令和 5 年度 「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金 」
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
女性の健康課題にフォーカスした先進的支援
月経、不妊、妊娠・出産、更年期等の女性特有の健康課題を解決するための製品・サービス活用を支援する、日本では数少ない専門的な補助制度です。技術に限らず、サービス・啓発活動も幅広く対象としています。
企業・医療機関・自治体の連携を促進
フェムテック企業単独ではなく、導入企業や医療機関、自治体等との連携による実証事業を推奨しており、エコシステム全体の発展を支援する設計です。多様なステークホルダーの参画により、より実効性の高い取り組みが可能になります。
3年間の継続実証で知見を蓄積
令和3年度から継続的に実施されており、過去2年間の実証参加者への追跡調査も行われています。単年の補助金ではなく、中長期的な視点でフェムテック市場の成長を後押しする戦略的な事業です。
効果の可視化を重視した令和5年度の方針
3年目となる本年度は、フェムテック等の製品・サービスの効果を定量的に可視化し、質の向上を図ることに重点を置いています。エビデンスに基づいたフェムテック市場の信頼性構築に貢献できます。
ポイント
対象者・申請資格
補助対象者(補助事業者)
- フェムテック企業(女性の健康課題を解決する製品・サービスを提供する企業)
- 導入企業(フェムテック製品・サービスを従業員に提供する企業)
- 医療機関(産婦人科、女性外来等)
- 自治体(女性の健康支援に取り組む地方公共団体)
- 上記の連携体
対象事業の要件
- フェムテック等の製品・サービスを活用した実証事業であること
- 働く女性のライフイベントと仕事の両立支援を目的とすること
- 女性が能力を最大限発揮し、いきいきと活躍することを目指す取り組みであること
- フェムテック等の製品・サービスの効果を可視化する取り組みを含むこと
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:募集要領の確認と連携パートナーの確保
経済産業省の公募ページからの募集要領を確認し、連携する企業・医療機関・自治体等との事前協議を行います。単独申請より連携体での申請が評価されやすい傾向があります。
ステップ2:実証事業計画の策定
対象とする女性の健康課題(月経、不妊、妊娠・出産、更年期等)を明確にし、フェムテック製品・サービスの活用方法、効果測定方法、参加者の募集計画等を具体的に策定します。
ステップ3:申請書類の作成・提出
事業計画書、予算書、連携体制図等の申請書類を作成し、電子申請で提出します。
ステップ4:審査・採択
外部有識者による審査を経て採択が決定されます。過去の実証事業との差別化や効果の可視化方法が審査ポイントです。
ステップ5:実証事業の実施・効果検証
採択後、計画に基づき実証事業を実施し、参加者へのアンケートや定量データの収集により効果を検証します。事業完了後に実績報告書を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
エビデンスベースの効果測定設計が最重要
多様なステークホルダーの連携体制
実証後の横展開・スケーラビリティ
女性従業員の声を起点にした課題設定
ポイント
対象経費
対象となる経費
人件費(3件)
- 事業統括者の人件費
- 研究員・調査員の人件費
- コーディネーターの人件費
事業費(4件)
- フェムテック製品・サービスの導入費
- セミナー・研修の開催費
- 啓発コンテンツの制作費
- 参加者募集のための広報費
委託費(3件)
- 効果測定・データ分析の委託費
- アプリ・システムの開発委託費
- 専門家(産婦人科医等)への委託費
旅費(2件)
- 事業実施に伴う出張旅費
- 連携先への訪問交通費
その他経費(4件)
- 会場借料
- 印刷費
- 通信費
- 消耗品費
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 土地・建物の取得費
- 汎用的な事務機器の購入費
- 事業に直接関係のない一般管理費
- 飲食費・接待費
- 補助事業期間外に発生した経費
- 他の国庫補助金と重複する経費
- 消費税及び地方消費税
- 既に市場で十分に普及している製品・サービスの単純な購入費
よくある質問
Qフェムテック企業ではないのですが申請できますか?
はい、フェムテック企業以外でも申請可能です。フェムテック製品・サービスを従業員に導入する一般企業、連携する医療機関、自治体なども補助対象者となります。むしろ、フェムテック企業と導入企業が連携した実証事業が推奨されています。自社の女性従業員の健康課題解決のためにフェムテック製品を導入したい企業は、ぜひご検討ください。
Q技術を使わないサービスでも対象ですか?
