募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約60

国際情勢の変化を踏まえた原材料安定供給対策事業(サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金)

基本情報

補助金額
30億円
補助率: 詳細は公募要領をご確認ください。
0円30億円
募集期間
2023-02-10 〜 2023-04-14
対象地域日本全国
対象業種製造業
使途新たな事業を行いたい

この補助金のまとめ

「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」は、国際情勢の変化(地政学リスクの高まり・新型コロナウイルス禍等)に伴う原材料・部材の安定供給確保を目的に、経済産業省が実施する大型補助金制度です。製造業を主な対象とし、国内での生産拠点整備・設備投資を通じてサプライチェーンの強靱化を促進します。補助上限額は最大30億円と非常に大きく、大規模な設備投資・工場建設にも対応できる点が特徴です。補助率は公募要領に準拠しており、事業内容・規模に応じて算定されます。2023年2月10日から4月14日までの公募期間で実施されました。国内回帰や調達先の多元化を検討している製造業者にとって、設備投資コストを大幅に軽減できる戦略的な補助金です。サプライチェーン強靱化計画の策定と採択後の計画遂行能力が審査の核心となります。

この補助金の特徴

1

大型補助金:最大30億円の支援規模

補助上限額は最大30億円と、製造業向け補助金の中でも最大級の規模です。大規模な工場新設・生産ライン増強・設備更新に必要な多額の初期投資を大幅に軽減できます。

2

国内投資促進:サプライチェーン強靱化が対象

海外依存度が高い原材料・部材の国内生産体制整備、または調達先の国内多元化に資する投資が対象です。地政学リスクや国際情勢の変化に対応した事業計画が求められます。

3

製造業が主対象:幅広い業種に適用可能

化学・電子・自動車・食品・医薬品など幅広い製造業が対象です。特に重要物資(半導体・蓄電池・医薬品原料等)に関連する事業は優先的に評価されます。

4

経済産業省所管の国家的プロジェクト

経済産業省が直轄で実施する国家戦略的な補助金であり、採択されれば企業の社会的信頼性向上にも寄与します。採択後は定期的な進捗報告が求められます。

5

設備投資・建物建設等が補助対象

機械装置・工具・建物・附帯設備・土地造成等の費用が補助対象となります。ただし土地取得費は原則対象外であり、事業計画書での費目の明確な区分が必要です。

ポイント

この補助金の最大の価値は「国家戦略に乗る」点にあります。経済安保・サプライチェーン強靱化という政策テーマと自社の投資計画を一致させることで採択確率が高まります。30億円という上限額は、通常の補助金では到底カバーできない大規模投資を可能にし、特に製造業の国内回帰・設備更新の好機です。ただし補助率が「公募要領参照」であるため、事前に補助対象経費の積算と補助率の確認を丁寧に行うことがコスト計画の精度向上に直結します。

対象者・申請資格

企業規模

  • 中小企業から大企業まで幅広く対象(規模による制限は公募要領を確認)
  • 単独申請または複数企業によるコンソーシアム申請が可能

業種要件

  • 製造業を主対象とするが、製造業のサプライチェーンを構成する関連業種も対象の場合あり
  • 重要物資(半導体・蓄電池・航空機部品・医薬原料等)に関連する業種は優先評価対象

事業内容要件

  • 国際情勢の変化(地政学リスク・輸出入規制等)に起因するサプライチェーン上のリスクを軽減する投資であること
  • 国内での生産・調達体制を強化する投資計画を有すること
  • 補助事業完了後も継続的に事業を維持・拡大できる財務基盤を有すること

その他要件

  • 法令遵守状況(税務・労務等)に問題がないこと
  • 過去の類似補助金で重大な不正受給実績がないこと
  • 経済産業省等の指定する誓約書・宣誓事項に同意できること

ポイント

審査で重視されるのは「なぜ国内投資が必要か」の定量的な根拠です。現在の調達先の国別集中度・リスク分析・投資後の供給安定化効果を数値で示せる企業が有利です。大企業も対象ですが、採択後の雇用創出・地域経済への波及効果を明示することで評価が高まります。コンソーシアム申請の場合は幹事企業の選定と役割分担の明確化が採択の鍵となります。

