募集終了全国対象
普通
準備期間の目安: 約21

無線システム普及支援事業費等補助金(⾼度無線環境整備推進事業 令和3年度当初予算)

基本情報

補助金額
36.8億円
補助率: 補助対象経費の3分の2、2分の1若しくは3分の1(詳細は交付要綱をご参照下さい)
0円36.8億円
募集期間
2021-01-15 〜 2021-02-05
対象地域日本全国
対象業種情報通信業
使途設備整備・IT導入をしたい

この補助金のまとめ

総務省 総合通信基盤局が実施する「無線システム普及支援事業費等補助金(高度無線環境整備推進事業)」は、地理的に条件不利な地域(離島、山間部、過疎地等)において、5GやIoT等の高速・大容量無線通信の前提となる光ファイバ等の通信インフラを整備するための補助制度です。補助上限額は36.8億円と非常に大規模であり、都道府県、市町村及び第三セクター法人が対象者となります。デジタル社会の恩恵を全国津々浦々まで届けるため、ブロードバンド環境の地域間格差の解消を目指す事業です。光ファイバの新規整備だけでなく、離島地域における既存の光ファイバ等の維持管理に要する経費も補助対象となっており、整備後の継続的な運用も支援する設計が特徴です。

この補助金の特徴

1

条件不利地域のデジタルデバイド解消

5G・IoTなど次世代通信技術の恩恵を受けるためには、基盤となる光ファイバの整備が不可欠です。本事業は、民間事業者だけでは採算が合わず整備が進まない離島、山間部、過疎地等の条件不利地域にターゲットを絞り、通信インフラの地域間格差を解消します。地域の課題解決や産業振興をICTで実現するための土台づくりを支援する事業です。

2

最大36.8億円の大規模補助

補助上限額は36.8億円と極めて大規模であり、広域にわたる光ファイバ網の敷設にも対応可能な予算規模です。補助率は2/3、1/2、1/3と条件によって異なりますが、いずれも相当規模の事業費をカバーできます。自治体単独では困難な大規模インフラ整備を国の支援により実現できます。

3

離島地域の維持管理経費も対象

光ファイバの整備だけでなく、離島地域においては既存の光ファイバ等の維持管理に要する経費も補助対象です。海底ケーブルなど離島特有の高コストな維持管理が必要な通信インフラの持続的な運用を支援し、整備後の「使い続けられる環境」を確保します。

4

5G・IoT時代を見据えた基盤整備

本事業は単なる通信環境の改善にとどまらず、5GやIoTを活用した地域活性化・地域課題解決の基盤づくりを目指しています。遠隔医療、スマート農業、防災・減災など、高速通信を前提としたサービスの展開を可能にするインフラ投資です。

ポイント

条件不利地域の光ファイバ整備に特化した大規模補助事業であり、5G・IoT時代のデジタルインフラ基盤を整える国の重点施策です。整備だけでなく離島の維持管理費も対象とする点が実務上重要であり、「敷設して終わり」ではなく持続可能な通信環境の確保まで見据えた設計になっています。

対象者・申請資格

対象となる事業主体

  • 都道府県
  • 市町村(特別区を含む)
  • 第三セクター法人

対象地域の要件

  • 地理的に条件不利な地域であること(離島、山間部、過疎地域等)
  • 民間事業者による光ファイバ整備が見込めない地域であること
  • 5GやIoT等の高度無線環境の基盤となる光ファイバの整備が必要な地域であること

事業内容の要件

  • 高速・大容量無線通信の前提となる光ファイバの整備であること
  • 離島地域における光ファイバ等の維持管理に要する経費であること(維持管理経費の場合)

ポイント

本事業の対象は都道府県、市町村及び第三セクター法人に限定されており、民間企業は直接の申請対象にはなりません。条件不利地域(離島、山間部等)での光ファイバ整備が要件となるため、既にブロードバンド環境が整備されている地域は対象外です。申請を検討する自治体は、管内の未整備地域の状況を事前に把握しておく必要があります。

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申請ガイド

1

ステップ1:未整備地域の現状把握

管内の光ファイバ未整備地域を調査し、対象世帯数、現在の通信環境、住民ニーズ等を把握します。総務省のブロードバンド基盤整備状況マップ等を参考に、整備の優先度を検討してください。

2

ステップ2:事業計画の策定

整備対象地域、整備方式(自設型・IRU方式等)、事業スケジュール、概算事業費、5G・IoTの活用計画等を含む事業計画書を策定します。将来の利活用ビジョンを含めた計画が審査で重視されます。

