地上基幹放送等に関する耐災害性強化支援事業(令和3年度第2次公募)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
本事業の最大の特徴は、大規模自然災害時における放送継続体制の構築を国が直接支援する点にあります。停電対策として非常用電源設備(発電機・蓄電池等)の整備、予備送信設備の冗長化、中継局設備の耐災害性向上など、放送インフラの根幹を守る投資に広く適用されます。地方公共団体等は補助率1/2、地上基幹放送事業者等は1/3と、主体の種別により補助率が異なります。令和3年度第2次公募は第3次公募(同年度)とは別枠であり、申請期間・採択枠が独立して設定されています。
対象者・申請資格
申請できる主体は(1)地方公共団体等(都道府県・市区町村・地方公共団体が設立した法人等)と(2)地上基幹放送事業者等(免許を受けた地上基幹放送局を運営する事業者、その関連団体を含む)の2区分です。放送エリア内での放送継続を目的とした耐災害性強化設備の整備が対象となり、単なる老朽化更新や通常の設備メンテナンスは対象外です。申請にあたっては、整備計画書・事業効果の説明資料・財務状況を示す書類等が必要です。
あなたは対象?かんたん診断
8問の質問に答えるだけで、この補助金の対象かどうかを簡易診断できます。
申請ガイド
申請受付期間は2021年5月31日(月)から2021年6月18日(金)までです(第2次公募)。申請書類は総務省情報流通行政局が定める様式に従い作成し、指定の提出先へ提出します。主な提出書類は、補助金交付申請書、事業計画書、整備する設備の仕様書・見積書、申請者の法人格を証明する書類、財務諸表等です。採択後は交付決定通知を受けてから事業着手となり、事業完了後に実績報告・精算払い請求の手続きが必要です。
審査と成功のコツ
採択に向けては、整備する設備が「放送継続に直結するか」を明確に示す事業計画書の作成が鍵です。審査では(1)災害リスクの現状分析、(2)整備後の放送継続可能時間・冗長性の向上度、(3)費用対効果の合理性、(4)事業実施体制の確実性が重視されます。過去の被災経験や停電実績データを活用して、整備の必要性を定量的に示すと説得力が増します。また、地域住民の受益規模(放送エリア人口・避難情報の到達率など)を明示することで社会的意義を強調できます。
対象経費
対象となる経費
非常用電源設備(4件)
- 非常用自家発電機の購入・設置費
- 大容量蓄電池システムの購入・設置費
- UPS(無停電電源装置)の購入・設置費
- 燃料タンク・給油設備の整備費
予備送信設備(4件)
- 予備送信機・予備アンテナの購入・設置費
- 予備中継局設備の整備費
- 冗長化のための切替装置の購入費
- 予備機材の収容設備(防水・耐震ラック等)の購入費
通信・回線設備(3件)
- 衛星回線を利用したバックアップ伝送設備の整備費
- 光ファイバー等の予備伝送路の整備費
- 無線伝送装置の購入・設置費
建築・土木工事(3件)
- 設備設置に必要な建屋・基礎工事費
- 耐震補強工事費(設備設置に伴うもの)
- 防水・防風工事費(設備保護目的のもの)
工事監理・設計費(3件)
- 整備計画の設計費・技術コンサルタント費
- 工事施工監理費
- 完了検査・性能確認試験費
対象外の経費
対象外の経費一覧(7件)
- 通常の設備保守・定期メンテナンス費用
- 老朽化した設備の単純更新(耐災害性向上を伴わないもの)
- 放送設備の機能拡充・高度化(耐災害性と直接関係のない設備)
- 消耗品・燃料等の運転経費
- 人件費(設備整備に直接従事する工事労務費は対象となる場合あり)
- 土地の取得費・賃借料
- 本事業の採択決定前に発注・着手した工事・購入費用
よくある質問
Q第2次公募と第3次公募の違いは何ですか?
令和3年度は同一事業で複数回の公募が実施されました。第2次公募(本件)の申請受付は2021年5月31日〜6月18日、第3次公募はその後に設定された別枠です。採択枠・審査が独立しているため、第2次で申請・採択された事業者が同一設備・経費で第3次に再申請することは原則できません。公募ごとに提出書類や審査基準が微妙に異なる場合があるため、当該公募の公募要領を必ず確認してください。
Q地上基幹放送事業者以外でも申請できますか?
はい、地方公共団体等(都道府県・市区町村・地方公共団体が設立した法人等)も申請主体となれます。地方公共団体等が申請する場合は補助率が1/2と、放送事業者(1/3)より有利な条件が適用されます。地域の放送局と地方公共団体が連携し、地方公共団体を申請主体とするスキームを組むことで、実質的な負担を軽減できる場合があります。コミュニティFM局等の小規模放送事業者も対象となる場合があるため、詳細は総務省に確認してください。
Q補助対象となる経費の範囲を教えてください。
主に(1)非常用電源設備(発電機・蓄電池・UPS等)、(2)予備送信機・予備中継局等の冗長化設備、(3)バックアップ伝送路設備(衛星・光ファイバー等)、(4)これら設備の設置に必要な建築・土木工事が対象です。一方、通常の保守・メンテナンス費用、老朽化更新(耐災害性向上を伴わないもの)、消耗品・燃料等の運転経費、土地取得費等は補助対象外です。具体的な経費の適否は公募要領で確認するか、総務省への事前相談をお勧めします。
Q補助上限額の4,500万円は1申請あたりですか?