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申請ガイド

1

Step 1:公募要領の精読と自社適合確認

経済産業省または委託機関の公式サイトから公募要領・様式をダウンロードし、補助対象経費・補助率・審査基準を精読します。自社の投資計画が対象要件を満たすか事前確認が必須です。

2

Step 2:事業計画書の策定

サプライチェーン上のリスク分析、国内投資の必要性・効果、投資計画の詳細(設備仕様・導入スケジュール・費用積算)、事業の持続可能性を含む事業計画書を作成します。これが採否を決める最重要書類です。

3

Step 3:必要書類の準備

直近の決算書・登記事項証明書・納税証明書・見積書等を収集します。コンソーシアム申請の場合は構成員全員の書類が必要です。

4

Step 4:電子申請システムへの登録・提出

jGrantsまたは指定の電子申請システムでアカウント登録後、所定の様式に従って申請書類を作成・提出します。締切日時(2023年4月14日)を厳守してください。

5

Step 5:採択審査・交付決定の待機

書面審査(および必要に応じたヒアリング審査)を経て採択・交付決定通知を受けます。交付決定前の着工・発注は補助対象外となるため注意が必要です。

ポイント

最大の落とし穴は「交付決定前着工」です。補助金申請中でも「採択されるだろう」と先行して設備発注・工事着工した場合、その費用は全額補助対象外となります。また、事業計画書は審査員が製造業・サプライチェーン政策の専門家であることを前提に、抽象論ではなく具体的な数値・エビデンスで記述することが採択率向上の核心です。

審査と成功のコツ

観点1:サプライチェーンリスクの定量的証明
現在の原材料・部材の調達先国集中度(例:特定国からの調達比率)、過去の供給途絶リスク・実績、国際情勢変化による影響試算を具体的数値で示します。「リスクがある」という主張を数値で裏付けることが採択の第一条件です。
観点2:投資効果の明確化と定量目標設定
国内投資後の供給安定化効果(調達リスク低減率・国内調達比率の向上)、生産能力・雇用・売上への影響を定量的に示します。KPIを明示し、補助事業完了後の達成見込みを具体化します。
観点3:政策目的との整合性の強調
経済安全保障推進法・重要物資の安定供給確保を念頭に、自社の投資が国家政策にどう貢献するかを明示します。重要物資リストに関連する製品であればその旨を前面に出します。
観点4:実現可能性と財務健全性の証明
投資計画のスケジュール根拠(用地確保状況・建設会社との折衝状況・機械メーカーとの交渉状況)と、自己資金・借入計画を含めた資金調達計画を詳述します。補助金がなくても事業継続できる財務基盤を示すことが重要です。
観点5:専門家・コンサルタントの活用
経済産業省関連補助金の採択実績がある認定支援機関・コンサルタントと協業することで、審査基準に沿った事業計画書の品質を大幅に向上できます。特に初回申請企業は専門家支援が採択率向上に直結します。

ポイント

採択審査において最も差がつくのは「なぜ今この投資が必要か」の説得力です。地政学リスクや国際情勢への言及は抽象的になりがちですが、自社の調達データ・取引先情報・過去のトラブル事例等の具体的エビデンスで裏付けることで審査員の納得度が格段に上がります。大型補助金であるため競争率も高く、第三者(金融機関・認定支援機関)のお墨付きが実現可能性の担保として有効です。

