令和4年度補正予算 SSの事業再構築・経営力強化事業(設備導入等支援事業)
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
カーボンニュートラル対応設備への支援
ガソリンスタンドがEV充電スポット・水素ステーション・再生可能エネルギー設備などの次世代対応設備を導入する際の費用を補助します。脱炭素化社会への円滑な移行を支援するため、設備投資の経済的ハードルを大幅に引き下げることを目的としています。業界の存続と地域インフラ維持の両立を図る観点から設計されています。
石油製品の安定供給確保
地域の生活インフラとして不可欠なガソリン・軽油等の安定供給体制を維持するための設備更新・強化も対象となります。老朽化した設備の更新や、供給効率を高めるための設備投資により、地域住民への燃料供給が途絶えないよう支援します。特に過疎地域・離島等での供給維持に貢献するSSへの支援が重点とされています。
事業再構築による経営力強化
従来のガソリン販売一本に依存する経営モデルから、複合サービス拠点への転換を後押しします。EV充電・カーシェア・宅配ロッカー・コンビニ併設等、ガソリンスタンドの持つ立地・駐車スペースを活かした新事業展開のための設備投資が支援対象となり得ます。将来的な収益多角化によって経営の安定化を図ることができます。
全国石油協会による専門的サポート
実施主体が一般社団法人全国石油協会であるため、業界特有の事情や規制を熟知した専門家によるサポートが期待できます。申請書類の作成から設備選定のアドバイスまで、業界団体ならではの密接なサポート体制が整っています。事務局への直接相談(TEL:03-5251-0466)も可能で、初めて補助金申請をする事業者でも取り組みやすい環境です。
国の政策方針と連動した持続的支援
本事業は経済産業省・資源エネルギー庁のカーボンニュートラル政策と連動しており、一時的な支援にとどまらず、業界全体の中長期的な構造転換を目指した政策パッケージの一環です。今後も継続的な支援施策が見込まれるため、今回の採択事業者は次回以降の支援制度でも優位なポジションを築ける可能性があります。
ポイント
対象者・申請資格
対象事業者
- 揮発油販売業者(ガソリンスタンド事業者)として登録・営業している法人または個人事業主
- 揮発油等の品質の確保等に関する法律に基づく特定石油製品輸入暫定措置法の適用事業者
- 現在SSを運営しており、事業継続の意志がある事業者
- 複数のSSを運営する事業者(各拠点ごとに申請できる場合あり)
対象事業・設備
- カーボンニュートラルに資するEV充電設備、再生可能エネルギー関連設備の導入
- 石油製品の安定供給確保のための設備更新・強化
- 事業再構築に伴う新サービス提供のための設備導入
- 既存SSの省エネ化・高効率化に向けた設備改修
地域要件
- 日本全国(全国が対象エリア)
- 過疎地域・離島等の供給維持が課題となるエリアのSSは優先度が高い可能性あり
除外事業者
- 暴力団関係者・反社会的勢力
- 過去に補助金で不正受給の実績がある事業者
- 税金の未納がある事業者
ポイント
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申請ガイド
ステップ1: 事前情報収集・相談
公式サイト(https://www.sekiyu.or.jp/pages/103/)で最新の公募要領・申請様式を入手し、事業内容・補助対象経費・補助率等を確認します。不明点は事務局(全国石油協会 環境・経営支援部 TEL:03-5251-0466)に早期に問い合わせ、対象要件や書類について確認しましょう。
ステップ2: 事業計画の策定
導入予定の設備を具体的に検討し、カーボンニュートラルへの貢献度・事業再構築の方向性・設備導入による経営改善効果などを整理します。複数の設備メーカー・サプライヤーから見積もりを取得し、費用対効果を明確にしておくことが重要です。
ステップ3: 申請書類の作成
公募要領に従い、申請書・事業計画書・収支計画書・見積書等の必要書類を揃えます。設備導入の必要性・期待効果・実施スケジュールを具体的かつ説得力ある形で記載することがポイントです。
ステップ4: 申請書類の提出
申請期間(2023年3月22日〜2023年4月28日)内に所定の方法で提出します。郵送・持参・電子申請など提出方法は公募要領で確認してください。締切直前は窓口が混雑する可能性があるため、余裕を持ったスケジュールで提出することを強く推奨します。
ステップ5: 審査・採択通知
提出後、全国石油協会による書類審査・ヒアリング等が実施されます。採択通知を受けた後に設備発注・工事着工が可能となるため、採択前の先行発注は補助対象外となる場合がある点に注意が必要です。
ステップ6: 設備導入・実績報告
