令和4年度予算 需要家主導による太陽光発電導入促進補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
FIT非依存の新モデル支援
FIT認定を取得せず、接続供給(託送)によらない直接供給モデルを対象としている点が最大の特徴です。電力市場の自由化が進む中、需要家と発電事業者の直接契約による再エネ調達は、長期的な電力コスト安定化とCO2削減を両立する有力な手段として注目されています。
補助率最大2/3の手厚い支援
通常型で1/2以内、自治体連携型では2/3以内という高い補助率が設定されています。太陽光発電設備の初期投資負担を大幅に軽減し、PPAモデルの経済性を飛躍的に向上させることで、需要家主導型の導入を加速します。
需要地外設置が対象
需要家の敷地内ではなく、需要地外に新規設置する太陽光発電設備が補助対象です。自社敷地に十分なスペースがない企業でも、遊休地等を活用した大規模な太陽光発電の導入が可能になります。
自治体連携型の優遇措置
地方自治体と連携した事業には補助率が2/3に引き上げられます。地域の再エネ導入計画と連動した取り組みが特に推奨されており、地域貢献と事業メリットを両立できる設計です。
ポイント
対象者・申請資格
法人格要件
- 国内において事業活動を営んでいる法人であること
- 公募要領に定める要件を満たすこと
事業要件
- FIT認定を取得しない太陽光発電設備であること
- 接続供給(託送)によらず、特定の需要家に長期間電気を供給する事業であること
- 需要地外に新規に太陽光発電設備を設置する事業であること
自治体連携型の追加要件
- 地方自治体との連携体制が構築されていること
- 地域の再エネ導入計画等との整合性があること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:事業スキームの設計
需要家と発電事業者の契約形態(PPA等)、設置場所、発電容量、供給期間等を具体的に設計します。FIT認定を取得しない前提で、事業の経済性を検証しましょう。
ステップ2:自治体連携の検討
補助率引き上げ(2/3)を狙う場合は、設置予定地の自治体との連携体制を構築します。地域の再エネ導入目標との整合性を確認しましょう。
ステップ3:GビズID取得と申請準備
jGrantsでの電子申請にGビズIDプライムが必要です。申請様式に沿って事業計画書・経費明細書等を作成します。
ステップ4:jGrantsで電子申請
公募期間内に必要書類を添付して申請します。様式の更新が入ることがあるため、最新版をダウンロードして使用してください。
ステップ5:採択後の設備設置・運用開始
採択後、計画に沿って太陽光発電設備を設置し、需要家への電力供給を開始します。
ポイント
審査と成功のコツ
長期契約の信頼性
設置場所の適切性
自治体連携の実質性
経済性の実現可能性
ポイント
対象経費
対象となる経費
太陽光発電設備費(3件)
- 太陽光パネル
- パワーコンディショナー
- 架台・基礎工事
送電設備費(2件)
- 自営線の敷設費用
- 変圧器・開閉器等の電気設備
系統連系費(2件)
- 系統連系に必要な工事費
- 電力量計等の計測機器
設計・工事費(3件)
- 設計費
- 施工費
- 測量・地盤調査費
その他設備費(2件)
- 蓄電池(太陽光と併設する場合)
- 監視制御システム
対象外の経費
対象外の経費一覧(6件)
- 土地の取得費・賃借料
- FIT認定を取得する設備の費用
- 既存設備の改修・修繕費用
- 事業に直接関係しない一般管理費
- 消費税及び地方消費税
- 補助事業期間外に発生した経費
よくある質問
QFIT認定を取得している設備は対象になりますか?
いいえ、FIT認定を取得した設備は対象外です。本補助金は、FITに依存しない新たな太陽光発電導入モデルの普及を目的としているため、FIT認定を取得せず、接続供給(託送)によらない形で特定の需要家に直接電力を供給する事業のみが対象となります。既にFIT認定を受けている設備をFIP認定に切り替えた場合も、本補助金の対象にはなりません。
Q自治体連携型と通常型の違いは何ですか?
