令和4年度第2次補正予算 再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
約255億円の大規模予算
第1次公募の予算額は約255億円と、蓄電池導入支援としては過去最大級の規模です。大型蓄電池の導入には多額の初期投資が必要ですが、本補助金で投資回収期間を大幅に短縮できます。
FIP制度との相乗効果
FIP認定設備への蓄電池併設が対象のため、蓄電池導入がFIP制度下での収益向上に直結します。市場価格が低い時間帯に充電し、高い時間帯に放電するアービトラージで売電収入を最大化できます。
地域新電力特例の優遇措置
地域新電力との連携が認められる場合、補助率が1次公募で1/2以内に引き上げられます。地域のエネルギー地産地消に貢献する事業が特に優遇される設計です。
エネルギー安全保障への貢献
蓄電池の併設により、再エネの出力変動を平滑化し、電力系統の安定化に貢献します。エネルギー危機への耐性強化という国策に沿った事業として位置づけられています。
ポイント
対象者・申請資格
FIP認定要件
- 再エネ特措法第9条第4項または第10条第1項に基づくFIP認定を受けていること
- FIP認定設備に蓄電池を新規に設置する事業であること
事業者要件
- FIP認定設備を管理・運営する者であること
- 補助対象設備(蓄電池)を所有する者であること
- 国内において事業活動を営んでいる法人であること
- 公募要領に定める要件を満たすこと
地域新電力特例
- 地域新電力との連携が認められる場合、補助率が引き上げられる
- 詳細な要件は公募要領を確認すること
ポイント
あなたは対象?かんたん診断
7問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
ステップ1:FIP認定の確認
自社の再エネ発電設備がFIP認定を受けているか確認します。FIT認定のみの場合はFIPへの切り替えを検討してください。
ステップ2:蓄電池の仕様検討
設置するFIP認定設備の規模・特性に合わせた最適な蓄電池の容量・仕様を検討します。メーカーや施工業者との技術的な協議を進めましょう。
ステップ3:収益シミュレーション
蓄電池併設によるFIP収益の改善効果をシミュレーションします。市場価格の変動パターンを踏まえたアービトラージ効果の試算が重要です。
ステップ4:地域新電力特例の検討
地域新電力との連携可能性を検討し、補助率引き上げの特例適用を目指します。
ステップ5:jGrantsで電子申請
GビズIDプライムを用いてjGrantsから電子申請します。公募期間は約2ヶ月です。
ポイント
審査と成功のコツ
蓄電池の最適設計
収益モデルの説得力
系統安定化への貢献
長期運用計画の提示
ポイント
対象経費
対象となる経費
蓄電池本体(3件)
- リチウムイオン蓄電池
- パワーコンディショナー(蓄電池用)
- 蓄電池管理システム(BMS)
設置工事費(3件)
- 蓄電池の据付工事費
- 基礎工事費
- 電気工事費
系統連系費(2件)
- 系統連系に必要な工事費
- 保護装置・計測機器
付帯設備費(3件)
- 空調・換気設備(蓄電池室用)
- 消火設備
- 監視制御システム
設計費(2件)
- 蓄電池システム設計費
- 施工設計費
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 再エネ発電設備本体(太陽光パネル・風車等)の費用
- 土地の取得費・賃借料
- 既存蓄電池の更新・修繕費用
- 補助事業期間外に発生した経費
- 他の補助金で支援を受けている経費
- 消費税及び地方消費税
よくある質問
QFIT認定の設備でも申請できますか?
いいえ、本補助金はFIP認定設備が対象であり、FIT認定のみの設備は対象外です。FIT認定からFIPへの切り替えが可能な場合は、切り替え手続きを行ったうえで申請を検討してください。FIP認定への切り替えに関する詳細は、資源エネルギー庁または管轄の電力広域的運営推進機関にお問い合わせください。
Q1次公募と2次公募の違いは何ですか?
最大の違いは補助率です。1次公募は1/3以内(地域新電力特例は1/2以内)ですが、2次公募は1/4以内(地域新電力特例は1/3以内)に引き下げられます。同じ設備を導入するなら1次公募での申請が有利です。予算枠も1次公募の方が大きいため、競争率の面でも早期申請をお勧めします。
Q地域新電力特例とは何ですか?