対象経費

対象となる経費

機械装置・工具費(4件)
  • 生産設備(製造ライン・加工機械・組立装置等)
  • 試験・検査装置
  • 搬送設備・フォークリフト等
  • 工具・治具・金型(耐用年数1年以上のもの)
建物・建築工事費(3件)
  • 工場・倉庫の新築・増築工事費
  • 既存建物の改修・改造費(補助事業に必要な範囲)
  • 附帯する電気・給排水・空調設備工事費
システム・ソフトウェア費(3件)
  • 生産管理システム・ERPの導入・カスタマイズ費
  • 設備制御ソフトウェア
  • 品質管理・トレーサビリティシステム
技術導入費(3件)
  • 特許権等の使用許諾料(補助事業期間内に必要なもの)
  • 技術ライセンス費用
  • 技術指導・トレーニング費用(導入設備に関するもの)
専門家経費(3件)
  • 事業計画策定に係るコンサルタント費用(公募要領の上限範囲内)
  • 技術検討・設計委託費
  • 環境影響評価等の調査委託費
諸経費(3件)
  • 補助事業の遂行に必要な旅費(現地調査・打合せ等)
  • 資料・消耗品費(補助事業専用のもの)
  • 通信・光熱費(補助事業に按分できるもの)

対象外の経費

対象外の経費一覧(8件)
  • 土地取得費・不動産購入費(原則対象外)
  • 補助事業に直接関係しない汎用設備・備品費
  • 交付決定前に発注・契約・着工した費用
  • 補助事業期間外に発生した費用
  • 消費税および地方消費税相当額(課税事業者の場合)
  • 代表者・役員等への人件費(補助事業従事の場合でも原則対象外)
  • 他の国・地方公共団体の補助金等と重複する費用
  • 金融機関への利息・返済金・保証料等の金融費用

よくある質問

Qこの補助金の対象となる業種はどの範囲ですか?製造業以外も申請できますか?
A

本補助金は主として製造業を対象としています。ただし、製造業のサプライチェーンを直接支える部材・素材・原材料の供給企業や、製造プロセスに不可欠なサービスを提供する企業についても、公募要領の要件を満たす場合は対象となることがあります。具体的な業種の対象範囲は公募要領に詳細が規定されていますので、必ず公募要領を精読の上、不明点は経済産業省または事務局に問い合わせることをお勧めします。特に半導体・蓄電池・医薬品原料・重要鉱物等の特定重要物資に関連する製造業は優先的な審査対象となる傾向があります。

Q補助率は何パーセントですか?自己負担額はいくらになりますか?
A

補助率は「公募要領参照」とされており、事業者の規模(中小企業・中堅企業・大企業等)や事業内容・対象物資の重要度によって異なります。一般的に、中小企業の方が補助率が高く設定される傾向があります。補助上限額が最大30億円であることから、補助対象経費の総額が数十億円規模の大型投資を想定した設計となっています。自己負担額は「補助対象経費 × (1 - 補助率)」で算出されます。資金計画策定のため、申請前に公募要領で補助率を確認し、自己負担分の調達計画(自己資金・融資等)を明確にしておくことが重要です。

Qコンソーシアム(複数企業の共同申請)で申請することは可能ですか?
A

本補助金ではコンソーシアム申請が可能です。サプライチェーン全体の強靱化を目的とした事業では、原材料メーカー・部材メーカー・最終製品メーカーが連携した申請が効果的な場合があります。コンソーシアム申請の場合、幹事企業(代表企業)を定め、構成企業全員の資格要件・書類を揃える必要があります。また、各構成企業の役割・負担経費・補助金受領額の配分を明確に定めた協定書等が必要となります。コンソーシアム申請は調整コストが高い反面、大規模な事業計画・広い政策効果を示せるため、採択審査で高く評価される可能性があります。

Q土地取得費や建物建設費は補助対象になりますか?
A

土地取得費(土地の購入・賃借権取得費等)は原則として補助対象外です。一方、建物建設費(工場・倉庫の新築・増築・改修工事費)は補助対象経費に含まれる場合があります。ただし、建物建設費の補助対象範囲・按分ルールは公募要領に詳細が規定されていますので、設計段階から費目を明確に区分し、補助事業に関連する経費のみを積算することが重要です。また、建物建設は通常工期が長いため、補助事業期間内に竣工・完了できるスケジュールかどうかも事前に確認が必要です。

