募集終了全国対象
やや難しい
準備期間の目安: 約45

令和5年度「地域商業機能複合化推進事業(地域の持続的発展のための中小商業者等の機能活性化事業)」(二次募集)

基本情報

補助金額
4000万円
補助率: ソフト:地方公共団体が間接補助事業者に交付する額の4/5以内【上限額4,000千円】/ハード:地方公共団体が間接補助事業者に交付する額の2/3以内【上限額40,000千円】
0円4000万円
募集期間
2023-05-24 〜 2023-07-10
対象地域日本全国
対象業種公務(他に分類されるものを除く)

この補助金のまとめ

地域商業機能複合化推進事業は、経済産業省が実施する商店街活性化のための補助金です。商店街等において、AIカメラやPOSシステムを活用した消費動向の調査分析や、空き店舗を活用した新機能の導入を通じて、最適なテナントミックスの実現を目指します。ソフト事業(上限400万円・補助率4/5)とハード事業(上限4,000万円・補助率2/3)の2類型があり、地方公共団体と連携して取り組む点が特徴です。データに基づく商店街再生という先進的なアプローチで、地域商業の持続的発展を後押しする制度です。

この補助金の特徴

1

データ駆動型の商店街再生

AIカメラ・POSシステム・電子決済などを活用して顧客の属性・消費動向データを収集・分析し、エビデンスに基づく商店街の活性化計画を策定できます。従来の勘や経験に頼らない科学的アプローチが可能です。

2

ソフト事業とハード事業の2類型

ソフト事業はチャレンジショップの実施やデータ収集体制の構築(上限400万円)、ハード事業は施設整備など新機能の導入(上限4,000万円)を支援します。段階的な取り組みも可能です。

3

テナントミックス最適化の仕組みづくり

単なる空き店舗対策にとどまらず、複数の空き店舗所有者との合意形成や、需要構造に適した新規出店環境の整備など、持続的な仕組みの構築を重視しています。

4

地方公共団体との連携スキーム

国と地方公共団体が共同で補助する仕組みであり、地域の実情に応じた支援が受けられます。商店街組織だけでなく民間事業者も間接補助事業者として参画できます。

ポイント

この補助金の本質は「データに基づく商店街の再設計」にあります。単に空き店舗を埋めるのではなく、消費者の動向を科学的に分析し、地域に必要な機能を戦略的に配置する仕組みを作ることが求められます。ソフトで分析→ハードで実装という段階的活用が効果的です。

対象者・申請資格

補助対象者(直接補助)

  • 地方公共団体(都道府県及び市町村)

間接補助事業者

  • 商店街振興組合、商工会、商工会議所等の商店街等組織
  • 民間事業者(商店街等の活性化に取り組む法人)

事業要件

  • 商店街等における消費動向等の調査分析を行うこと
  • テナントミックスの最適化に向けた仕組みづくりに取り組むこと
  • データ収集体制(AIカメラ・POS・電子決済等)を構築すること
  • 空き店舗所有者との物件利活用の合意形成を行うこと

ポイント

地方公共団体が直接の補助対象者となり、商店街組織や民間事業者は間接補助事業者として参画する二層構造です。まず地元の自治体と連携体制を構築することが申請の第一歩となります。

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申請ガイド

1

ステップ1:地方公共団体との連携構築

まず所在地の市区町村や都道府県の商業振興担当部署に相談し、連携体制を構築します。地方公共団体が直接の補助対象者となるため、行政との協力関係が不可欠です。

2

ステップ2:事業計画の策定

商店街等の現状分析を行い、消費動向調査の方法(AIカメラ、POSシステム等)、テナントミックスの方針、空き店舗活用計画等を盛り込んだ事業計画書を作成します。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

jGrantsポータルサイトを通じて電子申請を行います。事業の目的、実施体制、スケジュール、予算計画、期待される効果等を明確に記載してください。

4

ステップ4:審査・採択

外部有識者等による審査を経て採択が決定されます。地域への波及効果、実現可能性、継続性等が評価のポイントです。

5

ステップ5:事業実施・成果報告

採択後は計画に基づきデータ収集・分析、テナントミックス構築等を実施し、成果報告書を提出します。

ポイント

この補助金は地方公共団体経由の間接補助スキームです。商店街組織が単独で申請することはできないため、自治体との事前調整が最も重要なステップです。公募期間は約1.5ヶ月と限られますので、早めに行政との協議を開始してください。

審査と成功のコツ

データ活用の具体性を示す
AIカメラやPOSシステムをどのように設置し、どんなデータを収集・分析するかを具体的に記述してください。「来街者数の曜日・時間帯別分析」「購買単価と滞在時間の相関分析」等、具体的な分析手法を提示すると評価が高まります。
空き店舗活用の実現性を証明
空き店舗所有者との合意形成の進捗状況や、チャレンジショップ候補となる事業者のリストなど、実現性の高さを示す材料を準備してください。
地域の関係者を巻き込む
商店街組織だけでなく、地域の金融機関、大学、NPO等との連携体制を示すことで、事業の持続性と波及効果をアピールできます。
成果指標を定量化する
来街者数の増加率、空き店舗率の改善目標、新規出店数の見込み等、具体的な数値目標を設定してください。

ポイント

審査では「この事業で商店街がどう変わるか」のストーリーが重要です。データ収集→分析→テナントミックス提案→実装という一連の流れを具体的に描き、3-5年後の商店街の姿を説得力を持って示してください。

