【福井県】令和5年度生産工程自動化支援事業補助金
基本情報
この補助金のまとめ
この補助金の特徴
設備導入前の構想・設計段階を支援
本補助金は、ロボットやIoT機器などの設備そのものではなく、導入前の構想策定やシステム設計にかかる費用を対象としています。自動化の方向性を専門家と一緒に検討するフェーズを支援することで、導入後のミスマッチを防ぎ、投資対効果の高い自動化を実現できます。
補助率1/2・上限100万円のコンパクト設計
調査・設計段階に特化しているため、補助額は最大100万円とコンパクトです。しかし、200万円規模の調査・設計業務の半額をカバーでき、自動化の第一歩を踏み出すハードルを大幅に下げます。
採択2件程度の少数精鋭方式
採択予定件数が2件程度と限られているため、明確な課題意識と具体的な自動化構想を持つ企業が優先されます。申請時には、現状の生産工程の課題と自動化による解決ビジョンを具体的に示すことが重要です。
福井県の製造業振興施策の一環
福井県は眼鏡フレーム・繊維・化学など製造業が盛んな地域です。本補助金は県の産業技術課が所管し、県内製造業の生産性向上と競争力強化を後押しする施策として位置づけられています。
ポイント
対象者・申請資格
企業規模
- 中小企業基本法に定める中小企業であること
- 福井県内に事業所を有すること
事業内容
- 生産工程の自動化または省力化を目的とした設備導入を計画していること
- 導入前の構想策定またはシステム設計を実施する事業であること
地域要件
- 福井県内で事業を実施すること
ポイント
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申請ガイド
ステップ1:事前相談
福井県産業労働部産業技術課(TEL: 0776-20-0538)に連絡し、自社の課題と自動化構想を相談します。採択枠が少ないため、事前相談で方向性を確認することが極めて重要です。
ステップ2:申請書類の準備
現状の生産工程の課題、自動化の構想内容、設計の実施計画、見積書等を準備します。外部の設計事業者やSIerとの連携体制も明記します。
ステップ3:申請書の提出
募集期間内に必要書類を揃えて提出します。
ステップ4:審査・採択
書面審査またはヒアリング審査を経て、2件程度が採択されます。
ステップ5:事業実施・報告
採択後、計画に基づき構想策定・システム設計を実施し、完了報告書を提出します。
ポイント
審査と成功のコツ
自動化対象工程の明確化
設計パートナーの事前確保
投資回収シナリオの提示
県の産業支援機関の活用
ポイント
対象経費
対象となる経費
調査・設計費(4件)
- 自動化構想策定のためのコンサルティング費用
- システム設計・仕様書作成費用
- 現状工程の分析・調査費用
- 設備レイアウト設計費用
謝金(2件)
- 外部専門家への技術指導謝金
- アドバイザー・コンサルタントへの謝金
その他の経費(3件)
- 資料作成費
- 打合せに係る会議費
- 通信費等の事務的経費
対象外の経費
対象外の経費一覧(5件)
- 自動化設備本体の購入費
- 既存設備の修繕・メンテナンス費
- 人件費(自社社員の給与)
- 土地・建物の取得費
- 汎用的なパソコン・ソフトウェアの購入費
よくある質問
Q設備の購入費用も補助対象になりますか?
いいえ、本補助金は設備導入前の構想策定やシステム設計にかかる費用のみが対象です。自動化設備本体の購入費、設置工事費は補助対象外となります。設備導入費用については、ものづくり補助金や事業再構築補助金など、別の支援制度の活用をご検討ください。本補助金で策定した構想を基に、次のステップとして設備導入補助金に申請する「2段階活用」が効果的です。
Q製造業以外でも申請できますか?
募集要領では「県内中小企業」が対象とされており、業種の限定は明記されていません。ただし、補助対象事業が「生産工程自動化に関する構想やシステムの設計」であるため、生産工程を持つ事業者が主な対象と考えられます。食品加工業や物流業など、製造業以外でも生産・加工工程がある場合は対象となる可能性があります。詳細は福井県産業技術課にお問い合わせください。
Q個人事業主でも申請できますか?