Q申請から採択・交付決定までどのくらいの期間がかかりますか?
A

一般的な経済産業省の大型補助金では、公募締切から採択発表まで2〜4か月程度、採択発表から交付決定まで1〜2か月程度かかることが多いです。本補助金の場合、2023年4月14日の締切後、審査・採択・交付決定までおおよそ3〜6か月程度を見込む必要があります。重要な点は、交付決定通知を受け取るまで補助事業(設備の発注・契約・着工等)を開始できないことです。特に建設工事を伴う大規模投資の場合、この待機期間を考慮した上でプロジェクト全体のスケジュールを組み立てることが不可欠です。

Q既に検討・計画中の設備投資案件でも申請できますか?
A

申請時点で計画中・検討中の投資案件であれば申請可能です。ただし、公募要領で定められた交付決定日より前に発注・契約・着工している場合は、その費用は補助対象外となります。計画の具体性(設備仕様・見積書・導入スケジュール・効果試算等)が高い方が審査評価は高くなりますので、申請段階で設備メーカー・建設会社から見積書を取得し、具体的な計画として事業計画書に落とし込むことをお勧めします。なお、見積取得・設計検討は「発注・契約」には該当しないため、申請前に行っても問題ありません。

Q採択後に事業計画を変更することはできますか?
A

採択・交付決定後に事業内容・経費内訳・スケジュール等を変更する場合は、原則として事前に所管省庁または事務局への変更申請・承認が必要です。変更の内容・規模によって手続きの要否・難易度が異なります。軽微な変更(経費の軽微な組み替え等)は届出のみで認められる場合がありますが、事業内容・目的の本質的な変更・大幅なスケジュール変更・補助対象経費の大幅増減は審査が必要です。無断での計画変更は補助金返還命令の対象となる可能性がありますので、変更の必要が生じた場合は速やかに事務局に相談することが重要です。

Qこの公募は終了していますが、同様の補助金は今後も実施される予定はありますか?
A

本補助金の申請期間(2023年2月10日〜4月14日)は終了しています。ただし、サプライチェーン強靱化・経済安全保障は日本政府の重要政策テーマであり、経済産業省を中心に類似の補助金・支援制度が継続・拡充される傾向にあります。後継制度・類似補助金の情報は、経済産業省のサイト、補助金情報ポータル(jGrants等)、中小企業庁のサイト、認定支援機関等で定期的に確認することをお勧めします。また、製造業の国内投資促進に関連する補助金として、ものづくり補助金・事業再構築補助金・地方公共団体の立地補助金等も並行して検討することで、最適な資金調達手段を見つけやすくなります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は経済産業省の国家戦略補助金であるため、他の補助金との併用には慎重な確認が必要です。一般的に、同一補助対象経費への国の補助金の重複申請は禁止されています。 **活用可能な組み合わせ例:** ①**ものづくり補助金(一般型・グローバル市場開拓枠)**との使い分け:本補助金は大規模投資(数億〜30億円規模)向け、ものづくり補助金は中小企業の比較的小規模な設備投資(上限1,250万〜3,000万円)向けです。同一設備への重複申請は不可ですが、異なる投資案件であれば時期をずらして活用できます。 ②**地方公共団体の立地補助金・企業誘致補助金**との組み合わせ:都道府県・市町村が実施する工場立地奨励金・雇用創出補助金は国の補助金と重複要件が異なる場合があり、補助対象経費が重複しない範囲で併用できるケースがあります。各自治体の担当窓口に確認を。 ③**日本政策金融公庫・銀行融資との組み合わせ**:補助金は採択後に補助対象経費を自己負担後に精算払いが基本です。つなぎ融資・設備融資を金融機関から調達し、補助金受領後に返済する資金繰り計画が現実的です。 **注意点:**補助金の申請・採択・交付決定の時期が重なる場合、財務省・経産省の「重複受給禁止」規定に抵触する可能性があります。複数補助金を活用する場合は、それぞれの補助金事務局および認定支援機関に事前相談することを強く推奨します。

詳細説明

補助金の背景と政策目的

「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金」は、近年の国際情勢の変化—とりわけ米中対立の激化、新型コロナウイルス禍による物流・生産の停滞、ロシア・ウクライナ情勢等—に伴い、日本の製造業が直面するサプライチェーン上のリスクに対応するため、経済産業省が創設した大型補助金制度です。