はい、補助上限額4,500万円は1申請(1事業)あたりの上限です。整備する設備の購入・工事費の合計に補助率(1/2または1/3)を乗じた額が補助金額となり、上限額を超えた部分は自己負担となります。複数の放送局や設備を一括で申請する場合も、申請単位ごとに上限が適用されます。大規模な整備を計画している場合は、事業を複数年度・複数公募に分けることも検討に値します。
Q採択後の流れはどうなりますか?
採択後は総務省から交付決定通知が届きます。交付決定後に事業着手(設備の発注・工事開始)が可能となります。事業完了後は実績報告書を提出し、審査を経て補助金の精算払いが行われます。採択決定前の発注・着手は補助対象外となるため、交付決定通知の受領を必ず確認してから事業に着手してください。事業期間・実績報告の提出期限は採択通知に明記されますので、スケジュール管理を徹底することが重要です。
Q他の補助金と組み合わせて申請できますか?
同一の設備・経費に対して複数の補助金を重複して受給することは禁止されています。ただし、補助対象経費を明確に区分することで、異なる設備・工事に対して別の補助金(防災関連交付金等)を活用することは可能です。地方公共団体が申請主体の場合、国土強靱化関連の交付金と組み合わせられる可能性がありますが、経費の重複がないよう厳密に管理する必要があります。組み合わせを検討する場合は、それぞれの補助金の担当部局に事前確認することを推奨します。
Q本公募はすでに終了していますが、今後同様の事業はありますか?
令和3年度第2次公募はすでに終了しています。総務省では放送インフラの耐災害性強化を継続的な政策課題と位置づけており、同種の支援事業が翌年度以降も実施される可能性があります。総務省情報流通行政局の情報やe-Govの補助金情報ポータルを定期的に確認することをお勧めします。また、本公募の公募要領・申請様式を手元に保管しておくことで、次回公募への準備を効率的に進めることができます。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本事業と組み合わせて活用できる支援策として、総務省の「民間放送局等の耐災害性強化」に関連する他の補助事業(年度ごとに実施)があります。また、地方公共団体が申請主体となる場合は、防災・減災・国土強靱化のための5か年加速化対策関連の交付金(内閣府・国土交通省等)と組み合わせることで、自己負担をさらに軽減できる可能性があります。ただし、同一設備・経費への重複補助は禁止されるため、経費区分を明確に分ける必要があります。放送設備の電源強靭化は「国土強靱化地域計画」との整合性を示すことで、地方公共団体の優先度付けに有利に働きます。
詳細説明
事業の背景と目的
近年、台風・豪雨・地震などの大規模自然災害が頻発しており、被災時における放送インフラの重要性が改めて認識されています。停電や設備被害により放送局が機能停止した場合、被災地域の住民は避難情報・被災情報を受け取れなくなり、人命に直結する二次被害が生じるリスクがあります。
本事業「地上基幹放送等に関する耐災害性強化支援事業(令和3年度第2次公募)」は、こうした事態を回避するため、総務省情報流通行政局が放送局・地方公共団体等の設備整備を財政支援するものです。
第2次公募の概要
令和3年度においては、第1次・第2次・第3次と複数回の公募が実施されました。第2次公募の申請受付期間は2021年5月31日(月)から2021年6月18日(金)までの約3週間です。第3次公募(ID: 66302)とは別枠であり、採択枠・審査が独立して行われます。
補助対象と補助率
- 地方公共団体等:補助率1/2(自己負担1/2)
- 地上基幹放送事業者等:補助率1/3(自己負担2/3)
補助上限額は4,500万円です。整備する設備の規模・台数によって実際の補助額が決まります。
主な補助対象設備
- 非常用自家発電機・大容量蓄電池などの停電対策設備
- 予備送信機・予備中継局など放送継続のための冗長化設備
- 衛星・光ファイバーを活用したバックアップ伝送路
- 上記設備の設置に必要な建築・土木工事
申請のポイント
審査では「整備後の放送継続可能時間がどれだけ伸びるか」「費用に見合った効果があるか」が重視されます。過去の停電実績・被災リスクデータを活用し、整備の必要性を定量的に説明することが採択率向上につながります。
また、地方公共団体が申請主体となると補助率が1/2と有利になります。放送事業者と地方公共団体が連携した申請スキームを検討することで、実質的な自己負担を抑えることができます。
注意事項
- 本公募(第2次)はすでに終了しています。同種事業の次回公募に備えて公募要領を保管しておくことを推奨します。
- 採択決定前の発注・着手は補助対象外となります。
- 他の補助金との重複補助は禁止されるため、経費区分の管理が重要です。
問い合わせ先
総務省情報流通行政局(担当部局)が窓口です。公募要領・様式等は総務省ウェブサイトから入手できます。
関連書類・リンク
北海道の給付金・支援金もチェック
子育て・医療・住宅など、北海道で受けられる給付金を探せます。
北海道の給付金一覧を見る →