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令和5年病院勤務者勤務環境改善事業補助金

基本情報

補助金額
金額未定
補助率: 1/2(施設・設備整備事業は2/3)
募集期間
2023-01-20 〜 2026-03-31
残り4
対象地域東京都
対象業種医療 / 福祉

この補助金のまとめ

東京都が実施する病院勤務者勤務環境改善事業補助金は、都内の病院における医師・看護職員の勤務環境を改善し、離職防止と人材定着を図るための取組に対して経費を補助する制度です。復職研修、就労環境改善、相談窓口設置、チーム医療推進、施設整備など多岐にわたるメニューが用意されており、ソフト面では補助率1/2、ハード面(施設・設備整備)では2/3の補助率が適用されます。医師の働き方改革が進む中、病院経営において人材確保は喫緊の課題であり、本補助金は勤務環境の改善を通じて医療人材の安定確保と都内医療体制の維持に貢献することを目的としています。国・独立行政法人等を除く都内の病院が対象で、令和5年から令和8年3月まで申請を受け付けています。

この補助金の特徴

1

多彩な補助メニュー

復職研修・就労環境改善(上限1,114万円)、相談窓口事業(上限709.3万円)、チーム医療推進(上限670万円)、施設整備(上限504万円)、設備整備(上限381.1万円)と、ソフトからハードまで幅広い取組に対応しています。病院の課題に合わせて複数メニューを組み合わせて申請できる点が大きな特徴です。

2

復職研修で離職した医療人材を呼び戻す

出産・育児等で離職した医師・看護職員の復職を支援する研修プログラムに補助が出ます。指導担当者のもとで実施する復職研修により、ブランクのある医療人材が不安なく現場復帰できる環境を整えることができます。深刻な医療人材不足に対する即効性の高い施策です。

3

チーム医療推進で医師の負担軽減

医師事務作業補助者や看護補助者の研修実施、院内助産・助産師外来の設置、認定看護師の資格取得支援や特定行為研修の受講支援など、医師の業務負担を軽減するための多角的な取組が補助対象です。2024年4月からの医師の時間外労働上限規制にも対応できます。

4

施設・設備整備で物理的な環境改善も

院内助産・助産師外来に必要な施設整備や、休憩室・当直室の新築・改修に係る費用も補助対象です。ハード面の整備は補助率2/3と手厚く、医療従事者が快適に勤務できる物理的環境の整備を支援します。

ポイント

医師の働き方改革が本格化する中、勤務環境改善は病院経営の最重要課題の一つです。本補助金はソフト(研修・相談)とハード(施設・設備)の両面をカバーしており、自院の課題に合わせたオーダーメイドの改善プランを組み立てられます。特に復職研修とチーム医療推進は人材確保への即効性が高く、優先的に検討すべきメニューです。

対象者・申請資格

施設要件

  • 東京都内に所在する病院であること
  • 医療法に基づく病院として開設許可を受けていること

除外対象

  • 国が設置する病院
  • 独立行政法人が設置する病院
  • 地方独立行政法人が設置する病院
  • 東京都が設置する病院

事業要件

  • 医師および看護職員の勤務環境改善に資する取組であること
  • 補助対象事業の要件を満たす具体的な事業計画があること

ポイント

対象は「都内の病院」に限定されており、診療所(クリニック)は対象外です。また、国立病院機構や都立病院など公的病院は除外されています。民間病院や社会医療法人、医療法人が運営する病院が主な対象となります。自院が対象に該当するか不明な場合は、東京都保健医療局に事前に確認することをお勧めします。

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申請ガイド

1

ステップ1:自院の課題分析と事業選択

医師・看護職員の離職率、時間外労働時間、復職ニーズなどを分析し、最も効果的な補助メニューを選択します。複数メニューの組み合わせも可能です。

2

ステップ2:事業計画書の作成

選択した補助メニューごとに、具体的な実施内容、スケジュール、期待効果、経費見積りを盛り込んだ事業計画書を作成します。特に勤務環境改善の具体的な目標数値(離職率の低減目標など)を明記すると審査で評価されやすくなります。