特定国への原材料・部材依存度が高い製造業において、突発的な供給停止・価格高騰・輸出規制が事業継続を脅かすリスクが顕在化しています。本補助金は、こうしたリスクを軽減するための国内生産・調達体制の強化投資を最大30億円まで支援することで、日本の経済安全保障と産業競争力の維持・向上を図ることを目的としています。

対象となる事業・投資内容

補助の対象となるのは、国際情勢の変化に起因するサプライチェーン上のリスクを軽減するための国内投資です。具体的には以下のような事業が対象となります。

  • 原材料・部材の国内生産拠点新設・増強:海外からの輸入に依存していた原材料・部材を国内で製造するための工場新設・設備導入
  • 調達先の国内多元化:特定国・特定企業への依存度を下げるため、国内調達先を開拓・育成するための設備投資
  • 生産技術の高度化・自動化:国内生産コストを国際競争力のある水準に引き下げるための自動化・省人化投資
  • 在庫・保管体制の強化:供給途絶リスクに備えた戦略的備蓄・倉庫設備の整備(公募要領で確認が必要)

補助上限額・補助率

補助上限額は最大30億円です。製造業向け補助金としては最大級の規模であり、大規模な工場建設・生産ライン構築に必要な多額の初期投資を大幅に軽減できます。

補助率は公募要領に規定されており、事業者の規模・事業内容・対象物資の重要度等によって異なります。採択前に公募要領で補助率を確認し、自己負担額・資金調達計画を正確に策定することが重要です。

なお、補助金は後払い(精算払い)が原則です。補助対象経費を一旦自己資金または融資で支払い、事業完了後の実績報告・精算を経て補助金が交付されます。大規模投資の場合、つなぎ資金の確保が資金繰りの重要課題となります。

申請期間と審査プロセス

本公募の申請期間は2023年2月10日から2023年4月14日までです。この公募期間は終了していますが、同制度の後継・類似補助金が今後も継続・拡充される可能性があります。経済産業省の公式サイトや補助金情報ポータルを定期的に確認することをお勧めします。

  • 書類審査:事業計画書・資格要件の確認
  • ヒアリング審査(必要に応じて):事業の実現可能性・政策貢献度の確認
  • 採択通知・交付申請:採択後に正式な交付申請を提出
  • 交付決定:補助事業の開始(交付決定前の発注・着工は不可)

重要物資との関係

経済安全保障推進法(2022年施行)では、半導体・蓄電池・医薬品原料・重要鉱物等が「特定重要物資」に指定されています。これらに関連する原材料・部材の国内生産・調達体制強化を目的とした投資は、本補助金の審査において特に高く評価される傾向があります。

自社製品・原材料が重要物資リストに関連する場合は、事業計画書においてその関連性を明示的に記述することが採択率向上に直結します。

申請にあたっての注意事項

  • 交付決定前の着工・発注禁止:補助金申請中・審査中に設備発注・工事着工した場合、その費用は補助対象外となります。
  • 経費の按分ルール遵守:補助事業と他事業に共通して使用する設備・経費は、合理的な按分基準に基づいて補助対象経費を算定する必要があります。
  • 事業完了後の報告義務:補助事業完了後、所定の実績報告書・証拠書類を期限内に提出する義務があります。未提出・虚偽報告は補助金返還命令の対象となります。
  • 財産処分制限:補助金で取得した財産(設備・建物等)は、一定期間内に処分(売却・廃棄・担保提供等)する場合、経済産業省の承認が必要です。

まとめ:この補助金を活かすために

本補助金は、国家の経済安全保障戦略と自社の投資計画を結びつけることができる製造業にとって、絶好の大型資金調達機会です。最大30億円という規模は、単独の補助金としては国内最大級であり、大規模な国内投資計画を持つ企業にとって投資判断のゲームチェンジャーとなり得ます。

採択のポイントは、サプライチェーンリスクの定量的証明・投資効果の明確化・政策目的との整合性の三点に集約されます。認定支援機関や専門コンサルタントと連携しながら、説得力のある事業計画書を作成することが採択への近道です。

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