対象経費

対象となる経費

調査分析費(4件)
  • AIカメラ・センサーの設置費用
  • POSシステム導入費
  • 電子決済環境整備費
  • 消費動向調査委託費
施設整備費(ハード事業)(3件)
  • 空き店舗改修費
  • 新機能導入のための設備工事費
  • 店舗設備購入費
事業運営費(3件)
  • チャレンジショップ運営費
  • イベント開催費
  • 広報・PR費
専門家活用費(3件)
  • コンサルタント委託費
  • データ分析専門家謝金
  • まちづくりアドバイザー費用
事務費(3件)
  • 会議費
  • 印刷費
  • 通信費

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 土地の取得費用
  • 既存店舗の通常の修繕・維持管理費
  • 商店街組織の人件費(既存スタッフ)
  • 飲食費・接待交際費
  • 他の補助金と重複する経費
  • 事業終了後に発生する経費

よくある質問

Q商店街組織が直接この補助金に申請できますか?
A

商店街組織が直接国に申請することはできません。本事業は地方公共団体(都道府県・市町村)が直接の補助対象者となり、商店街振興組合や商工会等は間接補助事業者として参画する仕組みです。まずは所在地の市区町村の商業振興担当部署に相談し、地方公共団体を通じた申請を進めてください。

Qソフト事業とハード事業は同時に申請できますか?
A

はい、ソフト事業とハード事業を組み合わせた申請が可能です。ハード事業には必ずソフト事業(データ収集・分析)が含まれる必要があります。まずソフト事業でデータ分析を行い、その結果を基にハード事業で施設整備を行うという段階的な取り組みも有効です。

QAIカメラやPOSシステムの導入経験がない商店街でも申請できますか?
A

はい、申請可能です。本事業はまさにそうしたデータ収集体制がない商店街に対して、新たにAIカメラやPOSシステム等を導入する費用を補助するものです。導入にあたっては専門家やコンサルタントの活用費も補助対象となりますので、外部の知見を活用しながら取り組むことができます。

Qチャレンジショップとはどのような取り組みですか?
A

チャレンジショップとは、空き店舗を活用して期間限定で出店できる仕組みです。創業を目指す事業者がリスクを抑えて出店体験を行い、商店街側は新たな業種・業態の需要を検証できます。本事業では、チャレンジショップの実施を通じて得られた来客データや売上データを分析し、本格的なテナント誘致に活かすことが求められます。

Q補助事業終了後もデータ収集・分析を継続する必要がありますか?
A

補助事業期間終了後の継続義務は公募要領によりますが、本事業の趣旨はテナントミックスの最適化に向けた「仕組みづくり」です。事業期間中に構築したデータ収集・分析体制を継続的に運用し、商店街の持続的な発展につなげることが期待されています。自走できる仕組みの構築を計画段階から意識してください。

Q民間事業者も間接補助事業者になれますか?
A

はい、商店街等組織だけでなく民間事業者も間接補助事業者として参画できます。ただし、商店街等の活性化に資する事業であることが前提です。例えば、まちづくり会社やデータ分析企業、不動産管理会社等が商店街と連携して事業を実施するケースが想定されます。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は地方公共団体経由の間接補助であるため、同一事業・同一経費に対して国の他の補助金と重複して受けることはできません。ただし、商店街活性化に関連する別の取り組みであれば、中小企業庁の「中心市街地活性化事業」や自治体独自の商業振興補助金等との組み合わせが検討可能です。また、テナントミックス構築後の個別店舗の設備投資には「ものづくり補助金」や「IT導入補助金」の活用も有効です。商店街全体の活性化と個別店舗の強化を別制度で段階的に進める戦略が効果的です。

詳細説明

制度の背景

全国の商店街では空き店舗の増加や来街者の減少が深刻な課題となっています。従来の商店街支援策はイベント開催や環境整備が中心でしたが、本事業はデータに基づく科学的な商店街再生という新しいアプローチを採用しています。

事業の2つの類型

本事業は以下の2つの類型で構成されています。

  • ソフト事業(消費動向等分析・テナントミックス構築事業):AIカメラ・POSシステム・電子決済等を活用したデータ収集体制の構築と、チャレンジショップの実施等による需要調査。補助率4/5以内、上限400万円。
  • ハード事業(商店街等新機能導入促進事業):商店街にない新たな機能(保育施設、コワーキングスペース等)の導入に係る施設整備。補助率2/3以内、上限4,000万円。

テナントミックスとは

テナントミックスとは、商店街やショッピングセンター内の店舗構成を最適化することです。本事業では、消費者データの分析に基づいて地域に不足している業種や機能を特定し、空き店舗にそれらを戦略的に配置することで、商店街全体の魅力向上を図ります。

具体的な取組イメージ

  • AIカメラで来街者の動線・滞在時間を分析
  • POSデータで購買傾向・人気商品を把握
  • 分析結果を基に不足業種を特定
  • 空き店舗所有者と合意形成を行い、チャレンジショップで需要検証
  • 検証結果を基に本格的な新規出店を誘致

補助スキーム

本事業は地方公共団体が直接の補助対象者となり、商店街組織や民間事業者は間接補助事業者として参画する構造です。国と地方が連携して商店街を支援する仕組みにより、地域の実情に応じたきめ細かな支援が実現します。

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