3

ステップ3:申請書類の作成・提出

総務省が定める様式に従い、申請書類を作成して提出します。応募期間は2021年1月15日から2月5日までの約3週間です。各総合通信局等を通じて提出する形式が一般的です。

4

ステップ4:審査・交付決定

提出された申請内容について、事業の必要性、効率性、効果等の観点から審査が行われ、交付決定が通知されます。

ポイント

応募期間が約3週間と短いため、公募開始前から準備を進めておくことが重要です。光ファイバ整備は技術的な検討(ルート設計、工法選定等)に時間がかかるため、通信事業者との事前協議を済ませておくとスムーズです。整備後の利活用計画まで含めた申請が高評価を得やすい傾向があります。

審査と成功のコツ

利活用ビジョンの具体化
光ファイバ整備は手段であり、それを使って何を実現するかが重要です。遠隔医療、スマート農業、テレワーク環境整備、防災情報ネットワークなど、光ファイバ整備後の具体的な利活用計画を示すことで、事業の必要性と効果を説得力をもってアピールできます。
民間事業者との連携体制の構築
整備後の運用・保守を見据え、通信事業者との連携体制(IRU方式での貸出し等)を事業計画段階から構築しておくことが重要です。自治体が整備したインフラを民間事業者が活用する仕組みを示すことで、事業の持続可能性を担保できます。
費用対効果の明確化
整備対象世帯数、1世帯あたりの整備コスト、整備後の経済効果や住民サービス向上効果などを定量的に示してください。特に過疎地域では1世帯あたりのコストが高くなりがちですが、行政サービスのデジタル化による効率化効果なども含めた総合的な費用対効果を提示することが有効です。
段階的整備計画の提示
広域にわたる整備を一度に行うことが難しい場合は、優先度に基づく段階的な整備計画を示すことで、計画の実現可能性をアピールできます。特に補助率の異なるエリアがある場合は、財源構成も含めた現実的な計画が求められます。

ポイント

採択の鍵は「整備後の利活用ビジョン」の具体性です。光ファイバを引いて終わりではなく、地域課題の解決や住民サービスの向上にどうつなげるかを明確にした申請が高評価を得ます。通信事業者との連携体制(IRU方式等)を事前に構築しておくことも重要です。

対象経費

対象となる経費

光ファイバ敷設工事費(4件)
  • 光ファイバケーブルの敷設工事費
  • 海底ケーブル敷設費(離島地域)
  • 電柱・管路等の整備費
  • 接続装置・伝送装置の設置費
通信設備費(3件)
  • 光回線終端装置(ONU)の購入費
  • 中継装置・分配装置の購入費
  • 監視・制御システムの構築費
設計・調査費(3件)
  • ルート設計費
  • 現地調査費
  • 電波伝搬調査費
維持管理費(離島地域)(3件)
  • 光ファイバ等の保守点検費
  • 海底ケーブルの維持管理費
  • 障害復旧にかかる費用

対象外の経費

対象外の経費一覧(6件)
  • 既にブロードバンド環境が整備されている地域の追加整備費
  • 民間通信事業者が自ら整備する区間の費用
  • 土地の取得費
  • 一般管理費・間接経費のうち事業に直接関係しないもの
  • 事業期間外に発生した経費
  • 消費税及び地方消費税

よくある質問

Q民間の通信事業者が直接この補助金に応募できますか?
A

いいえ、本事業の対象は都道府県、市町村及び第三セクター法人に限定されており、民間通信事業者が直接応募することはできません。ただし、自治体が整備した光ファイバを民間事業者にIRU(破棄されない使用権)方式で貸し出す仕組みが広く採用されており、民間事業者はこの方式を通じて自治体整備のインフラを活用したサービスを提供できます。

Q補助率はどのように決まりますか?
A

補助率は事業内容や地域条件に応じて2/3、1/2、1/3のいずれかが適用されます。一般的に、条件不利度が高い地域(離島等)ほど高い補助率が適用される傾向があります。具体的な補助率は公募要領で定められた基準に基づいて決定されますので、申請時に総務省の各総合通信局に確認してください。

Q離島の光ファイバ維持管理費だけでも申請できますか?
A

はい、本事業では離島地域の光ファイバ等の維持管理に要する経費も補助対象としています。新規の光ファイバ敷設を伴わない維持管理費のみの申請も可能です。海底ケーブルの保守点検や障害復旧など、離島特有の高コストな維持管理費を支援することで、既存インフラの安定的な運用を確保します。