3

ステップ3:申請書類の提出

jGrantsを通じた電子申請で、事業計画書、経費見積書、病院概要資料等の必要書類を提出します。申請期間は令和5年1月20日から令和8年3月31日までですが、予算の範囲内での採択となるため、早めの申請が望ましいでしょう。

4

ステップ4:事業実施と実績報告

交付決定後、計画に基づき事業を実施します。事業完了後は実績報告書と経費の証拠書類を東京都保健医療局に提出し、確定検査を経て補助金が交付されます。

ポイント

申請期間が令和8年3月31日までと設定されていますが、予算に上限があるため早期に申請することが重要です。また、施設整備を含む場合は工事期間も考慮した計画策定が必要です。事前に東京都保健医療局医療人材課への相談を行い、申請の方向性について助言を得ることをお勧めします。

審査と成功のコツ

課題の定量化から始める
現状の離職率、時間外労働時間、復職希望者数などを定量的に把握した上で申請すると、事業の必要性と効果を明確に示せます。数値目標の設定は審査においても事業完了後の効果測定においても重要です。
複数メニューの組み合わせで相乗効果
例えば、チーム医療推進(医師事務作業補助者の研修)と就労環境改善を組み合わせることで、医師の業務負担軽減とスタッフの満足度向上を同時に実現できます。単発の施策よりも複合的なアプローチの方が勤務環境改善の効果は大きくなります。
職員の声を反映した計画策定
現場の医師・看護職員へのアンケートやヒアリングを実施し、実際に改善ニーズの高い項目から優先的に取り組むことが成功の鍵です。トップダウンの施策よりも現場の声を反映した改善の方が、定着率向上に直結します。
長期的な人材確保戦略の一環として位置づける
本補助金を単発の事業ではなく、病院全体の人材確保・定着戦略の一部として位置づけることで、補助期間終了後も持続的な改善サイクルを回すことができます。

ポイント

勤務環境改善は一朝一夕には実現しません。本補助金を起点として、PDCAサイクルを回し続ける体制を構築することが真の成功です。補助金で導入した施策の効果を定期的に測定し、職員の声を聞きながら継続的に改善を重ねましょう。

対象経費

対象となる経費

復職研修事業費(3件)
  • 復職研修の指導担当者への謝金
  • 研修教材・テキストの購入費
  • 復職研修に必要な消耗品費
就労環境改善事業費(3件)
  • 労働環境改善コンサルタントへの委託費
  • 職員満足度調査の実施費用
  • 業務効率化ツール・システムの導入費
相談窓口事業費(3件)
  • 相談員の配置に係る人件費
  • 相談窓口の運営に必要な事務費
  • 情報提供資料の作成費
チーム医療推進費(4件)
  • 医師事務作業補助者の研修費
  • 看護補助者の研修費
  • 認定看護師資格取得支援費
  • 特定行為研修の受講費
施設整備費(2件)
  • 院内助産・助産師外来の施設整備工事費
  • 休憩室・当直室の新築・改修工事費
設備整備費(2件)
  • 院内助産・助産師外来に必要な医療機器
  • 休憩室・当直室の什器・設備

対象外の経費

対象外の経費一覧(7件)
  • 病院の通常運営に係る人件費
  • 医療機器の購入費(補助対象外の機器)
  • 土地の取得費
  • 既に完了している工事の費用
  • 他の補助金で賄われる経費
  • 消費税及び地方消費税
  • 飲食・接待費

よくある質問

Q診療所(クリニック)は対象になりますか?
A

本補助金の対象は「病院」に限定されており、医療法上の診療所(クリニック)は対象外です。病院とは医療法上、20床以上の入院施設を持つ医療機関を指します。19床以下の診療所は本事業に申請できませんが、東京都には診療所向けの別の支援制度がある場合がありますので、東京都保健医療局にご確認ください。