中小企業基本法に定める中小企業であれば、個人事業主も対象となる可能性があります。ただし、採択枠が2件と非常に限られているため、具体的な生産工程と自動化ニーズを持つ事業者が優先されると考えられます。申請前に県の担当課に事前相談されることを推奨します。
Q外部のコンサルタントに設計を依頼する費用も対象ですか?
はい、対象経費に「調査・設計費」「謝金」が含まれているため、外部のコンサルタントやシステムインテグレーターへの委託費用は補助対象となります。自動化の構想設計は専門的な知見が必要なため、外部専門家との連携が推奨されます。見積書を事前に取得し、申請書類に添付してください。
Q採択後、構想が変更になった場合はどうなりますか?
一般的に、補助事業の内容に重大な変更が生じる場合は、事前に福井県への変更申請が必要です。軽微な変更であれば報告のみで済む場合もあります。構想設計の過程で当初計画と異なる方向性が見えてきた場合は、速やかに県の担当課に相談し、適切な手続きを確認してください。
Q過去に福井県の他の補助金を受けていても申請できますか?
一般的に、過去の補助金受給歴が直接的な排除要件になることは少ないですが、同一事業に対する二重補助は禁止されています。過去に受けた補助金と本補助金の対象経費が重複しない限り、申請は可能と考えられます。具体的な可否については、事前に県の担当課にご確認ください。
Q他の補助金・助成金と併用できますか?
本補助金は構想・設計段階の支援であるため、設計完了後の設備導入段階では別の補助金との組み合わせが効果的です。例えば、設計完了後にものづくり補助金(最大1,250万円)を活用して実際の自動化設備を導入する「2段階活用」が有力な戦略です。また、IT導入補助金でソフトウェアやクラウドサービスを導入し、事業再構築補助金で大規模な生産ライン変更を行うなど、設計段階で得た知見を基に最適な補助金を選択できます。ただし、同一経費に対する二重申請は禁止されているため、構想設計費と設備導入費は明確に区分する必要があります。福井県独自の補助金(ふくいDX加速化補助金等)との併用可能性についても、事前に県の担当課に確認することを推奨します。
詳細説明
福井県 生産工程自動化支援事業補助金の概要
本補助金は、福井県が県内中小企業の生産性向上を支援するために設けた制度です。生産工程の自動化・省力化を目的とした設備導入を計画する企業に対し、導入前の構想策定やシステム設計の費用を補助します。
補助内容の詳細
補助率は対象経費の1/2、補助上限額は100万円です。対象となる経費は、調査・設計費、謝金、その他の経費に限定されており、設備本体の購入費は含まれません。あくまで「設備導入の前段階」を支援する補助金である点が最大の特徴です。
なぜ構想・設計段階の支援が重要なのか
生産工程の自動化は、適切な計画なしに進めると、設備と現場のミスマッチが生じ、投資が無駄になるリスクがあります。本補助金を活用して専門家と共に構想を練ることで、以下のメリットが得られます。
- 現状工程のボトルネックを客観的に分析できる
- 最適な自動化技術・設備の選定根拠が明確になる
- 投資対効果の試算精度が向上する
- 設備導入後のオペレーション計画が具体化する
採択のポイント
採択予定件数は2件程度と非常に限られています。採択されるためには、以下の点を意識した申請が必要です。
- 課題の具体性:どの工程の、どのような問題を解決したいのか
- 実現可能性:設計パートナーとの連携体制が確保されているか
- 波及効果:自動化によって生産性がどの程度向上するか
申請から完了までの流れ
事前に福井県産業労働部産業技術課(TEL: 0776-20-0538)へ相談し、自社の課題と構想の方向性を確認してから申請に臨むことを強く推奨します。採択後は計画に基づいて構想策定・システム設計を実施し、完了報告書を提出します。
設備導入への展開
本補助金で策定した構想・設計を基に、ものづくり補助金や事業再構築補助金などを活用して実際の設備導入を進める「ステップアップ戦略」が効果的です。構想段階でしっかりとした計画を立てることが、後続の大規模投資の成功確率を大幅に高めます。
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