無線システム普及支援事業費等補助金(⾼度無線環境整備推進事業 令和6年度当初予算)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
補助率の拡充(最大80%)
令和6年度当初予算版では補助率に「5分の4(80%)」が新設されました。補助率はその他の地域条件等に応じて5分の4・3分の2・2分の1・3分の1から適用されます。条件不利地域の中でも特に整備困難な地域では最大80%の補助が受けられるため、事業者の自己負担を大幅に軽減できます。
条件不利地域への集中支援
本事業は条件不利地域(山村・離島・過疎地域等)における光ファイバ整備を対象としており、採算性が低くて民間投資が進みにくい地域を重点的に支援します。令和4年度第二次補正予算版と異なり、令和6年度版は条件不利地域への集中支援に特化した設計となっています。
マイナンバーカード交付率を採択考慮
令和6年度版の特徴として、事業採択審査においてマイナンバーカードの交付率が考慮されます。交付率が高い自治体・地域ほど採択で有利になるため、事前にカード普及状況を確認・整備しておくことが重要です。
3段階締切による柔軟な申請機会
申請受付期間は2024年4月19日から7月19日まで設定されており、第一回(5月締切)・第二回(6月締切)・第三回(7月締切)の3段階で募集されます。早期の締切回での採択を目指すことで、事業開始・整備着工の前倒しが可能です。
大規模整備に対応する補助上限額
補助上限額は約45億円と大規模で、県内複数市町村にまたがる広域整備や大規模ネットワーク構築にも対応できます。令和4年度第二次補正予算版(約28.4億円)から大幅に拡大されており、より広い地域への一体的な整備が可能です。
ポイント
対象者・申請資格
申請主体
- 地方公共団体(市区町村・都道府県等)
- 第三セクター(地方公共団体が出資する法人)
- 電気通信事業者(電気通信事業法に基づき登録・届出を行った事業者)
対象地域
- 条件不利地域(山村振興法・離島振興法・過疎地域自立促進特別措置法等の指定地域)
- 光ファイバ等の整備が未実施または不十分な地域
対象事業
- 条件不利地域における光ファイバ等高速・大容量通信ネットワークの整備
- 整備に付随する設備・工事費等
追加要件(令和6年度版)
- マイナンバーカードの交付率が採択審査で考慮される
- 交付要綱に定める補助率適用区分の要件を満たすこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:交付要綱・公募要領の確認
総務省の公式サイトから令和6年度版の交付要綱・公募要領をダウンロードし、補助率適用区分・対象経費・申請書類一覧を確認します。特に補助率(5分の4・3分の2・2分の1・3分の1)の適用条件を把握することが重要です。
ステップ2:対象地域・マイナンバーカード交付率の確認
整備対象地域が条件不利地域の指定を受けているか確認します。併せて、マイナンバーカードの交付率データを取得し、採択審査への影響を把握します。
ステップ3:事業計画・収支計画の策定
整備区間・設備仕様・工事スケジュール・事業費総額を確定し、補助率適用後の自己負担額を試算します。事業の採算性・持続可能性を示す収支計画書を作成します。
ステップ4:申請書類の準備・提出
総務省所定の申請書類(交付申請書・事業計画書・収支計画書・地域証明書類等)を揃え、第一回(5月)・第二回(6月)・第三回(7月)のいずれかの締切に合わせて提出します。早期の締切回への申請を推奨します。
ステップ5:採択後の手続き
採択通知を受領後、交付決定を経て事業を着工します。事業完了後は実績報告書・精算払請求書を提出し、補助金を受領します。
ポイント
審査と成功のコツ
補助率適用区分の徹底確認
マイナンバーカード交付率の事前対策
第一回締切(5月)での早期申請
事業の持続可能性・収支計画の説得力
条件不利地域の法的根拠の明示
ポイント
対象経費
対象となる経費
光ファイバ等通信設備費(4件)
- 光ファイバケーブル購入費
- 伝送装置・通信機器購入費
- 局舎・設備架台等附帯設備費
- 基地局設備費(無線区間がある場合)
工事費(4件)
- 光ファイバ敷設工事費
- 管路・とう道等土木工事費
- 局舎建設・改修工事費
- 既存設備撤去・改修費
設計・調査費(3件)
- 整備計画策定・設計費
- 現地調査・測量費
- 環境調査費
事務費(2件)
- 申請・報告書類作成に係る諸費用
- 補助事業管理に要する直接経費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 補助対象地域外(条件不利地域以外)の整備に係る費用
- 既存設備の通常維持管理・修繕費
- 補助金交付決定前に発注・着工した工事費
- 用地取得費・借地料
- 汎用品(PC・スマートフォン等の一般消費者向け端末)の購入費
- 消費税及び地方消費税(課税事業者の場合)
- 他の補助金等で既に補助を受けた経費の重複計上分
よくある質問
Q令和6年度版と令和4年度第二次補正予算版の違いは何ですか?