Q複数の事業メニューを同時に申請できますか?
A

はい、復職研修、就労環境改善、チーム医療推進、施設整備など、複数の事業メニューを組み合わせて申請することが可能です。自院の課題に合わせて最適な組み合わせを検討しましょう。ただし、各メニューごとに補助上限額が設定されていますので、募集要項で詳細を確認してください。

Q補助率はどのくらいですか?
A

ソフト事業(復職研修、就労環境改善、相談窓口、チーム医療推進)の補助率は1/2です。ハード事業(施設・設備整備)の補助率は2/3とやや手厚くなっています。いずれも各事業メニューごとに基準額(上限額)が設定されていますので、事業計画策定時に上限額を考慮した予算設計を行いましょう。

Q認定看護師の資格取得支援とは具体的にどのような内容ですか?
A

チーム医療推進の取組の一環として、医師の業務負担軽減に資する認定看護師の資格取得にかかる研修費用や受験料等を支援するものです。また、看護師の特定行為研修(医師の指示のもとで一定の医療行為を実施できる資格)の受講費用も補助対象となります。これにより看護師の専門性が向上し、タスクシフト・タスクシェアリングが促進されます。

Q申請期間はいつまでですか?
A

本事業の申請期間は令和5年1月20日から令和8年3月31日までとなっています。ただし、予算には限りがありますので、予算消化状況によっては期間内でも受付が終了する可能性があります。申請を検討している場合は、できるだけ早く準備を進めることをお勧めします。

Q補助金の申請から交付までの流れを教えてください
A

まず事業計画書等の必要書類をjGrantsで電子申請します。審査を経て交付決定が行われた後、計画に基づき事業を実施します。事業完了後に実績報告書と経費証拠書類を提出し、東京都による確定検査を経て補助金額が確定、その後に補助金が交付されます。精算払いのため、事業費は一時的に自己資金で立て替える必要があります。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本補助金は東京都独自の制度であり、国の医療関連補助金との併用については個別に確認が必要です。同一の事業・経費について二重に補助を受けることはできませんが、異なる事業メニューや経費区分であれば、厚生労働省の医療勤務環境改善支援センター事業や、医療機関の勤務環境改善に係る国の助成制度と組み合わせて活用できる可能性があります。また、チーム医療推進の一環としての資格取得支援については、厚生労働省の教育訓練給付制度との併用可否を確認するとよいでしょう。施設整備については、東京都の他の医療施設整備補助金との重複がないか事前に東京都保健医療局に確認することをお勧めします。

詳細説明

病院勤務者勤務環境改善事業補助金の概要

本補助金は、東京都内の病院における医師・看護職員の勤務環境を改善し、離職防止と人材定着を図る取組を支援する制度です。医療従事者の働き方改革が求められる中、都内医療体制の安定的な確保に寄与することを目的としています。

対象事業の詳細

1. 勤務環境改善及び再就業支援事業

  • 復職研修:出産・育児等で離職した医師・看護職員が、指導担当者のもとで復職研修を受けられる体制を整備
  • 就労環境改善:勤務する医師・看護職員の負担軽減と働きやすい環境整備により、離職防止と安定的な人材確保を推進
  • 相談窓口事業:女性医師等の仕事と家庭の両立支援のための相談窓口を設置

2. チーム医療推進の取組

  • 医師事務作業補助者・看護補助者の配置に伴う研修の実施
  • 助産師の活用(院内助産、助産師外来の設置)
  • 看護師の活用(認定看護師の資格取得支援、特定行為研修の受講支援)

3. 施設・設備整備事業

  • 院内助産・助産師外来に必要な施設・設備の整備
  • 休憩室・当直室の新築、増改築または改修

補助額の目安

各事業メニューには基準額が設定されています。

  • 復職研修・就労環境改善:上限1,114万円
  • 相談窓口事業:上限709.3万円
  • チーム医療推進の取組:上限670万円
  • 施設整備:上限504万円、設備整備:上限381.1万円

補助率はソフト事業が1/2、施設・設備整備事業が2/3です。

問い合わせ先

東京都保健医療局医療政策部医療人材課 人材計画担当
TEL:03-5320-4441(直通)

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