最大の違いは補助率です。通常型は補助率1/2以内ですが、自治体連携型は2/3以内に引き上げられます。自治体連携型では、設置予定地の地方自治体と連携し、地域の再エネ導入目標や脱炭素計画と整合した事業を実施することが求められます。補助率の差は大きいため、自治体との連携可能性は必ず検討すべきです。
Q需要地外設置とは具体的にどういう意味ですか?
需要家が電気を使用する場所(工場・オフィス等)とは異なる場所に太陽光発電設備を設置することを指します。自社の遊休地、賃借地、他社の土地等に設備を設置し、自営線や特定供給等の方法で需要家に電力を届けます。需要家の屋根や敷地内に設置する「オンサイトPPA」は対象外となる点にご注意ください。
Q個人事業主は申請できますか?
本補助金の対象は「国内において事業活動を営んでいる法人」と定められており、個人事業主は対象外です。法人格を持つ企業(株式会社、合同会社、一般社団法人等)が申請者となります。個人事業主が太陽光発電の導入を検討している場合は、自治体の個人向け再エネ補助金やJ-クレジット制度等、他の支援策を検討してみてください。
QPPAモデルとは何ですか?
PPA(Power Purchase Agreement)は電力購入契約のことで、発電事業者が太陽光発電設備を設置・所有・運用し、発電した電力を需要家が長期契約(10-20年程度)で購入するビジネスモデルです。需要家は設備の初期投資が不要で、契約期間中は安定した価格で再エネ電力を調達できます。脱炭素経営を目指す企業にとって、リスクを抑えながら再エネ比率を高められる有力な手法です。
Q申請様式が更新された場合はどうすればよいですか?
JPEA太陽光発電推進センターの公式サイトで最新の申請様式をダウンロードし直してください。公募期間中に様式が更新されることがあり、旧版で提出すると受理されない可能性があります。公募期間中は定期的にサイトを確認し、お知らせ欄の更新情報にも注意を払ってください。不明点があればJP-PC案内窓口にお問い合わせください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は経済産業省の大型予算事業であり、同一設備・同一経費に対する他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、蓄電池を太陽光設備と併設する場合、太陽光部分は本補助金、蓄電池部分は「再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業」を活用するといった役割分担は検討の余地があります。また、設備設置後の運用段階では、「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」や地方自治体の再エネ関連補助金との組み合わせも考えられます。RE100やSBT等の国際イニシアチブへの参加企業であれば、本補助金による再エネ調達拡大がESG評価の向上にもつながるため、総合的な投資対効果を検討してください。
詳細説明
需要家主導型太陽光発電導入促進補助金とは
本補助金は、FIT(固定価格買取制度)に依存しない新たな太陽光発電導入モデルの普及を支援する制度です。需要家(電気の使用者)が発電事業者と連携し、PPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)等のスキームを通じて、再生可能エネルギー電気を長期安定的に調達する仕組みを後押しします。
制度の背景
2030年度の電源構成における再エネ比率36-38%の達成と、温室効果ガス46%削減(2013年度比)という目標に向け、太陽光発電のさらなる導入拡大が求められています。しかし、FITへの依存は国民負担(再エネ賦課金)の増大を招くため、市場メカニズムに基づく自立的な再エネ導入への転換が急務です。本補助金は、その転換を加速する重要な政策手段です。
補助条件
- 補助率:1/2以内(自治体連携型は2/3以内)
- 対象地域:全国
- 対象者:補助対象事業を行う国内法人
対象事業の要件
- FIT認定を取得しない太陽光発電設備であること
- 接続供給(託送)によらず、特定の需要家に長期間供給すること
- 需要地外に新規に設置する事業であること
PPAモデルのメリット
PPA(電力購入契約)モデルでは、発電事業者が太陽光設備を設置・所有し、需要家は発電された電力を長期契約で購入します。需要家にとっては初期投資不要で再エネ電力を調達できるメリットがあり、発電事業者は長期の安定収入を確保できます。本補助金により設備費用が軽減されることで、PPAの電力単価が引き下がり、双方にとってより有利な条件での契約が可能になります。
申請時の注意事項
申請様式は更新されることがあります。JPEA太陽光発電推進センターの公式サイトで常に最新版を確認してください。GビズIDプライムの取得も必要です。不明点はJP-PC案内窓口(03-6628-5740)にお問い合わせください。
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