主な違いは3点です。①補助率:令和6年度版では「5分の4(80%)」が新設されました(令和4年度版は最高が「3分の2」)。②補助上限額:令和6年度版は約45億円(令和4年度版は約28.4億円)と大幅に拡大されています。③マイナンバーカード交付率:令和6年度版では事業採択審査においてマイナンバーカードの交付率が考慮される新要素が導入されました。また、令和6年度版は申請期間が3段階の締切制(5月・6月・7月)となっています。
Q補助率「5分の4(80%)」はどのような条件で適用されますか?
補助率の適用区分は交付要綱に詳細が定められています。一般的には、整備の困難度・地域の条件不利の程度・申請主体の種別等によって、5分の4・3分の2・2分の1・3分の1のいずれかが適用されます。最高補助率の5分の4(80%)は、特に整備が困難な地域や条件不利の度合いが高い地域への適用が想定されています。正確な適用条件は総務省の公募要領・交付要綱を直接確認するか、総務省担当窓口にお問い合わせください。
Qマイナンバーカードの交付率が採択に影響するとはどういうことですか?
令和6年度版では、審査・採択の判断にあたりマイナンバーカードの交付率が考慮されます。具体的には、対象地域や申請主体である自治体のマイナンバーカード交付率が高いほど、採択審査で有利に評価される可能性があります。これはデジタル田園都市国家構想の推進において、通信インフラ整備とデジタル活用(マイナンバーカード利用)を一体的に推進するという政策的な狙いによるものです。申請前に地域の交付率を確認し、低い場合は促進の取り組みを整備しておくことをお勧めします。
Q電気通信事業者も申請できますか?どのような要件がありますか?
電気通信事業法に基づく登録または届出を行った電気通信事業者も申請できます。要件としては、①電気通信事業法上の登録・届出事業者であること、②整備対象地域が条件不利地域(山村・離島・過疎地域等の法的指定地域)であること、③交付要綱に定める補助率適用区分の要件を満たすことが必要です。地方公共団体や第三セクターと異なり、事業者として整備後の継続的なサービス提供計画・採算性の説明が重要になります。
Q3段階の締切(5月・6月・7月)はどう選べばよいですか?
可能な限り第一回(5月)締切での申請を目指すことを推奨します。理由は、採択枠・予算総額は有限であり、早い締切回ほど採択の確実性が高まる傾向があるためです。ただし、書類の完成度・事業計画の精度が採択を左右するため、十分な準備なく早い締切を目指すのは逆効果です。公募開始(4月19日)直後から準備を開始し、5月の第一回締切に間に合うよう計画的に進めることが理想的です。準備が間に合わない場合は第二回(6月)、第三回(7月)も活用可能です。
Q「条件不利地域」とは具体的にどのような地域ですか?
条件不利地域とは、地理的・社会的条件が不利な地域として法律で指定された地域のことで、主に以下の指定を受けた地域が該当します。①過疎地域(過疎地域自立促進特別措置法による指定)、②山村(山村振興法による指定)、③離島(離島振興法による指定)、④半島地域(半島振興法による指定)、⑤豪雪地帯(豪雪地帯対策特別措置法による指定)等です。対象地域が条件不利地域の指定を受けているかどうかは、各根拠法の指定名簿や都道府県・市区町村の担当部署で確認できます。申請書類には法的根拠を明記することが求められます。
Q補助金交付決定前に工事に着手してしまった場合はどうなりますか?
補助金交付決定前に着工した工事・発注した設備は原則として補助対象外となります。これは補助金適正化法に基づく原則であり、違反した場合は採択取消・補助金返還を求められる可能性があります。事業のスケジュールを組む際は、必ず「交付決定日」以降に工事着工・設備発注が行われるよう計画してください。急ぎの整備が必要な場合でも、補助金申請と着工のタイミングについて事前に総務省担当窓口に確認することが重要です。
Q他の補助金と組み合わせて申請することはできますか?