はい、対象です。募集要領に明記されているとおり、「フェムテック等の製品・サービス」は技術を利用した事業に限りません。カウンセリングサービス、セミナー・研修、啓発コンテンツの提供、専門家による個別相談等、女性の健康課題解決に資するサービス全般が対象となります。
Q過去に採択された事業と似た内容でも申請できますか?
申請自体は可能ですが、3年目の実証事業であるため、過去の採択事業との差別化が重視されます。過去の実証結果を踏まえた発展的な取り組みや、これまで対象とされていなかった健康課題へのアプローチ、新しい効果測定手法の導入など、新規性を示すことが採択率向上のポイントです。
Qどのような効果測定が求められますか?
令和5年度は効果の可視化が重点テーマであり、定量的・定性的な効果測定が求められます。具体例として、参加者のアンケートによる満足度・意識変化の測定、欠勤日数や離職率等の客観指標の変化、フェムテック製品の利用率・継続率の追跡などが挙げられます。対照群を設定した比較検証や、中長期的な効果追跡を行う計画は特に高く評価されます。
Q補助金の額はいくらですか?
補助率は対象経費の2/3で、補助上限額は500万円です。例えば、750万円の事業を計画した場合、500万円が補助され、自己負担は250万円となります。500万円以下の事業の場合は、事業費×2/3が補助額となります。なお、補助対象となる経費の範囲は募集要領で定められていますので、事前にご確認ください。
Q男性も事業の対象にできますか?
本事業の主な目的は働く女性の健康課題解決ですが、女性の健康課題に対する職場全体の理解促進のために男性管理職向けの研修を実施する等、男性を巻き込んだ取り組みは可能です。実際に過去の採択事業でも、男性管理職へのリテラシー教育を含む事業が採択されています。女性の健康課題を「職場全体の課題」として捉える視点は、事業の実効性を高める上で重要です。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金は実証事業に特化した補助金であり、同一の経費について他の国庫補助金との重複受給はできません。ただし、実証事業で効果が検証されたフェムテック製品・サービスを本格導入する段階では、中小企業向けのIT導入補助金やものづくり補助金を活用できる可能性があります。また、厚生労働省の「両立支援等助成金」は従業員の育児・介護と仕事の両立を支援する制度であり、本補助金とは対象経費が異なるため、組み合わせて活用することが可能です。自治体独自の女性活躍推進事業補助金との連携も検討でき、国と地方の支援を重層的に活用することで、より包括的なフェムテック導入体制を構築できます。
詳細説明
事業の背景
SDGsや男女共同参画社会の実現に向け、女性の健康課題の解決は社会全体で取り組むべき重要なテーマです。経済産業省は令和3年度より「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」を立ち上げ、働く女性の妊娠・出産等ライフイベントに起因する望まない離職等の防止と、個人のウェルビーイング向上を通じた企業価値の向上を推進しています。
令和5年度のポイント
実証3年目となる令和5年度は、フェムテック等の製品・サービスの効果の可視化・更なる質の向上を目指して事業を実施します。過去2年間の実証で蓄積された知見を基盤に、よりエビデンスベースのアプローチが求められています。
補助内容
- 補助率:2/3
- 補助上限額:500万円
- 対象地域:全国
対象となるフェムテック等の製品・サービス
「フェムテック等の製品・サービス」とは、女性がライフステージに応じて抱える健康課題解決に資するもの全般を指します。技術を利用した事業に限りません。
- 月経管理・ケアアプリ、デバイス
- 不妊治療支援サービス
- 妊娠・出産に関する情報提供・サポートサービス
- 更年期症状の管理・ケアサービス
- 女性の健康に関するセミナー・啓発コンテンツ
- 専門家(産婦人科医、カウンセラー等)による個別支援
過去の採択実績
令和3年度(1年目)は20事業が採択され、全国各地でセミナー開催、啓発コンテンツ提供、アプリ・システム開発、専門家による個別支援等、多様な取り組みが実施されました。令和4年度(2年目)はさらに事業のバリエーションが拡大し、1年目参加者への追跡調査も行われています。
期待される成果
- 女性従業員の定着率向上:ライフイベントに起因する望まない離職の防止
- 生産性向上:健康課題の解決による業務パフォーマンスの改善
- 企業価値の向上:人材の多様性確保とESG評価の向上
- フェムテック市場の発展:エビデンス構築による製品・サービスの信頼性向上
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