Q5Gの基地局整備もこの補助金の対象ですか?
A

本事業は5Gの基地局そのものの整備ではなく、5G等の高速無線通信の「前提となる」光ファイバの整備を支援するものです。5G基地局と中継網をつなぐための光ファイバ(バックホール回線)の敷設が対象となります。5G基地局自体の整備については、別途「携帯電話等エリア整備事業」等の補助制度がありますので、そちらをご確認ください。

Q第三セクター法人とは具体的にどのような法人が該当しますか?
A

第三セクター法人とは、地方公共団体と民間企業が共同出資して設立した法人を指します。通信分野では、自治体と通信事業者が共同出資して設立したケーブルテレビ会社や通信事業会社が該当する場合があります。具体的に自法人が第三セクター法人に該当するかどうかは、総務省の各総合通信局にお問い合わせください。

Q過去に整備した光ファイバの更新・増強もこの補助金で対応できますか?
A

本事業は主に光ファイバの「未整備地域」への新規整備を対象としています。既存設備の更新や増強については、事業の要件に合致するかどうかを個別に確認する必要があります。老朽化した設備の更新が地域の通信環境維持に不可欠である場合など、一定の条件下で対象となる可能性がありますので、総合通信局に相談してください。

Q他の補助金・助成金と併用できますか?
A

本事業は総務省の通信インフラ整備補助金であり、同一経費に対して他の国庫補助金との重複受給は認められません。ただし、異なる経費項目であれば、総務省の他の通信関連補助事業や地方創生関連の交付金と組み合わせた活用が検討可能です。例えば、本事業で光ファイバ基盤を整備し、別途「地域ICT基盤高度化事業」等でその上に構築するアプリケーションやサービスの開発費用を手当てするといった連携が考えられます。また、過疎対策事業債や辺地対策事業債などの地方債との併用も、それぞれの要件を満たす範囲で可能です。デジタル田園都市国家構想関連の交付金との連携も視野に入れた総合的な計画策定をお勧めします。

詳細説明

事業の背景と目的

5G、IoT、AI等のデジタル技術は、地方の人口減少、高齢化、産業衰退といった地域課題の解決に大きな可能性を秘めています。しかし、これらの技術を活用するためには、大容量・高速通信を支える光ファイバ等のブロードバンド基盤が不可欠です。都市部では民間通信事業者による光ファイバ整備が進んでいる一方、離島、山間部、過疎地等の条件不利地域では、採算性の問題から民間投資が進まず、デジタルデバイド(情報格差)が深刻な課題となっています。

「高度無線環境整備推進事業」は、こうした条件不利地域における光ファイバ等の通信インフラ整備を支援し、全国どこでも5GやIoTの恩恵を受けられる環境の実現を目指す事業です。

補助対象と補助率

本事業の補助対象は、条件不利地域における光ファイバ等の整備事業及び離島地域の維持管理事業です。

  • 補助上限額:36.8億円
  • 補助率:事業内容・地域条件に応じて2/3、1/2、1/3のいずれかが適用されます

対象事業者

本事業に応募できるのは、都道府県、市町村(特別区を含む)及び第三セクター法人です。民間通信事業者が直接応募することはできませんが、自治体が整備した光ファイバを民間事業者にIRU(破棄されない使用権)方式で貸し出すことにより、民間事業者によるサービス提供を実現する仕組みが一般的です。

整備対象地域

地理的に条件不利な地域が対象となります。具体的には以下のような地域が該当します。

  • 離島地域:離島振興法に基づく離島など
  • 山間部:地形的に光ファイバ敷設が困難な山間地域
  • 過疎地域:過疎地域自立促進特別措置法に基づく過疎地域
  • その他の条件不利地域:民間事業者による整備が見込めない地域

離島地域の維持管理支援

離島地域では、海底ケーブルの維持管理など通常の地域よりも高額な保守費用が発生します。本事業ではこうした離島特有の課題に対応するため、光ファイバ等の維持管理に要する経費も補助対象としています。これにより、整備後も安定的な通信サービスの提供を継続できます。

期待される効果

光ファイバ基盤の整備により、条件不利地域においても以下のようなサービスの展開が期待されます。

  • 遠隔医療:高精細映像を用いた遠隔診療の実現
  • スマート農林水産業:IoTセンサーによる農作物の生育管理
  • テレワーク・ワーケーション:都市部と同等の通信環境でのリモートワーク
  • 防災・減災:リアルタイムの災害情報伝達・監視システム
  • 教育のICT化:GIGAスクール構想に対応した教育環境の整備

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