同一経費に対して複数の補助金を重複受給することは禁止されています。ただし、費用区分を明確に分けた上で、他の補助金と組み合わせることは可能な場合があります。例えば、デジタル田園都市国家構想推進交付金でデジタルサービスを整備しつつ、本補助金で通信インフラ(光ファイバ)を整備するといった組み合わせが考えられます。組み合わせの可否については、申請前に総務省の担当窓口および関連補助金の所管省庁に必ず確認することを強くお勧めします。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は高額・大規模な通信インフラ整備を対象としており、単独での活用が基本ですが、関連する国・地方の補助制度との組み合わせによって地域全体のデジタル化を加速できます。 **デジタル田園都市国家構想推進交付金(総務省)**との組み合わせが有効です。本補助金でインフラ(光ファイバ等)を整備し、デジタル田園都市交付金でその上で動くデジタルサービス(スマート農業・医療DX・観光DX等)を整備することで、インフラからサービスまで一体的なデジタル化を実現できます。 **過疎地域持続的発展支援交付金(総務省)**は、過疎地域自立促進特別措置法の指定地域で活用でき、地域おこし協力隊の活動費や生活基盤整備との連携が可能です。本補助金で通信インフラを整備した後、地域活性化の取り組みとセットで活用することで、整備効果の最大化につながります。 **地方創生関連の都道府県・市区町村独自補助**との重複申請についても確認が必要です。ただし、同一経費への重複補助は禁止されているため、費用区分を明確に分けた上で組み合わせを設計することが重要です。申請前に総務省の担当窓口および都道府県の情報通信担当部署に相談し、補助金の組み合わせ可否を確認することを強くお勧めします。
詳細説明
無線システム普及支援事業費等補助金(高度無線環境整備推進事業)とは
本補助金は、総務省が所管する「無線システム普及支援事業費等補助金(高度無線環境整備推進事業)」の令和6年度当初予算版です。条件不利地域(山村・離島・過疎地域等)における光ファイバ等の高速・大容量通信ネットワーク整備を支援し、都市と地方のデジタルデバイド(情報格差)の解消を目指します。
令和6年度当初予算版では、補助上限額が約45億円に拡大されるとともに、補助率に「5分の4(80%)」が新設されたことが最大の特徴です。また、事業採択においてマイナンバーカードの交付率が考慮される新しい審査基準が導入されています。
令和6年度版の主な変更点
- 補助率「5分の4(80%)」の新設:令和4年度第二次補正予算版では最高補助率が3分の2(約67%)でしたが、令和6年度版では5分の4(80%)が追加され、条件不利地域での整備をより手厚く支援します。
- 補助上限額の拡大:約28.4億円から約45億円へと大幅に拡大。より広域・大規模な整備が可能になりました。
- マイナンバーカード交付率の採択考慮:事業採択時にマイナンバーカードの交付率が審査で考慮される新要素が導入されました。
- 3段階締切制度:申請受付期間が2024年4月19日〜7月19日の3段階(5月・6月・7月各締切)に設定されています。
補助対象者
以下のいずれかに該当する者が申請できます。
- 地方公共団体(都道府県・市区町村等)
- 第三セクター(地方公共団体が出資する法人)
- 電気通信事業者(電気通信事業法に基づく登録・届出事業者)
補助対象地域・事業
補助対象は、条件不利地域(山村振興法・離島振興法・過疎地域自立促進特別措置法等で指定された地域)における光ファイバ等の整備事業です。具体的には以下の整備が対象となります。
- 光ファイバケーブルの敷設・接続
- 伝送装置・通信機器の設置
- 局舎・附帯設備の整備
- これらに付随する工事・設計・調査費用
補助率と補助上限額
補助率は補助対象経費の5分の4、3分の2、2分の1、3分の1のいずれかが適用されます(詳細は交付要綱参照)。補助上限額は約45億円です。どの補助率が適用されるかは、地域区分・申請主体の種別等によって異なるため、交付要綱を必ず確認してください。
マイナンバーカード交付率と採択審査
令和6年度版の特徴として、事業採択審査においてマイナンバーカードの交付率が考慮されます。交付率が高い地域・自治体は採択で有利になるため、申請前に地域の交付率状況を把握し、必要に応じて交付促進の取り組みを強化・記録しておくことが重要です。具体的な評価基準は公募要領・審査方針で確認してください。
申請スケジュール(3段階締切)
令和6年度の申請受付は2024年4月19日から開始し、第一回(5月締切)・第二回(6月締切)・第三回(7月締切)の3段階の締切が設けられています。
- 第一回:5月締切(公募開始後約1ヶ月)
- 第二回:6月締切
- 第三回:7月19日締切
採択枠・予算額には限りがあるため、準備が整い次第できる限り早い締切回(第一回)での申請を推奨します。
申請の流れ
申請から補助金受領までの主な流れは以下の通りです。
- 公募要領・交付要綱の確認(総務省公式サイトからダウンロード)
- 対象地域の法的指定確認・マイナンバーカード交付率の把握
- 事業計画・収支計画の策定
- 申請書類の作成・提出(各締切日まで)
- 採択審査・交付決定
- 事業着工・実施
- 実績報告・精算払請求
- 補助金受領
採択のポイント
採択確率を高めるためのポイントを以下に示します。
- 補助率適用区分の確認:どの補助率が適用されるかを事前に確認し、事業費・自己負担額を正確に試算する
- マイナンバーカード対策:交付率向上の取り組みを記録・記載し、審査でアピールする
- 早期申請:第一回締切(5月)を目標に準備を開始する
- 持続可能性の明示:整備後の運営計画・収支見通しを具体的に示す
- 地域課題の数値化:デジタルデバイドの現状(通信未整備世帯数等)を数値で示す
デジタル田園都市国家構想との関係
本補助金はデジタル田園都市国家構想の実現を支える重要な施策の一つです。条件不利地域への光ファイバ整備は、スマート農業・遠隔医療・防災DX等の地域DXサービスの基盤となります。総務省は本補助金を活用した通信インフラ整備と、デジタル田園都市国家構想推進交付金等のデジタルサービス整備を組み合わせることで、地方の総合的なデジタル化を促進しています。
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