合わせることは可能です。
詳細説明
休廃止鉱山の坑廃水問題
日本には多数の休廃止鉱山が存在し、そこから湧出する坑廃水には重金属(カドミウム、鉛、ヒ素等)が含まれます。これを適切に処理せずに河川に放流すれば深刻な環境汚染を引き起こすため、24時間365日の処理が必要です。
災害時のリスク
台風や地震で停電が発生すると、処理施設のポンプや薬剤注入装置が停止し、未処理の坑廃水が流出する危険があります。さらに山間部では道路の寸断により復旧要員や燃料の搬入が困難になることも多く、自衛的な電源確保が極めて重要です。
補助内容
非常用発電機、燃料タンク、貯水槽等の導入費用を補助。中小企業は1/3、大企業は1/4の補助率で、上限5,000万円です。
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