採択後、補助事業期間内に設備を導入・稼働させ、実績報告書を期日までに提出します。補助金は後払い(精算払い)が基本のため、一時的な自己資金の確保も事前に検討しておきましょう。
ポイント
審査と成功のコツ
事業再構築の具体性と実現可能性
地域インフラとしての役割の強調
設備の補助対象適合性の確認
財務健全性のアピール
スケジュールの現実性
ポイント
対象経費
対象となる経費
EV・次世代燃料対応設備(4件)
- EV急速充電器・普通充電器の購入・設置費用
- 水素ディスペンサー・水素貯蔵設備
- e-fuel対応設備
- 充電管理システム・決済端末
再生可能エネルギー設備(3件)
- 太陽光発電システム(パネル・パワコン・架台)
- 蓄電池システム
- 自家消費型再エネ設備の制御システム
既存設備の更新・高効率化(4件)
- 地下タンク・配管の更新・改修費用
- 省エネ型燃料ポンプ・ディスペンサー
- LED照明・高効率空調設備
- 漏洩検知システムの高度化
新事業対応設備(4件)
- カーシェアリング・カーリース対応設備
- 車両整備・洗車の自動化設備
- 宅配ロッカー・コンビニ併設に伴う設備
- デジタル化・DX推進のためのシステム導入
安全・環境対応設備(4件)
- 土壌汚染対策設備
- 防災・BCP対応設備
- 排気ガス浄化装置
- セキュリティカメラ・防犯設備(事業に直結するもの)
工事費・設置費(3件)
- 設備設置に伴う基礎工事費
- 電気工事・配管工事費
- 試運転・調整費用
対象外の経費
対象外の経費一覧(8件)
- 採択通知前に発注・契約した設備費用
- 土地取得費・建物建設費(設備に付随しない純粋な不動産取得)
- 消耗品・燃料費・維持管理費(補助事業期間後の運転費用)
- 人件費・役員報酬(一部例外を除く)
- 汎用性の高いパソコン・事務機器(事業に直結しないもの)
- 補助事業と直接関係のない広告宣伝費
- 税務申告・補助金申請に係るコンサルタント費用(要確認)
- 中古設備(公募要領で明示的に除外されている場合)
よくある質問
Qガソリンスタンドを1店舗しか運営していない小規模事業者でも申請できますか?
はい、申請可能です。本事業は大手石油販売会社だけでなく、1〜2店舗を運営する中小・個人事業主の揮発油販売業者も対象に含まれます。むしろ、地域の燃料インフラとして不可欠な存在である小規模SSの存続を支援することも本事業の重要な目的のひとつです。ただし、申請要件や書類の準備は全事業者共通のため、事前に全国石油協会の事務局(TEL:03-5251-0466)に相談し、必要書類や申請手続きについて確認しておくことをお勧めします。個人事業主の場合は確定申告書等の財務資料の準備も必要となる場合があります。
QEV充電器の設置だけを目的とした申請は可能ですか?
EV充電器の設置はカーボンニュートラル対応設備の代表例として本事業の対象になり得ます。ただし、申請にあたっては単なる設備設置の事実だけでなく、それがどのようにSSの事業再構築・経営力強化に寄与するかを事業計画書に明記することが重要です。「EV充電サービスの提供により新たな顧客層を開拓する」「充電待ち時間を活用した付帯サービスで収益を多角化する」といった具体的なビジネスモデルの変革を示すことで採択可能性が高まります。また、EV充電インフラ整備に関しては経済産業省等の他の補助金との関係も確認が必要です。
Q補助率・補助上限額はどのくらいですか?
具体的な補助率・補助上限額は公募要領に記載されていますが、本情報では特定されていません。一般的な設備導入補助金の場合、補助率は対象経費の1/2〜2/3程度、上限額は数百万円〜数千万円の範囲で設定されることが多いです。正確な補助率・上限額は必ず公式サイト(https://www.sekiyu.or.jp/pages/103/)の公募要領を確認するか、全国石油協会環境・経営支援部(TEL:03-5251-0466)に直接問い合わせてください。補助率は設備の種類・導入目的・事業者の規模によって異なる場合もあります。
Q採択通知が出る前に設備メーカーに見積もりを依頼することはできますか?
見積もりの依頼・取得は採択前でも問題ありません。むしろ、正確な申請書類(見積書の添付等)を作成するために必要な作業です。ただし、設備の正式な発注・購入契約は採択通知を受けてから行うことが原則です。採択前に発注・契約した設備は補助対象経費として認められない可能性が高く、後から補助金が受け取れないというリスクがあります。申請書に記載するために複数社から見積もりを取得しておくことは積極的に行ってください。工事業者・設備メーカーには「補助金採択後に正式発注する前提での見積もり」である旨を明示しておきましょう。
Q補助金の支払いはいつ頃になりますか?自己資金が不足している場合はどうすればよいですか?