地域新電力と連携して蓄電池を導入する場合に、補助率が引き上げられる特例措置です。1次公募では通常の1/3から1/2に、2次公募では1/4から1/3にそれぞれ引き上げられます。地域のエネルギー地産地消を促進する政策意図が反映されています。詳細な適用要件は公募要領をご確認ください。
Q蓄電池の種類に制限はありますか?
公募要領に定める技術要件を満たす蓄電池であれば、リチウムイオン電池をはじめとする各種蓄電池が対象となります。ただし、再エネ発電設備の一部として機能することが条件であり、独立した蓄電池システムとしての導入は対象外です。蓄電池の容量や出力についても、FIP認定設備の規模に対して適切な設計であることが求められます。
Q太陽光以外の再エネ設備にも蓄電池を併設できますか?
はい、本補助金はFIP認定を受けた再エネ設備全般が対象です。太陽光発電だけでなく、風力発電やバイオマス発電等のFIP認定設備にも蓄電池を併設する場合に申請可能です。ただし、実際の公募ではJPEA太陽光発電推進センターが執行団体であるため、主に太陽光発電との併設が想定されています。詳細は公募要領をご確認ください。
Q補助金はいつ支払われますか?
補助金は原則として精算払いです。蓄電池の設置完了後、実績報告書と証拠書類を提出し、確定検査を経て交付額が確定した後に支払われます。設置工事から補助金受領まで相当の期間を要するため、それまでの資金手当て(自己資金またはつなぎ融資)を事前に計画しておく必要があります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は再エネ設備に併設する蓄電池のみが対象のため、再エネ発電設備本体の導入には「需要家主導型太陽光発電導入促進補助金」等の別の支援制度を活用できます。同一のプロジェクトであっても、太陽光発電設備と蓄電池でそれぞれ異なる補助金を活用する組み合わせが可能な場合があります(ただし同一経費の重複受給は不可)。また、FIP制度下での蓄電池運用で得られる知見を基に、将来的に「分散型エネルギーリソース実証事業」等のDER関連補助金への参画も検討できます。地域新電力特例の対象となる場合は、自治体のエネルギー関連補助金との相乗効果も期待できます。
詳細説明
再エネ電源併設型蓄電池導入支援事業とは
本事業は、FIP認定を受けた再生可能エネルギー発電設備に蓄電池を併設することで、再エネの導入加速と最大限の活用を促進する大型補助金です。JPEA太陽光発電推進センター(JP-PC)が執行団体として運営しています。
なぜ蓄電池の併設が重要なのか
再生可能エネルギーの最大の課題は出力変動です。太陽光は天候に、風力は風況に左右され、需要と供給のミスマッチが生じます。蓄電池を併設することで、この出力変動を吸収・平滑化し、電力系統への安定供給を実現できます。さらにFIP制度下では、市場価格が安い時間帯に蓄電し、高い時間帯に放電するアービトラージにより、売電収入の最大化が可能になります。
補助条件
- 1次公募補助率:1/3以内(地域新電力特例:1/2以内)
- 2次公募補助率:1/4以内(地域新電力特例:1/3以内)
- 予算総額:約255億円(第1次公募予算枠の内数)
- 対象地域:全国
FIP制度と蓄電池のシナジー
FIP(フィードインプレミアム)制度は、再エネ電気を市場価格で売電し、基準価格との差額をプレミアムとして受け取る仕組みです。蓄電池を併設することで以下のメリットが生まれます。
- アービトラージ収益:市場価格が低い時間帯に充電、高い時間帯に放電して売電収入を最大化
- インバランスコスト削減:発電予測と実績のズレ(インバランス)を蓄電池で吸収
- 系統サービス提供:需給調整市場への参入による追加収入の獲得
申請の注意点
1次公募と2次公募で補助率が異なります(1次:1/3、2次:1/4)。早期の申請が有利です。FIP認定が前提条件のため、FIT認定のみの設備は対象外です。電話相談はJPEA太陽光発電推進センター(03-6628-7595)で受け付けています。
関連書類・リンク
北海道の給付金・支援金もチェック
子育て・医療・住宅など、北海道で受けられる給付金を探せます。
北海道の給付金一覧を見る →