補助金は一般的に後払い(精算払い)方式です。設備を導入・稼働させ、実績報告書を提出して審査が通った後に補助金が振り込まれます。そのため、設備代金を一時的に立て替えるための資金が必要になります。自己資金が不足している場合は、日本政策金融公庫の「事業性評価に基づく融資」や各都道府県・市区町村の制度融資(低利)を活用してつなぎ資金を調達することを検討してください。補助金の採択通知書を融資審査の資料として活用できる場合もあります。また、取引のある金融機関のビジネスローンも選択肢のひとつです。資金調達の相談は地域の商工会議所や中小企業診断士にも相談できます。
Q既に他の補助金を受けている設備がある場合、本補助金との重複申請はできますか?
同一の設備・経費に対して複数の補助金を重複して受給することは、原則として禁止されています(二重補助の禁止)。ただし、補助対象経費が明確に異なる場合(例:A補助金はEV充電器本体、本補助金は設置工事費など)は、内容次第で両方を受給できる可能性があります。申請書作成時には、他の補助金の受給状況・申請状況を正確に申告し、補助対象経費の分担を明確にした上で申請することが必要です。不明な場合は必ず全国石油協会の事務局と、他の補助金の交付元それぞれに確認してください。不正受給は返還命令・加算金徴収の対象となるため、慎重に確認を行ってください。
Q採択後、何年間か事業を継続するという縛り(維持管理義務)はありますか?
補助金で取得した設備には、一般的に「取得財産等の管理義務」が課せられます。補助事業完了後、一定期間(多くの場合5年間または法定耐用年数の期間)は補助事業の目的に沿って設備を継続使用し、売却・廃棄・目的外使用等の場合には承認申請や補助金の一部返還が求められることがあります。具体的な維持管理義務の期間・内容は公募要領に記載されていますので、必ず確認してください。事業承継・M&A等の場合も承認手続きが必要になるケースがあります。
Qガソリンスタンドの廃業を検討しているが、廃業前の最後の設備更新として申請できますか?
本事業の目的は「SSの事業再構築・経営力強化」であり、事業継続・拡大を前提とした設備投資への支援が趣旨です。廃業を前提とした申請は本事業の目的に反するため、採択されない可能性が高いと考えられます。ただし、事業継続が困難な状況にある場合でも、後継者への事業承継や地域の別事業者への運営移管を前提とした設備投資であれば、相談の余地があるかもしれません。まずは全国石油協会の事務局に個別の状況を説明した上で相談することを推奨します。廃業を余儀なくされる小規模SS向けには、別途の廃業支援・解体補助の制度が存在する場合もあります。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金はガソリンスタンド事業者に特化した業界団体補助金ですが、他の支援制度と組み合わせることで設備投資の自己負担をさらに軽減できる可能性があります。 経済産業省の「事業再構築補助金」は新分野展開・業態転換を幅広く支援しており、EV充電ステーションへの転換や複合サービス拠点化を目指すSSに適合する場合があります。ただし、同一経費への二重補助は原則禁止のため、補助対象経費を明確に分けた申請設計が必要です。 「省エネ補助金(省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金)」は省エネ設備導入に特化しており、LED照明・高効率空調・省エネポンプ等の設備更新と組み合わせる際に有効です。 EV充電インフラ整備に関しては、経済産業省・国土交通省が実施する「EV充電インフラ整備事業費補助金」(次世代自動車振興センター経由)との併用可能性を確認することを推奨します。充電器本体への補助率が高く、本補助金との役割分担を明確にすることで実質的な自己負担をゼロに近づけられるケースがあります。 また、日本政策金融公庫の「脱炭素化支援融資」や各都道府県の制度融資と組み合わせることで、補助金の精算払いまでのつなぎ資金を低利で調達することも有効な戦略です。申請前に中小企業診断士や補助金専門家に相談し、最適な組み合わせ戦略を設計することを強く推奨します。
詳細説明
補助金の背景と目的
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、日本のエネルギー政策は大きな転換期を迎えています。ガソリン・軽油等の化石燃料を主力商品とするガソリンスタンド(SS)業界は、この変革の最前線に立たされています。電気自動車(EV)の普及加速、燃費規制の強化、消費者の脱炭素意識の高まりにより、従来型のSSビジネスモデルは根本的な見直しを迫られています。
一方で、ガソリンスタンドは地域の生活インフラとして不可欠な役割を担っています。特に地方部・過疎地域では、最寄りのSSが数十キロ以上離れている「SS過疎地」の問題が深刻化しており、地域住民の日常生活や農業・物流への影響が懸念されています。こうした背景から、国はガソリンスタンドの事業継続と脱炭素化対応を同時に支援する施策として本事業を立ち上げました。
事業の概要と補助内容
本事業の正式名称は「令和4年度補正予算 SSの事業再構築・経営力強化事業(設備導入等支援事業)」です。一般社団法人全国石油協会が実施主体となり、揮発油販売業者(ガソリンスタンド事業者)を対象に、カーボンニュートラル社会への対応と石油製品の安定供給確保を目的とした設備導入費用の一部を補助します。
補助の対象となる設備は大きく分けて以下のカテゴリに整理されます。第一に、EV充電設備・水素供給設備・e-fuel対応設備など次世代エネルギー対応設備。第二に、太陽光発電・蓄電池など再生可能エネルギー設備。第三に、既存の地下タンク・配管・ポンプ等の更新・高効率化。第四に、新事業(カーシェア・カーリース・複合サービス等)対応のための設備導入です。
カーボンニュートラル対応の具体的方向性
SSが取り組むべきカーボンニュートラル対応には複数の方向性があります。もっとも直接的なのはEV充電インフラの整備です。既存のSSは広い駐車スペース・24時間営業体制・全国的な立地分布という強みを持っており、EV充電スポットとしての適性が高い施設です。急速充電器を設置することで、従来のガソリン需要減少を補う新たな収益源を確保できます。
また、太陽光発電・蓄電池の設置によるエネルギー自給自足化も有効です。屋根・カーポートへの太陽光パネル設置と蓄電池の組み合わせにより、自家消費電力コストの削減と災害時のBCP対応を同時に実現できます。充電器の電力を自家発電でまかなう「ゼロカーボンEVチャージャー」としての差別化も可能です。
さらに、水素ステーション機能の付加は将来性という観点で注目されます。燃料電池車(FCV)の普及が進む中、既存SSのインフラを活用した水素供給拠点化は、地域の次世代モビリティ普及に貢献しながら新たな事業領域を開拓できます。
事業再構築のビジネスモデル
本補助金を活用した事業再構築において、特に注目されるビジネスモデルがあります。複合エネルギーステーション化は、ガソリン・軽油・LPG・電気・水素といった複数エネルギーを一か所で提供することで、あらゆるパワートレイン車両に対応できる「エネルギーのコンビニ」としての地位を確立します。
また、生活サービス拠点化も有力な方向性です。EV充電中の待ち時間(急速充電でも20〜30分)を活用した飲食・コンビニ・カーサービスの提供、コインランドリー・宅配ロッカーの設置など、「立ち寄りたくなるSS」への転換が求められています。本補助金はこうした付帯設備の導入にも活用できる可能性があります。
申請にあたっての注意点
申請期間は2023年3月22日から2023年4月28日までと約5週間に限られています。公募開始と同時に動き出せるよう、事前準備が不可欠です。特に重要な点として、採択通知前の設備発注・契約は補助対象外となる可能性が高いため、採択確定後に設備メーカー・工事業者との正式契約を行うことが原則です。見積取得・事前交渉は問題ありませんが、発注書・契約書の締結は採択通知後にしてください。
また、補助金は後払い(精算払い)が基本です。設備代金を一時的に立て替えるための自己資金または融資の準備を並行して進めることが重要です。日本政策金融公庫や各地域の信用金庫・制度融資を活用したつなぎ融資の検討も早めに行っておくことを推奨します。
問い合わせ・申請窓口
本事業の申請に関する問い合わせは、実施主体である一般社団法人全国石油協会の環境・経営支援部が窓口となっています。電話番号は03-5251-0466です。公式サイト(https://www.sekiyu.or.jp/pages/103/)から最新の公募要領・申請書類をダウンロードできます。業界団体が直接対応するため、ガソリンスタンド事業特有の事情を踏まえた丁寧なサポートが期待できます。申請を検討している事業者は、早期に事務局へ連絡し、自社の事業計画が補助対象として適切かどうかの確認から始めることを強く推奨します。
関連書類・リンク
001 申請手引書(設備導入等支援事業用).pdf
公募要領
001 申請手引書(設備導入等支援事業用).pdf
交付規程
(2)地下タンク等入換事業(樹脂製配管等のみ入換る工事を含む).zip
申請様式
(6)省エネ型ローリー整備事業.zip
申請様式
(1)ベーパー回収設備整備事業.zip
申請様式
(3)A地下タンク等撤去事業.zip
申請様式
(4)省エネ型洗車機整備事業.zip
申請様式
(3)B漏えい防止事業.zip
申請様式
(8)灯油タンク等スマートセンサー整備事業.zip
申請様式
(5)POSシステム整備事業.zip
申請様式
(7)タブレット型給油許可システム整備事業.zip
申請様式
(9)官公需システム整備事業.zip
申請様式
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